伏美岳・ピパイロ岳 〜ツクモグサに会いに〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,795m
- 下り
- 1,795m
コースタイム
−11:42〜12:15ツクモグサ−12:30ピパイロ岳−14:55〜15:07伏美岳
−17:21登山口
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【トイレ】 登山口にはトイレはありません。 数百メートル下の伏美岳避難小屋にはトイレがあります。 【登山口〜伏美岳】 延々と続く登りです。 5合目辺りから上は所々短い雪渓ありますが、雪は柔らかくツボで問題なし。 雪渓近くの登山道は雪解け水でドロドロです。 特に下山時にはドロドロがひどく、滑りやすいので転倒注意です。 【伏美岳〜ピパイロ岳】 思いの外長いです。 伏美岳(1792m)からテン場のあるコル(1542m)まで標高を下げたあと、 ピパイロ岳(1916m)まで登ります。 この登りの途中には割と長い雪渓の急登が3か所あります。 笹被りもひどくなってきます。 ピパイロの肩までの最後の登りでハイマツ出てきます。 復路では伏美への登り返しがかなり堪えます(>_<) 【ピパイロ岳から先】 細尾根の稜線で、ハイマツを多少漕ぎます。 片側は切れ落ちた崖なので落ちたらアウトです。 かなり崖ギリギリの所にルートのある場所もあり、注意必要です。 【水】 yahは500mlのペットボトル4本持ちましたが、全く足りませんでした。 この日の暑さ(帯広の最高気温28.9℃)と、 これだけ長い山行ならもっとたくさん持たなきゃダメですね。 かなりセーブしながらだったので、脱水状態になりました。 飲みたいだけ飲むなら4箸らいは持った方がいいかもしれません。 【ダニ】 最近はどこの山でもダニが付いたというレコを見ていたので、かなり覚悟していました。 が、なぜだかここには全然いなくて、一度もダニの姿を見ませんでした。 なぜでしょう? |
写真
感想
今年の目標のひとつ、「ツクモグサを見る」!
それを実現するためにピパイロを目指した。
僕らの脚ではかなり厳しい道のりになるであろう。
shizuに夜中の2時に迎えに来てもらう。
shizuは0:45に家を出たらしい。
遠くて長い山行の場合、いつも寝不足気味で臨むことになる。
よくない。
高速に乗ってしばらくしたところで、ケータイを(2台とも)忘れたことに気付く。
( ̄□ ̄;)
ログが取れない・・・
最近はiPhoneでログを取ることも楽しみだったのに。。。
またdocomoのガラケーには万歩計が付いていて、
長い山行の時は何歩歩いたかも楽しみだったのに。。。
芽室のセブンイレブンで食糧調達と朝食・トイレを済ます。
千歳から約3時間で登山口に到着。
スタート直後からshizuがひーこら言ってる。
計画段階ではいつも根拠のない自信に満ち満ちているshizuだが、
登り始めるとすぐにひーこら言い出す。
しかもお腹が痛い、と。。。
( ̄□ ̄;)
とりあえず持っていたロキソニンとロペミンを飲ませる。
こんな感じでペースは上がらず、伏美岳にはほぼコースタイム通りにかかってしまった。
今日はまだ先が長いのに。。。
一抹の不安が・・・
まあとりあえず伏美岳からの絶景に癒され、写真を撮りつつ休憩し、再スタート。
ここからピパイロまでが長い!長い!長い!!!
伏美からの下りはメチャ急で、帰りに登ることを考えると憂鬱になる。
テン場のあるコルからピパイロまでの登りは何段階ににもなっていて、なかなか着かない。
雪渓の急登を登ってる途中で、軽快な足取りで降りてくる男女2人組と出会う。
あまりに早い下山だったので、テン泊したのかと思いきや、朝一番で登ってきたと。
それにしても早い!しかも疲労の色が全く見えない!
・・・タダモノじゃない・・・
あとで知ることになるが、それがmarikkaさんたちだった!
それに比べてうちらは亀の歩みで登っている。
気温も上がってきて喉も乾くが、水が足りない!
既に伏美山頂から節水モードに入っていた。
そんな感じでヘロヘロになってピパイロ到着。
そこで声をかけて下さったのが、帯広のplusさんだった。
山頂はそよ風が気持ちよく、いつまでも居たくなる感じだった。
ただ、帰り道のことを考えると憂鬱になると。。。
plusさんに写真を撮っていただいた後、目的のツクモグサに向けて再出発。
ピパイロから10〜15分ほどでツクモグサに出会えた。
疲労困憊だったが、この写真にだけは時間をかけた。
帰り道はさらに長かった。
書くのも疲れるほどなので、どうか想像してください。
伏美からの下りではshizuの膝痛が出て、さらにペースは落ちる。
最近は使わなくても大丈夫になったが、
お守り代わりにザックの底に入れていた膝サポーターを貸してあげた。
以前は膝サポーターを嘲笑っていたshizuだったが、
この日ばかりはその有難さが分かったことだろう。
下山後、最初の自販機までの30分がとてもとても長く感じられた。
ゆもーる川北の体重計に乗ったら3kg以上も減っていた。
完全に脱水状態だった。
やはり水は余すくらいにたくさん持った方がいい。
荷物は重くなるが、水不足の苦しさに比べたらたいしたことない。
ツクモグサを一度見てみたいと思っていたのと
去年は雪が積もってて車がもう入れず登山口手前で引き返した伏美岳。
アップダウンが激しく結構キツイと話は聞いていたけれど
何を思ったか、そうでもないだろうなんて甘い考えをしていたわたくしめ。
ロング山行になるだろうと
朝早くからスタートした。
伏美は序盤から急登続き。
日高の山の特徴なのかなー。ところどころ雪渓もあり。
ほぼ夏山ガイドのコースタイム通りに山頂に到着。
山頂の景色は、みなさまのオサシンを見ていて
何となくイメージはつかんでましたが
実際に見ると、んもう〜号泣フラグものでした!!
遠くからの眺望も良く、十勝連峰や表大雪にトムラ。
雌阿寒も綺麗に拝むことができました。
伏〜ピパまでは、アップダウンがあり過ぎて
これもまたキツかった!
ピパへの最後の急登は雪渓登りになります。
ここもまたキツイので
四つんばいで試しに登ってみたら
意外に登りやすくとても良かったです。
かなり怪しい登り方だったなあ。
でもまたやろう。
一度登ったーと思ったら、実はまだその先。。
なんちゃって山頂もありひーこらしながら何とかピパに到着。
そこでヤマレコのplusさんが声をかけていただきました。
いやはや、ありがとうございます(^^)
ツクちゃんが咲いていたのは更にその奥。
15分程稜線を歩いた所に咲いておりました。
ツクちゃんは花が開いておりましたが、産毛がぽよぽよしていて
とっても可愛らしかった!!
写真を撮ってピパイロへ戻り、ここから伏までのまた激しいアップダウン・・
ラストの伏美までの急登は本当にキツかった!
山頂で少し休憩し、登山口へ向けて出発!・・・するも雪渓が融けて
道はぬかるみ
そのうち膝が痛くなってきてこのまま動けなくなったらビバークするしかない。
そのためには・・・なんて情けない事ばかり考えながらカニ歩きをしていたら
yahが万一の時にと持って来ていた膝サポーターを貸してくれた(T△T)
今までサポーターを横目で見ながら、フッ・・・( ̄▽ ̄)と思ってましたが
とっても良くて膝が全く痛くならず無事に登山口へ辿りつく事が出来ました!!
サポーターが「( ̄▽ ̄)」からネ申アイテムに昇進しました。
今回の山行は反省点が多くあります。
ロング山行にも関わらず、大丈夫だろうと毎回持って行く量の水を持ち、見事に足りず
軽い脱水症状になってしまったこと。
次回からは今より倍の量を持っていこう。
※経口補水液が、自宅で簡単に作れるとの情報が!
どうやら砂糖と塩のみでOKみたいなのです。
とても良いのはわかってたけれど、価格がお高いので手が出なかったのですが
自作できるとは!!売られてるスポーツドリンクに比べると飲みにくさはありますが
レモンやグレープフルーツの果汁を加えたりすると良いみたいです♪
これからは自作で乗り切ろうと思います(^^)
この日は薬やサポーターだったり色々と助けられたので
自分の万一のために装備に対してももう一度
点検し直そうと思いました。
下山して鏡を見るとまぶたがぷっくり腫れてました。
虫に刺されてしまったようです。
虫よけスプレーもこまめにスプレーしないとダメですね。
覚悟してましたが、ダニは全く居ませんでした!
それにしても、本当にキツかった・・・
今までのキツイ山行のベスト3に入る位でした。
こんなにキツくても
また日高に行きたくなるなんて、日高マジックはさすがだと思いました!!
コメント
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お疲れ様でした!
運転入れると18時間かな。
ツクモグサ良いですね〜(^.^)
来年は僕らもこの時期に行ってみようと思います!
それにしてもこの週末は、ヤマレコ・ピパイロ祭りだったのですね
登山口から遠いと、運転が長いのがダルいですね〜。
ツクモグサはもう1週間くらい早い方がよかったのかもしれません。
でも初めてだったので、元気に満開な姿が見れてよかったですよ!
この日ピパイロに行ったのは、テン泊の1組を含めて6組だったと思います。
そのうち半分がヤマレコ・ユーザー!
お疲れ様でした。
昨日はお会いできて嬉しかったです。
今回の山行はニペソツやオプタテシケへの前哨戦と軽く挑んで
ボコられ感じでした 先が思いやられます
霜だたみの容器は燃やせないゴミとして処分してください。
処分費は後日お支払いします(笑)
でも助かりました。ありがとうございます。
3キロ体重減とはキツかったでしょうね。
自分は1キロ減だったのですが夕飯食べたら元通りに(笑)
お二人とも疲れ果てた感じのレコですがご自愛下さい
また何処かでお会いできたら良いですね(^^♪
本当に昨日は疲れましたね。
あんなに疲れたのは久しぶりです。
去年はニペソツとオプタテに登りましたが、その時より疲れましたよ!
だからきっと大丈夫です!
僕の中でキツさは
ニペソツ<オプタテ<ピパイロ
って感じです。
その日の体調や天候によっても変わるので、一概には言えませんが、、、
下山後は思いっきりたくさん飲みました。
しかし今朝も通常より1.5kgほど少なく、脱水の影響が抜け切れてません。
日中にまた飲んで食べてでしたので、明日くらいには戻るでしょう。
きっとまたどこかでお会いすることがあると思います。
気づいたらまた声かけてくださいね。
こんばんわ^^
読んでいて大変さが伝わり、喉が渇いてきました^^;
ツクモグサ満開ですね。
中旬までは持ちそうになさそうで残念ですが、
yahさんたちは間に合ってよかったですね^^
こんにちは。
僕は汗かきなこともあってか、夏はかなり水分量多めな方です。
なのでいつも余すくらいに持って行きます。
しかし冬の間はほとんど飲みません(1滴も飲まないこともしばしば)。
そのせいで水の量に対する感覚がくるってしまっていたのでしょうね。
今シーズン初めての本格的夏山でしたので。。。(;^_^A
脱水状態になると、食べ物もあまり食べたくなるので、体力的にもよくないです。
ツクモグサ、どうなんでしょうね。
僕もどれくらいの期間咲いてるのかはわかりません。
今月中旬までは厳しいかもしれませんが、もしかすると何株かは花が残っているかも。。。
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