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Yamareco

記録ID: 458622
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ハイキング
日高山脈

伏美岳・ピパイロ岳 〜ツクモグサに会いに〜

2014年06月01日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
13.8km
登り
1,795m
下り
1,795m

コースタイム

5:25伏美岳登山口−8:08〜8:27伏美岳−11:20〜11:30ピパイロ岳
−11:42〜12:15ツクモグサ−12:30ピパイロ岳−14:55〜15:07伏美岳
−17:21登山口
天候 晴れ。
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
【トイレ】
登山口にはトイレはありません。
数百メートル下の伏美岳避難小屋にはトイレがあります。

【登山口〜伏美岳】
延々と続く登りです。
5合目辺りから上は所々短い雪渓ありますが、雪は柔らかくツボで問題なし。
雪渓近くの登山道は雪解け水でドロドロです。
特に下山時にはドロドロがひどく、滑りやすいので転倒注意です。

【伏美岳〜ピパイロ岳】
思いの外長いです。
伏美岳(1792m)からテン場のあるコル(1542m)まで標高を下げたあと、
ピパイロ岳(1916m)まで登ります。
この登りの途中には割と長い雪渓の急登が3か所あります。
笹被りもひどくなってきます。
ピパイロの肩までの最後の登りでハイマツ出てきます。
復路では伏美への登り返しがかなり堪えます(>_<)

【ピパイロ岳から先】
細尾根の稜線で、ハイマツを多少漕ぎます。
片側は切れ落ちた崖なので落ちたらアウトです。
かなり崖ギリギリの所にルートのある場所もあり、注意必要です。

【水】
yahは500mlのペットボトル4本持ちましたが、全く足りませんでした。
この日の暑さ(帯広の最高気温28.9℃)と、
これだけ長い山行ならもっとたくさん持たなきゃダメですね。
かなりセーブしながらだったので、脱水状態になりました。
飲みたいだけ飲むなら4箸らいは持った方がいいかもしれません。

【ダニ】
最近はどこの山でもダニが付いたというレコを見ていたので、かなり覚悟していました。
が、なぜだかここには全然いなくて、一度もダニの姿を見ませんでした。
なぜでしょう?
高速に乗って30分経ったところでケータイを忘れたことに気付いた!
( ̄□ ̄;)!
ログが取れない・・・

伏美避難小屋には誰もいませんでした。
2014年06月01日 23:27撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
6/1 23:27
高速に乗って30分経ったところでケータイを忘れたことに気付いた!
( ̄□ ̄;)!
ログが取れない・・・

伏美避難小屋には誰もいませんでした。
小屋のトイレだけお借りしました。
2014年06月01日 23:27撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
6/1 23:27
小屋のトイレだけお借りしました。
駐車場にはクルマが5台。
出発する頃にもう1台来ました。
2014年06月01日 23:28撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
6/1 23:28
駐車場にはクルマが5台。
出発する頃にもう1台来ました。
下の方にはミヤマスミレが多かった。
2014年06月01日 23:31撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/1 23:31
下の方にはミヤマスミレが多かった。
オオサクラソウは林道沿いからたくさん咲いてましたね。
2014年06月01日 23:30撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
6/1 23:30
オオサクラソウは林道沿いからたくさん咲いてましたね。
登山口から少し歩いた所の沢沿いにエゾノリュウキンカがいっぱい咲いてました。

今シーズン初めてみた!
下山時に息絶え絶えだった時の登山口からすぐの川で群生してました。
凄く癒された・・・
2014年06月01日 23:31撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/1 23:31
登山口から少し歩いた所の沢沿いにエゾノリュウキンカがいっぱい咲いてました。

今シーズン初めてみた!
下山時に息絶え絶えだった時の登山口からすぐの川で群生してました。
凄く癒された・・・
ムラサキヤシオもいろんなところで。
2014年06月01日 23:32撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/1 23:32
ムラサキヤシオもいろんなところで。
shizuのペースが上がらない。
クルマの中では「体調は万全!」などと言っていたのだが、、、

ひーこらひーこら。。
お腹が痛くなってしまった。
2014年06月01日 23:33撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
6/1 23:33
shizuのペースが上がらない。
クルマの中では「体調は万全!」などと言っていたのだが、、、

ひーこらひーこら。。
お腹が痛くなってしまった。
やっと5合目だす。。。
2014年06月01日 23:34撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
6/1 23:34
やっと5合目だす。。。
妙敷山。
「おしきやま」です。
「みょうしきやま」ではありません。
間違って覚えてる方、いるんじゃないでしょうか?
僕もその一人でした・・・
(;^_^A
2014年06月01日 23:34撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/1 23:34
妙敷山。
「おしきやま」です。
「みょうしきやま」ではありません。
間違って覚えてる方、いるんじゃないでしょうか?
僕もその一人でした・・・
(;^_^A
シラネアオイも少し。
2014年06月01日 23:39撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/1 23:39
シラネアオイも少し。
山頂では絶景がお出迎えしてくれましたー!
2014年06月01日 23:39撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/1 23:39
山頂では絶景がお出迎えしてくれましたー!
妙敷山にはもう雪がほとんどない。
奥に見えるピークはカチポロ。
2014年06月01日 23:40撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/1 23:40
妙敷山にはもう雪がほとんどない。
奥に見えるピークはカチポロ。
中央に札内岳。
2014年06月01日 23:41撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/1 23:41
中央に札内岳。
奥に頭だけ見えるカムエク。
2014年06月01日 23:41撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/1 23:41
奥に頭だけ見えるカムエク。
中央に幌尻岳。
2014年06月01日 23:42撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/1 23:42
中央に幌尻岳。
これから目指すピパイロ岳。
2014年06月01日 23:42撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/1 23:42
これから目指すピパイロ岳。
山頂にいた方に撮ってもらいました。
その方は薮を漕いで妙敷山に行くと言ってましたが、行けたのだろうか・・・?
2014年06月01日 23:43撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/1 23:43
山頂にいた方に撮ってもらいました。
その方は薮を漕いで妙敷山に行くと言ってましたが、行けたのだろうか・・・?
伏美から一旦ここまで高度を下げます。
コルにはテントが一張り。
2014年06月01日 23:44撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/1 23:44
伏美から一旦ここまで高度を下げます。
コルにはテントが一張り。
この辺り、かなり笹が被ってます。
ダニがいなくてよかった〜。
2014年06月01日 23:44撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/1 23:44
この辺り、かなり笹が被ってます。
ダニがいなくてよかった〜。
ピパイロへの登りは雪渓の急登が3か所くらいあります。
雪は柔らかいのでツボ足のキックステップでOKです。
2014年06月01日 23:45撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/1 23:45
ピパイロへの登りは雪渓の急登が3か所くらいあります。
雪は柔らかいのでツボ足のキックステップでOKです。
伏美岳を振り返る。
帰路を考えるとちょっと憂鬱・・・。
2014年06月02日 06:04撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:04
伏美岳を振り返る。
帰路を考えるとちょっと憂鬱・・・。
何度も偽ピークに騙されながら、登り続ける。
2014年06月02日 06:05撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:05
何度も偽ピークに騙されながら、登り続ける。
やっと本物のピークが見えた。
この辺りはハイマツです。
2014年06月02日 06:06撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:06
やっと本物のピークが見えた。
この辺りはハイマツです。
着いた!
伏美〜ピパイロ間、長かったなぁ〜。
2014年06月02日 06:06撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:06
着いた!
伏美〜ピパイロ間、長かったなぁ〜。
ヤマレコユーザーのplusさんが声をかけてくれました。
ついでに写真撮ってもらいましたー!
ありがとうございます〜!
2014年06月02日 06:08撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:08
ヤマレコユーザーのplusさんが声をかけてくれました。
ついでに写真撮ってもらいましたー!
ありがとうございます〜!
ピパイロの先、1967峰から北戸蔦別岳へと続く稜線。
いつかはここも歩いてみたい。
2014年06月02日 06:08撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:08
ピパイロの先、1967峰から北戸蔦別岳へと続く稜線。
いつかはここも歩いてみたい。
中央にカムエク。
伏美岳よりこちら側からの方が良く見える。
2014年06月02日 06:09撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:09
中央にカムエク。
伏美岳よりこちら側からの方が良く見える。
中央に幌尻岳。
2014年06月02日 06:10撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:10
中央に幌尻岳。
山頂標識の根元にある岩に貼られていたプレート。
2014年06月02日 06:10撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:10
山頂標識の根元にある岩に貼られていたプレート。
ピパイロから先の稜線上にはミヤマキンバイが咲いていた。
キバナシャクナゲも咲いていたのだが、スルーしてしまった。ごめんよ。
2014年06月02日 06:10撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:10
ピパイロから先の稜線上にはミヤマキンバイが咲いていた。
キバナシャクナゲも咲いていたのだが、スルーしてしまった。ごめんよ。
左側は切れ落ちた崖。
2014年06月02日 06:11撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:11
左側は切れ落ちた崖。
この崖のすぐ傍を通る場所もあり、注意必要です。
落ちたらアウトです。
2014年06月02日 06:12撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:12
この崖のすぐ傍を通る場所もあり、注意必要です。
落ちたらアウトです。
ツクモグサまで多少のハイマツ漕ぎ。
2014年06月02日 06:12撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:12
ツクモグサまで多少のハイマツ漕ぎ。
やたー
\(^0^)/
初めて見るツクモグサー!
2014年06月02日 06:13撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:13
やたー
\(^0^)/
初めて見るツクモグサー!
花が完全に開いてしまっていて、ツクモグサのいい時期を過ぎてるようだけど、それでも感激です!
これを見るためここまで歩いてきた!!
2014年06月02日 06:14撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:14
花が完全に開いてしまっていて、ツクモグサのいい時期を過ぎてるようだけど、それでも感激です!
これを見るためここまで歩いてきた!!
定番の構図で。
2014年06月02日 06:15撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:15
定番の構図で。
マクロレンズに換えてアップで。
2014年06月02日 06:18撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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マクロレンズに換えてアップで。
毛がいっぱい付いてて可愛い。
2014年06月02日 06:19撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:19
毛がいっぱい付いてて可愛い。
マクロでカムエク。
2014年06月02日 06:20撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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マクロでカムエク。
幌尻。
2014年06月02日 06:20撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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幌尻。
北戸蔦別。
2014年06月02日 06:21撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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北戸蔦別。
1911峰までは行かなかった。
2014年06月02日 06:22撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
6/2 6:22
1911峰までは行かなかった。
十勝連峰〜大雪もよく見えた。
2014年06月02日 06:22撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:22
十勝連峰〜大雪もよく見えた。
再びピパイロに戻ってきて。
2014年06月02日 06:25撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:25
再びピパイロに戻ってきて。
尻滑りはこれからも可能な限り続けていきたい。

・・・ズボンで尻滑りすると、濡れます。
出来れば何か敷いた方がいいでしょう。
2014年06月02日 06:26撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:26
尻滑りはこれからも可能な限り続けていきたい。

・・・ズボンで尻滑りすると、濡れます。
出来れば何か敷いた方がいいでしょう。
ここまで戻ってくるのがキツかった・・・
右端の男性は僕らの後から登ってきて、軽々と抜かして1967峰まで行ってきたそうだ。
そして帰りもまた抜かされた。
2014年06月02日 06:27撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:27
ここまで戻ってくるのがキツかった・・・
右端の男性は僕らの後から登ってきて、軽々と抜かして1967峰まで行ってきたそうだ。
そして帰りもまた抜かされた。
帯広方面。
2014年06月02日 06:28撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:28
帯広方面。
朝とは陽の向きが違うからまた違った色合いで見える。
2014年06月02日 06:28撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
6/2 6:28
朝とは陽の向きが違うからまた違った色合いで見える。
札内岳
2014年06月02日 06:29撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
6/2 6:29
札内岳
2014年06月02日 06:29撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:29
幌尻と右に戸蔦別岳。
2014年06月02日 06:30撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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幌尻と右に戸蔦別岳。
右側の台形の手前のピークがピパイロです。
2014年06月02日 06:31撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:31
右側の台形の手前のピークがピパイロです。
yahに貸してもらった膝サポーター。
威力を発揮してくれた
ネ申アイテム。

shizuは伏美からの下りで膝を痛め、カニ歩きしていた。
見かねて貸してあげた。
yahは最近鍛えてるせいか?膝サポーターなくても大丈夫になった。
2014年06月02日 06:32撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:32
yahに貸してもらった膝サポーター。
威力を発揮してくれた
ネ申アイテム。

shizuは伏美からの下りで膝を痛め、カニ歩きしていた。
見かねて貸してあげた。
yahは最近鍛えてるせいか?膝サポーターなくても大丈夫になった。
0.5合目?くらいにある沢で靴を洗い、タオルを濡らして顔を拭く。
生き返った。
飲みたかったが我慢した。
2014年06月02日 06:32撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
6/2 6:32
0.5合目?くらいにある沢で靴を洗い、タオルを濡らして顔を拭く。
生き返った。
飲みたかったが我慢した。
超ヘロヘロになって戻ってきた。

無事に下山できただけ儲けもの。
2014年06月02日 06:33撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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6/2 6:33
超ヘロヘロになって戻ってきた。

無事に下山できただけ儲けもの。
撮影機器:

感想

今年の目標のひとつ、「ツクモグサを見る」!
それを実現するためにピパイロを目指した。
僕らの脚ではかなり厳しい道のりになるであろう。

shizuに夜中の2時に迎えに来てもらう。
shizuは0:45に家を出たらしい。
遠くて長い山行の場合、いつも寝不足気味で臨むことになる。
よくない。

高速に乗ってしばらくしたところで、ケータイを(2台とも)忘れたことに気付く。
( ̄□ ̄;)
ログが取れない・・・
最近はiPhoneでログを取ることも楽しみだったのに。。。
またdocomoのガラケーには万歩計が付いていて、
長い山行の時は何歩歩いたかも楽しみだったのに。。。

芽室のセブンイレブンで食糧調達と朝食・トイレを済ます。
千歳から約3時間で登山口に到着。

スタート直後からshizuがひーこら言ってる。
計画段階ではいつも根拠のない自信に満ち満ちているshizuだが、
登り始めるとすぐにひーこら言い出す。
しかもお腹が痛い、と。。。
( ̄□ ̄;)
とりあえず持っていたロキソニンとロペミンを飲ませる。

こんな感じでペースは上がらず、伏美岳にはほぼコースタイム通りにかかってしまった。
今日はまだ先が長いのに。。。
一抹の不安が・・・

まあとりあえず伏美岳からの絶景に癒され、写真を撮りつつ休憩し、再スタート。
ここからピパイロまでが長い!長い!長い!!!
伏美からの下りはメチャ急で、帰りに登ることを考えると憂鬱になる。
テン場のあるコルからピパイロまでの登りは何段階ににもなっていて、なかなか着かない。

雪渓の急登を登ってる途中で、軽快な足取りで降りてくる男女2人組と出会う。
あまりに早い下山だったので、テン泊したのかと思いきや、朝一番で登ってきたと。
それにしても早い!しかも疲労の色が全く見えない!
・・・タダモノじゃない・・・
あとで知ることになるが、それがmarikkaさんたちだった!

それに比べてうちらは亀の歩みで登っている。
気温も上がってきて喉も乾くが、水が足りない!
既に伏美山頂から節水モードに入っていた。

そんな感じでヘロヘロになってピパイロ到着。

そこで声をかけて下さったのが、帯広のplusさんだった。
山頂はそよ風が気持ちよく、いつまでも居たくなる感じだった。
ただ、帰り道のことを考えると憂鬱になると。。。
plusさんに写真を撮っていただいた後、目的のツクモグサに向けて再出発。

ピパイロから10〜15分ほどでツクモグサに出会えた。
疲労困憊だったが、この写真にだけは時間をかけた。


帰り道はさらに長かった。
書くのも疲れるほどなので、どうか想像してください。

伏美からの下りではshizuの膝痛が出て、さらにペースは落ちる。
最近は使わなくても大丈夫になったが、
お守り代わりにザックの底に入れていた膝サポーターを貸してあげた。

以前は膝サポーターを嘲笑っていたshizuだったが、
この日ばかりはその有難さが分かったことだろう。

下山後、最初の自販機までの30分がとてもとても長く感じられた。
ゆもーる川北の体重計に乗ったら3kg以上も減っていた。
完全に脱水状態だった。

やはり水は余すくらいにたくさん持った方がいい。
荷物は重くなるが、水不足の苦しさに比べたらたいしたことない。

ツクモグサを一度見てみたいと思っていたのと
去年は雪が積もってて車がもう入れず登山口手前で引き返した伏美岳。
アップダウンが激しく結構キツイと話は聞いていたけれど
何を思ったか、そうでもないだろうなんて甘い考えをしていたわたくしめ。

ロング山行になるだろうと
朝早くからスタートした。
伏美は序盤から急登続き。
日高の山の特徴なのかなー。ところどころ雪渓もあり。
ほぼ夏山ガイドのコースタイム通りに山頂に到着。
山頂の景色は、みなさまのオサシンを見ていて
何となくイメージはつかんでましたが
実際に見ると、んもう〜号泣フラグものでした!!

遠くからの眺望も良く、十勝連峰や表大雪にトムラ。
雌阿寒も綺麗に拝むことができました。

伏〜ピパまでは、アップダウンがあり過ぎて
これもまたキツかった!
ピパへの最後の急登は雪渓登りになります。
ここもまたキツイので
四つんばいで試しに登ってみたら
意外に登りやすくとても良かったです。
かなり怪しい登り方だったなあ。
でもまたやろう。

一度登ったーと思ったら、実はまだその先。。
なんちゃって山頂もありひーこらしながら何とかピパに到着。
そこでヤマレコのplusさんが声をかけていただきました。
いやはや、ありがとうございます(^^)

ツクちゃんが咲いていたのは更にその奥。
15分程稜線を歩いた所に咲いておりました。
ツクちゃんは花が開いておりましたが、産毛がぽよぽよしていて
とっても可愛らしかった!!

写真を撮ってピパイロへ戻り、ここから伏までのまた激しいアップダウン・・
ラストの伏美までの急登は本当にキツかった!
山頂で少し休憩し、登山口へ向けて出発!・・・するも雪渓が融けて
道はぬかるみ
そのうち膝が痛くなってきてこのまま動けなくなったらビバークするしかない。
そのためには・・・なんて情けない事ばかり考えながらカニ歩きをしていたら
yahが万一の時にと持って来ていた膝サポーターを貸してくれた(T△T)
今までサポーターを横目で見ながら、フッ・・・( ̄▽ ̄)と思ってましたが
とっても良くて膝が全く痛くならず無事に登山口へ辿りつく事が出来ました!!
サポーターが「( ̄▽ ̄)」からネ申アイテムに昇進しました。

今回の山行は反省点が多くあります。
ロング山行にも関わらず、大丈夫だろうと毎回持って行く量の水を持ち、見事に足りず
軽い脱水症状になってしまったこと。
次回からは今より倍の量を持っていこう。

※経口補水液が、自宅で簡単に作れるとの情報が!
どうやら砂糖と塩のみでOKみたいなのです。
とても良いのはわかってたけれど、価格がお高いので手が出なかったのですが
自作できるとは!!売られてるスポーツドリンクに比べると飲みにくさはありますが
レモンやグレープフルーツの果汁を加えたりすると良いみたいです♪
これからは自作で乗り切ろうと思います(^^)

この日は薬やサポーターだったり色々と助けられたので
自分の万一のために装備に対してももう一度
点検し直そうと思いました。

下山して鏡を見るとまぶたがぷっくり腫れてました。
虫に刺されてしまったようです。
虫よけスプレーもこまめにスプレーしないとダメですね。
覚悟してましたが、ダニは全く居ませんでした!

それにしても、本当にキツかった・・・
今までのキツイ山行のベスト3に入る位でした。
こんなにキツくても
また日高に行きたくなるなんて、日高マジックはさすがだと思いました!!

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コメント

12時間山行
お疲れ様でした!
運転入れると18時間かな。

ツクモグサ良いですね〜(^.^)
来年は僕らもこの時期に行ってみようと思います!

それにしてもこの週末は、ヤマレコ・ピパイロ祭りだったのですね
2014/6/2 18:27
Re: 12時間山行
登山口から遠いと、運転が長いのがダルいですね〜。

ツクモグサはもう1週間くらい早い方がよかったのかもしれません。
でも初めてだったので、元気に満開な姿が見れてよかったですよ!

この日ピパイロに行ったのは、テン泊の1組を含めて6組だったと思います。
そのうち半分がヤマレコ・ユーザー!
2014/6/2 18:36
ご無事の帰還なによりです
お疲れ様でした。
昨日はお会いできて嬉しかったです。

今回の山行はニペソツやオプタテシケへの前哨戦と軽く挑んで
ボコられ感じでした 先が思いやられます
霜だたみの容器は燃やせないゴミとして処分してください。
処分費は後日お支払いします(笑)
でも助かりました。ありがとうございます。

3キロ体重減とはキツかったでしょうね。
自分は1キロ減だったのですが夕飯食べたら元通りに(笑)
お二人とも疲れ果てた感じのレコですがご自愛下さい

また何処かでお会いできたら良いですね(^^♪
2014/6/2 18:33
Re: ご無事の帰還なによりです
本当に昨日は疲れましたね。
あんなに疲れたのは久しぶりです。
去年はニペソツとオプタテに登りましたが、その時より疲れましたよ!
だからきっと大丈夫です!

僕の中でキツさは
ニペソツ<オプタテ<ピパイロ
って感じです。
その日の体調や天候によっても変わるので、一概には言えませんが、、、

下山後は思いっきりたくさん飲みました。
しかし今朝も通常より1.5kgほど少なく、脱水の影響が抜け切れてません。
日中にまた飲んで食べてでしたので、明日くらいには戻るでしょう。

きっとまたどこかでお会いすることがあると思います。
気づいたらまた声かけてくださいね。
2014/6/2 18:41
ツクモピーク
こんばんわ^^
読んでいて大変さが伝わり、喉が渇いてきました^^;

ツクモグサ満開ですね。
中旬までは持ちそうになさそうで残念ですが、
yahさんたちは間に合ってよかったですね^^
2014/6/2 23:45
Re: ツクモピーク
こんにちは。

僕は汗かきなこともあってか、夏はかなり水分量多めな方です。
なのでいつも余すくらいに持って行きます。

しかし冬の間はほとんど飲みません(1滴も飲まないこともしばしば)。
そのせいで水の量に対する感覚がくるってしまっていたのでしょうね。
今シーズン初めての本格的夏山でしたので。。。(;^_^A
脱水状態になると、食べ物もあまり食べたくなるので、体力的にもよくないです。

ツクモグサ、どうなんでしょうね。
僕もどれくらいの期間咲いてるのかはわかりません。
今月中旬までは厳しいかもしれませんが、もしかすると何株かは花が残っているかも。。。
2014/6/3 4:46
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