チロロ林道から北戸蔦別岳〜1967m峰(泊)〜ピパイロ岳
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- GPS
- 18:50
- 距離
- 26.8km
- 登り
- 2,293m
- 下り
- 2,289m
コースタイム
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 7:20
- 山行
- 8:55
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 10:24
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山ポスト、トイレあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山口から取水ダム】 快適な林道です。 【取水ダムから尾根取付】 何度も渡渉があり私は飛び石で行けましたが、行けない人もいるかもしれません。 失敗してもちょっと濡れる程度だと思います。 沢靴を使う人もいるようで、いくつかデポされていました。 沢をへつるところもありますが、ロープがついていますし、ロープがなくても良いくらいです。 【尾根取付からヌカビラ岳肩】 なかなかの急登が続きます。中間にあるトッタの泉がオアシスなのでがんばってください。テン泊の人はここで給水すると数kg重くなるのでもっとがんばってください。 【ヌカビラ岳肩から北戸蔦別岳】 絶景の稜線歩きで疲れも重さも忘れます。 稜線上に野営適地がいくつかありますが、空きがあるかどうかすれ違う人に聞いてみるとよいと思います。希望の場所には張れないかもしれません。 【北戸蔦別岳から1856】 1901〜1856間の藪が以降ピパイロまでの中でも一番嫌なところでした。 特にコル前後と1901寄りの方は急勾配で片斜面の激薮なので、山側の笹やハイマツに掴まらないとまともに歩けません。 1856には広いテン場があります。ここまでテントを担いでくる人は多くないので北戸蔦別岳までほどの争奪戦にはならないと思いますが、ここに張れないと悲しいことになるので、すれ違う人に聞いてみるとよいと思います。向こうから来る人もほとんどいないと思いますが。 【1856から1967m峰】 上記の区間よりずっと楽です。比較したら、という意味ですが。 写真の説明に書いたとおり1904の手前に少しわかりづらいところがありました。強引に進んでも行けそうですが、セオリーどおり戻っておきましょう。僭越ながら帰りにピンテを追加しておきました。 1967m峰直下にテント1張り、と思ったら少し下側にもう1張りいけました。山頂で会った方がそちらに張りました。 【1967m峰からピパイロ岳】 この間の藪も上記と同じくらい ここまでいくつかのアップダウンがありましたが、最低コル付近はいずれも藪が濃くなるようでした。 1793mコルと1911西側のいくつかとピパイロ西側直下にも野営適地がありました。 |
その他周辺情報 | 日帰り温泉は、ひだか高原荘が近いのですが事業停止になりました。(再開の予定はあるそうです) http://www.koogenso.co.jp/wp/ 近くに他の温泉はありません。 札幌方面だと穂別の樹海温泉はくあ 520円 午前11時から午後8時 になると思います。 【9/18追記】 ひだか高原荘は9/9から再開していたみたいです。 |
写真
感想
昨年、戸蔦別岳から見ていつか行ってみたいと思っていた尾根を歩いてきました。
北戸蔦別岳までは2度目なので割愛しますがトッタの泉はやはり嬉しい水場でした。
ここまで水を上げなくて良いというのが助かります。
林道から登山道に入ってしばらく行くとデカザックの先行者さんが一人。1856テン泊で1967に行くとのこと。同じ目的地だったので少しお話しして先を行きました。
その後、トッタの泉で出会ったもうひとかたも1967とのこと。けっこういるんだなあと思いました。
北戸蔦別岳から先は藪が濃かったですが、踏み跡はしっかりありました。ただ、ハイマツが伸び放題なので上からはその踏み跡が見えず、かき分けないと目視できませんが、慣れてきたら上手く歩けるようになりました。
奥に行くほど(ピパイロ寄りの方が)藪が濃いのかなと思っていましたが、そちらは意外と歩きやすく、藪の核心は1901〜1856でした。
1856を過ぎて少し歩きやすくなってきたなと思っていたところ、1967m峰から帰ってきた方とすれ違ったのでこの先の藪の状況を聞いてみると、こんなもんですよ。と言われて一安心しました。
実際に行ってみると確かに「こんなもん」でした。慣れもあるとは思います。
1967m峰に登頂して写真を撮っていると、鈴の音もなく突然目の前に人が現れて驚きました。前後に誰も居なかったのにどこから?と思ったら、沢から来ましたとのこと。ポンチロロ川からの沢登り。すごい。沢登りの人って稜線歩きじゃないからこういう登場のしかたをするのか。おもしろかった。
この方もテン泊なのですが、直下のテン場は一張りしかない、どうしよう?ということで二人で見に行くと、なんとかもう一張りできました。よかった。
テントを張ったあと、また山頂の景色を見に行ってお互いの山の話をしたり一緒に夕日を見たり、楽しい時間を過ごしました。
2日目はご来光を見たあと私はピパイロを往復してから、この方はまっすぐ下山。またどこかでお会いしましょうといって別れました。こんど会う時もどこかの沢を詰めたところからひょっこり現れたらおもしろいなあ。とっても楽しかったです。ありがとうございました。
1967m峰からピパイロ岳までの藪は免疫がついたせいかそれほど苦ではなく、テント等を持たず軽身なこともあり目論見どおり90分ほどで着きました。この区間には1793コルなどテン泊適地がいくつかありました。
山頂で写真を撮っていると、伏美岳から縦走の方がきてお話ししました。伏美小屋で前泊してきたのかと思ったら、夜の0時から林道を歩いてきて1967m峰まで行くとのこと。すごい。
1967m峰へは私の方が先に着きましたが何も言わずに帰るのも忍びなく、氏が登頂するのを少し待って1967m峰とピパイロ岳を繋いだことを喜び合いました。
テントを撤収して復路へ。
水と食料が減った分、少し軽いか。1856まではまあまあと分かっているのでサクサク進む。
核心の1856から1901。これも分かっていたとはいえ激藪に閉口しますが、ここをクリアすれば一般道なのでがんばる。
北戸蔦別岳からの復路はハイマツが刈られていて快適でした。押し戻されず普通に歩けるので速い。予定どおりに下山できそうなので安心して釣り竿を出してしまいましたが釣れず。じっくりやるほどの時間もなく中途半端でやめました。
最後の林道では初日の往路でお会いした方と再会して話しながら歩いたら退屈な林道が楽しくあっという間でした。ありがとうございました。
余計なこと(釣り)をしたわりには早く、予定どおり16時には下山できました。
充実した2日間でした。
1967m峰のテン場が素晴らしく忘れられません。こういう思い出をたくさん作ってゆきたいと思います。
下山後は、ひだか高原荘が営業していないので穂別の樹海温泉はくあに行きました。
コメント
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いつか車2台でワンウェイやりたいですね😚
67のテン場、最高でした!!
まだ頭がぼんやりしています。
もう治らないかもしれません。
伏美小屋へ通じるトムラウシ沢林道が改修されるそうです。そうなるとかなり楽になりますね。
いつかやりましょう。
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