剱岳
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- GPS
- 23:36
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 3,592m
- 下り
- 2,627m
コースタイム
- 山行
- 7:54
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 8:18
- 山行
- 8:59
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 11:02
天候 | 1日目 雨、曇り 2日目 曇り、雨 3日目 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
剱沢雪渓アイゼン要 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
車窓から見る天気は良好。しかし、大町を過ぎ扇沢に近づくにつれポツポツと...
バスに乗り込み山の向こうに期待するが、トンネルを越えると大雨だった。
雨の中の出発となる。若者の小池くんは雨出発は嫌みたいで「室堂まで行っちゃいましょう」と駄々をこねる。出発すると今度は先に行っては戻って来て戻って来ては先に行って... ちょろちょろとワンちゃんみたい。口癖も「ワンチャン」だから今日から君はワンちゃんだ!
内臓助谷出会までは下り基調なのでサクサク進む。ここからはいよいよ登りとなり汗を掻く。雨なのか?汗なのか?もうびっちょりだ。雨で増水した内臓助谷はゴーゴーと激しい流れ、その横の急登を進む。こんな所で一人、すれ違い驚いた。
ハシゴ乗越えでは雨も上がり展望台で景色を楽しむも山の上の方は雲が掛かっている。雨が上がっただけでもありがたい。
ここから先の下りは木製のハシゴだらけ、だからその名が付いたのか。
程なくして真砂沢ロッジに到着。水が豊富で快適なテン場だった。
さて、二日目は剱沢を登りながら長次郎谷から登ろうか、平蔵谷から行くか。上部は雲が掛かっていて何も見えない。まあ、初めてだし急がば回れ作戦で一般登山道で行きましょう。
剣山荘への分岐まで来ると風が強い。こんな風で別山尾根は歩けるのか!? 剣山荘に着くとやはり強風だった。山小屋のスタッフの話では、こんな中行くのは猛者らしい。我々は猛者に成れるのか!?
鎖場で女性二人が待っていてくれた。風に飛ばされず戻って来たのだから大丈夫なのだろうと話しかけたら「強風でカニの何とかまでしか行けない」だとか「25mの風でガイドも引き返した」「装備が無いと行けない」などと色々アドバイスしてくれた。お陰でワンちゃんはビビリ―モード。
進むルートは風下側にあり意外と風も穏やか。時折吹曝しになるが問題ない。
しかし、吹曝しに手摺の無い一本橋が!! これにはビビった。が、幸い崖下は真っ白で何も見えないからか、恐怖心もさほどなく突破。
後続が来ない。ワンちゃんなので一本橋は渡れない様だ。ワンちゃんはここで撤退を決めしばしお別れ。
カニの縦ばいも真っ白で高度感が無く難なく通過。その後の稜線は風は強いが広いので危険もなく登頂。
初めての剱に興奮です。やりました。悪天にもかかわらず山頂には5人も。記念写真を撮ったらさっさと下山だ。
カニの横ばいは西側になるのか?激しい風が吹き上げる。カッパが風船のように膨らみ体が軽い。
下山ルートは概ね西側になり風が吹きつけるが、突風でよろめいても山に押し付けられるだけなので恐怖心は無い。やや晴れて来て下界が、足元の景色が見えてきた。
登りでデポしたストックを回収する。なんと!ワンちゃんのストックがある。別れてから4時間近く経っている。忘れたとしても回収するには十分な時間だ。まさか...
剣山荘に戻ったらいましたよ。牛丼食ってゆっくりして回収に向かうところだった。のんきなもんだ。まぁ、無事で何よりです。
剣山荘に戻ったら暴風雨。ここで素泊まりにするか迷ったが予定通り剱沢に向かう。
吹き飛ばされそうな暴風雨で挫ける。こんな時は雷鳥に癒されよう♪ ホントに雷鳥が姿を現し癒される。
辺りはいつの間にか真っ白で迷いながら剱沢キャンプ場に到着。ビチョビチョで寒くて慌ててテントを張ったら川の上だった。テントが古く浸水に悩まされる夜となった。
翌日、晴れを期待したが予定通りの暴風雨。立山縦走は諦め室堂に向かう。
雷鳥沢キャンプ場はテントがポツポツと。富山は大雨洪水警報が出ていたらしいが... 物好きが多い。
アルペンルートの観光客は半袖なのに僕たちはびっちょりで寒い。ダウンまで着込んでしまった。帰りの温泉でやっと生き返り帰路に就く。
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