北岳バットレス 第4尾根主稜


- GPS
- 16:28
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,933m
- 下り
- 1,913m
コースタイム
- 山行
- 6:07
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 6:13
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:59
天候 | 8/19 晴れ, 8/20 曇り後、下山時に雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大樺ルートは通行止め 4尾根上部は浮石が多く感じた。城塞ハング出だしの残置ハーケンは3つ連続でグラグラだった。 |
その他周辺情報 | 西山温泉 湯鳥の湯 550円 http://www.shokokai-yamanashi.or.jp/~hayakawa/kanko/yujimanoyu.htm 源泉掛け流し、洗い場は掬って使うタイプの風情ある温泉でマニアにはたまらないと思う。 |
写真
感想
初北岳、初バットレス。富士山と星の見えるテラスで宿泊し、天気の良い中4尾根を登ることができて幸せと充実を感じることができました。
8/19 第5尾根支稜 1,2P目:I, ヒドンスラブ: I
8/20 第4尾根主稜 1,3,5,6,9P目: Y, 2,4,7-8P目: I
なんだかいつも第1候補の天気が悪い気がする。今回も第1候補の北方稜線、第2候補の前穂北尾根は天気が悪く、北からの前線を受けにくい南アルプスの天気予報も悪化傾向で2日目の午後からは降雨の予報になっていた。4尾根取り付きで宿泊すれば、間に合うだろうということで行先は南アルプスへ。
奈良田からバスに揺られて40分で広河原。久しぶりに登山道の登りを歩いた。白根山荘を過ぎて大樺沢の方へ。C沢で水を汲み、D沢の辺りで少し迷って、C/D中間稜の踏み跡を見つけた。しばらく登って第5尾根支稜の取り付き着。この手前あたりで足を攣ってしまったので今日の登攀はIさんに全てリードしてもらうことになった。いつも歩かない山道で汗をかきすぎたからか、何にしても攣ってフォローは情けない。5尾根支稜-横断バンド-ヒドンスラブと辿って、4尾根取り付きテラスには16時頃に到着。暗くなる前にテントを立てて、食事の準備に取り掛かる。食料はそれぞれ持ってきていたので豪華になった。玉ねぎとコーンのバター炒め、牛丼、パウンドケーキ、普段あまり料理をしない二人だったが信じられないほど上手くいった。テン場からは富士山と甲府の街並み、連なる山々。夜には星空が綺麗に見えた。
2日目は3:00起床。朝食を取り、登攀準備をして明るくなるまでしばらく待って5:00頃に登攀開始。Iさんからはハイライト的な1,5,6,9ピッチ目全部やっていいよーとのお言葉をいただいたので、ありがたく登らせてもらう。1P目はクラックから、荷物が重くて落ちそうだったので無理せず#3, 2を使って抜けた。その後は比較的快適に登ることができた。トポよりはロープの出た距離は全体的に短かった。順調に進んでマッチ箱から懸垂し、6P目はクラックに入らずにフェイス側から。支点はクラック側に何ヵ所か設置した。また快適な登りが続き最終ピッチの城塞ハングへ。被っている上に出だし3ピンが全部グラグラだった。側壁に#1が入いり、念のため#04でA0しながら抜けた。今回は何とか登攀よりも確実に安全にという方向で。トポの終了点からもう1ピッチ伸ばしたところで休憩し、北岳山頂も取って下山。八本歯のコル側から帰ったが、4尾根の全景が見られるのでこちらが良いと思う。森の中に入ったあたりで雨が降ってきたが大して濡れることもなく広河原に着くことができた。温泉に入って、ご飯食べて帰京。2日間でしたが、アプローチ、キャンプ、登攀、温泉と大変充実した内容だった。
テントを張るスペースとしては、2テンx2張分くらいでした。ごろ寝でよければ(平でないスペース)、その3倍ほどの広さがあります。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する