大日岳
- GPS
- 16:53
- 距離
- 32.8km
- 登り
- 2,698m
- 下り
- 2,678m
コースタイム
- 山行
- 9:14
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 10:36
- 山行
- 5:24
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 6:03
天候 | 1日目 昼前 ど快晴 昼過ぎ 山頂、稜線にガスが時々かかる 夕暮れ 山頂、稜線ガスに包まれる 2日目 昼前 1,700mより上はガス。稀に切れる。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
1日目
御沢→飯豊本山小屋テン場→大日岳→テン場
2日目
テン場→御沢
降って湧いたチャンス。そうだ、飯豊山に行こう。
他の登山者におすすめの山を聞くと、中々な確率でその名が挙がるため、興味を持った山。
日帰り、テント泊、小屋利用の選択肢から、駐車場の台数及び天気よりテント泊に。駐車場には午前5時頃到着&準備しだすも蚊が多く、雑なパッキングでスタート。
登山口から短いながらも杉並木が続き、信仰の山という事を感じさせる。尾根上の大きなブナ達は、山の南東に位置することで、冬の凍てつき豪雪をもたらす季節風の風裏にあるからこそのものだと暗に教えてくれる。登山道には、めっちゃデカいナメクジや、黒いカタツムリ、キノコ等他の山で見覚えのない生き物が多く、これまた特殊な気候や環境がありそうだった。三国小屋の稜線に出るまでは樹林帯で風も抜けず暑かった。ただ東の方角に異様なまでにその存在感を発揮する磐梯山を見ると思わず笑ってしまう。2つの特徴的なピークとその間に不思議な間を持つその姿は、過去に吹き飛んだ成れの果てというのだから全く筆舌に尽くし難く、その吹き飛ぶ前の磐梯山を想像しようにもできない。全くもって訳が分からない。
そんな事を思いながら、煙突から煙の出る切合小屋に。何故かその姿にホッとするものがある。この頃から、稜線上部にすごく小さいな雲が時折現れ、直ぐに消えるのを繰り返し始めた。直ちにガスる事は無さそうだが、呑気に行いくと間違いなく後悔しそうな予感しかなかった為、ペースを少しあげる。結果的にその予感は正しく、ガスる前に飯豊山頂、ガスりつつあった奥大日の山頂で360度のガス1つない景色を楽しめた。見間違えようのない鳥海山、朝日連峰、燧ヶ岳、弥彦山等思いの外多くの山を眺めれた。この日、あまりに都合よく自分の行く先だけガスが無くなり、自分が去って直ぐガスに覆われることが何度もあった。なんとなく山の神に微笑まれてる気がした。
2日目のガスの合間に見えた高層雲は、すっかり秋の空。8月の終わりは目前。これから紅葉シーズンまでの間は、緑や花が少なく、彩りが乏しいと個人的に感じる季節。秋の始まりはすでにスタートを切っているようだ。
飯豊山の山容は、武尊山をよりスケールアップしたような印象。飯豊山頂〜奥大日の稜線は広い草原でゆるやかだが、冬の季節風で雪庇が発達しそうな南東の斜面は切れ落ちているのがほとんど。しかし、それが際立つという印象は少ない。東西の斜面で大きく様相を変える白馬岳は、基本南北にその稜線が延びるが、飯豊山は三菱のエンブレムのように稜線が延びるため、侵食されやすい箇所とそうでない箇所が入り混じり、極端な印象を受けにくいように感じた。
何故か道中のピンクテープや岩場のペンキのマークが、他の山に比べ極端に少ないが、古くからの信仰の山だと、そういった物をつけたくないのか。
何となく祀られてるのは女神様だと思っていたが、下山時に見た登山口の案内に素戔嗚尊とあり、なんだか微妙に裏切られた気分。
テント泊代 1000円
トイレ利用代 100円
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