【ロングトレイル】八ヶ岳1day南北縦走(観音平〜麦草峠)



- GPS
- 11:50
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 2,602m
- 下り
- 2,031m
コースタイム
- 山行
- 10:11
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 11:47
天候 | 9時頃まで晴れ、その後は曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
しかし麦草峠で行動を打ち切ったため、 麦草峠→バス→茅野駅→電車→小淵沢駅→タクシー→観音平登山口と移動して車を回収した |
コース状況/ 危険箇所等 |
朝イチから観音平〜編笠間の標高差1000mはなかなかキツイ。 編笠〜権現〜キレット小屋付近は森林限界が少ないため、朝露で濡れて滑りやすい。 前日に東ギボシの直下で滑落死亡事故あり、ところどころ注意。 鎖場のトラバースもある。 ギボシ周辺と権現〜キレット小屋下りは時折危険箇所あり。 権現直下には20mの長大なハシゴがある。 ツルネ周辺は小虫が多量。 キレット小屋から赤への登り返しは標高差450mとなかなか急だが、 日本三大キレット(大キレット、八峰キレット、不帰キレット)に比べれば 難易度はかなり下がる印象。 しかし、ザレ場中心なので落石には細心の注意をはらいたい。 真教寺尾根分岐まで来たらあと少し。 編笠〜横は急なアップダウンの繰り返しで、消耗する。 横まででいかに消耗せず、時間を掛けないかが1dayフル縦走成功のカギ。 横までで疲れてしまうと、1dayフル縦走はおぼつかない。 硫黄から北八ツエリアに入ると、アップダウンは減るが、 北八ヶ岳らしい、苔むす湿った石の上を歩く場面が増え、 足で踏ん張ることが多いので、下り基調中心で標高差が多くない割に なかなかスピードが上がらない。 特に中山峠から先はずっと湿った石に覆われているので、消耗する。 麦草峠まで延々とそういう状態が続く。 今回は消耗が激しかったので、麦草峠で行動打ち切りとした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
マット
ガスカートリッジ
火器小
非常食2
ファーストエイドキット(テーピング1ロール・ サバイバルシートなど)
|
感想
年齢も山行スタイルも近い仲間と、
前々から約束していた八ヶ岳南北縦走に行ってきました。
元はテン泊で1泊する予定だったのですが、
互いが会う休みが1日しかなかったことと、
共通の友人が以前に1dayフル縦走をしたと聞いたことで、
まあできるかどうかわからないが、やれるところまでやってみよう、
という半ば勢いで計画を立てました。
入山口(観音平)と下山口(蓼科七合目登山口)に互いの車をデポ。
とはいえ、いい加減な計画は立てられません。
予想距離は約33km、標準CTは約27時間ということで、
CTの倍程度の速度で歩いてやっと13時間半。
休憩時間は含まれていません。
その通りにいかないことを想定して、エスケープ方法を確保。
不慮のトラブルでどちらが動けなくなっても、
担いでエスケープすることも前提としました。
また、水分を途中で補給することは必要不可欠でした。
キレット小屋は閉じている上に情報がはっきりせず不明(雨水らしい)。
硫黄岳山荘は水を引いているので販売しており、
根石岳山荘も水場があります。
あとは麦草峠と北横岳ロープウェイのトイレで補水可能。
これで水を3L持てば大丈夫という計算を立てました。
結果は、朝3時過ぎに入山し、麦草峠に14時49分についた時点で、
山行を打ち切りとしました。
この時点でかなり疲労してはいたものの、少しは余力は残っていました。
しかし、これから最大の登り返し(約700m)となる蓼科山が控えていたことと、
この時点でバスでのエスケープが確実にできたこと、
(北八ヶ岳ロープウェイからもバスでのエスケープ可能だったが、
最終バスに間に合うかどうか微妙だった)
天気が下り坂になり、ただでさえ滑りやすい登山道が更に濡れること、
そして、蓄積した疲労。
これらを考慮すると、更に5時間以上かかる可能性が高く、
明るいうちに下山できない見通しとなったからです。
その後は、バスで茅野駅(1500円)、電車で小淵沢駅(420円)へ移動し、
小淵沢駅からタクシーで観音平(約3500円)へ戻って車デポを回収、
その車で蓼科七合目登山口へ移動してもう1台の車を回収しました。
反省点は色々ありますが、課題として以下の通り振り返りました。
また来年トライしようと思います。
【課題】
1.出発時間がやや遅い
編笠〜権現で暗いと危険と判断して3時出発としたが、
予想したより危険箇所は多くなく、この時期でも1時間半程度早く入山しても
十分だった。
2.靴はミドルカットのほうが良かった
ローカットにしたが、北八ツエリアの湿ったヌメリ岩で
フリクションを確保するため、足への負担が大きかった。
そのため、爪先が痛くなってしまった。
3.そもそも体力不足
私の場合は6月半ばに怪我をしてしまい、
以来あまりトレーニングができなかったため、体力を少し落としていた。
もう少し体力的な上乗せ(観音〜編笠を1時間半くらいで登れる程度)が必要。
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