202208 北海道山旅 〕喞山 69/100
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- GPS
- 12:08
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,631m
- 下り
- 1,627m
コースタイム
- 山行
- 11:05
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 12:09
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | ルスツ温泉 |
写真
感想
家を出発して3日目。前日麓のキャンプ場に到着し車中泊。他に7台の車もあった。「福島」ナンバーの車は私だけ。
念願だった羊蹄山の登山。車中泊用にマイカーは種々の改良を加えて、ずいぶん快適に睡眠できるようになった。3時には起床し5時のスタートの準備を始めていると、まだ暗い4時にはヘットライトを灯してスタートされた方がいて焦りだす。朝の食事はその日のエネルギー源なので大事なのだが、パンとソーセージを飲み込む程度のお粗末な食事で、それが後にこの日の登山の教訓となった。
予定より20分遅れでスタート。「登山口から山頂までの標高差は1500m。八合目までは眺望のない樹林帯を黙々と登る。上りで5時間下りに3時間はみておきたい」という事前情報が頭にはあった。
天候は午後あたりから晴れる予報だったので、細君と二人でゆっくり登ることにした。
クマ対策としてラジオも持参したが、受信が良く得られず、誰もいないのでスマホでお気に入りのアルバムを聴きながら熊笹に覆われた樹林を進む。上り始めてまだ3時間程度あたりで、後ろをついてきた細君が離れていく。へばってしまったのだ。1時間毎に休憩はとっていたが、4時に朝食を摂っていたので4時間程度過ぎていた。空腹だったのだ。
お昼用のおにぎりを1個食べ、行動食も食べて終わると小雨が降ってきた。雨具を着て様子を見ていると元気になった。
日常の食事ペースと全く違うので、「時間になったら食べる」ではなく「空腹になったら食べる」が大事なのだ。
初の北海道三座を巡る山旅初日の羊蹄山を途中で断念するのは悔しい。
天候は回復する傾向だし、明るいうちに安全に下山できれば良いので、細君のペースに合わせてゆっくり登れば次につながる。そんな事を思っていた。二人三脚の登山なのだから・・・。
その後は順調に高度を上げ、火口淵に立った。
前日、登山口駐車場で17時過ぎに下山されてきたご夫婦がいて声かけすると、いろいろアドバイスをいただけた。火口淵から山頂へ反時計周りで登ると、岩尾根が続き危険個所もあるので、少々距離は長くなるけど時計周りに登った方が良いと避難小屋の主人から聞き、そのように私らも登ったという。なるほど!細君の疲労度を思うとスリリングな体験は苦痛でしかない。お名前もお聞きしなかったが、感謝している。
お聞きしたとおり時計回りにお鉢を周り、少々の岩尾根を進み山頂に立てた。
晴天とはならなかったが、海や北海道の台地・名前すら知らない山々が一望でき、苦労しただけに達成感に浸る事ができた。
標高差1500mの日帰りは下りるのも長い。事故がないように時間をかけて慎重に下山。とにかく、大雪山と十勝岳の二座制覇が残っている。
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