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記録ID: 4624126
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ハイキング
御在所・鎌ヶ岳

【鈴鹿の尾根と谷を行く】大納言谷左岸尾根〜雨乞岳〜シャクナゲ尾根 魅惑の未踏尾根で藪祭り!

2022年08月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:01
距離
14.3km
登り
1,137m
下り
1,146m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:46
休憩
0:15
合計
7:01
5:29
211
スタート地点
9:00
9:00
16
9:16
9:31
9
9:40
9:40
170
12:30
ゴール地点
天候 曇のち晴
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大河原橋から少し西側の広場に駐車させて頂きました。
コース状況/
危険箇所等
今回の山行は、南雨乞岳〜雨乞岳の一般登山道区間及び一般道(国道477号線)林道(白倉谷林道)区間以外は全てバリルート・マイナールートになります。
一般的なルートを歩く登山とは異なりますので、初心者の方やバリルート・マイナールートが苦手な方には、決してお薦めは出来ません。
また、GPS等でのルーファイは必須です。

◎大納言谷左岸尾根
国道477号線の尾根の先端、コンクリート法面の縁から取付いていきました。(レコ写真no.3)
意外にも尾根上の多くの箇所に道が残っていましたが、根っこを掴みながら登っていく荒れ気味の急登、朽ち果てかけた獣避けフェンス等が連続する、決して楽ではないルートでした。
そして、それ以上に終始悩まされたのが尾根芯近辺の藪です。
激藪というほどではないのですが、尾根芯を外し、歩きにくい箇所をトラバース気味に登っていかねばならない場面も多く、この尾根で時間とメンタル・体力をかなり消費してしまいました。

◎シャクナゲ尾根
P903に至るまでの尾根芯に藪が多いです。
登り同様、尾根芯を外しトラバース気味に下っていく箇所も多くあります。
P903を過ぎると、尾根上の藪はほぼ無くなり、一気に歩きやすくなります。
ただ、途中林道を横切る場面(レコ写真no.38)だけは少し注意が必要かもしれません。
また所々に残っている道も薄く、ゆったり尾根等もありますのでGPS等でのルーファイは必須です。
大河原橋の少し西側にある空きスペースに駐車させて頂きました。
ここから取付き地点まで国道477号線を歩いていきます。
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大河原橋の少し西側にある空きスペースに駐車させて頂きました。
ここから取付き地点まで国道477号線を歩いていきます。
駐車地から約15分、「大納言谷左岸尾根」に取付く。
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駐車地から約15分、「大納言谷左岸尾根」に取付く。
コンクリート法面の縁に沿って登っていきます。
2022年08月27日 05:46撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 5:46
コンクリート法面の縁に沿って登っていきます。
そのまま登って行くと、やがて主尾根に取付く。
地形的に明瞭な尾根を登っていくだけなのでルーファイ的な難しさはないが、とにかく藪っぽくて進むのに時間がかかる。
2022年08月27日 06:05撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 6:05
そのまま登って行くと、やがて主尾根に取付く。
地形的に明瞭な尾根を登っていくだけなのでルーファイ的な難しさはないが、とにかく藪っぽくて進むのに時間がかかる。
写真を撮る余裕は無かったが、岩々の急登等、難易度が高めの箇所も多くある。
2022年08月27日 06:10撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 6:10
写真を撮る余裕は無かったが、岩々の急登等、難易度が高めの箇所も多くある。
しかも自分が苦手な、朽ち果てかけた獣避けフェンスまで現れた。
2022年08月27日 06:26撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 6:26
しかも自分が苦手な、朽ち果てかけた獣避けフェンスまで現れた。
イバラも多く、まさに修行状態だ。
2022年08月27日 07:01撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 7:01
イバラも多く、まさに修行状態だ。
こんなキノコ初めて見たョ!
2022年08月27日 07:07撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 7:07
こんなキノコ初めて見たョ!
大納言谷左岸尾根においては、こんな快適な箇所は貴重かもしれない。
2022年08月27日 07:10撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 7:10
大納言谷左岸尾根においては、こんな快適な箇所は貴重かもしれない。
もう見てるだけでゲンナリしてしまうが、進むしかないのだ・・・。
2022年08月27日 07:25撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 7:25
もう見てるだけでゲンナリしてしまうが、進むしかないのだ・・・。
尾根芯は藪で歩きにくいので芯を外しトラバース気味に登っていくが、とにかくキツいの一言だった。
2022年08月27日 07:30撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 7:30
尾根芯は藪で歩きにくいので芯を外しトラバース気味に登っていくが、とにかくキツいの一言だった。
尾根芯がこれだからなぁ・・・。
2022年08月27日 07:50撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 7:50
尾根芯がこれだからなぁ・・・。
やっとの思いでP966に到着、雨乞岳南尾根に合流。
本当にホッとした。
2022年08月27日 08:05撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 8:05
やっとの思いでP966に到着、雨乞岳南尾根に合流。
本当にホッとした。
さっきまで歩いてた藪尾根に比べたら本当に天国ですよ!
2022年08月27日 08:19撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 8:19
さっきまで歩いてた藪尾根に比べたら本当に天国ですよ!
あぁ、快適過ぎる・・・
2022年08月27日 08:27撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 8:27
あぁ、快適過ぎる・・・
気持ちの良いブナの森を行く。
2022年08月27日 08:32撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 8:32
気持ちの良いブナの森を行く。
南雨乞岳手前、パッと開けた所まで登ってこれば・・・
2022年08月27日 08:47撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 8:47
南雨乞岳手前、パッと開けた所まで登ってこれば・・・
好展望のご褒美が。
2022年08月27日 08:47撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 8:47
好展望のご褒美が。
南雨乞岳登頂!
今日はそのまま雨乞岳へ直行します。
2022年08月27日 09:00撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 9:00
南雨乞岳登頂!
今日はそのまま雨乞岳へ直行します。
自分の背丈ほどの笹の中を進んでいき・・・
2022年08月27日 09:09撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 9:09
自分の背丈ほどの笹の中を進んでいき・・・
雨乞岳登頂!
食事休憩後、来た道を南雨乞岳の少し南側まで戻り、下りで歩くシャクナゲ尾根に取付きます。
2022年08月27日 09:13撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 9:13
雨乞岳登頂!
食事休憩後、来た道を南雨乞岳の少し南側まで戻り、下りで歩くシャクナゲ尾根に取付きます。
三角点タッチ!
2022年08月27日 09:13撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 9:13
三角点タッチ!
大峠の沢(雨乞信仰の池)
2022年08月27日 09:15撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 9:15
大峠の沢(雨乞信仰の池)
清水頭に続く稜線は相変わらず気持ち良さそうだ。
2022年08月27日 09:36撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 9:36
清水頭に続く稜線は相変わらず気持ち良さそうだ。
南雨乞岳南側の小ピークからシャクナゲ尾根で清水ヶ平林道まで下っていきます。
2022年08月27日 09:40撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 9:40
南雨乞岳南側の小ピークからシャクナゲ尾根で清水ヶ平林道まで下っていきます。
この小ピークから適当に右側(西南方向)に下り、シャクナゲ尾根へ。
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この小ピークから適当に右側(西南方向)に下り、シャクナゲ尾根へ。
最初はこんな笹原の中を、方向だけ確かめながら下っていくが・・・
2022年08月27日 09:46撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 9:46
最初はこんな笹原の中を、方向だけ確かめながら下っていくが・・・
目的の尾根に乗ったようだ。
2022年08月27日 09:53撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 9:53
目的の尾根に乗ったようだ。
藪っぽいが道はちゃんと付いていた。
2022年08月27日 09:56撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 9:56
藪っぽいが道はちゃんと付いていた。
気持ちの良い尾根道に乗ったが、次第に尾根芯が軽い藪で歩きにくくなってくる。
2022年08月27日 10:04撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 10:04
気持ちの良い尾根道に乗ったが、次第に尾根芯が軽い藪で歩きにくくなってくる。
尾根芯が藪っぽいところは、少しトラバースしながら下っていった。
2022年08月27日 10:12撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 10:12
尾根芯が藪っぽいところは、少しトラバースしながら下っていった。
トラバース道ばかり歩いててもつまらないしシンドいので、適当な所で尾根芯に戻ってみる。
2022年08月27日 10:21撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 10:21
トラバース道ばかり歩いててもつまらないしシンドいので、適当な所で尾根芯に戻ってみる。
P903通過
2022年08月27日 10:23撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 10:23
P903通過
道が薄く、ゆったり尾根っぽい箇所もあるのでルーファイは必須。
2022年08月27日 10:31撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 10:31
道が薄く、ゆったり尾根っぽい箇所もあるのでルーファイは必須。
藪の後に高速道路が現れる。
2022年08月27日 10:41撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 10:41
藪の後に高速道路が現れる。
また現れた獣避けフェンスの残骸
2022年08月27日 10:45撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 10:45
また現れた獣避けフェンスの残骸
美味しそうだが・・・
2022年08月27日 10:49撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 10:49
美味しそうだが・・・
途中、林道を横切る箇所があったのだが、林道への着地が絶壁っぽくなってて少し危なかった。
木々が生い茂ってて上から見ると林道って分からなかったので、なんで急に絶壁???ってなっちゃう。
2022年08月27日 11:01撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 11:01
途中、林道を横切る箇所があったのだが、林道への着地が絶壁っぽくなってて少し危なかった。
木々が生い茂ってて上から見ると林道って分からなかったので、なんで急に絶壁???ってなっちゃう。
林道を横切ったあとは、清水ヶ平谷渡渉予定地点に向けて植林地帯を適当に西南方向に下っていく。
2022年08月27日 11:01撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 11:01
林道を横切ったあとは、清水ヶ平谷渡渉予定地点に向けて植林地帯を適当に西南方向に下っていく。
清水ヶ平谷(左俣)に着地。
2022年08月27日 11:07撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 11:07
清水ヶ平谷(左俣)に着地。
この堰堤の上をジャブジャブと渡渉し、目の前の土手を直登すると・・・
2022年08月27日 11:08撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 11:08
この堰堤の上をジャブジャブと渡渉し、目の前の土手を直登すると・・・
すぐに清水ヶ平林道に合流。
ここから赤線繋ぎのために清水頭南尾根の取付き地点(清水頭登山口)に向かいます。
2022年08月27日 11:09撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 11:09
すぐに清水ヶ平林道に合流。
ここから赤線繋ぎのために清水頭南尾根の取付き地点(清水頭登山口)に向かいます。
林道を歩いてたら・・・
これは初代シビックではないか!
この車、自分と同じくらいの年齢のハズなんですがね。
2022年08月27日 11:17撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 11:17
林道を歩いてたら・・・
これは初代シビックではないか!
この車、自分と同じくらいの年齢のハズなんですがね。
少し右往左往してしまったが、この辺りで赤線が繋がった筈だ。
2022年08月27日 11:24撮影 by  XQ-BE42, Sony
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8/27 11:24
少し右往左往してしまったが、この辺りで赤線が繋がった筈だ。
予定では来た道を少し戻り、大納言尾根(雨乞岳南尾根)まで登り返し国道477号線まで戻る予定だったが、この時点でもうクタクタだったので断念する事に。
結局、無難に白倉谷林道・国道477号線を経由し駐車地まで戻る事にした。
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予定では来た道を少し戻り、大納言尾根(雨乞岳南尾根)まで登り返し国道477号線まで戻る予定だったが、この時点でもうクタクタだったので断念する事に。
結局、無難に白倉谷林道・国道477号線を経由し駐車地まで戻る事にした。
白倉谷林道から国道477号線まで戻ってきたけど、めっちゃ車が停まってるやん!
登山?釣り?BBQ?
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白倉谷林道から国道477号線まで戻ってきたけど、めっちゃ車が停まってるやん!
登山?釣り?BBQ?
白倉谷林道と国道との合流地点から国道477号線を東に約9分。
無事にゴール!
ありがとうございました。
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白倉谷林道と国道との合流地点から国道477号線を東に約9分。
無事にゴール!
ありがとうございました。

感想

今回の山行は、まだ未踏だった雨乞岳南側の尾根歩きです。
雨乞岳の南部といえば、雨乞岳南尾根や清水頭南尾根などは、よく歩かれほぼメジャールート化してますが、今回は登り「大納言谷左岸尾根」下り「シャクナゲ尾根」と、バリエーションルート・マイナールートの尾根を歩いてきました。
共に地図で見るとかなり主張の強い尾根なのですが、歩く人が少ないと思われ、情報が少なくレコ等もほとんど上がってない状態なのです。
これがまた興味をソソられるといいますか魅力的に思えてしまい、一度歩いてやろうか!となったわけです。

「大納言谷左岸尾根」「シャクナゲ尾根」共に、そこそこ道は付いていましたし、目印のテープ等も付いていました。
しかし、尾根芯がほぼ藪化している箇所も多く、とにかく歩きにくくて難儀しました。
根っこを掴みながら登っていくような岩混じりの急登や、高速道路のような快適な道など楽しげな箇所も多少はあるのですが・・・。

予定では清水頭南尾根の取付き地点(清水頭登山口)で赤線を繋いだら、大納言尾根(雨乞岳南尾根)まで登り返し、国道477号線の駐車地までショートカット気味に戻るつもりでしたが(レコ写真45)、藪こぎと暑さで体力と気力を削がれた自分にはそんな元気は残っていませんでした😫

あと、今回の山行においては、自分にとって鈴鹿のレジェンドであるonetotaniさんには感謝の言葉を述べなければなりません。
計画段階で、この近辺の尾根の名称や位置関係等、知りたい情報をonetotaniさんにご教授頂きました。
本当に助かりましたし、自分ももっと精進せねばならないなと強く思いました。
本当にありがとうございました。

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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