八紘嶺〜七面山
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- GPS
- 11:02
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,506m
- 下り
- 2,077m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:七面山登山口〜下部温泉駅(早川町乗合バス)、下部温泉〜静岡(JR) |
コース状況/ 危険箇所等 |
八紘嶺〜七面山:道、指導標ともに明瞭だが、尾根が分岐する箇所で登山道が直角に曲がっている箇所で、誤った踏み跡がある。 |
写真
感想
梅ヶ島温泉から七面山へ。梅ヶ島温泉に前泊して、早朝にスタート。
(地図は、一部GPSの不調で途中のポイントが欠落します)
まず、八紘嶺へ。一番つらいのは梅ヶ島温泉から八紘嶺登山口までの長い九十九折の道。八紘嶺登山口からは、ぶな、かえでの自然林の中、一部ガレている箇所もあるが、気分のいい自然林とところどころで東側の展望が開けているので、富士山がよく見える。北西からはすでに夏の姿に見えた。先々週、予行演習で来たばかりだが、シロヤシオはほとんどが落ちて、五葉の葉もちじれてしまっている。真っ赤なヤマツツジが高度を上げたところで咲いていたが、ラジオをつけっぱなしで後ろから登ってくる登山客に苛立って、写真を撮らずに先を急いだ。八紘嶺付近で数等の大きな鹿に出会う。
八紘嶺から七面山へは、予想に反して道も明瞭で指導標もしっかりある。ただ、ところどころで、尾根が分岐する箇所で、誤った方向に踏みあとがある。また、天気が良かったためか、ダケカンバとシラビソの森は明るく感じられた。原始の森の印象が濃く、水場がないせいか動物の痕跡も薄い。冬は深い積雪のあるところだが、希望峰までは夏、かなり暑い。尾根沿いの道だが、希望峰を過ぎるあたりまで尾根線は時に分岐するものの、かなり広いので危険箇所はない。この間の一番の難所は、1964峰への急な登りだ。
希望峰へ近づくにつれ、西側の展望が開け、南アルプスの山々が一望できる。木の間からずっと見えていた笊ヶ岳の背後に、まだ雪をかぶった聖、赤石が見えている。北方には北岳の姿まで垣間見えている。また、途中ですれ違った方から、白いイワカガミが咲いていると聞いて、楽しみにしていたが、希望峰周辺にイワカガミの群生地があり、まだ少し咲いていた。
七面山付近では、植生が大きく変わり、地衣類と思われる細い糸のようなものを垂れ下げている木々が増えてくる。希望峰から七面山へは、明るくてよく踏み込まれた登山道になる。
七面山を過ぎ、ナナイタガレをかすめて下って行くと、登山道は途端に自動車も通れるほど広くなる。敬慎院では、何人ものお勤めの方々が丁寧に「ご苦労様」とご挨拶され、恐縮してしまう。
奥の院から裏参道を角瀬に下った。疲れていたせいか、随分長い九十九折の道だと感じた。
角瀬では、俵屋という旅館で土産物を買ったが、ここは日帰り温泉もOKということだった。早川乗合バス(俵屋観光が運行)で下部温泉駅まで行く。(バス賃400円はかなりお得。)
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