楽しい!大山 三の沢~剣ヶ峰
- GPS
- 04:25
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 832m
- 下り
- 817m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
このルートで一番の難所は大堰堤を乗り越えた後、稜線へ登る最後の急登までの間にある蟻地獄の様な小砂利とグリ石地帯だと思います。 稜線に上がってしまうと高度感はあるものの楽しい稜線歩きができます。 |
写真
感想
珍しく家族が土・日曜日に自家用車を使わないと言うので、土曜日勤務終了後大山に向かいました。
登るのは以前からネットの山行記録で気になっていた三ノ沢から最高峰剣ヶ峰です。
このルート、一応バリエーションルートとなっているのですが、踏み跡どころか明瞭な登山道もありますし、当日も多くの老若男女が歩いておられ、もう既に立派な登山コースという感じです。
土曜日の昼ごろからに大山へ向かい、夕方文殊堂に到着しました。
その日は文殊堂裏にある駐車場で幕営しました。
翌日、早くに目がさめたので身支度を整え5時に歩き始めました。
山行記録でこのコースは三ノ沢右俣から入山と書かれている場合が多いのですが、左俣に立派な治山道路のゲートが作られており、無意識で入ってしまいましたが結果的に正解で、現在は三ノ沢左俣から入山するようになっているようです。
治山道路を進むと行き止まりとなってしまい困りましたが、やはり同じような人がいるのでしょう、やや無理矢理に右俣へ渡る踏み跡がついています。
右俣に渡り不明瞭な踏み跡を進むと本来の登山道に合流することが出来ました。
帰りに気がついたのですが、治山道路に入ってしばらく行くと左側にピンク色のテープがあり、そこを林に入ると登山道の左右をロープで示した道が作られており、自然と右俣に渡る様になっていました。
渡った後は以前右俣から入山した時に作られた登山道に合流します。
何回か堰堤を乗り越えると目の前に大堰堤が見えてきます。
大堰堤左俣にテープが巻かれているので林の中に入るとロープがあり、それを使って大堰堤の上へ登ります。
大堰堤の上を山側に進むと少し立木の中を進みますが、突如前方が開けて目の前に大山南壁が広がります。
左右に大きな谷が2つ見えますが、右の谷へ向かうように長方形の対角線を進むように登っていきます。
暫くは目印のテープがなくなりますが幾つもの踏み跡があるのであまり考えずにできるだけ明瞭な踏跡を選んで進むとピンク色のテープが出てきます。
この対角線のルートが今回のコースで一番しんどい部分です。
というのもココは小さな小砂利とグリ石で埋められた谷を進むのですが、歩く度に蟻地獄のように崩れてなかなか前へ進むことが出来ません。
対角線の頂点あたりに来ると地面もしっかりしてきて、谷から一段高い登山道となります。
ロープが張られた部分から稜線へ向けて一気に高度を稼ぐようになります。
槍ヶ峰南峰が上方に見えてくるともうすぐ稜線ですが、一旦槍ヶ峰南峰を巻くように進み、槍ヶ峰南峰の左肩稜線に飛び出します。
一旦戻るように槍ヶ峰南峰へ向かいましたが、はっきりとした踏み跡はないものの比較的簡単に頂上に立つことができました。
ここからはこれから目指す槍ヶ峰への稜線に加え、登ってきた南壁、東壁の槍尾根やキリン峠、北壁の宝珠尾根や砂すべりが一望できます。
景色を楽しんだ後、稜線を進み天狗ヶ峰、剣ヶ峰へ向かいました。
このルートはよく危険だと言われますが、確かに道幅が狭く両端が切れ落ちている箇所もありますが、地面はしっかりとしており特に恐いという感じではありませんでした。
それよりも久しぶりに味わう爽快な稜線歩きができて非常に楽しいルートでした。
稜線歩きを楽しみつつ念願の槍ヶ峰に立つことができました。
山頂は比較的広く、有名な大きな山頂モニュメントの慰霊碑があり、ここからは弥山に立っている登山者もよく見えます。
帰りは同じルートを文殊堂目指し下山しましたが、途中多くの登山者とすれ違い既にバリエーションルートとは言えなくなっているような気がします。
またこのルートは紅葉の頃非常に綺麗だと思われるので是非秋にまたやってみたいと思います。
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