岩木山
- GPS
- 07:15
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,178m
- 下り
- 1,171m
コースタイム
08:28 巨木の森への分岐(5分休憩)
08:39 「→ 嶽登山道」の標柱(右折の標柱)
08:55 「山頂へ二時間」の標柱
09:43 八合目ターミナル(14分休憩)
10:26 リフト分岐
10:36 鳳鳴ヒュッテ
11:01 山頂着
☆ 嶽登山口から3時間21分(うち休憩22分)
☆ 大休止53分
11:54 山頂発
12:13 鳳鳴ヒュッテ
13:05 八合目ターミナル着(25分休憩等)
13:30 八合目ターミナル発
14:14 右折の標柱
14:55 嶽登山口
☆ 山頂から3時間1分(うち休憩等37分)
合 計: 7時間15分(うち大休止・休憩1時間52分)
天候 | 晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的に危険な箇所は九合目からの岩場の急斜面だけです。 コース上に水場はありません。八合目ターミナルが営業していれば、自販機が利用できます。 嶽温泉からのこのコースは、八合目ターミナルまでは静かな山歩きができます。八合目までは必要な箇所に必要な程度に手が加えられており、「安全」と「自然」を調和させているように思われ好感が持てました。分岐点等には標柱が設置されており、迷いやすいところはありません。登り初めの一時間は道幅も広く、傾斜も緩やかで、ブナとカラマツの気持ちの良い道となっています。 全体の初めのうちは粘土質の道、続いて、ブナの根、コケのついた石や岩の道となり、九合目以降はザレた岩場と、種類の異なる滑りやすさが続きます。下りは要注意です。 なお、鳳鳴ヒュッテは傷みが相当見受けられましたが、緊急避難用には使用できると思います。近くに水場はありません。 (宿泊等) 宿泊は登山口の嶽温泉のほか近場にいくつかの温泉があります。弘前市内からも早朝であれば車で30分程度であり、市内のビジネスホテルを利用する手もあります。 下山後は登山口隣の「山のホテル」のマタギ飯などいろいろです。秋は地元の嶽きみ(とうもろこし)が旬となります。もちろんリンゴも。 |
写真
感想
小学生だった頃、大鰐スキー場に行った時岩木山を見て、綺麗な山との印象でした。それから数十年、数年前に岩木山を見たとき、平野に忽然と聳え立つこの山を見て、その存在感に圧倒された記憶があります。岩木山は津軽人たちの誇りであり心のよりどころであると言われますが、充分納得できるものがあります。奥羽本線から見る岩木山は、山頂近くになると急に傾斜を増しており、登るには相当苦労するのではないかと思っていましたが、だいぶ山慣れしてきたせいか、前日の八甲田に続く山行でしたが、充分楽しむことができました。おりしもお山参詣の翌日だったためか、あるいは5連休の初めだったせいか、弘前や青森のホテルは満杯状態で、五所川原での宿泊となりました。
2日続きの山行となること、当日秋田まで3時間以上の運転となることから、今回は百沢からではなく嶽から登ることにしました。嶽コースは途中までは滑りやすい粘土質ですが幅の広い道で、登山者も少なく静かな歩きを楽しむことができました。8合目までの後半は一般的な登山道で特に問題はありませんでした。8合目には広い駐車場がありさらに9合目までリフトがかかっていることは知っていたので、愕然とすることはありませんでした。ただ、気になったのは、9合目より上に観光客が大勢登っていたことでした。観光客の中には、山の危険性についての認識が低い人も見受けられ、下山スペースを登ったり、落石を起こしながら登ったりと、心配になる場面が少なからずありました。山は登山者だけのものではないので、なんともいえませんが……。
それから少しあきれたのは、8合目から9合目までは狭い道ですが、そこをトレランの練習なのでしょうか、どこかの学校の生徒たち(?)が大勢で駆け下りていました。そのため、私たちはところどころで立ち止まって通してやらなければならないことが幾度かありました。指導者の方は「登り優先」とは口にしていましたが、今ひとつ、本気度が不足していたように感じたのは私だけだったのでしょうか? 平日ならばとにかく、観光シーズンのさなかの晴天の休日で、当然混雑が予想される山で、大勢でのトレランの練習とは、いかがなものでしょうか。
また、山頂では、大勢の人が寛いでいる中、大声で休みなく話しまくっていたオバサンにもあきれました。その声は、かつての総理大臣のお嬢さんである議員さんの声に良く似ておりましたが、国会ではともかく、早口で休みなく喋くりまくる声を聞き続けることは、山では、疲れます。静かな山を楽しみたい人もいるでしょうし、また、たまには笑い声があってもかまいません。話すにもTPOを考える必要があると思います。
ただ、自分がクマよけの鈴で、周囲にうるさい思いをさせてないか、自らを振り返る良い機会になりました。
天候はまずまずでしたが、山頂だけ雲の中で、眺望を楽しむことができなかったことが心残りです。鳥海山のような秀麗、華麗な山ではありませんが、逞しさ、力強さが感じられる、魅力のある山であり、もう少し静かなときにまた登りたいと思います。
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