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Yamareco

記録ID: 4650543
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ハイキング
甲斐駒・北岳

北沢峠から仙丈ヶ岳・大仙丈ヶ岳

2022年09月04日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:50
距離
10.9km
登り
1,220m
下り
1,214m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:18
休憩
1:31
合計
8:49
距離 10.9km 登り 1,220m 下り 1,230m
6:20
33
7:50
8:03
50
8:53
8:54
49
9:43
9:44
27
10:11
10:48
24
11:12
11:14
35
11:49
11:54
10
12:04
5
12:09
12:25
29
12:54
13:02
6
13:08
13:09
7
13:16
8
13:24
33
13:57
13:58
41
14:39
14:45
23
15:08
1
15:09
北沢峠バス停
天候 晴れのち曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2022年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
往き R20〜R152
帰り 諏訪インターより中央道
前日にゆっくり出発して、前夜のうちに仙流荘の駐車場に到着。
登山者用駐車場料金:5日まで1000円で、出庫時支払い。
当日朝、4時30分頃長〜い列に並んで切符を購入して、再び長〜い乗車の列に並び、臨時便の7台目くらいに乗車しました。それでも始発の時間(5:30)前で、6時20分には登山開始できました。
並ぶ列は、乗り場に向かって左側が切符の列、右側が乗車の列でした。
切符はキャッシュレスでも購入できます。(3台の券売機中、1台が対応)
コース状況/
危険箇所等
一般コースですので、特段の危険箇所は無いと思います。
◆北沢峠〜六合目
樹林帯の道。峠から二合目までは、稜線通しの登りと、峠の少し下からの緩やかな巻道が並走します。
◆六合目〜山頂
森林限界を超えた大展望の道です
◆山頂〜仙丈小屋
カールの淵に沿って下ります
◆仙丈小屋〜丹溪新道分岐
カールの中を下り馬の背の上端に出ます
◆丹溪新道分岐〜五合目
馬の背ヒュッテを経て藪沢まで下ると、いくつもの沢を横断しながら水平な巻道を行きます。細かな段差やアップダウンがあります。あとは来た道に合流です。

★仙丈ケ岳〜大仙丈ケ岳は、大仙丈ケ岳への登り口付近は両側が切れているので、高度感がありました。少々アルプスの岩稜気分が出ました。
その他周辺情報 温泉 仙流荘 500円
予約できる山小屋
馬の背ヒュッテ
北沢峠 こもれび山荘
六合目あたりから、白峰三山の方を眺めます。雲が切れて見えてきた北岳の三角形が特徴的です。
六合目あたりから、白峰三山の方を眺めます。雲が切れて見えてきた北岳の三角形が特徴的です。
優雅な仙丈ヶ岳の稜線。小仙丈ヶ岳の方から見ると緑のカールが美しく青空に映えます。
優雅な仙丈ヶ岳の稜線。小仙丈ヶ岳の方から見ると緑のカールが美しく青空に映えます。
3000m級の山から見る雲海の素晴らしい景色です。
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3000m級の山から見る雲海の素晴らしい景色です。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 携帯 時計 地図 コンパス 計画書 カメラ

感想

久しぶりの南アルプスの3000mの山ということでちょっと気後れ気味。盛り上げる意味もあって。前日昼頃家を出て、都心を首都高で通過した後は、高井戸からR20を延々と走っていきました。大垂水峠を越え、笹子トンネルを抜け、甲府で渋滞に入っているうちに陽が落ちます。道の駅はくしゅうでしばらく休憩。日付が変わる頃には駐車場に入ろうと21時頃出発し、夜の道を戸台に向かいました。駐車場はそこそこ埋まっていますが、近いところに場所を見つけて車の中で眠りにつきます。

林道を走るバスからの光景は迫力のあるもので、南アルプスの山の大きさを感じます。北沢峠を次々と出発する人々に交じって歩き出しますが、ゆっくりペースを作っていくので、どんどん追い越されます。でも、一定のペースで歩き続けているので、そこそこのペースを保ちます。六合目で森林限界を出ますが、やはり雲が多め。でも、仙丈ヶ岳のあたりはだんだん晴れて来て、目指していくうちに山頂の雲はすっかりとれました。青空の元で美しいカールが映えています。

山頂では昼食をとりながら、計画した大仙丈ヶ岳に行くことをまだ迷っていました。往復1時間程度なので、時間的には十分余裕がありますが、登り返して戻って来ることを考えるとなかなか思い切れません。逡巡しながら充分休憩して、まぁいいかと、そろそろ下山しようと立ち上がり、大仙丈ヶ岳の方を見ると思わず足が向いてしまい、大仙丈ヶ岳に向けて歩き出していました。休憩している間にあたりはすっかりガスに覆われていきます。大仙丈ヶ岳の方から大きなザックを背負った二人の若い登山者がやってきました。最後のピークに着いてやり遂げたという表情。遥か南から来たようです。

大仙丈ヶ岳の往復は、今日の密やかでささやかなお楽しみポイントになりました。鞍部から大仙丈ヶ岳に登り返していくところは、少しだけですが痩せた岩稜で、ちょっとワクワクします。山頂直前で一旦下るのは意外でした。そして岩の小さな門の間を通って山頂に向かいました。本当にささやかですが、楽しめました。帰りは100mあまりの登り返しですが、充実した気分でした。

仙丈ヶ岳から下って仙丈小屋に着いた頃雨が落ちてきました。雨具を付けましたが、着けた頃には上がってしまいました。とりあえずそのまま下り、ガスで遠望の無い中、馬の背を通過し、藪沢を渡って、下っていきます。いくつも沢を横切っていく道で、決して歩きやすくは無かったです。五合目まで戻って、雨具をしまいましたが、再びパラパラと雨が降ってきました。さすがに雨具はもういいやと思って傘をさして歩きます。そして、意外と傘をさすと背筋が伸びてバランスが取れるような気がして、快適に下っていきました。雨が上がってもしばらく差し続けていたのでした。

帰りのバスでは、日が差す中で雨が降るという空模様。そして、南アルプスの山々に虹がかかったのでした。

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