結構埋まってて驚き!入川本流〜大荒川谷
- GPS
- 32:00
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 1,892m
- 下り
- 1,549m
コースタイム
天候 | 7/11 晴れのち曇り /12 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・入川森林軌道に崖崩れがありましたが、沢屋ならまるで影響なし。大雨時はわかりませんが… ・入川本流〜大荒川谷出合 数年前の大雨の影響でしょう。かなり埋まりました。泳いだところなし。両岸に砂礫の堆積が多くみられ、ここまで水位が上がったんだと思うと恐ろしい限りです。 ・大荒川谷出合〜小荒川谷出合 入渓後から土砂の堆積がものすごい。そして魚影もかなり少ない。以前、結構釣れたと思うんだけどなぁ。小荒川谷出合はものすごいガレガレ、たどる沢は一部伏流していたのにびっくり。 ・小荒川谷出合〜稜線 渓相が残っており遡行図通り。水切れから長かったなぁ |
その他周辺情報 | 白龍閣 500円 隔日で風呂が女性・男性入れ替わるシステム 今回は小さい方だった。 |
写真
感想
今年は例年よりも多くの沢に登ろうと思い、5月下旬から取り組んできたのだけれど、結果、記録的に早い梅雨明けにまるで対応できず、いつも通りな感じでこの時期で2本目。何やってんだろ?最近、入川流域に行ってなかったので、久々に入川本流から大荒川谷を狙った。
7/11 早朝に自宅を出て、道の駅みとみでいつものように眠くなった。軽く寝た後、出合の丘に9時ころ到着、さっそく自転車の前輪をはめて、川又バス停まで軽快ダウンヒルで入川林道に向かった。キャンプ場近くに自転車を置かせてもらい(ここまで20分くらい)、いつもの森林軌道跡を歩き始める。なんかきれいになっている感じしたけど、こんなんだったっけ?途中『落石通行止め』と書いて規制された箇所は、上部からの崩壊だけれど沢屋なら許容範囲。赤沢谷出合で装備を着装して本流に入る。と空に梅雨明けしたものの、戻り梅雨的になっていたので水が多いのか少ないのかもわからない。
本流は渡渉はあるものの膝上という感じ。数年前の洪水でかなり埋まってしまったのだろうか?平凡な河原を進む。地形図上の2本の枝沢が入るコーナーの滝はとてもきれい。そこから直線的に数分で中小屋沢出合。ここにきて驚いたのは左岸砂礫堆積の高さだ。あそこまで水が上がったなんて考えづらい高さだ。
その先から本流がめちゃめちゃ埋まっているのを確認した。巻くところもほとんどなく水流通しで通過できる。金山沢出合手前のゴルジュは、水線通しで出口の二条滝までたどり着け左岸から通過できた。途中の倒木も荷を先に上げてから、倒木を抱えて登る。金山沢出合はさらにすごい土砂の堆積だった。
金山沢に入っても両岸のガレ堆積はすごく、始めのゴルジュも巻かずに通過できる。一か所右岸にトラロープがあり、それを利用して一段目の滝を交わして連瀑帯に入る。途中出てくる壁のようなツルツル滝を巻いて通過、結構立派だったのでゴンザかと思っていたら違っていたみたいだ。これを越えたところで驚きの光景…ガレガレの一本川になっていた。ガイドブックには左岸からの沢は出ていないが、この沢は大ガレで合わさっている。
その先も水線通しで突破してゆき、沢が蛇行し始めるとゴルジュの奥にひときわ高い滝、これがゴンザの滝だ。下からは2段しか見えない。右から高巻き、踏み跡を下ってゆくとラストがちょっと悪く、木の根にお助けを掛け、5mのごぼうで河原に降り立つ。そこから30分くらいでものすごいガレ沢に出くわす。これが小荒川谷出合、大荒川谷出合は伏流してしまっていた。その出合すぐのところにBPがあり、本日はここで終了とした。目的側はあまり荒れていないようでも、ここまでほとんど魚を見ていない。釣りに行くが坊主、焚火のみのさびしい夜となった。
/12 前日の釣りがあまりに悔しく、30分で終わって登る予定が1h30minもかけてしまう。結果、一匹…魚がいただけよかった。大荒川谷は埋まっておらず、ナメ滝は健在だった。20m2段は右から、12m2条は左の流れから、15mは右壁を登る。沢の本領発揮だ。さらに上流で出てくる20m2段の上流側は和やかムードに変化、しばらくで三俣。三俣はタイム短縮から左を選択、藪ではないが水切れからが長め。登山道に出てからもそのまま歩き続け、雁坂嶺で装備替えした。
あとは昨秋歩いた稜線を雁坂峠に向かい、小屋も通過。水場は小屋前にひかれていたがチップ制になっていた。なかなか標高が落ちない黒岩尾根では、直下水晶谷の道標で一度休憩し、その後風呂に入りたい一心で歩き続け、ヘロヘロになって豆焼橋に到着した。出合の丘への登りがきついんだよなぁ…
車で自転車を回収し、いつもの白龍閣へ向かった。3人組の爺さんが露天からなかなか出てこず、ずっと会話している状態だったので露天は諦めた。残念。
夏の赤石沢に向けた準備山行はこれで終了、自然現象の想像もつかないようなポテンシャルに驚かされた山行だった。結果、8月の天候不良のため赤石沢はまた次回になっちゃったなぁ。
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