霞沢岳−八右衛門沢下降
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,451m
- 下り
- 1,447m
コースタイム
15日 6:18徳本峠小屋−JP−K2−10:15霞沢岳−10:40K2わき八右衛門沢下降点−1345バス道路−1440大正池
天候 | 14日 曇りのち晴れ 15日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
徳本峠小屋−霞沢岳:所どころに積雪箇所あり(アイゼン/ピッケルは不要) 八右衛門沢:道はありません。下降点は自分で見つけるしかありません。(間違えると崖にの上部に出て進退窮まる劣れあり)徳本に戻るよりは時間は節約できますが落石、滑落などのリスクが高く危険なところですので自己責任でお願いします。積雪期より、融雪期、無雪期の方が危険と思われます。 |
写真
感想
200名山の霞沢岳に登ってきた。この山は昔は八右衛門沢からの直登ルートしかなかったのだが、現在は徳本峠からの縦走が一般化している。日帰りは無理なので、徳本峠小屋に前泊せざるを得ない。登りでは苦しそうだがせめて下りだけでもと八右衛門沢を経由してショートカットをしてきた。今回は八右衛門沢を中心に雑感を。
バリエーションの沢というのは時間がかかったとしても、同じコースを登ってから降りるべきものだという感想を持った。というのも登りではゆっくりと危険個所の確認ができるので、一旦登った後は注意すべきポイントを心得ているはずが、未経験の下りでは危険個所への対処は出たとこ勝負となりかなり危なっかしいことになるからだ。
まずは下降点がわからなかった。最初は踏み跡があったのでK1ピークから西側に伸びている尾根沿いに進んでみたが、全くの崖で降りられるところは無かった。稜線に戻りGPS地形図と首っ引きで漸くここしかないというところから降り始めた。最初はハイマツ帯、次に灌木帯の藪漕ぎ、ザレ地帯では浮石が多く落石の危険が常に付きまとう。雪渓上だけはアイゼンを装着するほどでもなく一番安心して降りられる。従ってもっと雪の多い、例えばGWのころなどが八右衛門沢の登り降りには適した時期なのかもしれない。チョックストーンから下がまた厄介で手がかりがないヘへつりでプチ滑落したり、ロープを出して懸垂下降が必要なところがあったりと、かなりワイルドなのであった。あたかもクライネシャイデックのホテルのバルコニーからからアイガー北壁に取付いているクライマーを望遠鏡で眺めるように、対面の帝国ホテルから物珍しげに観察されているかもしれない。そう思うとあまり無様なことはしてられないと思うのであった。
やっとのことでバス道路に抜けだすと田代池、大正池は目と鼻の先なので、観光して帰った。
それにしても梅雨の中休みにまれにみる絶景を目の前にしながら、OM-Dのバッテリが早々と切れてしまい、ケータイの壁紙モードサイズの写真しか残せなかった自分にトホホなのであった。
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