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Yamareco

記録ID: 4670661
全員に公開
ハイキング
富士・御坂

富士山(吉田口より)〜晴れ渡る〜

2022年09月10日(土) ~ 2022年09月11日(日)
 - 拍手
えるも その他3人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
16:52
距離
13.7km
登り
1,496m
下り
1,511m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
1:59
休憩
0:07
合計
2:06
距離 3.1km 登り 480m 下り 44m
10:02
25
10:27
25
11:51
12
12:03
12:04
4
2日目
山行
11:58
休憩
2:48
合計
14:46
距離 10.6km 登り 1,031m 下り 1,467m
0:24
0:25
4
0:29
0:31
10
0:41
0:45
7
0:52
0:53
3
0:56
0:57
19
1:16
2
1:18
8
1:26
1:32
20
1:52
2:01
1
2:02
2:12
17
2:33
2:34
5
3:25
3:26
10
3:36
2
3:46
3:53
90
7:20
7:30
16
7:52
7:53
46
8:46
8:59
1
9:12
9:15
63
10:18
10:19
15
10:34
10:35
1
12:38
13:15
2
13:17
13:18
36
14:43
20
天候 ■予報
晴れ時々曇り(山頂:最低気温−2℃、最高気温7℃)
■実際
ご来光時 3℃(風弱いが停滞で寒い!)
山頂 8℃
下山 10〜15℃(日当たり強く暑くなる)
過去天気図(気象庁) 2022年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場:8:30時点で2台待ち。その後出入りあり10分ほどで五合目トイレ直下に駐車できた。
コース状況/
危険箇所等
(トモエ館スタッフ談→全てその通りでした)
・この土日はシーズン1,2を争う混雑状況。山小屋は全満室。頂上でのご来光にこだわる場合は通常0時出発推奨だが、渋滞が予想され明日は11時くらいに出た方が無難。ただし吉田ルートはご来光がどこでも見える。
・中秋の名月、雲海越しのご来光、晴天、ほぼ無風でベストコンディション。
・お鉢巡りは反時計回りが最短だが、剣が峰の下り難度の関係で時計回り推奨。
その他周辺情報 ■宿泊
七合目トモエ館:スタッフよく、ふとんフワフワ、清潔で快適!
全室個室 土休日前料金(2食付のみ)11,000 ネット決済割引→10700円

各個室にコンセントあり。
本八合目トモエ館(3400m)に荷物デポ、休憩可能。頂上まで90分。
下山時、荷物ピックアップ、休憩、昼食メニュー(おでん、カップヌードル等)。

◎食事
・夕食:16:30〜(小屋に着いた順で18:30くらいまで)ハンバーグカレー。
※夕食が足りない人も飲食メニューあり。(カップラーメン追加。美味しかった)
※酒類販売停止中(缶🍺五合目で購入、保冷バッグで持参)

・朝食:パンセット(3つ入り)と水1本。夕食時渡し。

・チャイ(トモエ館名物):200円。シナモン、糖分、塩分入で疲れが取れる絶品!
・水:洗面所はなくトイレ付近でハミガキ。うがいは持参した水で。飲料水も提供なし。売店の水1本400円。
・お湯販売:サーモス1本200円(バーナーは1個持参、下山時に活躍)

■温泉:富士眺望の湯ゆらり 1500円バスタオル付
登った後の富士山どかーん!近くから見えて感慨深かった。食事・仮眠もできる。
(子供が多くて、ちょっと騒がしかった)

感想

遅ればせながら人生初の富士山へ。お天気に恵まれ、絶景の登山と下山を楽しめました。道中にメンバーの一人が高山病となり、さまざまな経験があったため以下に記録を残します。

■参加メンバー 4名
リーダーA(本人、女)、B(女)、C(男)、M(22歳女)
A、B、Cは事前に2500〜3000mの登山を数回経験。Mは登山経験少なく、高山経験なし。

■高山病発症と対処経緯
・9合目付近(3500m)でMが高山病と思われる吐き気を訴える。ご来光渋滞で大混雑のため二組に分かれ、A・Mは途中下山も考慮しながらペースを落とし、B・Cは山頂(+お鉢巡り)を目指すことに。集合は荷物デポの8合目トモエ館とした。Mは酸素ボンベを使用すると若干回復したが、手持ちの酸素が1本しかないためCに連絡するも携帯がオフライン。50分後にようやく連絡が取れ、Cが酸素を持って9合目付近に来たあと、再度2チームに分かれる。その後もMは酸素を吸うと回復したため、吸いながらゆっくり吉田口山頂(3710m)登頂。すみやかに下山に入るも下山中も胃腸の不調を訴え、休みながら須走口方面へ下山。8合目トモエ館(3400m)に到着後、休憩。空腹を訴えたのでカップうどんを数口、数分後に再度不調。Mの仮眠後、若干回復した様子だったので、Mの荷物をA・Cが分担してゆっくり下山を継続。途中酸素を吸うと少し歩けるが、飲んだ水も嘔吐する状態が続く。コーナーごとに嘔吐・休憩を取りつつ休み休み歩く。
・7合目トイレ(2640m)で休憩時、万一の場合の救助連絡先をネットで調べたところ待機時間が何時間になるか不明。Mは気分は良くないが足腰は問題なくまだ歩けそうなので、引き続き高度を下げることを優先することに。Bが持っていたアクエリアスを少しずつ飲みながら、なんとか自力下山。吉田登山口分岐(2400m)あたりでは嘔吐も止まった。
・5合目(2300m)駐車場ではまだ具合悪そうだったが、スバルライン車中で熟睡、温泉(800m)に着く頃ほぼ回復し夕食も控えめに摂取できた。

■反省(下山後考察)
・最大の原因は酸素を吸いながら高度を上げたこと(途中でパトロールの方に聞いた。体が酸素缶に頼るようになってしまう)。酸素を吸って回復後は、すみやかに下山すべきであった。知識不足。
・チームを分ける際、荷物分担を再確認すべき。酸素・食料のほとんどをCが持って山頂を目指したため、A・Mチームが自力で下山できない状態だった。
・対処方法を検討時、Aが一人で決断していた。当初からサブリーダーBに相談すべきだったか。酸素・睡眠不足もあり、徐々に思考力低下と疲労蓄積を感じる。
・最悪の場合、A・Bがザックを2個ずつ背負い、CがMを背負って下山、というシナリオもあったか。

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