甲武信ヶ岳〜破風山〜雁坂峠〜雁峠 奥秩父主脈赤線繋ぎ

2022年09月11日(日) [日帰り]

• GPS: 12:34
• 距離: 31.2km
• 登り: 2,877m
• 下り: 2,875m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:11
• 休憩: 1:24
• 合計: 12:35

4:20 道の駅みとみ
4:26 4:27 西沢渓谷入口バス停
4:41 4:41 ねとりインフォメーション
4:45 4:45 近丸新道登山口
4:51 4:51 徳ちゃん新道登山口
6:39 6:44 徳ちゃん新道分岐
8:13 8:18 戸渡尾根分岐
8:25 8:25 木賊山
8:36 8:51 甲武信小屋
9:04 9:13 甲武信ヶ岳
9:23 9:29 甲武信小屋
9:39 9:39 戸渡尾根分岐
10:14 10:21 破風山避難小屋
10:54 10:55 破風山
11:17 11:20 東破風山
11:57 11:59 雁坂嶺
12:22 12:24 雁坂峠
12:33 12:51 雁坂小屋
13:22 13:22 水晶山
13:41 13:42 古礼山
14:18 14:19 燕山
14:42 14:42 雁峠
14:51 14:56 小さな分水嶺
15:02 15:05 雁峠
16:32 16:32 亀田林業所ゲート
16:42 16:42 新地平バス停
16:55 16:55 道の駅みとみ
16:55 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

前夜、道の駅みとみに車中泊で仮眠をして、そのまま駐車してスタートしました。

コース状況／危険箇所等

●徳ちゃん新道登山口 〜 主稜線（戸渡尾根分岐）
傾斜の緩い所もあるが全体として尾根道の急登。草があまりなく広い尾根ではどこでも歩けるような感じで逆にトレースを見失うような所もある。ランダムに大きな段差が現れ体力が削られる。

●主稜線（破風山避難小屋 〜 東破風山周辺）
巨岩を繋ぐような岩ゴロの道。バランスを崩さないように注意

●主稜線（雁坂嶺周辺）
枯木と倒木の道。

●主稜線（雁坂峠 〜 雁峠）
岩や根っこの大きな段差もなくとても歩きやすい。水晶山周辺は癒しの苔の森道。その先は針葉樹の疎林の笹原を歩く。とても素敵な雰囲気で個人的には今回山行のハイライト区間。この区間はぜひ再訪したいと思った。💛💛

●雁峠 〜 広瀬
上部は広川沿いに左岸⇔右岸と渡渉を繰り返しながら進む。上部は流れが細く問題ないが、下るにつれて水量が増えてどう渡るか考えてしまうような所もある。降雨語に水量が増したときなどはかなりの注意が必要かも。また踏み跡が不明瞭でピンク布を探しながらルートを辿る箇所もある。下部は長い林道歩き。

その他周辺情報

下山後の温泉は　みとみ笛吹の湯
山梨市観光協会公式サイトのクーポン画面をプリントするか画面の提示で市外大人510円 → 410円になります。
https://www.yamanashishi-kankou.com/stay-hotspring/

写真

9/11 4:25

夜明け前に道の駅みとみをスタートしてしばらくは暗闇のヘッデン歩き

9/11 4:50

道の駅から夜道を30分ほど歩いて今回の登山ルートである徳ちゃん新道の入口に。ここから登山スタート

9/11 5:21

明るくなってきて徳ちゃん新道の様子。序盤はどこでも歩けそうな感じでルートを外しそうになることもあった。

9/11 5:40

徳ちゃん新道は尾根道。どこでも歩けそうな所は尾根上の真ん中を進めば問題ない

9/11 5:59

標高1620m辺り。6時近くになってようやく登山道にも陽があたり始めた。

9/11 6:32

徳ちゃん新道は名前はかわいいがけっこうな急登です。

9/11 7:11

急登な上にランダムに大きな段差が現れ体力が削られる（汗）

9/11 7:37

標高2200m辺り。この辺が徳ちゃん新道の踏ん張りどころ

9/11 7:59

標高2360mの稜線直下の開けた所から富士山くっきり！
いい天気になりました。

9/11 8:00

さぁ稜線までもうひと踏ん張り

9/11 8:12

稜線に出た。樹林帯で眺望無し。この辺が奥秩父って感じ

9/11 8:21

今回山行のメインは稜線分岐から東側（雲取山方面）だが甲武信小屋〜木賊山は未踏。小屋まで行くならせっかくなので甲武信ヶ岳まで行こうと一旦分岐から西側へ向かう

9/11 8:24

分岐から程なく木賊山。眺望無し

9/11 8:29

木賊山から鞍部の小屋へ下る途中の開けた所から甲武信ヶ岳〜三宝山。よく見る絵ですね。

9/11 8:36

甲武信小屋とうちゃく

9/11 8:40

この先の行程も長いので気合注入の1本！

9/11 8:51

小屋で一服後、いざ甲武信ヶ岳へ

9/11 9:04

とうちゃく！

9/11 9:04

霊峰・富士

9/11 9:05

去年歩いた甲武信ヶ岳から西に伸びる〜国師〜金峰・・と連なる奥秩父主脈縦走路。

9/11 9:05

八ヶ岳。ほとんど全部見えた。
この稜線を繋ぐのも急務だが今年は無理かな・・

9/11 9:06

お隣の三宝山は埼玉県の最高峰。ここまでは繋いでおきたい。
前回の甲武信ヶ岳は長野県（信）からで今回が山梨県（甲）からだったので次は埼玉県（武）から行こうかな
奥にうっすら見えるのは浅間山。

9/11 9:08

遠くに南アルプスの峰々も拝めました。

9/11 9:08

金峰山の奥に見えるのは甲斐駒〜鋸岳ですね

9/11 9:14

これから向かう甲武信ヶ岳から東方へ伸びる奥秩父主脈

9/11 9:29

甲武信小屋まで戻り木賊山のまき道を使って未踏の奥秩父主脈縦走スタート

9/11 9:33

まき道は歩きやすい

9/11 9:40

ほどなく稜線道と合流

9/11 9:42

破風山へ。奥秩父らしい稜線道

9/11 9:55

開けた所から次にめざす破風山。まずは鞍部まで一旦下る

9/11 10:04

稜線上から広瀬ダムがよく見えた

9/11 10:06

笹原がいい感じだけど枯木が多い・・

9/11 10:13

下りきって破風山避難小屋と次のピーク破風山

9/11 10:21

小屋前で一服して振り返る。木賊山が大きい。

9/11 10:27

いざ破風山へ

9/11 10:35

破風山への道はゴツゴツした岩ゴロの道に

9/11 10:45

岩ゴロ道は歩きにくい・・

9/11 10:47

破風山直下で来た道を振り返ると木賊〜甲武信〜三宝の甲武信三山。
同程度の背丈の山が三座連なる風景は奥秩父のランドマーク。

9/11 10:50

破風山（2318m）とうちゃく。
西があるということは東もあるのね。

9/11 11:02

破風山から先も岩ゴロ道が続く

9/11 11:04

東破風山まで岩ゴロ道が続きました。

9/11 11:16

東破風山はこの写真だけ撮ってスルー

9/11 11:24

次のピークを目指して一旦下る

9/11 11:29

次のピークは雁坂嶺

9/11 11:31

コルから登り返しに入るがまぁまぁ歩きやすい道

9/11 11:32

振り返って東破風山

9/11 11:35

この辺も雰囲気いいけど枯木が多い

9/11 11:39

朽ちた倒木も

9/11 11:44

雁坂嶺直下で振り返ると東西破風山の向こうに甲武信〜三宝と続く稜線

9/11 11:49

雁坂嶺までひと踏ん張り

9/11 11:56

とうちゃく！

9/11 11:59

雲をまといはじめたけど富士山見えます

9/11 12:03

先に進むも枯木に倒木・・。
なんでこんな風になったのかな・・・

9/11 12:07

でも明るくていい気もする・・

9/11 12:10

雁坂峠への下り。歩きやすい道です。

9/11 12:20

見えた！

9/11 12:21

日本三大峠・雁坂峠にとうちゃく

9/11 12:22

少し雲が出てきて眺望はこんな感じでした

9/11 12:22

雁坂峠から主脈稜線を一旦外れて埼玉県側に少し下った所にある雁坂小屋へ行きます。

9/11 12:24

雁坂峠から埼玉県側への下り

9/11 12:32

峠から10分ほど標高差で130m下って雁坂小屋

9/11 12:44

雁坂小屋でバッジとコーラを購入。
水も1リットル補給し縦走終盤に備える。

9/11 12:52

片づけをしていた小屋番さんとしばし談笑。
この先の水晶山〜雁峠は歩きやすくてお薦めと伺った。

9/11 12:53

雁坂小屋から雁峠方面へ稜線へ登り返す。
といってもフラット基調で歩きやすい♪

9/11 13:04

ホントに緩くて歩きやすいです。

9/11 13:06

小屋から15分弱で主脈稜線に合流

9/11 13:06

なんか天国のような道だ・・

9/11 13:14

いつしか周囲は癒しの苔の森になる・・

9/11 13:14

なんか癒される〜
個人的に今回山行のハイライトは水晶山への苔の森の稜線でした♪

9/11 13:16

すごくいい雰囲気です💛

9/11 13:21

そんな癒しの道を歩いて水晶山にとうちゃく

9/11 13:24

次のピーク・古礼山へ向けて一旦下るがまた枯木と倒木・・
ただコース上の倒木はきれいに排除されていて歩行に支障はありません。

9/11 13:35

サクっと下って登り返す

9/11 13:40

あそこがピークかな？

9/11 13:41

古礼山とうちゃく

9/11 13:42

古礼山からの眺望はこんな感じでした。
うっすら甲府盆地の街並みが見えた。

9/11 13:47

先を急ぐ。周囲は笹原の疎林に

9/11 13:50

この辺の笹原の雰囲気も良い感じです♪

9/11 13:50

下り始めると今回最後のピーク燕山をロックオン

9/11 14:04

なんか稜線上って雰囲気でイイ感じです♪

9/11 14:05

稜線南側には大菩薩嶺に繋がる稜線。
ここもいつか繋ぎたい

9/11 14:18

緩く登り返して燕（つばくら）山とうちゃく！

9/11 14:18

今回の奥秩父主脈縦走は雁峠まで。
歩きやすい道を下る。

9/11 14:32

終盤が歩きやすい道でよかった

9/11 14:39

雁峠見えた！

9/11 14:40

笠取山と雁峠。

9/11 14:43

雁峠とうちゃく！

9/11 14:43

雁峠から道の駅みとみの広瀬に下るのだがその前に雁峠から次回の笠取山からの奥秩父主脈縦走に備えて次回コースの雁峠分岐まで赤線を伸ばしておこう。

9/11 14:49

笠取山方面へ足をのばす。笹原が若干濃いい箇所もありましたが問題ない。

9/11 14:52

雁峠から10分ほど歩いて笠取山への分岐

9/11 14:54

これで次回は雁峠まで繋がなくてOKだ。
丹波山の作場平方面からの道は遊歩道のように整備された道でした。次回はここを歩くんだな

9/11 14:56

笠取山を見ながら雁峠へ戻ります。

9/11 15:02

雁峠に戻ってきた

9/11 15:06

さぁ下山しよう

9/11 15:06

雁峠と笠取山を振り返る

9/11 15:08

麓から雁峠への道は歩く人が少ないのかやや笹が濃い

9/11 15:16

小沢にあたりこの後はずっと沢沿いを進む。
広瀬ダムにそそぐ広川の源流部

9/11 15:18

広川源流部の渡渉。この後渡渉を何度も繰り返しながら下ります。

9/11 15:26

道はやや不明瞭な所もありピンク布を目印に進む

9/11 15:28

下るにつれて沢も太く水量も増してきた

9/11 15:30

だんだん渡渉がやっかいになってくる・・

9/11 15:33

でっかい倒木。ここは乗り越えるしかない

9/11 15:38

もう大丈夫かな・・と思ったらこの先にも渡渉がありました。

9/11 15:55

渡渉を繰り返しながら下り道はいつのまにか林道に

9/11 15:58

もう大丈夫だろう・・

9/11 16:32

長〜い林道歩きの後に車止めゲートまで来た

9/11 16:33

普通にハイキングなら入っていいんだよね？

9/11 16:33

ゲートを過ぎると舗装路になり・・

9/11 16:41

10分ほどで国道に出た

9/11 16:43

後はロードを1kmほど歩く。日没前に下山できてよかった

9/11 16:54

道の駅みとみに着いて終了

9/11 16:54

今回はたくさん歩いたな〜
お疲れちゃん！

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

感想

ほやん

赤線繋ぎで奥秩父へ。奥秩父は一昨年に雲取山〜飛龍山の縦走から足を踏み入れ去年は長野県側（毛木平）から甲武信ヶ岳〜国師ヶ岳〜金峰山の主脈縦走と奥多摩から石尾根を歩いて雲取山への赤線繋ぎをした。今年は雲取山から甲武信ヶ岳をどう繋ぐか・・。いろいろ思案中だがまずは甲武信ヶ岳から雲取山方面へ赤線を伸ばそうと山梨県側から甲武信ヶ岳へ登りそこから奥秩父主脈を破風山〜雁坂峠〜雁峠へ歩こうと今回のプランを立てた。

奥秩父の稜線はアルプスの稜線とは異なり森林限界がないので樹林帯歩きが多く高山植物や稜線からの眺望はあまりないが、しっとりとした感じの苔むす静かな原生林の中を歩くイメージ。今回はその奥秩父主脈の雰囲気を存分に堪能できた。甲武信小屋から雁峠までの主脈稜線でスライドしたのは雁坂小屋の小屋番さんを含めて3人。晴天の日曜日なのにホントに静かな山歩きを満喫できた。また随所にある開けたところからは富士山や周辺の峰々の眺望を拝めてよかった。これも稜線漫歩ですね。

天気にも恵まれ行程全体を通して楽しめたのだが、特によかったのは雁坂峠〜水晶山〜古礼山〜燕山〜雁峠の部分。通過するピークは地味なものばかりだが雁坂峠〜水晶山の歩きやすい苔の森で癒され、古礼山〜雁峠の枯木で明るい笹原の草原を歩くところは稜線歩きの醍醐味を満喫できた。この部分は麓から直接雁坂峠へ上るルートがあるのでまたいつか再訪してリピートしたいと思ってます。雁坂小屋の小屋番さんもお薦めの素敵なルートでした。

奥秩父主脈の未踏路である雁峠〜雲取山はなんとか今季中に繋ぎたい。雁峠から足を伸ばして笠取山の登山道の分岐点まで繋いだが笠取山の登山道はすごく整備されている感じだったので、そこはちゃんまとゆるキャン△からめたハイキングで来ようかな・・などといろいろプランを思案するのが楽しい今日この頃です。(^^♪