平ヶ岳;12時間絶食でのリベンジ
- GPS
- 11:50
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,732m
- 下り
- 1,732m
コースタイム
天候 | 快晴後曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・危険箇所は有りません。 残雪も少なく、トレースも明瞭です。 ・登山口に登山ポストとトイレが有りますが、登山届けの用紙は有りません。 |
写真
感想
天候不順で一ヶ月程出かけていない。記録を調べていたら、昨年平ヶ岳を途中敗退しているのを思い出し、リベンジすることにした。
73歳に近づいて来たことでもあり、成功のために少し対策をした
・往復600km近い運転をして、弾丸日帰りは止め、前泊する。
・カメラはコンデジ一台だけにして、1.5kgの軽量化を図る。
・エマーゼンシーシートではなく、ツェルトを持ち食料も3食以上を持ち、最悪姫の池でビバークする。
対策は万全だった筈だが、とんでもない落とし穴が有り、全行程水を飲むだけの厳しい歩きと成ってしまった。
・清四郎小屋の客は自分だけで、ゆったり眠れるはずだったが、今回リベンジが成らないと3回目は無いと思うと色々考えてしまい、うとうとしたが、23時前からは一睡も出来ず、仕方がないので3時半から準備を始める。
・食欲が湧かないので、少し歩いてから食べることにする。
・夜登って来た車は3台だと思ったら、登山口の駐車場には既に4台有り、いずれも出発した様子。
・最初は意識してゆっくりと歩くが、眠くて調子が悪い。
・森林帯を抜けた所で朝食と思ったが、喉を通らないのでオレンジを一寸食べる。
・天気も良く気分が良いはずだが、調子が上がらず下台倉山迄に2回も大休憩を取ってしまった。
・下台倉山でも休憩し、歩き始めて暫くしたら突然気分が悪くなり、先ほど食べたオレンジを嘔吐してしまった。
・台倉山までは、去年の記憶より随分遠く感じた。
・何度か少し食べようと努力するが、固形分を呑み込もうとすると戻してしまうので、Power Barで栄養を補給する。しかし、これも直ぐに吐いてしまい、水以外は受け付けない。
・腹に力が入らないので、少しの登りでもきつく、30分毎に天を仰いで寝込んでしまう。その都度此処で引き返そうと思うが、立ち上がると何となく前に向かってしまう。
・時間の制約は無い?ので、ゆっくりゆっくり兎も角前に進む。
・厳しい池ノ峰へ登りの途中で、元気な若い女性が下ってきた。(後で判ったが、姫ノ池で前夜テン泊との事)
・3回も座り込んで休んだが、何とか池ノ岳にたどり着いた。
・素晴らしい景色を十分堪能したいところだが、まずは目的を果たすべく平ヶ岳に向かう。
・普段は嫌いな木道だが、調子の悪い今日は木道は歩きやすく感謝感謝。
・這うようにたどり着いた平ヶ岳。先に着いていた長野県の男性に記録写真のシャッターを押して貰う。
・少しでも最高点(真の2141m地点)に近づこうと木道の終点まで行って見た。
・ハクサンコザクラの大群生や、美しい360°の山々の展望に暫し疲れを忘れる。残念ながら池ノ岳直前から出てきた黒い雲が広がり、峰々の輝きは薄れてしまった。
・体調から玉子石に寄ることは諦め、登りは撮影しないで来た(出来なかった)花だが、少し撮影しながら下ることにする。
・姫の池の地糖の美しさを堪能し、下山開始。燧ヶ岳の上などにかかった真っ黒な雲が心配だが、明るい内には下山できそうな安心感で、気分的には余裕が出来た。
・下りは重力で運んでくれるので”楽”と思っていたら、腹に力が入らないので足の運びに余裕が無く、意外とペースが上がらない。
・相変わらず少しの登りでも苦しいが、花の写真を撮る口実に腰を下ろして休憩しながら頑張る。
・長い下りも体力が続かず、下台倉山からの下りも3回も大休憩。
・それでも、心配していたよりは時間を短縮でき、雨がパラッと当たっただけで済んだ。
・下台倉沢の水で汚れ物を洗い、車に戻り荷物の整理を始めようとした途端に豪雨。戻りが5分遅れていたら雨具の世話になるところだった。
・高速入口手前のコンビニで、牛乳、野菜ジュース、果物ジュース、プリン等を購入し栄養補給。プリンを何とか食べられたので大丈夫かな?
・眠くて仕方がないので、安全運転で帰る。
これで、百名山も漸く84座目。今日のように自己管理できないようでは、この後は無理かな(;_;)
<本日の実歩行時間>;8時間55分+休憩2時間55分(山と高原地図コースタイム;11時間20分)
<本日の歩数>;41,000歩
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