大朝日岳(祝便山荘〜日暮沢小屋)
- GPS
- 12:43
- 距離
- 44.3km
- 登り
- 2,869m
- 下り
- 2,475m
コースタイム
- 山行
- 12:13
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 12:43
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
昨年腰痛で途中リタイアした山のリベンジ。
昨年はテントを担いで一泊の想定だったが、今回の祝瓶山荘〜日暮山小屋の縦走コースであれば、最近のコンディション的にギリ日帰りで行けそうだったので、日帰りで計画立てて向かった。結論結構辛かったが。(改めて見ると日帰りで44kmで標高差3千近いのは頭おかしい)
月山口からのバスが9,12,19時しかなくて、19時に合わせてギリギリの登山をするのに丁度よかった。
電動バイクを事前に日暮沢小屋にデポ。
百名山線つなぎの都合、始まりは萩生駅に車置いてここからスタート。
まずは4時間半のオンロードを歩く。
朝イチは空気が冷たく気持ちいい。日の出に染まった山肌を見ながら歩いていたら虹が出ていた。登山で虹は初めてかも。登山の前にオンロードを長々歩くのも久しぶりだ。
途中熊がいそうな平場を歩きつつ、よくこの道崩壊してないな〜と思っていたらこの先通行止めの看板が。下調べをあまりしてなくてよくないのだが、祝瓶山荘までの道は合地沢湖面広場までしか車は入れず、その先は通行止めになっていた。
だが、徒歩で歩けない道はないので、通行止めの先へと進む。通行止めの道を歩くのもそういえば久々で、ちょっぴり緊張感を感じたが、九州や山陽道の旧道ではざらにあって、あの頃のほうがメンタルが強かった気がする。
その先はダムを見ながら歩く。
結果として祝瓶山荘まで致命的な崩壊はなかった。ブルドーザーがいっぱい止まっていて、直したての道って感じだったので、圧倒的感謝しかない。
祝瓶山荘からは山道になるのだが、この時点で20分遅れで到着していた。
もともと計画が0.7+更に最低でも20分まかないとバスに間に合わない計画だったので、この時点からかなりのハイペースを求められることになった。
東北の山特有のブナ林の中を駆けていく。
通行止めの先の登山道なので、道が荒れてないかが気になったが、そこまで荒れてなく道は明瞭だった。
ただ雨上がりなこともあってからか、クモの巣が多い。日差しが入らないと糸が見えなくてガンガン顔にぶつかっていくのでやめてくれ〜という感じだった。
時間が厳しいので結構なハイペースで尾根線に出る。ペースが早いとどんな道も地獄に感じる。
途中パラッと雨が降ったが樹林帯では特に影響なく。ただ稜線に上がったときの露草がじわじわとズボンの裾を攻撃していた。レインウエアの脱ぎ着の判断が求められる。
稜線に上がってからもしばらく樹林帯だが、時々景色が開けて祝瓶山等々が立派に映る。快晴ではないが程よく晴れてて台風前日とは思えない天気だった。(台風前日だったのである)
その後は登ったり降りたりしながらの縦走なのだが、大玉山を超えたあたりで水不足問題に直面してくる。
軽さを優先するために1.5L程度しか持って行ってなかったのだが、ペースを上げるためには水が必要で、朝飯もこの中から飲んでいたので、もうなくなりかけていた。
今思えば、祝瓶山荘の沢で1L程度追加しておくのがベターだったが、時既に遅し。思ったより消費が早く山頂まで持つかすら微妙な感じだった。
銀玉水まで無理をすれば持ちそうではあったが、結構ここまでですでに無理が続いていて、更に欠けるとトラブルが起きそうだったので、時間は厳しいが平岩山南西尾根水場で採水することにした。
往復採水も含めて15分ほど、水は細かったが冷えていて美味しい湧き水だった。
水が増え、そして森林限界もこのあたりから超えてきて、そこからはだいぶ快適な登山だった。
特に平岩山から見た大朝日岳への尾根線は強烈に素晴らしい景色であった。大朝日岳の山頂付近だけ若干雲がかかっていたが、ここまでのキツさをふっ飛ばしてくれる景色の良さだった。本州最高峰の景色ではなかろうか。
山頂付近はガスなので早々に下山。
下る道を間違えて、歩かれてる割に道が細いなという違和感を感じた瞬間にヤマレコアプリの道外れ警告がなった。なかなか優秀である。
下山も長いがここまでに比べたら大したことはない。
ちょくちょく給水しながら下山する。
小朝日岳が想像以上に大きくて、巻き道があってよかった。
途中確実にここ通ったことがあるぞという道が前回リタイアしたところで、なんとかリベンジ成功で日暮沢小屋に到着。
下りで時間にはだいぶ余裕が出てきて、仕事の電話対応とかをしていたが、結局予定より40分ほど巻いて着いた。
ここからデポしておいた電動折りたたみバイクで月山口へ向かい、山交バスに輪行して山形駅へ。
特にトラブルなく輪行できた。ここまでまた車で取りに行くと往復で半日かかるので輪行できてよかった。
なお終バスでは電車が終電で萩生駅まで間に合わないので山形駅近くで一泊し、翌日萩生駅まで電車で向かい車を回収した。(普通に考えると山で1泊でも良かった気がするが、荷物が重くなるのが嫌だったのと、翌日は台風だった)
ペースを上げるのがきつかったが、道は思ったより良い縦走だった。
日帰りだとバスの時間との戦いになるし、泊まりだとテント泊装備が増えるので、なかなか難易度の高いコースである。ただあと一時間早く出てれば色々楽だったのでそれだけが心残り。
次は飯豊山で、多分同じくらいのキツさだと思うので、頑張りましょう
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