アコウ平から金峰山

2022年09月25日(日) [日帰り]

• GPS: 07:09
• 距離: 13.7km
• 登り: 956m
• 下り: 951m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:33
• 休憩: 1:35
• 合計: 7:08

7:04 アコウ平登山口（アコウの土場）
7:26 7:33 荒川渡渉点
7:46 7:49 K.K分岐
8:00 8:01 御室小屋跡
8:07 8:08 鎖場/片手廻し
8:30 8:37 片手廻し岩
9:59 11:02 五丈石
11:04 11:11 金峰山
12:07 12:07 朝日岳
12:16 12:17 朝日岳前の展望岩場
12:31 12:31 朝日峠
12:55 13:02 大弛峠
14:15 14:15 アコウ平登山口（アコウの土場）
14:15 ゴール地点

天候

晴れ
朝のうちは台風の風雨が残っていたが、7時前から金峰山稜線上の雲は取れ快晴に。
気温も上がり早朝10℃前後から日中17℃〜18℃へ
風は弱く涼しい

アクセス

利用交通機関：

自家用車

アコウ平の駐車場を利用
※朝7時で先行車1台。下山時は追加で3台駐められていた

コース状況／危険箇所等

・アコウ平から御室小屋跡
荒川出合の渡渉点は水深がある為靴を脱いで渡った。大雨後は渡れないかも。
K.K分岐で黒平からの道と合流する。
沢と登山道が少し入り組んでいて分かりにくいが、ピンクテープを頼りに進む。
（テープがない場所もペイントあり）
御室小屋跡は開けているので休憩に良い

・御室小屋跡から五丈岩
ここから先は急登となり鎖場岩場が連続する。
片手回し岩手前の鎖場は濡れていると怖い。
幾つかある岩場では眺望があるので休憩しながら慎重に進もう。
難易度はそれ程では無いがとにかく急登なので体力勝負になる。

・山頂から大弛峠
難所無し。よく整備され登山者も多い
大弛峠は13時過ぎの段階でもほぼ満車で1キロしたに車を停めている人もいた。トイレあり。
大弛小屋も営業中

・大弛峠からアコウ平
1時間20分の林道歩き。
下りなので辛くは無いが車に注意

その他周辺情報

みとみ笛吹の湯…大人510円　JAF会員割引410円

写真

9/25 7:04

やって来ました、アコウ平。
お気に入りの山である金峰山で唯一の未踏ルートに遂に挑戦だ。

先行車は1台のみ。
大弛峠と違いあまり歩く人は居なそうだしな。

9/25 7:14

予報では終日曇り、気温も山頂10℃以下との事だったが、7時前あたりから雲が取れ快晴に。
気温も上がりそう。
冬用パンツ履いて来ちゃったよ。

アコウ平からの道は意外にちゃんとしていて、思ったより人が歩いている風情だ

9/25 7:23

20分ほどで荒川出合到着。
前日まで雨だった影響かかなりの水量だ。
これ渡れるの…？

9/25 7:27

飛び石は諦めて靴脱いで渡った。
（下山後調べたところではいつもこの位の水量はありそうで、特別多いわけでは無かったみたい）

滑って転んでドボンは避けたかったので慎重に渡った。

9/25 7:45

ずっと沢の勢いある水音がしてる。
右にも行けそうな雰囲気だったが、ここは左に曲がるようだ。
まだ何回か沢を渡るみたいだな。

9/25 7:46

ここでクラシックルートと合流！

ホントの金峰山クラシックルートは黒平町（甲府市森林浴広場）からバリルートを歩いて来るんだろうけど、あまり面白く無さそうなのでアコウ平からショートカットして来ましたw

9/25 7:46

三薙沢とぶつかるが、ピンクテープはあれど道は見当たらず。
どこ行けば良いんだこれ？

9/25 7:53

と思ったら少し先に道あった。
少し分かりにくいけどテープが豊富だからそれを頼りに進む

9/25 7:54

暫くピンクテープが消えたが、木にペイントがあるのでそれを頼りに進んだ

9/25 7:59

森を抜けると遥か先に五丈石が見えた！
まだまだ先だなあ

9/25 8:00

御室（おむろ）小屋跡到着。だいたい1時間かかった。
少し開けていて休憩に良さそうだ。

御室小屋は江戸時代は流行ってたらしい…修験の宿だから流行ってたというのはおかしいかもしれないが。
深田久弥もこの道歩いてます。
この頃は大弛峠への道がなく、山頂から鉄山へはハイマツ藪漕ぎに失敗し撤退しているとの描写が「日本百名山」にあった。

9/25 8:01

やまなしの森林100選の標識。
これ時々見かけるけど、コンプした人いるんかな？
（帰りの川上牧丘林道の途中にも一つあった）

9/25 8:01

いよいよ急登開始！
アコウ平から荒川へ降り標高を下げてか〜ら〜の〜、たった3キロで標高差800mを突き上げる！

胸が躍るなあ…（白目）

9/25 8:06

時々鉄梯子登場

9/25 8:06

最初の鎖場だが、ここが一番怖い場所。
前日の雨で湿り気味な岩場が憎いぜ、この〜！！😂

9/25 8:07

話題のスラヴの鎖場！
左が断崖絶壁な為滑ったら終わり。
なのに濡れててドキドキしちゃうね…

9/25 8:08

必死に鎖を掴み突破。
ヒヤヒヤしたぞ

9/25 8:08

キタ〜！！
五丈石に片手廻し岩。
特徴ある岩がルートの目印になってるな。

まだまだ先が長い事一目瞭然

9/25 8:09

朝の中央道では雨＆ガスでかけらも富士山は見えなかったが、今日はどうだろう。
あっちの方を見ると雲は多めに見えるが…

9/25 8:10

いや〜快晴だ！！
今日は来て良かった。

しかし先週の東北遠征の疲れがまだ取れてない様で全然脚が上がらない。
比較的ショートなコースだから気合いで突破出来そうなのが救いか

9/25 8:14

岩場は眺めが最高なんだけど、基本こんな石楠花のの道なんだよな。

今日は熊鈴忘れて来てドキドキしながら歩いてる

9/25 8:25

お、また鉄梯子だ。

9/25 8:25

右にかつて使われていたであろう木の梯子が…

それにしても急登続くな

9/25 8:27

前方に第3の鉄梯子！

9/25 8:30

いつの間にか片手廻し岩に着いてた。
両脚がヘロヘロなので少し休憩だ。
岩に登る元気は無い

9/25 8:46

隣の八幡尾根の八幡山は山と高原地図にはルートは無いが、ヤマレコには歩いた記録が散見される。
（激薮でオススメ出来ないらしい）

9/25 8:47

ここはロープを掴んで慎重に

9/25 8:48

道は何処だ…？

9/25 8:48

なんだかんだでピンクテープや標識は豊富
（標識は殆どが字が薄れて読めないが）
歴史ある道だからか意外に整備されてるんだな。

9/25 8:50

巨岩に案内が書いてあったみたいだが、やはり薄れて読めない

9/25 8:52

緑の松ぼっくり

9/25 8:52

両脚が限界で度々立ち止まり息を整える

9/25 8:53

岩場に来ると眺望が広がるが、またすぐに石楠花の藪に…

9/25 8:55

ハンドタオルの落とし物

9/25 8:57

登山開始から約2時間経過。
いよいよ最終局面か

木々は低くなり道が明るくなって来た…様な？

9/25 8:59

急登〜！
マイペースで行くしか無い

9/25 9:02

日が射す登山道

9/25 9:02

御室小屋⇄金峰山

珍しく読めた標識

9/25 9:06

木漏れ日も良いね

9/25 9:09

木々の間から見えたのは南アルプス、北岳！
左は間ノ岳と農鳥岳か？

9/25 9:09

五丈石もだいぶ近くなったな。
これはもうすぐ着いちゃいそうだな〜
（嘘です。後1時間くらいかかります）

9/25 9:09

富士山見えた〜！久しぶりに見たな
（2週前に登ったけど）

9/25 9:13

森林限界木近いのかこの先は空の見える明るい道が続く。
木々の背は低いが道は狭い。
まあ誰もいないからすれ違いとか無いけど…

9/25 9:27

ゴールが近づくと斜度もアップ！
なに、まだまだ余裕よ〜😅

9/25 9:28

遂に五丈石直下の岩場に取り付く。
あと少しだ

9/25 9:29

南アルプス一望！

しかし雲湧いてきてるな〜
山頂着いたら曇ってましたは勘弁して欲しい

9/25 9:29

白根三山
左端に3週間前に登った塩見岳が見えてる！

9/25 9:29

左から仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、鋸岳か？

9/25 9:30

あれは鉄山だろうか

9/25 9:32

五丈石の頭が僅かに覗く。
ゴールが近いので身体はともかく気分はウキウキだ

9/25 9:40

五丈石付近に人が歩く姿が見えた。
こんなに天気良いし山頂は混んでるのかな

9/25 9:42

千夜の吹上から続く稜線

9/25 9:49

いつの間にか湧いた雲が雲海になってた。
富士山は頭を出している

9/25 9:49

今日富士山登った人、絶景だろうなあ

9/25 9:50

あと少〜し！

9/25 9:54

いや〜絶景絶景

9/25 9:55

ふうふう、やっと着いたか。
見えてても中々着かないもんだな。
急登だけど眺望抜群で楽しいコースだったわ

9/25 9:57

五丈石到着！
アコウ平から2時間50分かかった。
ヘロヘロだったわりにコースタイムよりは早く来れたな

9/25 9:57

五丈石付近では何人かの登山者が休憩していた

9/25 9:57

これが新しく出来たという看板か

9/25 9:57

五丈石は御神体なので登るな、という内容。
昔から言われていたが、ちゃんと明言したという事だな。

9/25 9:58

南アルプス方面

9/25 9:59

山頂、中々混み合ってる

9/25 9:59

八ヶ岳も雲から出てきたな。
八ヶ岳の後ろに北アも見えてるじゃないか！

9/25 9:59

流石に疲れたし眠いから休憩しよう。
山頂は後で良いか

9/25 10:00

山梨百名山標識と富士山

9/25 10:01

鉄山と朝日岳、奥には奥秩父主脈の山々。
国師ヶ岳と北奥千丈岳も見えてる

9/25 10:07

ポカポカ陽気なので岩の上で昼寝タイム。
30分ほど仮眠した

9/25 10:32

仮眠を終え昼飯タイム。
五丈石には結構登ろうとする人が多いな。
裏手にある看板の存在、みんな知らなそう。
設置場所ミスってないか？あれ

9/25 10:35

インスタ映えしそうな写真撮れた

9/25 11:02

雲がどんどん湧いてきてるななぁ
瑞牆山が呑まれそう
八ヶ岳も見えなくなって来たぞ？

9/25 11:03

千夜の吹上の稜線、相変わらずの格好良さだ

9/25 11:05

10回目の金峰山登頂〜

自分が一番多く山頂踏んだ山です

9/25 11:06

この場所から五丈石撮影するのも恒例行事
山頂晴れたの実に四年ぶりである

9/25 11:06

帰りは大弛峠へ

大弛峠からアコウ平は林道歩きしなきゃ行けないけど、またあの急坂を降るよりはマシだろう

9/25 11:09

さて、下山開始。
まだ11時過ぎなのか。余裕ありまくりなスケジュールだなあ

9/25 11:09

小川山はやっぱデカいな

9/25 11:10

瑞牆山と八ヶ岳も雲から出て来た。
八ヶ岳の左奥に御嶽山が見えている

9/25 11:11

金峰山山頂の右奥には中央アルプスが見える

9/25 11:11

北アルプス白馬岳方面

9/25 11:11

気温は直射日光下だと体感17〜18℃くらいありそう
（気温計無くしたからザックリ体感で…）

9/25 11:15

空に浮かぶ山頂

9/25 11:16

南八ヶ岳
赤岳がやはり目立つな

9/25 11:18

山頂を振り返る

9/25 11:21

空の青のグラデーション

9/25 11:24

この先は何度も歩いた大弛峠へのルート。
消化試合だがこんなに天気良いと気持ちも浮き立つな〜

9/25 11:25

秋の便りは2,599m峰にもまだあまり来てないね

9/25 11:30

立ち枯れ、苔など気軽に奥秩父の雰囲気を味わえる大弛峠ルートは大好きなのでこれからも来たい

9/25 11:37

多数の人とすれ違う。
まだまだ登って来る人もいるな

9/25 11:43

朝日峠もう着いたか〜とか大ボケかましてたが、まだ鉄山の手前だった😅

黒金山から乾徳山の間で見た古いタイプの標識がある

9/25 11:45

ザ・奥秩父って感じ

9/25 11:47

苔に陽があたり輝く

9/25 11:50

いよいよ朝日岳へ取り付く

9/25 11:51

金峰山頂を雲が襲う

9/25 11:57

色付いている葉はまだ僅か

9/25 11:59

あれ？この先が朝日岳か。
短い様で長い道だな

9/25 12:00

朝日岳への登り

9/25 12:01

ここはいつも疲れている帰りが辛い場所だよな
足元は悪いし

9/25 12:05

朝日岳のベンチより金峰山
まだ山頂見えていた

9/25 12:06

朝日岳山頂
大弛峠まで丁度半分来たくらいか

9/25 12:09

中々赤いじゃん

9/25 12:14

朝日岳のガレ場

雲が湧き南側の眺望が無くなってしまった。
当然富士山も見えず

9/25 12:15

奥の岩の山は三宝山かな？（自信無し）

9/25 12:16

ガレ場通過

9/25 12:21

この先はホントに消化試合だ
楽しいけど

9/25 12:29

立ち枯れの向こうに北奥千丈岳

9/25 12:31

朝日峠

昔はここから川上村へ降る道があったそうな

9/25 12:33

この先は最後にひと登りした後大弛峠へ降る流れだ

9/25 12:34

あれは兜岩か？
道は無さそう

9/25 12:41

前日雨だったから結構泥濘んでる

9/25 12:46

雲多いなあ

9/25 12:47

かつて暴風時に来た時木々の揺れに合わせ地面に亀裂が入っていたのはこの辺りかな？

9/25 12:54

大弛峠着いた。
体感的に下りはあっという間だったな。

9/25 12:55

小屋はやってるのか

9/25 13:04

13時でもまだほぼ満車だった。
トイレを借りた後アコウ平へ向け出発
だいたい1時間半くらいかかる

9/25 13:06

結構路駐も下の方まであったな

9/25 13:10

500m下にも一台
さらに降って1キロ下にも駐車があった

9/25 14:14

アコウ平に帰還！
1時間10分かかった

9/25 16:24

三富の笛吹の湯で汗を流す

9/25 16:50

帰りは中央道大渋滞を避け下道で3時間かけ神奈川へ帰還した。
これば途中で見たスーパー天使の梯子

撮影機器：

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

感想

kukaminn

自分が登山にハマったのは金峰山を登ってからだと思う。
登山初心者の時富士山への訓練のため初めて標高2,500mを超える山に登ろうと選んだのが金峰山だった。
それ以来毎年金峰山に登っており今回で10回目となる。

大弛峠からが一番多いが、瑞牆山からの縦走や廻目平からも登っていた。
そして唯一残されていた未踏ルートが今回のアコウ平からのルートとなる。

金峰山講の巡礼路だったこのクラシックルート、噂に違わぬアスレチック感。
渡渉や鎖場、急登に絶景と短いコースにギュッと詰め込まれている。

快晴にも背を押され挑んだが、もっと早く来てれば良かったと言えるほど楽しいコースだった。

ただし危険度一番も一番かも？
挑むときは注意が必要だ。