記録ID: 4738019
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無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰
【大森】深い深い森歩き
2022年10月01日(土) [日帰り]
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 04:53
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 616m
- 下り
- 650m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:57
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 4:58
天候 | 快晴(この山は60%ほど藪漕ぎだけで進むので、雨の翌日とか絶対辞めたほうがいいです) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
このレコをご覧いただき、ありがとうございます。 この山をお調べということは、新・分県登山ガイド宮城県をハント中と推察します。 私もそうなのでわかるのですが、宮城県には最難関の山が3座あると言われております。 まずは真の山頂に辿り着くのが困難を極める須金岳。(こちらは私も敗北中です)しかし、須金岳は冬に登ればこの藪漕ぎを回避できます。 そして同じく山頂の藪が凄まじい峠田岳。この藪は冬でも容赦なく、片側が切れ落ちており、さらに藪の部分が空洞化して、冬でもリスクがあるようです。 そして遭難のリスクが高く、過去のレコでも道迷いしたと言われており、その点に対しての注意喚起がなされているのがここ大森。 私もこの山のレコがいつ更新されるのか心待ちにしていたのですが、とうとう更新される事なく、前回のレコから1年間が経ちました。(ちなみにYAMAPでは山と認識されていないのか一つもレポートがありませんでした) このまま指咥えて待っててもダメだと、思い立ったのです。 前回登られた方は、百名山3周目とか、ちょっと何言ってるかわからないくらいのレベちな方ですので、お茶の間レベルの私めがご案内させていただきます。 まずこの山に最も必要なものはGPSマップです。 左手で常にGPSマップを確認しながら右手で木々を掻き分けて進むので、水分と同じくらい重要視してほしいのはスマホのバッテリー残量です。 ポータブル電池もあると心強いです。 あとは藪漕ぎできる格好です。 それではごゆっくりご覧ください。 |
その他周辺情報 | 周辺施設に該当しないと思いますが、最初の稜線への坂で熊が冬眠するような穴がありました。 近くにいそうで怖くて、早く距離をとろうと写真は撮りませんでした。 でも、こんなに深い山でしたが、熊の糞はありませんでした。 |
写真
まずは過去のレコを辿るように沢③から入ります。
駐車スペースも近くて助かります。
山レコの登山開始ボタンを押したら『近くに登山道が見当たりません。そのため、一部の機能が制限されます』だってw
そんな事初めてw
駐車スペースも近くて助かります。
山レコの登山開始ボタンを押したら『近くに登山道が見当たりません。そのため、一部の機能が制限されます』だってw
そんな事初めてw
登らなければいけないのならば登るまで。ここは最難関の一座。楽に行かないのは当たり前です。
しかし、登るにつれ木々の間隔が広くなり、掴んでもいきなり折れたり、足元も崩れやすく、もうすぐ尾根っぽいのに断念。一度少し降ります。
過去の偉人達はここ登ったのか?嘘だろ?
しかし、登るにつれ木々の間隔が広くなり、掴んでもいきなり折れたり、足元も崩れやすく、もうすぐ尾根っぽいのに断念。一度少し降ります。
過去の偉人達はここ登ったのか?嘘だろ?
踏み跡があると楽なのですが、そもそも登山道という保証はなく、ピンテもないし、ただの獣道かもしれない。踏み跡があったといっても信用しないでGPSマップを確認しながら慎重に進みます。
まるで『こっちだよー!』と誘うような道(空間)が現れても、逐次GPSマップを確認します。常に左手のGPSマップの等高線から地形をイメージして、目の前の地形と照らし合わせて進みます。
歩きやすいところもあります。ふかふか。
踏み跡とGPSマップが一致した時の安堵感は束の間の平穏。山歩きの良さを満喫できます。GPSマップどおり進んでる筈なのに、徐々にコースから外れはじめると『やっぱり来なきゃよかった😑』と。
踏み跡とGPSマップが一致した時の安堵感は束の間の平穏。山歩きの良さを満喫できます。GPSマップどおり進んでる筈なのに、徐々にコースから外れはじめると『やっぱり来なきゃよかった😑』と。
稜線最高。
なのですが、特段展望があったりするわけではなく標識なんかもありません。野生の森を歩いているので、この踏み跡と自分のルートファインディングを信じて進みます。私はこれは踏み跡ではなく獣道で、ここを進んだところで山頂には辿りつかない前提で行動していました。
なのですが、特段展望があったりするわけではなく標識なんかもありません。野生の森を歩いているので、この踏み跡と自分のルートファインディングを信じて進みます。私はこれは踏み跡ではなく獣道で、ここを進んだところで山頂には辿りつかない前提で行動していました。
感想
という事で、今まで登った宮城県の山全ての経験を駆使して登りました。須金岳の山頂の藪に屈服し、敗退した経験すら間違いなく今回の山行の糧になっています。
正直な感想としては、誰も登らなすぎて過去のレコの注意喚起が先行しすぎて神格化しているように感じました。(とは言え、藪漕ぎレベルは龍ヶ岳の距離数倍と言った感じです)
何度も書きましたが、常に左手にスマホでGPSマップを確認しながら歩くわけです。
常に画面表示させてるので、その分バッテリー消費は激しいので、それを考慮してください。
流石にお手軽レベルとは言いませんが、時期や装備をきちんと選べば須金岳や峠田岳よりは遥かに難易度は低いと思います。(須金岳でも仮の山頂で終わらせ、藪漕ぎしないなら、こっちの方が大変ですが)
そして私にとっても、ここでの長時間藪漕ぎの経験が、須金岳や峠田岳攻略に必ず寄与するものと思われます。
拙いレコでしたがありがとうございました!
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