硫黄岳〜羅臼岳縦走(カムイワッカ発、岩尾別着)北海道遠征2/3;KAT-TUNが出迎えてくれた!
- GPS
- 18:22
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,469m
- 下り
- 2,314m
コースタイム
2日目 5:35二つ池〜6:10オッカバケ岳分岐〜7:15サシルイ岳分岐7:30〜7:55三ツ峰〜8:30羅臼平〜9:30羅臼岳山頂10:15〜10:55羅臼平〜11:30銀冷水〜12:15弥三吉水〜12:50オホーツク展望〜13:20木下小屋
天候 | 1日目:雨のち曇り 2日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
第一噴火口近辺で雪の傾斜がきつく、高さもあったので軽アイゼン使いました。 |
写真
感想
北海道登山第二弾は、硫黄岳〜羅臼岳縦走です。
カムイワッカから登り、岩尾別に降りてくる縦走を計画、ホテルからカムイワッカに行くためタクシー予約を5:30発にしていたが、眠りこけて5時前に起床。前日にあらかじめ準備していて助かった。
しかし、窓の外を見るとしとしとと雨が降っている。ちょっと気持ちがそがれる。
残していく荷物を車に積み、出発。
運転手さんは良くしゃべる。30分程度のドライブで、砂利道を進み、カムイワッカのゲート到着。
道路通行許可申請はあらかじめメールにて提出していたので、ゲート脇を通って、林道を進み、硫黄岳登山口。
誰も先行していない雨の中の登山で、ヒグマ注意箇所を通過するため、少々緊張。
雨が上がってきて、雨具上を脱ぎ進む。カムイワッカ滝が登山道右下に望めるが、硫黄岳は隠れている。
硫黄臭い。硫黄もそこかしこに落ちている。蒸気噴出口も見られる。
そこに、ヒグマの糞が。かなり大きく、しかもまだみずみずしい。すぐそばにいたのね。
樹林帯〜枯れた岩場〜雪渓の順で進む。
途中下山してくるツアー登山者、ペア登山者など多くの人とすれ違う。
硫黄岳山頂はやはりガスにまかれて景色なし。携帯は通じる。
早々にテントを張る予定の二つ池へ向かう。
山頂から分岐へは急傾斜の雪渓が覆い被さっているため、雪渓の上部を通過。
ここで同じ二つ池に向かうお二方に先に行ってもらう。
今回はザックのショルダーの位置を試しに変えたため、肩に掛かる加重がつらく、30分おきに休み休み進む。
雪渓を下り(臆病な当方は軽アイゼンつけました)、ザレ尾根を渡り、ハイマツをかき分けて進むと二つ池到着。
先ほどの方はすでにテントを張り終えてくつろいでいる。
場所を取っておいたよ!と声がけしてもらい、ありがたくテント場所を使わせてもらう。
聞くと金峰山荘の小屋の方と仙丈小屋に知人がいる方とのこと。どうりで早いわけだ。
もう一張りのテントは年配3人で、おしゃべりが延々とテント場に響く。
二の池は水をたたえ、空が反射して青く映える。
ガスが一瞬抜け、オッカバケ岳が眼前に。
夕食をとり、20時前就寝。気温が急速に下がってきて寒くなる。
二日目は、テント場一番最後の出発。
この日はザックのショルダーの位置を元に戻したため、腰への加重分散が感じられ、調子が良く進む。
相変わらずガスがかかり、景色が望めないが、チングルマ、ハクサンチドリなど高山植物のお花畑に癒される。
三峰をとおり、羅臼平到着。
眼前にようやく羅臼岳の全貌が現る。
途中キタキツネがこちらの様子をうかがっていた。
石清水の冷水はうまい。
進むと頭上には微妙なバランスで落ちずにとどまる巨石が二つ。
岩場を這い上がると山頂到着。数人が山頂でくつろいでいます。
山頂到着もガスにまかれて景色がなし。しかししばらくすると国後方面に山が現れた。
それほど遠くないところに国後島があることを実感。
十分休息を取ったあとに下山。登ってきたソロの方曰く、巨大なヒグマに羅臼平から下の雪渓のところで9時前に遭遇したとのこと。
続々とツアーやグループなどが登ってきます。
羅臼平から少し降りたところにヒグマの糞が。これが先ほどはなしで聞いたヒグマの痕跡でしょう。
徐々にガスがとれてきて、木々の間からオホーツク海が。水平線が高い。
汗をかきながら好調に下ると、木下小屋、ホテル地の涯到着です。
すると、目の前に場所に似つかわしくない黄色の上下の制服を着た人々とそれを取り巻く集団が、こちらを待ち構えています。
近づくと、亀梨和也さん他KAT-TUNのメンバーでした。
取り囲まれて、ヒグマについていろいろ聞かれました。野生のヒグマを探している、TBSの金曜夜中の番組とのこと。
取材を終え、すぐ下の駐車場に停めていた車に荷をほどき、出発。
途中知床自然センターでレンタルしていた熊スプレーを返却、道の駅うとろで今が旬の知床7種海鮮丼(1700円)をいただく。最高にうまい。
腹ごなしをしたあとは、まっすぐ阿寒湖へ車を走らせる。
なんとか夕方にこの日宿泊の両国総本店着。
店の中を通り部屋へ。合宿部屋のようで、タオルも無しだが、夕食は鹿の鉄板焼き、ヒメマスの刺身、天ぷらなど盛りだくさんで満足。
翌日の準備をして就寝。
第三弾へ(雌阿寒、阿寒富士、雄阿寒)→http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-475556.html
※第一弾(斜里岳)→http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-475296.html
久しぶりにヤマレコを覗いて見ました。
北海道を検索して山行記録を覗いていたら、知床連山の縦走が書いて有りましたので立ち寄らして頂きました。
私も7月31日、8月1日と木下小屋から縦走してきましたので、写真を見せてもらい縦走路を思い出していました。
7月の始めなので随分と多くの雪渓が残っていますね、またチングルマも随分多く咲いていますね、私の行った7月末はもう殆ど終わっていました。
縦走者は少ないようで羅臼平から三峰に向かう登山者は居ませんでした。
mfaysalさん多くの写真を見せてもらいありがとうございました。
遅いコメントで申し訳ありませんでした。
Sanponin様
コメントありがとうございます。
ほとんどの縦走者が岩尾別からで、バスがまだ走っていないカムイワッカからの、しかも天候の優れない日のソロ入山はとても心細く緊張感がありました。
7月頭が北海道の山中お花畑になるいい時期なんですね。
以前の大雪〜十勝縦走時も同じ時期で、かわいいお花が満開でした。
冬の雌阿寒も良さ気ですね。
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