高山植物が彩る羊蹄山（真狩コース）

2014年07月07日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 14.2km
• 登り: 1,553m
• 下り: 1,553m

コースタイム

5:50真狩コース登山口 -- 7:30五合目 -- 8:40八合目 -- 9:20避難小屋 -- 11:00山頂 -- 12:00真狩下山口 -- 13:00六合目 -- 14:30真狩コース登山口

天候

アクセス

利用交通機関：

自家用車

羊蹄自然公園駐車場（無料）

コース状況／危険箇所等

・滑りやすい土で歩き難い所があります。下りではストックが重宝しました。
・トイレは登山口のある羊蹄自然公園内に数カ所と山頂の避難小屋にあります。
・山麓のまっかり温泉が月曜定休だっため、下山後は車で40分ほどの洞爺湖温泉へ行きました。
・花の写真のコメントについている☆の数（1〜3）は出現頻度です。

写真

7/11 22:38

羊蹄自然公園入口から、朝靄に包まれる羊蹄山。

7/11 22:38

真狩コース登山口。白い箱の中にある登山者名簿に記入して、下りて来たら下山時刻を記入します。

7/11 22:41

ノウゴウイチゴ☆

7/11 22:39

一合目。どこまで登ってきたのか分かるのでありがたいです。

7/11 22:39

二合目は白樺林に囲まれています。

7/11 22:43

7月に紫色のスミレが見られるとは。オオタチツボスミレです。☆

7/11 22:40

三合目。

7/11 22:44

ギンリョウソウ☆

7/11 22:41

五合目。まだまだ樹林帯。

7/11 22:48

周辺の山が雲海の中に見えました。尖がっているのは昆布岳。

7/11 22:46

尻別岳とホロホロ山〜オロフレ山の稜線、かな。

7/11 22:44

タニギキョウ☆

7/11 22:49

風雪でこうなったんでしょうか・・・

7/11 22:48

六合目。

7/11 22:52

マイヅルソウ☆☆

7/11 22:51

ルリビタキが囀っていました。北海道では夏鳥です。

7/12 21:59

チシマフウロ☆☆☆

7/11 22:51

八合目でようやく樹林帯を抜けます。

7/11 22:55

ホーホーと低い鳴き声の正体はツツドリでした。後ろはニセコの山。

7/11 22:56

イワベンケイ（雌花）☆☆

7/11 22:56

九合目分岐。「山小屋」方面に進みます。

7/11 23:00

雪解水の流れにミツバオウレンが咲いていました。☆

7/11 23:00

ミヤマキンバイ☆☆☆

7/12 21:59

キバナシャクナゲ☆☆☆

7/11 23:01

キバナシャクナゲの花畑。

7/11 23:02

手前が旧避難小屋、奥が昨年オープンした避難小屋です。

7/12 22:00

ナナカマド☆☆

7/11 23:06

クルマユリ☆

7/11 23:05

カラマツソウ☆☆

7/11 23:07

エゾゼンテイカ☆☆

7/11 23:18

西斜面稜線の下。写真では分かりずらいですが花がいっぱいです。

7/11 23:08

ウラジロタデ☆☆

7/11 23:16

メアカンキンバイ☆☆☆

7/8 22:18

左はニセコアンヌプリです。

7/11 23:05

イソツツジ☆

7/11 23:18

ウコンウツギ☆☆☆

7/11 23:17

ミヤマオダマキ。草陰にひっそりと咲いていました。☆

7/11 23:22

噴火口に出ました。ここから時計回りでお鉢巡り。

7/11 23:23

一等三角点は山頂から少し離れたところにあります。標高1893m。

7/11 23:21

エゾノツガザクラ☆☆

7/11 23:24

イワブクロ。山頂周辺の広範囲に咲いていました。☆☆☆

7/11 23:24

山頂の北〜西側は平らで歩きやすいです。

7/11 23:25

エゾマルバシモツケ☆☆

7/11 23:25

チシマキンレイカ☆

7/11 23:25

山頂から先は険しそうです。

7/11 23:26

エゾタンポポ。☆☆

7/12 22:00

父釜(大火口)、母釜、子釜の3つの噴火口があります。

7/11 23:30

イワヒゲ☆☆

7/11 23:29

コケモモ☆☆

7/11 23:27

中央が三角点、右端が山頂です。

7/11 23:26

イワヒゲの群生。

7/11 23:28

ガスが濃くて視界は良くありませんが、洞爺湖と中の島が見えました。

7/11 23:32

噴火口の縁を歩きます。高度感満点！

7/11 23:34

ハクサンチドリ☆☆

7/11 23:35

山頂を一回りして反対側から避難小屋の上に出ました。下山します。

7/11 23:35

七合目。下りは四角いデザイン。

7/11 23:36

ブナでしょうか、手を広げたような形の巨木です。

7/11 23:37

三合目。

7/11 23:38

キャンプ場まで下りてきました。なぜか青空・・・

7/11 23:39

駐車場の前に洗い場があります。

7/11 23:39

朝は気づかなかったクッピー看板が駐車場の入口にありました。しかも2個使ったバス停型！

7/11 23:40

少し離れた場所から眺めてみました。北海道らしい風景ですね。

7/11 23:43

広大なじゃがいも畑です。

7/11 23:44

伊達紋別から帰りの北斗星に乗ります。

7/11 23:45

食堂車にて。山男ならぬ「男山」・・・名前に似合わずあっさりした飲み心地でした。

7/11 23:45

懐石御膳。美味しゅうございました。

7/11 23:46

車窓が真っ暗でどこを走っているか全く分からないので・・・GPSが役に立ちました(笑)

7/11 23:46

翌朝、上野駅に到着。隣のホームには先着のカシオペアが。

撮影機器：

LUMIX DMC-FT3 パナソニック

感想

tabidori

はるばる陸路でやってきた北海道。2日目は羊蹄山に登りました。梅雨が無いとはいえ、この時期は曇りや雨が多いので賭けになってしまうのですが、幸い天気は問題なさそう。

気温が30度近くまで上がる予報だったので早い時間に出発。20度くらいのひんやりした空気の中歩き始めました。標高が低い場所は朝靄に包まれていて湿度が高く、蒸し暑かったです。八合目を過ぎて森林限界を超えると視界が広がり、涼しい風に当たることができました。湿度が高くて眺望はモヤッとした感じでしたが、百花繚乱の高山植物には感激しました。

6月の高温と長雨で雪渓はほとんど融けてしまったそうで、雪の上を歩くことも無くわずかな残雪が小川を作っていました。避難小屋付近の水場はこの雪解け水が水源とのことで、残雪が無くなると水場も無くなります。

ウグイスの声に交じって、ホーホーという低い声が森の中から聞こえてきます。何だかよく分からなかったのですが、たまたま目の前で鳴いていたツツドリに遭遇。毛虫やイモ虫をたくさん見かけたので、これを食べるツツドリが集まっているのかもしれません。

帰りの列車は伊達紋別発19時台なので、下山後は洞爺湖温泉へ立ち寄って夕方までのんびり。帰りの北斗星も個室は平日にもかかわらず売り切れだったので、行きと同じ開放B寝台になりました。山小屋で慣れてはいるものの、やはり相部屋では完全に気が抜けません。以前から人気列車で切符を確保するのは大変なので、廃止どころか本数増やしてほしいくらいですね。

コメント

Licca

フルコース、ごちそうさまでした♪
ヤマレコ、花レコ、鳥レコ、鉄レコは毎度のことながらお見事ですが、
tabidoriさんには珍しい食べレコ・酒レコまで掲載とは、もう満腹です

バス停型クッピーとは北海道はやることもでっかいどー

tabidori

Re: フルコース、ごちそうさまでした♪
＞Liccaさん

こんにちは。
ヤマレコだけだと写真5枚くらいで終わっちゃうので、いろいろ混ぜて誤魔化してます

登山道にクッピー看板は1枚も無かったのですが、なぜか駐車場に２枚縦に並んでいました
北海道限定バージョンがあるのか期待したんですが、どこでも見かけるタイプでちょっと残念

kamasennin

いや何気に贅沢な旅♪
こんにちは、tabidoriさん(^^)v

どこのお山にガッツリ歩かれるかなあと思っていたら、
羊蹄山だったんですね
写真だけでしか見たことはありませんが、このお山も富士山みたいにキレイな形の山なんですよね
なの、それほどのお花畑が広がっているのにはビックリ
いつか訪れたい北海道ですが、歩きたいお山がまた一つ増えました！

しかし、帰りも北斗星だったのですねぇ
ワタシが最後に乗った寝台列車は金沢へお邪魔した時の「北陸」でしたが、
この列車も廃止になってしまいましたかね
おっしゃる通り、時間とお金の合理性だけで廃止てしまうのはとても寂しいですね。
お山だけではなく、アクセスから全てを含めてとても魅力的に感じた旅
お疲れ様です

tabidori

Re: いや何気に贅沢な旅♪
＞kamasenninさん

羊蹄山を登った理由の一つが2.5万分の1地形図の「高山植物帯」の表記で、実際に行ってみたら予想以上に咲いていて足が進まなくなりました
形のいい山なので遠くから眺めるのもいいですね。富士山同様、裾野が広いので遠くからでも目立っていました。欲を言えば冠雪した姿が見たかったです

「北陸」は金沢方面の夜行ですよね。以前は各地に向けて夜行列車が走っていたのに、いつの間にか廃止されて風前の灯火・・・。飛行機や新幹線は速くて便利な反面、旅気分が出ないんですよね

貧乏性なせいか、遠くへ行くなら登山だけだともったいない気がして、観光要素を詰め込んでどれも中途半端になってしまうことが多いです

mori_burari

羊蹄
ブログを見ていただいた、moriです。
羊蹄山にいらしていたんですね！実は私、近くに住んでいるのにこの山はまだ登ったことがないんです。でもやはりお花がきれいですね〜。来年の花の時期にチャレンジしたいです！

tabidori

Re: 羊蹄
moriさん、こんにちは！

羊蹄山の近くにお住まいなんですか、北海道の雄大な
風景が身近なんて羨ましいです

大雪山に比べるとお花畑の規模は小さいですが、
素晴らしい花の名山でした

コメントありがとうございました

guru

乗り鉄登山、後篇♪
今回メイン？の登山は羊蹄山でしたか。
けっこう花の種類が多いですね〜
ニッコウキスゲと思いきやエゾゼンテイカ

下山してささっと駅まで行って 帰京というのが、
寝台列車、なかなか便利ですね！
（新千歳空港だと車で2時間くらいかかるんじゃないでしょうか）

しかし、Liccaさんと同じく、最後の列の2枚の印象が強烈すぎです
大人の休日登山俱楽部、ということでしょうか

tabidori

Re: 乗り鉄登山、後篇♪
北海道の山はあまりよく分からず、このへんで名前を知っているのが
羊蹄山と有珠山くらいだったので登ってきたというのが真相(?)です。
コースタイムが長いので登山だけで丸一日かかってしまいました

飛行機はあまり乗らないので、たまに使うと搭乗手続きの方法が
モバイルやらチケットレスに変わっていて迷います・・・
やっぱり乗り慣れたが一番ですね？！

一番下の列の写真はもはや山登りとは関係ないのですが、
食堂車で車窓眺めながら をちびちび飲むのも乙でしたよ。
揺れる所で飲むと酔いが早い気がします