剱岳早月尾根
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- GPS
- --:--
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 2,297m
- 下り
- 2,297m
コースタイム
- 山行
- 10:10
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 11:50
天候 | 張れのちガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
「剱岳に登りたいんです」
昨年の11月、初めて一緒に大辻山に行った時の、そのひと言。
そのひと言から、山友さんの挑戦が始まった。
3月に千石城山、5月に大熊山をご一緒した後は、なかなか休みが合わなくて同行はできなかったけど、その後も自分で考え、着実にステップアップしていった。
金剛堂山、キャンプ場からの白木峰、鍬崎山と、少しずつ難易度を上げ、先々週にはなんと6時間台で称名からの大日岳をクリア。
「立山から見た剱岳がかっこよかったので連れてって」という人は丁重にお断りするけど、自分で剱岳登頂に必要なものは何かと判断し、地道に実行してきた人に対しては、快くサポートをしたいと思う。
これは潮時だと考え、初秋の早月尾根日帰りピストンにご一緒させていただいた。
さすがに、往復15辧標高差2,200m超は未体験のハードさだったらしく、最後の下りではかなりキツそうだったけど、それでも、本当によく頑張ったと思う。
何より、その謙虚さと、泣き言を吐かない前向きな姿勢に、心打たれた。
登頂時と帰還時には、自然と固い握手をして、健闘を称え合った。
頑張る人の姿は、どうしてこうも心を揺さぶるのだろう。
ステップ・バイ・ステップ。
自分で考え、少しずつレベルアップして挑戦する人を、山の神さまは決して見捨てない。
「俺は何でもできるんだ、こんなの余裕!」なんて謙虚さと自然への畏怖を忘れたとき、山の神さまは人に、無慈悲なペナルティを与える。
初心に還り、向上心を持っていた頃を思い出して、これからも安全第一で自然を楽しんでいきたい。
そんなことを思わせてくれた、山友さんとの貴重なひとときでした。
そしてこれはゴールではなく、スタートに過ぎません。
魅力あるふるさとの峰々を、これからも、一緒に登っていきましょう!
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