京都東トレイル 稲荷山〜清水山〜東山山頂公園〜うさぎ神社
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 06:01
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 625m
- 下り
- 612m
コースタイム
- 山行
- 4:32
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 6:01
天候 | くもり AMにすこしパラツキあり。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース前半:伏見稲荷。 普通の神社参拝道。伏見山の標高は233mだが石段の数は神社としては日本で三番目(約1300段)。特に三ノ辻から角度が急になり 階段の幅も狭くなる。四ノ辻からの山頂周回ルートは右回りが正式な作法らしい。 全体を通してお休み処、石段の繰り返しとなる。 コース半ば:伏見山下山ポイントから清水山登山口まで だ〜〜らだ〜〜らの町歩き。 後半の京女鳥部の森も基本登りの山道だがきつくはない。 コース後半:清水山登山口→清水山→東山山頂公園→粟田登山口 少々滑るところはあるが 快適なトレイル道。 登りのきついのは清水山まで15分ほど。 そして登山口から清水山までもたった15分(笑) 清水山から東山山頂公園までは 軽い下りからの軽い登り。 ※伏見稲荷山の三角点は別の場所。(今回は踏んでない) いったん激下ってからの登り。行くなら頑張ってください。 |
その他周辺情報 | 自動販売機は四ノ辻以降は下山するまでない。下山口から清水山登山口までは町中なのであちこちに。清水山登山口以降は東山山頂公園のトイレ横にある。 お手洗いは 楼門前、「千本鳥居」の手前の本殿北側、奥社奉拝所、東山山頂公園にある。 |
写真
感想
久しぶりの京都東トレイル。
伏見稲荷駅から伏見山→清水山→東山山頂公園→うさぎ神社(岡崎神社)へ。
来年はうさぎ年だから 山岳会の干支登山の番外編(だって卯は卯でも山じゃないもんね)として企画してみようかなと。
このルートは何度か歩いたことがあるけれど ずっと連れて行ってもらう”お客様”登山だったので
改めてソロで歩いて 覚えているところもあったけど こんなところ通ったっけ?の場所も多かった。
桜や紅葉の時期ではないから 人もそんなに多くないかなと思っていたが
さすが全国のお稲荷さんの総本山やね。
修学旅行か遠足の学生さんの団体様に 旗を持った添乗員さんに引率されているツアーのグループも数多く ちょっと渋滞気味。
そのきゃあきゃあ騒ぐ学生さんたちが苦手で さっさと楼門、本殿に参ってから
千本鳥居へと足を向ける。
楼門は豊臣秀吉が母のために造営したといわれており 神社創設当時からあるものではない。
それでも十分古いんだけどね。
日本全国に現存する楼門の中では最大規模のものだそうだ。
もちろん京都市内の神社の中でも一番古く、最大となっている。
そのためか集まって楼門をバックに写真を撮るグループが多く ゆっくり眺められなかったのが残念。
千本鳥居は千本と言いながら 実際の鳥居の数は1万以上(山全体でだが)。
鳥居の奉納は、願いが叶ったことのお礼として江戸時代から始められた風習だから 鳥居の数だけ願いがかなった人がいるんだよね。
凄いなぁ・・・
この鳥居 誰でも奉納できる。大きさによって値段が変わり最高の10号で160万から(奉納場所によって金額が変わる)。
しかしながら寿命は意外に短く、約20年ほどと聞く。
木製だから根元が腐ってしまい 持っても30年なんだって。
ちなみに鳥居の奉納は大変な人気で、4〜5年の予約待ちだそう。
ということは 毎日120円ずつ貯金すれば、5年後には一番小さい5号の鳥居(21万)が奉納出来るわけで・・ それで願いが叶うなら?
って神聖な神社で俗世間の話をしてしまいました^^;
しかも願いが叶ったお礼の鳥居なのですからね。
願いは買うものじゃありません(笑)
話をもとに戻しましょう^^;
奥社の「おもかる石」を持ちあげてみたかったが 周辺は学生さんのたまり場となっており速攻で諦める。
しかし ほどんどの人は三ツ辻で断念するみたいで(ここから階段が急になり 幅も狭くなる)四ツ辻までいけば眺望が開け 達成感!!(笑)
ここまで来たら この景色が見れるのに来ない人が多いのはもったいないなぁ。
吹き抜ける風も気持ちよく すこし休憩してから時計回りで山頂周回ルートへ。
伏見山は一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰の総称であるが それぞれが円墳となっている。
一ノ峰の古墳はほぼ全壊し、二ノ峰からは鏡が出土していて、三ノ峰は祠の下に竪穴式石室が残るという。この辺りは稲荷山古墳群となるらしい。
一ノ峰だけであれば 左周りのほうが急坂が少なくて楽だが 一ノ峰から三ノ峰周回しても30分ほど。
ならばと階段を駆け上る元気な子供たちの後を追いかける形で 時計回りで周回を始めるが
あっという間に子供たちに置き去りにされる。
後を追いかけるパパやママ達は大きな荷物を持って大変そう。
山頂を周回して四ツ辻で休憩後 展望台へ。
丁度翌日からの講員大祭の準備が行われてたので 邪魔にならぬよう写真だけを撮って清水山方面へ下山する。
このトレイルは一旦町へと降りてしまうので 登った高度もリセッとされてしまう。
国道一号線を潜る清閑寺横断地下道を抜けるまでは 一部山間部を通るもののダラダラと舗装路歩きがメイン。
まったくペースが上がらない。
地下道で一号線の向こう側に出れば ラスボスの大階段がドーン!!
これ以降は階段はなかったはずだから根性でクリア。
って登ってみれば さほどの段数でもなかった。
以前はめっちゃしんどくてゼイゼイ言いながら登ったのに。
登りきったところにある自販機で冷たい水を買って一気飲みしたっけ?
そのころはお弁当とペットボトル2本しか背負えなかったからね(笑)
階段を登れば やっとこのルート初めての普通?の登山道となる清水山登山口へ。
なお この登山口に入ってすぐに左手に曲がるのだが
ここだけ 京都トレイルの標識がなく 足元に「東山トレイル」と書かれたものがあるだけで分かりにくい。
分岐を見落とさないように注意。
緑の苔が生えた滑る岩と格闘しながら急坂をえっちらおっちらと登れば まもなく清水山。
三角点への分岐は標識があり分かりやすい。
できたらここで休憩でもと思ったけれど じめっと湿った感じで
眺望もなく座るところもなく 諦めて最初の予定通り東山山頂公園へ。
清水山のピーク以降は軽く下り また軽く登り返すのみ。
山頂公園が人で一杯だったら 展望台の階段部分の端っこで食べようと思っていたが
東屋風の建物の下のベンチが空いていて ホッと一息。
公園端にはトイレと自販機があり ここまでくればもう登りもないので
雲った空を眺めながらコーヒーを淹れて 暫しボ〜〜〜と時を過ごす。
青空ないけど気持ちええなぁ。
ところで 三角点もないここをなんで東山山頂公園というのか。
将軍塚がある華頂山(210m)は青龍殿の境内にあり 拝観料を払わないとは入れない為 展望所でもあるここを山頂公園と呼ぶらしい。
金剛山の山頂広場と一緒やね。
東山山頂公園横の青龍殿にある大舞台からの眺望は素晴らしいが 曇りで眺めもイマイチなので今回はパスとする。
青空だったら素晴らしいんだけど。
下山は短く 粟田登山口まで30分。
登山口からうさぎ神社まで 街中をテクテク20分。
参拝を済ませてから 帰り道を考える。
蹴上駅までは約1キロ弱。
京阪三条までは約2キロ強。
ちょうど暑くも寒くもないいい季節。
京阪三条までのんびり歩きました。
実際にイベントをするなら ゴールは蹴上駅かな。
ならば歩く距離が15キロで済みそうです。
※今回のトレイルで参考にした伏見稲荷大社の案内
https://xn----h36a23lx0pugj6v2avtnvol.jinja-tera-gosyuin-meguri.com/category/京都・伏見稲荷大社には意外な見どころがあった
※将軍塚
古墳時代の円墳3基からなる将軍塚古墳群のうちのひとつ。もともと京を見下ろす東山の峰の頂に築かれた古墳であるが、鎌倉時代頃には王城鎮護の守護神とされた坂上田村麻呂の塚墓が投影・習合されていたことで中世以降に将軍塚と呼ばれるようになった。四条通の延長線上、八坂神社の真東に位置する。(Byウィキ)
※将軍塚青蓮院
天台宗青蓮院の飛び地境内となる。
ここにはその昔、京都を鎮護するための将軍像が置かれていた。
2014年に、「青龍殿」と「大舞台」が建立され現在の形になる。
大舞台の大きさは、なんと清水寺の舞台の約5倍!
晴れていたら素晴らしい眺めです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する