剱岳(早月尾根-剣沢-池ノ平-北稜)
- GPS
- 11:46
- 距離
- 31.1km
- 登り
- 4,582m
- 下り
- 4,579m
コースタイム
02:00 馬場島
04:50 剱岳
06:50 真砂沢ロッジ
08:20 池ノ平小屋
09:10 小窓
11:20 剱岳
13:40 馬場島
ポカリ2L, パン2, ゼリー1
天候 | 晴れ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小屋の営業は終了している。 剣沢二股の吊り橋は真砂沢ロッジの営業終了と同時に外される。飛び石で渡渉可。 仙人峠と池ノ平小屋の間のトラバース道に細い沢あるので水はここで汲むとよい。 |
その他周辺情報 | 上市の"ゆのみこ"に前泊した。ザ・旅館。 下山後の温泉はアルプスの湯。610円、熱いサウナに冷たい水風呂。満点。 |
予約できる山小屋 |
剣山荘
|
写真
感想
去年の10月2週に訪れた池ノ平の景色が素晴らしかったので今年も同時期に訪れたい。しかし北陸は遠い。去年は出張のついでだったが今回はどうするか。ANAの"今週のトクたびマイル"にて羽田-富山が3,000マイルで乗れるので飛行機&レンタカーにした。金曜早めに仕事を切り上げて羽田へ。1時間のフライトで富山きときと空港到着。早かった。朝晩は"かがやき"があるので陸路でも早く着くが、日中は"かがやき"が無いので金曜仕事後の移動は飛行機の方が良い。帰りは陸路でも。臨機応変に。富山空港でクルマを借りたら上市の民宿"ゆのみこ"で風呂入って寝た。3,000円分の商品券をもらった。やったね。明日の下山後は寿司だな。
1時起床。40分クルマを走らせて馬場島へ。休前日だが駐車場はスカスカだった。早月小屋が閉まると敷居が上がるから登山者が減るのだろう。パパッと支度をしたら早月尾根へ。まずはD+2,250mの登り。こんなに登り続ける尾根は中々無い。先週は各地で雪が降るほど冷え込んだが、寒気は一時的なもので今週はえらい暖かい。序盤の急な登りでもう汗だく。水をガブガブ飲んでジリジリ登る。先行を1名パスして山頂へ。登山口から2時間43分だった。早月サブスリー実績解除です。あたりは真っ暗。富山の夜景が美しい。夜明けは待たずに先へ進む。東の空は青い。尾根を歩いているうちに明るくなるだろう。
前剱、一服剱のアップダウンを乗り越えたら剣沢へ落ちてゆく。剣山荘から下りるルートはあまり歩かれていないのかハイマツや下草がうるさい。遠回りになるが剣澤小屋から下りた方が歩きやすいかもしれない。剣沢雪渓は右岸の夏道がしっかり出ている。真砂沢ロッジは営業が終わって誰もいなかった。さっきまでどんより曇り空だったが雲が出ているのは西側だけで東側は太陽サンサン。仙人新道はめちゃくちゃ暑い。急でキツい登りだが仙人峠までそれほど標高差は無いので耐える。視界が開けたところでは左手に見事な三ノ窓雪渓が見えて元気をもらえる。黄色メインも美しいじゃないか。そして池ノ平小屋に着くと見たかった平ノ池と八ツ峰の勇姿。遠くから来た甲斐があった。来年も絶対に来よう。
ここから剱岳北方稜線-早月尾根-馬場島下山まで水場は無い(小窓雪渓でうまくやれば汲めるかもしれない)。池ノ平小屋手前の沢でたっぷり水を汲んでおく。去年は池平山から小窓に下りる夏道が廃道化して苦労したので今日は小窓雪渓を登る。池ノ平小屋から小窓雪渓までよく整備された夏道。小窓雪渓は日差しで緩んで登りやすかった。ちゃちゃっと小窓乗越に到着。去年の苦労はなんだったのか。北方稜線は距離標高差自体はそんなに無い。ルートを誤らないように岩の隙間を右に左に攀じ登って剱岳を目指す。池ノ谷ガリーは何度見ても圧巻だ。本日最後の登り、二度目の剱岳を踏んだら馬場島まで2,250m下り続ける。登りより下りの方がキツい。この時期は登山者が少ないので追い越しスライドが少なくて快適だった。往復12時間弱で馬場島に戻ってきた。池平山をスルーしたおかげで去年より2時間早かった。
下山後はアルプスの湯のサウナでガッチリ追い込んでからのSushiで昇天。明日も北アルプスで遊んでもよかったが平日の練習に響くので東京に帰ろう。空港でクルマを返して飛行機に乗って帰宅した。昨日18時に富山入りして今日18時30分の便で富山を発った。滞在時間ほぼ24時間。山登って温泉入って美味しいものを食べる。全く無駄の無い完璧なムーブでたっぷり富山を満喫した週末だった。これは来年もやろう。
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