干支の山:甲斐駒ヶ岳/苦労する黒戸尾根テン泊山行
- GPS
- 14:56
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 2,698m
- 下り
- 2,714m
コースタイム
(0712)尾白川渓谷駐車場
(0914)笹の平分岐
(1055)刃渡り
(1128)刀利天狗
※昼食
(1227)五合目小屋跡
(1318)橋
(1351)七丈小屋
※テント設営後は長〜い宴会
・2日目
(0539)七丈小屋テン場
(0611)八合目御来迎場
(0639)2本の剱横
(0709)甲斐駒ケ岳山頂/標高2967m
(0831)七丈小屋
※テント撤収
(0927)橋
(0955)五合目小屋跡
※休憩
(1030)刀利天狗
(1045)刃渡り
(1138)笹の平分岐
(1312)尾白川渓谷駐車場
天候 | 1日目:曇り後晴れ夕方から霞 刃渡りぐらいまで風無く暑い、後涼しい風が吹く 2日目:曇りのち午前から雨が本降り 甲斐駒の山頂は風強く肌寒い |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・尾白川渓谷駐車場 (約80台) トイレ有り、売店あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト ・? 危険な箇所 ・刃渡り〜山頂まで鎖場、梯子、岩登り多数 尾白川渓谷駐車場 〜刃渡り ・長い登りを永遠と登るが、危険な箇所や道迷い しそうな場所はない。 ・刃渡りに近づいた斜面は雨で地面が滑りやすい 場所があり、実際雨の中の下山時にズルズル滑り 落ちた。 刃渡り〜刀利天狗〜五号目小屋跡〜七丈小屋 ・刃渡りから両側が切れ落ちた箇所になるが、 ここはそれほど難しくない。 ・刀利天狗直前から刀利天狗まで階段、ロープなどが 連続するが未だ序の口。 ・刀利天狗から再び通常の登山道になり暫く緩斜面が 続いた後に一気に下って、五号目小屋跡に到着する。 ・五号目小屋跡の下の祠までちょっと下ると大梯子が 目の前に現れ、ここから梯子や階段が続く。 ・一旦一息つくと頼りない一本橋(キレット橋)を 渡り、再び階段登りが始まる。 ・ここの鎖場の岩登りと垂直の階段はちょっとしびれる。 ・その後暫く行くと七丈小屋に到着。 ・テント場は更に登ること10分弱、小屋のトイレ迄 非常に遠い。(夜中のトイレ往復は危険) 七丈小屋〜甲斐駒ケ岳山頂 ・暫く登ると低木帯となり森林限界になる。 ・2本の逆鉾が近づくと鎖場が連続する。 ・垂直の大鎖と右に登る鎖が連続する場は注意が必要。 ・更にザレた岩の斜面を登るのも高所恐怖症にはしびれる。 ・最後は駒ケ嶽神社本社があるピークを抜け甲斐駒の山頂に至る。 ◆展望 ・八合目御来迎場〜甲斐駒山頂は森林限界を超え 常に見晴らしの良い展望あり。 甲斐駒山頂は、日本百名山を数多く見渡せる 頂きの一つである。 ◆山バッチ 七丈小屋(甲斐駒ケ岳、500円) 売店おじろ(甲斐駒ケ岳、500円) ■七丈小屋(テント600円、ビール800円/500mL) http://www.minamialps-net.jp/YAMAGOYA/018_nanajou1.htm ◆日帰り温泉(立寄りの湯) ・白州・尾白の森名水公園べるが http://www.verga.jp/ |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
・干支の山の筆頭として久しぶりの甲斐駒はどうかなとあげたら、
皆さんはどちらかと言うと黒戸尾根に興味があり、黒戸尾根の
テン泊山行にしてみました。
・ただ最も行きたがっていた友人で強力担当のSuさんは急遽南国への
出張となり、tenpaiさん、Nさん、prado2082さんの4人となってます。
1日目
・今回も食料担当になり、スキヤキの下準備で前日の1時に寝たので、
ちょっと寝不足で1日目の登りは正直辛かった。
最近左膝が故障していたので本格山行がほぼ1.5ヶ月ぶりで、体力も
随分落ちているようです。
・それでもメンバー中No1の強力Nさんは、500mmlのビール5本、
凍ったプラティスバ2L×2本、ペットボトルの水1.5L、スキヤキ
のだし500mml、凍らしておいた肉750gと軽量化されてない古い
ダンロップの3人用のテントを始め個人装備を80Lのザックに担いで
スタスタ登るのには頭が下がります。
(ちょっとお腹の調子が悪かったそうですが、すごすぎます)
・大汗をかいたせいか自分は刀利天狗ぐらいから、脚の太ももの内側や
ふくらはぎがピリピリとし始め、五号目小屋跡を過ぎた後に現れる
大階段を登っている途中で、突如脚が攣って数分動けなくなり、階段
の上下で待っておられる他の方に大迷惑をかけてしまいました。m(_ _)m
・その後も鎖のある岩場でも重い荷物を担いで登っているときはちょっと
しびれました。(左足のステップがない)
・そんな中キレット橋の前で、日帰り登山で既に下山中のHikaruさん、
FURさんに遭ったのにはビックリΣ(゜ロ゜;)です。いやー奇遇ですな。
・そんなこんなで14時前に七丈小屋に着くが、テント場までは遠く
更に上に登ってテントを設営。
・それからは宴会が永遠と続き、4時頃からスキヤキもはじめ、
大吟醸の甲斐駒も飲みながら、ぐでんぐでんで陽の明るい中に
本日は就寝。
2日目
・夜中の2時半頃トイレに行くと隣近所の方々を起こしてしまったのか、
御来光登山の準備でも始めたのか、物音で眠れないまま朝になる。
・本日は雲が厚いため残念がら御来光を見ることが出来なかったが、
5時半過ぎには荷物をテントにデポして出発。
皆さんほとんど出発済みでほぼ最後の出発です。
・prado2082さんは本日北沢峠側に降りるため、テントを撤収して後から
来るそうです。
芦安へのバス道は崩壊で通行止めにつき、奈良田へ抜けるハプニングが、
下山後に待ち受けていたそうです。
・前日の疲れ?、寝不足?、二日酔い?、高山病?…本日は空身なのに
一歩一歩が辛くて前に進むことができません。
・それでも鎖場を登り、2本の逆鉾の横を行き、山頂に到着。
(実は鋸側に下ったキバナ石楠花の中で突然の腹痛で雉撃ちしてます)
・山頂は肌寒い強風で小雨までぱらついて来たので、さっさと下山です。
・更にテントを撤収してひたすら下ります。
・下っている途中、故障している膝痛が多少でてきてグズグズと岩場を
下っていると綺麗な30代?のお姉さまに足の置き場のご指導を承りました。
(´・ω・`)ショボーン
・五合目小屋跡そばの大階段の下りも膝の鈍痛があるので、ここで
行動食の休憩にしていただき助かります。
・その後、刃渡りを過ぎた当たりから雨も本降りとなり、泥濘んだ斜面で
足元がヌルヌルズルズルと滑って転んで、右手もすりむきながら右半身が
泥だらけとなり再び (´・ω・`)ショボーン。
・笹の平分岐で再び行動食休憩に後、今度はNさんが鬼の撹乱の腹痛に
悩みながら尾白川渓谷駐車場に到着。
・車に乗り込んでいるとアラフォーのトレランの美ジョガー様が続々と
甲斐駒日帰りで降りてきました。
・そうそう今回一番びっくりしたのが、この黒戸尾根はトレランや日帰り
日帰り登山者がメチャメチャ多いことです。皆さんタフですね。
・その後は汗と雨で濡れ、泥で汚れていたので一目散に温泉によってます。
不審議なのは、温泉に入った途端に太ももに筋肉痛が出てきたことです。
・黒戸尾根は苦労しましたが干支の山の甲斐駒で今年のアルプス始めでした。
Non-Daさん
こんばんは。
祠の前で寝てたのはワタクシです。
バッチリ写ってますね。初めての黒戸でバテバテで眠かったのですが、あの昼寝でかなり回復しました!
スキヤキ、大吟醸の楽しいテント泊だったようですね。羨ましい!
黒戸はホント登り甲斐があるコースだと思います。
自分もまた登りたいと思いますし、月1回くらいでいろいろ行きたいと思いますので、またどこまで見かけたら(寝てたら?)、声かけてください。
taigataigaさん こんばんは。
やっぱり気持ち良さそうに熟睡されていたのは、
taigataigaさんだったんですね。
爆睡して復活されたのか、二日目の早朝から
サクッと甲斐駒山頂に登られたのはさすが
ですね。
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