明鏡止水の大鳥池と以東岳 二百名山 183座目

2022年10月16日(日) [日帰り]

• GPS: 08:37
• 距離: 23.1km
• 登り: 1,767m
• 下り: 1,770m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:27
• 休憩: 1:06
• 合計: 8:33

4:42 大鳥登山口
5:24 5:24 冷水沢橋
5:41 5:44 七ツ滝沢橋
5:58 5:58 七ツ滝沢水場
6:09 6:15 七曲水場
6:32 6:45 大鳥小屋
7:10 7:10 東沢渡渉点
8:53 8:56 以東小屋
9:04 9:20 以東岳
9:55 9:59 オツボ峰
10:16 10:16 三角峰下水場
11:00 11:13 大鳥小屋
11:31 11:36 七曲水場
11:47 11:48 七ツ滝沢水場
11:58 11:59 七ツ滝沢橋
12:23 12:23 冷水沢橋
13:13 13:14 大鳥登山口
13:15 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

全区間に亘ってよく手入れされた登山道
全線に亘って登山道の幅員は比較的広く踏み跡も明朗
ヤセ尾根や切れ立った高度感のある個所もない
泡滝ダムから沢沿いを歩き始め10分2手前の崩落個所が危険個所

泡滝ダム　大鳥登山口〜大鳥池
全区間を10等分してあり、標準コースタイムは一区間15分とのコト
10分の7までは赤川沿いに歩く登山道
10分1すぎ10分2手前に水害で水平道が崩れガレ場を一旦小沢へ降りて、再度登山道へ登り返さねばならない個所がある
10分の7を過ぎると赤川とは別れ大鳥池へ向けて標高差180mほどを九十九折の道で一気に登る
登山道は九十九折なので急登とはならない

大鳥小屋〜東沢渡渉点〜以東岳
大鳥池から東沢渡渉点までは大鳥池の湖畔歩き
東沢渡渉点から以東岳山頂へ向けて段丘状の尾根を登る
標高1300m付近で樹林は途絶え気持ちよい高原歩きとなる
山頂直下の以東小屋は登山中、意外にもギリギリまで見えない

以東岳〜オツボ峰〜大鳥池
朝日連峰を一望できる気持ちよい高原歩き
三角峰トラバース付近まで多少のアップダウンがあるものの急登はない
1430m小ピークを過ぎてから大鳥池へ向けて急坂の尾根を一気に下る
2箇所ほど足場の悪い急坂がある

写真

10/16 4:43

泡滝ダムから登山開始

10/16 4:43

泡滝登山口
大鳥池まで0/10
一区間は約15分

10/16 5:43

七ツ滝沢橋通過

10/16 5:48

大鳥池まで6/10

10/16 6:00

大鳥池まで7/10

10/16 6:01

紅葉が美しい

10/16 6:11

大鳥池まで8/10

10/16 6:22

大鳥池まで9/10

10/16 6:32

大鳥池見えた
川が堰き止められできた堰止湖

10/16 6:34

大鳥小屋（タキタロウ小屋）
立派な避難小屋

10/16 6:43

大鳥小屋水場

10/16 6:43

水は常時垂れ流し
飲み放題〜
喉ざわりなめらかでウマい！

10/16 11:01

大鳥池コンクリート堰堤
タキタロウ小屋からすぐに大鳥池コンクリート堰堤上を渡り湖畔へ
どうやってこのダムの建設資材を運び込んだのであろう？？

10/16 6:45

鏡のような大鳥池

10/16 6:46

大鳥小屋が水面に映る

10/16 6:47

オツボ峰分岐
登りは直登コースを選択

10/16 6:49

左隅に以東岳山頂、その方に以東岳避難小屋が見える

10/16 7:04

何度見ても息を吞むような神秘的な光景

10/16 7:09

東沢渡渉点を越すと以東岳山頂までの直登となる

10/16 7:54

紅葉美しい尾根を直登

10/16 7:56

振り返ると大鳥池

10/16 8:20

三角峰下水場コルから月山が姿を現す

10/16 8:27

大鳥池がクマの毛皮を広げたように見える

10/16 8:33

気持ちよい高原歩き

10/16 8:34

文句なく快晴
意外にも直登の最中、以東小屋は見えない

10/16 8:47

鳥海山が左奥に見えてきた

10/16 8:47

鳥海山（左）と月山（右）

10/16 8:49

尾根を段丘状に登りパァ〜と視界が広がり
以東小屋と以東岳山頂が見えてきた

10/16 8:57

以東小屋 とうちゃこ
冬季準備で小屋看板や山頂標識を外した直後だったそうだ

10/16 8:58

以東岳登頂記念撮影
以東岳山頂をバックに撮影
小屋終いで以東岳山頂から山頂標識を先ほど下してきたばかりだそうだ

10/16 9:05

以東岳山頂とうちゃこ
朝日連峰の稜線が美しい

10/16 9:05

以東岳ゲット
日本二百名山 183座目

山頂からの眺め
月山方面

山頂からの眺め
大朝日方面

10/16 9:19

三角点タッチち
一等三角点「以東ヶ岳」

10/16 9:22

さぁ下山しよう
以東岳山頂と小屋を振り返る

10/16 9:29

三角峰トラバースまで気持ちよい稜線歩き
トテモ見晴らしがいぃ〜

10/16 9:29

クマの毛皮を広げたと云われる大鳥池

10/16 9:41

大朝日の眺め

10/16 9:58

オツボ峰とうちゃこ

10/16 9:56

オツボ峰から以東岳を振り返る

10/16 9:56

この先歩く稜線を眺める

10/16 9:58

オツボ峰からの眺め
月山方面

10/16 10:15

三角峰下水場下降点通過

10/16 10:27

三角峰の尾根を大鳥池へ向けて下降を始める
気持ちよい稜線歩きが終わると思うと名残惜しい

10/16 10:27

大鳥池へ向けて一直線に下降

10/16 10:44

大鳥池が近くに見えてきた
大鳥池が目の前に見えてから意外と歩く

10/16 11:00

大鳥池に到達
水面はそよ風でさざ波がたっており、今朝のような鏡面ではなかった

10/16 11:13

タキタロウ小屋で小屋番の方とお話しして休憩
今朝のように大鳥池が鏡面になるのは珍しいとのコト
とても良い山でした

10/16 11:59

補修されたての七ツ滝沢橋
メインケーブルが新しいものらしい
アンカレッジの支点もピカピカだ

10/16 12:00

七ツ滝沢橋通過
雪害対策の為11月1日で床板を撤去するとのコト

10/16 12:22

冷水沢橋通過

10/16 12:42

登山時には気が付かたかった滝

10/16 13:13

泡滝登山口到着

10/16 13:15

下山完了！
この後、神戸まで11時間ドライブという登山以上の苦行がある

撮影機器：

AQUOS sense4 SH-41A docomo シャープ

感想

けいじ

11月1日で吊り橋の床板が撤去されると聞いてやってきた以東岳
4時過ぎに泡滝ダム登山口に到着
しばし仮眠をしようとしたが、寝付けなかったので未明の4時40分登山開始

未明の赤川沿いの登山道歩き
暗闇歩きは見えてはいけないモノが見えてしまう気がする…
歩き始めて程なく追い越しの方が現れた
これ幸いとヘッドライトの光を見失わない程度にその方の後ろを歩く
そぅ俺はビビリなのだ…
因みにこの方とは最終的にこの先一緒に登山をすることになる

大鳥池には大鳥池コンクリート堰堤があり、ダム建設の際にはきっと重機が走ったような登山道なのだろう…と思い込んで歩いてみたが、重機が乗り入れることはとうてい不可能な一般的な登山道だ

大鳥池までの区間は10等分してあり、10分の7までは赤川沿いに歩く登山道
10分の7を過ぎると赤川とは別れ大鳥池へ向けて標高差180mほどを九十九折の道で一気に登る
この九十九折の途中に水場が数か所あり、コップまで用意してある
七曲水場で水を飲んでみたがとても美味しかった

タキタロウ小屋
タキタロウ小屋に着くと目の前には鏡面のような大鳥池が姿を現した
タキタロウ小屋の小屋番の方にお話を聞くと、大鳥池がこのように鏡面になるのは珍しい現象とのコト
良い天気に出会えてラッキーだ
因みに小屋番の方に聞いたところタキタロウ小屋から以東岳へ行く際は左回りに、直登ルート→以東岳→オツボ峰ルートが良いとのコト

明鏡止水大鳥池
息を呑むような光景だ…
大鳥小屋からダム堰堤越えて大鳥池沿いの湖畔歩きとなる
（大鳥池とは云うモノの実際には「湖」である）
無風の大鳥池は巨大な鏡のように対岸の山々と空を逆さにし映し出す
この光景を見ているだけで心が洗われるようだ…

直登道
東沢渡渉点からは以東岳山頂へ向けて段丘状の尾根を登る
後を振り返るとクマの毛皮を広げたような大鳥池が足元に見える
標高1300m付近で樹林は途絶え気持ちよい高原歩きとなり、月山・鳥海山が姿を現す
登山中、第一目標となる以東小屋は意外にもギリギリまで見えなかった
以東小屋へ到着すると、今しがた小屋閉めのために、以東岳山頂の標識と小屋の看板を取り外して収納したとのコト
折角なのだからと、小屋に収納したばかりの以東岳山頂標識を出してきてくださり、以東岳山頂標識を持って記念撮影
以東小屋から以東岳山頂はすぐ

以東岳山頂
360度大パノラマ
朝日連峰の美しい稜線から飯豊山・磐梯山・蔵王・月山・鳥海山と東北の山々を一望
今日の天気予報はイマイチだったが、良い方へ外れてくれた

オツボ峰→大鳥池
以東岳からは右手に朝日連峰を目の前に月山、遠くに鳥海山一望できる気持ちよい高原歩き
オツボ峰を経由し三角峰トラバースの先まで多少のアップダウンを繰り返しながら高度を下げてゆく
三角峰トラバースから1430m小ピークを過ぎ大鳥池へ向けて急坂の尾根を一気に下降する
高度を下げ大鳥池が近くに見えてから意外と大鳥池が遠かった

泡滝ダムへ下山
登山時に夜明け前に歩いた赤川沿いの登山道歩き
タキタロウ小屋でも湧き水をたっぷり飲んで歩き始めたが、七曲水場でもまたもや水をがぶ飲み
あとはダラダラと沢沿いを歩いて泡滝ダム登山口へ下山

本日の核心部
下山後、泡滝ダムから神戸まで800キロの11時間のドライブ
帰宅時のドライブがとても辛くなってきた今日この頃…

コメント

KOTOWAKA

keijikeijiさん
帰宅までの800kmおつかれさまでした。
プロドライバー顔負けですね。
大鳥池に映る山々が水平線を境に、上下対称、素晴らしい。
こんな写真初め見ました。
細かい模様に彩られた細長い壺の胴体部分のようにも見え、不思議不思議です。
騙し絵のようです。

けいじ

KOTOWAKAさん
ありがとうございます
大鳥池の鏡面　息を呑むような神秘的な光景でした

2・3百名山も終盤となり残っているのが飛行機で行くには近く・クルマで行くにはチト遠い山ばかり残ってしまいしました
下山後のクルマの運転がキツイ今日この頃です

kokotarou

keijikeijiさん　こんばんは。
最後までご一緒させていただいた者です。大鳥池の水鏡は本当に神秘的で感動的な景色でしたね。
山頂で撮らせていただいた写真もまずまずの出来だったようで安心いたしました。

お陰様で、きついはずの直登もいつもは長く感じる駐車場までの道のりも貴重なお話を伺っているうちにいつの間にか歩き終えてしまい、なに一つ辛い思いをせずに最後まで楽しく歩ききることができました。ありがとうございました。
keijikeijiさんの過去の山行記録も後で色々拝見して勉強したいと思います。ロングドライブも含めて大変お疲れ様でした。

けいじ

kokotarouさん
こちらこそ愉しいひと時ありがとうございます
夜道の先導（僕が勝手についていったダケですが）心強かったです💦

また何かありましたらよろしくお願いします