沼原から南月山・茶臼岳、帰りは姥ヶ平から


- GPS
- 07:20
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,021m
- 下り
- 1,003m
コースタイム
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 7:21
天候 | 晴れ 風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
沼原の観光駐車場に車を置いて、白笹山、南月山、茶臼岳と縦走し、姥ヶ平から沼原に戻るコースで紅葉を楽しんできた。
沼原には6時を過ぎた頃についた。すでに数台の車が止まっていた。朝食代わりのカップラーメンを食べている間に何人かの方が出かけていった。姥が平方面の方が多いようだが、私と同じ白笹山に向かった方も一人いた。
10分ほど歩いて白笹山の取り付きまで来ると、そこから山頂までは急な登りが続く。終始樹林に囲まれた道で、ときおり、樹林越しに調整池が見えたり、周囲の山が見える程度。一ヵ所だけ、見事に景色が抜けて南月山の向こうに茶臼岳を望める場所がある。
下から見上げた白笹山は形の整ったスマートな山だったが、山頂までの行程と薮に囲まれた山頂標識にはスマートさはなかった。
ところが、山頂を過ぎて南月山への縦走に移ってからは印象が変わる。道は枝を張り出した松と笹の間を邁のだが、頻繁に周囲の景色が開けるようになる。南月山と茶臼岳セットの景色や、鞍部を過ぎて南月山の登りにかかると、過ぎてきた白笹山の向こうに日光の山々が見える。松の緑にナナカマドの実の赤さが際立つのもいい。
見た目には長く感じた白笹山から南月山に向かう尾根だったが、思いのほか早く山頂が現れたように感じたのは、やはりそのためだったろう。
風は強弱を繰り返したが、南月山から牛ヶ首に向けての尾根歩きは、樹林もなくまともに風が吹き付ける。ここまでの登りでは汗ばむほどだったが、山頂でヤッケを着込む。山頂から薮を一つ回り込むと、正面に茶臼岳の勇姿が現れる。牛ヶ首までは、その勇姿を見ながらの快適な稜線歩き。ただ、風は強い。
牛ヶ首からは反時計回りに、山頂駅上を目ざす。茶臼岳の南側の斜面がとてもきれいに紅葉していた。茶臼の南東側にくると、先端に白い綿毛をつけた20〜30センチほどの草が斜面に敷き詰められるよう見える。それが日に照らされて、斜面が銀色に輝く。強い風に煽られて、川が流れているようにも見えた。あの綿毛、すすきかな。花だとしたら咲いているときは、いったいどんなだったろう。
登るという強い意識はなかったのだが、山頂駅上に来た以上、登らないという選択肢はない。そう思って登りはじめたが、峰の茶屋からの道との合流点あたりまで登ってから気がついた。山頂駅上から牛ヶ首に戻るという選択肢もあった。次の時はそうする。
山頂からお鉢廻りをしたが、この間、体が浮くほどの強風が続いた。峰の茶屋まで下りたあたりで、ようやく少し収まってきた。無間地獄はシューシューと、勢いよく噴気をあげていた。三〇年ぶり、いやもっとだな。
牛ヶ首から姥が平へ向い、姥が平で大休止。この周辺は紅葉が広がっており、その上にガレた茶臼岳の勇姿が乗っかって見える。やはり格好いい。
姥が平下を経て沼原に向かうが、当初、目を引く紅葉は見当たらなかった。終わってしまったかと諦めかけたが、標高1500あたりまで下ると、まもなく見事な紅葉に周囲を囲まれたようになる。下手な写真を撮るにも、見栄えや光の当たり具合を考慮してみたり、足が前に進まなくなる。それに気をとられたせいか、疲れを忘れた。
沼原湿原を一周して二時過ぎに駐車場に戻る。
じつは今回、車中泊にて翌日も行動する予定を立てていた。諸般の事情により、見送ることになった。・・・残念!
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