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Yamareco

記録ID: 483312
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

仙丈ヶ岳 (北沢峠から)

2014年07月25日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:17
距離
10.4km
登り
1,183m
下り
1,181m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7:12北沢峠-8:12大滝の頭(五合目)-9:00小仙丈ヶ岳-9:50仙丈ヶ岳-10:20千丈小屋-11:15藪沢小屋-12:22北沢峠
天候 快晴
気温非常に高し、特に樹林帯は蒸し暑く熱中症に注意な状態
無風〜微風
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
・奈良田の駐車場まで自家用車利用。到着時(5時頃)の気温20℃、帰り(15時頃)の気温30℃。
・奈良田から広河原と、広河原から北沢峠はバス利用。
・芦安から奈良田へのバス便が林道の崩落により運行を取り止めているため、南アルプス北部の関東側の玄関口が一時的に奈良田に移っている。そのため、平日にも関わらず朝のバスは大混雑。5台出ていたがいずれも満員で、自分を含めて多くの人が広河原までの45分あまりを座らずに立ったままで移動した。芦安からのバス再開の見込みは立っていないので、当面は奈良田の混雑が続くと思われる。それ以外のバス便はいずれも着席できた。
コース状況/
危険箇所等
・ルートは良く整備されていて危険箇所や迷うようなところは見られなかった。
・北沢峠の登山口、五合目(休憩適地)、小仙丈ヶ岳、仙丈ヶ岳を結ぶルートは登山者が大変多いが、馬の背方面のルートは登山者が少なく自分のペースで歩ける。馬の背ヒュッテ付近では、シカの食害を防止する柵を設置する工事を実施していた。
・小仙丈ヶ岳より少し下から樹林帯を抜けるので視界が開ける。馬の背方面は、ヒュッテあたりは既に樹林帯に入っている。
・藪沢小屋から少し下ったところで1箇所雪渓を横断するが、距離にして10メートル程度、歩く時間にして数秒程度。
・千丈小屋の水場はよく出いていた。確認はしなかったが、恐らく雪渓の雪解け水なので、秋には涸れるかもしれない。
・樹林帯を抜けるとあちこちにお花畑。最盛期は既に過ぎていると思われるが、それでもまだ多数咲いていた。

予約できる山小屋
馬の背ヒュッテ
北沢峠 こもれび山荘
樹林帯を抜けると快晴の青空
2014年07月25日 08:37撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
7/25 8:37
樹林帯を抜けると快晴の青空
きれいなカール
2014年07月25日 09:03撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5
7/25 9:03
きれいなカール
イワカガミ
2014年07月25日 09:11撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
7/25 9:11
イワカガミ
北岳と間ノ岳。後ろにうっすら富士山も。
2014年07月25日 09:23撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
7/25 9:23
北岳と間ノ岳。後ろにうっすら富士山も。
雷鳥と北岳
2014年07月25日 09:40撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
7/25 9:40
雷鳥と北岳
雷鳥のヒナ
2014年07月25日 09:40撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5
7/25 9:40
雷鳥のヒナ
親雷鳥
2014年07月25日 09:42撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
7/25 9:42
親雷鳥
山頂まであと少し
2014年07月25日 09:44撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
7/25 9:44
山頂まであと少し
山頂標識
2014年07月25日 09:51撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 9:51
山頂標識
大仙丈ヶ岳方向。
2014年07月25日 09:51撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 9:51
大仙丈ヶ岳方向。
塩見岳方向
2014年07月25日 09:51撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 9:51
塩見岳方向
甲斐駒ヶ岳と鋸岳
2014年07月25日 10:02撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
7/25 10:02
甲斐駒ヶ岳と鋸岳
山頂直下のお花畑
2014年07月25日 10:06撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
7/25 10:06
山頂直下のお花畑
チングルマ
2014年07月25日 10:10撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
7/25 10:10
チングルマ
立派な千丈小屋
2014年07月25日 10:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 10:20
立派な千丈小屋
千丈小屋の水場
2014年07月25日 10:25撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
7/25 10:25
千丈小屋の水場
だいぶ下ったところから見た小屋とカール地形
2014年07月25日 10:37撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 10:37
だいぶ下ったところから見た小屋とカール地形
次回は丹渓新道かな
2014年07月25日 10:48撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
7/25 10:48
次回は丹渓新道かな
渡渉が何回かあった
2014年07月25日 11:08撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
7/25 11:08
渡渉が何回かあった
1回だけ雪渓を横断
2014年07月25日 11:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 11:17
1回だけ雪渓を横断
撮影機器:

感想

梅雨が明けたが、連続した休みが取れず、今回も弾丸日帰りで南アルプスを歩いてきた。関東や甲府では35℃を越える猛暑日だったようだが、山上もやはり暑かった。

早朝5時過ぎに奈良田の駐車場着。芦安から広河原のバス・タクシーは林道崩落の影響で運行できない状態のため、自宅からはだいぶ遠い奈良田まで移動せざるを得なかった。梅雨明けして、しかも高気圧がしっかり乗ることが予想されたためか、平日金曜日とは言え駐車場の多くは既に埋まっていた。さっさと支度をしてバス乗り場に向かったが、出発15分前の時点で既に立ち乗り決定。広河原までの45分を寝ていく計画は立ち消えになった。5台のバスが出ていたが、いずれのバスにも座れない乗客が続出していた。これで週末になったらどれだけ混雑するのだろうか。林道の通行が早期に可能になることを望む。

広河原には少し遅れて到着したが、北沢峠行きのバスは少し早く出たので、行動開始は予定より少し早くなった。歩き始めてものの15分ほどで汗が体から吹き出し、30分もすると、額から汗がポタポタ落ちるようになってきた。初めの1時間はほぼ樹林帯歩きなので、風もなく気温が高いので、登りではどうしたって暑さを感じることになった。1時間ほどで五合目に到着して水分と栄養を補給して行動再開。しばらくすると樹林帯を抜けて気持ちの良い稜線歩きを始めることができた。平日のため登山者は思ったほど多くないが、学校登山のグループなども見掛けた。基本的にマナーが良いので問題ない。小仙丈ヶ岳を過ぎ、山頂まで10分ほどの地点で雷鳥の親鳥とヒナが5羽くらい登山道の横に群れていた。こんな快晴の日に雷鳥を見るとは思わなかったので、しばらく写真撮影する。雷鳥を見たのはこれが今シーズン初めて。

北沢峠より2時間40分ほどで山頂到着。仙丈ヶ岳の山頂に立つのはこれで5回目だが、今回がこれまでの中で一番好天に恵まれた。南アルプス北部の主な山々は全て視認でき、南部の塩見岳なども確認できた。平日の金曜日だったためか、山頂の混雑も想像していたほどではなかった。休憩中はさすがに長袖シャツやジャケットが要るかと思ったが、3000メートルを超える山頂でも寒さは全く感じなかった。風がほとんどなかったのも影響しているだろう。休憩後に千丈小屋に下り、さらに下りは馬の背を利用した。このルートで仙丈ヶ岳を歩くのは久々。途中、丹渓新道との分岐があらわれ、次はこのルートで登るか下るかしてみたいと思ったが、関東からの場合アクセスが面倒か。

五合目の分岐までに一箇所雪渓を横断したが、それ以外に雪を踏むこともなく北沢峠に無事帰着。峠に下る間も続々と登って来る登山者。小屋は今日歩いたルートだけでも3箇所もあるので、皆どこかに泊まるのだろうか。千丈小屋にテントが張れたら自分もぜひ泊まってみたいのだが。

12:20頃に北沢峠到着、5時間超の行動時間。行動時間としては短く、距離としても短いので少し歩き足りない感があったが、今日のこの高温で長時間の行動は相応に消耗すると思われる。歩きつつも適切に水分、塩分を摂取しないと山中でも熱中症の恐れがあるのではないか。峠は2000メートルを超える標高があるのにかなり暑く、日差しも強い。13:30に広河原行きのバスがあることは知っていたが、その前に臨時便でも出ないかと思ったが甘かった。結局定刻近くまで埃だらけのバス停で待ってバスに乗車して広河原に戻る。帰りのバスは余裕があったが、最終便はやはり混雑したのかもしれない。北沢峠も広河原も下界と比べれば標高も高く「避暑地」と言っても過言ではないと思うのだが、今日はどちらも暑かった。バスで奈良田に戻ると更に暑かったことは言うまでもない。行動中は今日は常に快晴だったが、夏の常として、午後からは雲が湧き始めていた。これからの時期、午後の早い時間で行動を終えることが安全を確保するための条件になると思われる。

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