古ヶ丸山〜林道
- GPS
- 08:13
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,232m
- 下り
- 1,232m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
古ヶ丸山から白倉山まで行こうと思っていたが、余りの過酷さに音をあげてしまいました とにかく登山道の傾斜キツイです 約5キロ進むのに4時間かかりました 今日ほど途中休憩(休息でない)した山歩きは初めてでした 帰路のレンガ滝への分岐から林道へ向かう登山道・・・・ 二度と通りたくないというか通れない 最初のうちは歩き易い(傾斜は超急です)登山道の感じでしたが、展望の開ける良いところ辺りから崩落個所あり季節的にブッシュの中を歩く感じで、程度が酷いです またGPSデータにある道が判らなくなり、死にそうになりました 所々に登山道という看板が結構あるので安心ですが、この道は上級者(初級者向きでないという意味で)でないと危険ですね 私は本当の意味で遭難していたかもしれません |
写真
感想
古ヶ丸山〜白倉山まで行き、戻りは林道歩き予定だったが・・・・
往路の余りにも長時間急坂登りの連続は、目標点を変えさせる力があるな
今日は最悪明日の朝までに帰宅すればいいという条件なので、少し遠くても行くぞと意気込みましたが↓
5キロの道のりを4時間
今日ほど休み休み歩いた山は初めてです
辿り着けるのかどうかも懐疑的になってきます
それと普段通りの飲料水(水1、お茶0.5リットル)はかなり早いペースで減ります
そういうことも不安材料となりますが、今日は全国的にこの夏一番の気温上昇日なので仕方ないかも
普段はあまり水補給するタイプではないのですが、条件が悪い時は一気にきてしまう可能性もあり不安な中の登山となりました
今回ほど休憩回数・休憩時間の長い歩きは初体験です
それほど過酷と感じました
外気温(これが主因)、飲料水の心配、距離が稼げない現実、GPS通りに帰路は行けるのか・・・・
不安な気持ちのまま進みますが、やはり初めてのルート(ほんの途中までは登ったことある)なので期待感の方が強いです
そうでないと、こんな過酷な(私には)登山、出来ませんよ
で、感想に入ります
駐車地に1台いましたが、河釣りの方でした
他にも数台居ましたが、皆さん釣りか川遊びのようで
こんな外気温で山に登ろうなんて俺だけ・・・・
だから止められないんです〜
山では人間に遭っていませんというか、鹿の鳴き声をきいただけで自身以外の存在気配ゼロ!
平日だから山で仕事している方くらいは居ると思っていたが誰ひとり居ません
急坂の辛さ+高気温+噴き出る汗(水分とミネラル)、あんなにバテバテになるのはもうひとつ理由があります
就寝時に冷房するようになってから身体のダルさが出始めています
業務にも影響あるくらいダルいのです
でも、山登りするときは早い就寝するし、早起きします(いちおう、平日起床時間は4:10なんですよ全日)
業務も早起きだから辛いのではなく、冷房病というかその影響でダメージ受けてます
それが今日、如実に出ましたね
なかなかポイントとなる地点に辿り着かない
初めのうちは過ぎた時間からして結構な距離は進んだと思いGPS見て愕然としました
自分の思いの半分以下しか進んでいない現実
結構ボディブロー気味に効いてくるんですよねこういう感覚は
初めの柁山に着いても達成感ないというか、喜びがかなり低いテンションのまま「さあ先を急ごう」みたいな繰り返しでした
ゆっくりして何かを・・・・という余裕がないというか行けるのか? 戻れるのか?みたいな感情ばかり
辛い一日になるなと感じましたね久しぶりに
で、帰路は林道側へ行くのは当初予定だし、登り始めのあのしんどさを考えるといくら下りとはいえ「歩きたくない、別道行けるなら時間掛かってもそちらがいい」という感情でした
林道までの登山道が不安なまま進みます
最初はしつこいくらいに赤テープがあり、初心者の俺でも「もっと間隔を広げてもいいんじゃない?」と思っていましたが、見つけるとやはり安心感は違います
展望の開ける位置に来て、進む方向・高度を知ることとなる
あそこまでいかないと帰れない
もし不通区間あれば戻らなければならないし、避けた急坂を降りて行かなければならない
時間はあるが、飲み水・食料に不安があるし何より歩けるのかバテバテなのに・・・・
不安が倍増されていく瞬間でした
でも、悪いことは直面してから考えることに切り替えて、目の前の景色・状況を楽しみます
鳥の声以外何も聞こえません
そうこうして進んで行きますが、要所には登山道看板があり、特に危険とか通行不能とか書いていない
書いていないの真意が「問題ないから」か「誰も注釈していない」かは不明
後者だと、最悪戻るしか手段ありません
危険個所もどうにか通過して何度も動物避け扉を越えて、水場に着けました
道が間違っていても水場は探したかった
飲み水でなく、とにかく顔を冷たい水で拭きたいと思っていた
しばらく休憩して進みましたが、最後の林道へのアプローチが見つけられない
他の方のGPSログでは動物避け柵手前を下山(北上)するルート取り
実際、見た目歩けないもう少し進めば行けるだろうと柵を越えて行くと・・・・
進んで行けない様相
それでも林道方向は判っているので進むが、これは落ちるなという状態
進んで行けない
すこし戻って下山できそうな道を見つけるがほとんど見えない
冬場ならこれほど茂っていないだろうがシーズン真っ最中というほどの緑物
それでも明らかに細くて、最近歩き跡ないだろうという「道」を進みます
九尾れの登山道が延々と続くので大丈夫だろうと信じて進みますが、もし行き場が無くなれば舞い戻ってどうする?
そんなことも考えながら進んで行くと視界に舗装された林道が見えた
「やった!」もうどんなに急坂でも下りてやるぞの気持ちで林道へ降り立ちました
このときの感想は、大袈裟ですが「また生き伸びられたな」でした
いまさら林道近くまで来たのに舞い戻って分岐路まで戻る「気力」が在りませんでした
このルートが上級者向きの意味が解かりました
そして今日の自分は偶然運が良かったと思います
もちろん先人のGPS軌跡はあるのですが、2年以上前データなので完璧ではありません
そういうことも含めて、初級者が単独で行くルートでないのは当然かと
遭難なり、事故・けが無くて本当に感謝です
ヒル被害には遭ったようですが、よく解かりません
滑ってコケて起き上がり「ああ、腕に擦り傷できたな」と思いズボンを手で払っていたら右足首辺りに紫色の痕跡
「ん?なんだ??」
草花の色が着いたんだろうと思ったが、中なら汚れてないかコレ?
ズボン裾まくりしてびっくりした!!
明らかに出血後の乾いた跡が広範囲に!
「なんだこれ?」「ぶつけてもコケても居ないぞ今以外は」と心当たりがない
ヒルを見つけたときに「ああ、こういうのに被害遭うんだな皆」
「見つけてしまって自身に着かないかな?」「今日は沢歩かないし大丈夫だろう」
これしかない!!
この時、あるいはこの付近でヒルに憑りつかれたんだろうな
ヒルはもう見当たらないし、出血口はキズというより見た感じ何かに吸い付かれたような円形だった
痛くもないし出血もしていないが、血糊の範囲にびっくりした
ああ、単なる山歩きでもこうなるんだと今日の得た教訓でした
本当に無事に帰ってこれたのは「偶然運が良かっただけ」しかありません
とにかく無事戻れたので、このまま帰宅したくない
以前に大杉谷歩いた後(私の山歩き出発点となった日)に仲間と奥伊勢フォレストピアで温泉入って帰宅し、疲労がほとんど無かったということがあったので行きます
618円なりを支払い、他に子供二人いただけで事実上貸切温泉気分でした
薬草湯ぶね二つ、うたせ湯、露天風呂と全制覇しました!
なので疲労はかなり軽減されています
今日の歩きの消費カロリー2502Kcalという、私にとって前例を見ないものとなりました
11キロ歩きで休憩入れて8時間以上掛かっています
今日のキツさはこのデータからも判ります
皆さまは「なんだこの程度で」と思われるんでしょうが、本当にキツイ一日でした
でも、疲れたが温泉も浸かり帰路も睡魔に襲われることなく長時間運転もしましたから
我ながら「ようやるわ」「意外とタフじゃない、自分!」と花丸上げていいんじゃない、結果的に!!
お疲れ〜
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