広河内岳・大籠岳・白河内岳・笹山(100高山52・53・54座目 山梨百名山91座目 甲斐百山65・66座目)
- GPS
- 16:01
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 2,665m
- 下り
- 2,735m
コースタイム
- 山行
- 3:04
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 3:14
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
1日目、大門沢小屋(避難小屋)を利用して、宿泊。2日目、大門沢下降点まで登り、広河内岳、大籠岳、白河内岳、笹山と縦走、笹山ダイレクト尾根で、下山という計画。
山梨百名山の四天王のうちの一角、笹山を含めた登山であり、100高山が、3座含まれていてるコース。2日目がロング。数日前に積雪ありと、心配要素があったので、撤退も視野に入れながらの決行だった。
奈良田駐車場: 奈良田バス停先の駐車場は、廃止になり、手前のトンネルを過ぎてすぐ右側に第一駐車場が移動していた。バス停は、向かって道向こうにあった。
奈良田第一駐車場近くのバス停から平日始発8:40発のバス(210円 ゲートを通らないため、協力金なし)に乗り、奈良田第一発電所バス停に向かった。
大門沢小屋まで: 奈良田第一発電所バス停から、林道を30分ほど歩いて、登山道に入る。そこから、吊り橋を渡り、沢沿いを登っていく。途中、沢を何回か丸太橋を使って渡り、大古森沢合流。大古森沢合流から登りが厳しくなり、更に、沢を何回か渡って、どんどん登り上げると、大門沢小屋に到着した。
大門沢小屋は、営業期間外で、避難小屋として解放されている部分がある。以前、宿泊した際とは異なって、新型コロナウイルス感染症対策の為、2段ベッド形式に変更されていた。1日目は、避難小屋を利用させてもらい、宿泊。テント場からは、富士山の頭を眺めることができた。
特に危険個所なしだが、沢を渡る際の丸太橋で、転倒注意。
大門沢降下点まで: 2日目、大門沢小屋を5時出発。大門沢降下点を目指す。日の出前なので、出だしは、ヘッドライトを装着。渡渉箇所前に、1ヵ所崩れており、高巻きがあったが、薄暗くて道が分かり辛かった。登山当日、だんだんと、残雪が目立つようになるが、気にならない程度だった。渡渉ポイントでも、薄暗い状態であったが、水量が少なく、問題なく渡ることができた。また、その先は、切り立った壁沿いを進むので、注意が必要だった。
途中、日の出を眺めることができ、富士山も良く見えた。
急な登山道をどんどんと登っていき、高度が上がると、樹林帯を抜ける。目の前が開け、視界を遮るものが無くなり、景色を眺めることができた。
大門沢降下点下の窪地付近で、迷ったが、すぐに登山道を見つけることができた。
そこからは、九十九折りで、大門沢降下点まで登り上げる。ロープが設置してある、スリップし易い急坂が続いた。登り上げると、大門沢降下点。
ランドマークである、鐘があり、辺りの山々が見え、絶景だった。
渡渉ポイント後の切り立った箇所は、滑落注意。そのほか、滑落注意箇所が数ヶ所ある。また、大門沢降下点直下のロープが設置してある急坂は、スリップ注意。
広河内岳: 大門沢降下点から、農鳥岳方面と逆方向に、縦走開始。はじめの取り付きが分かり辛かったが、入り口近くに目印がある。入り口は、農鳥岳方向と真逆の谷側付近。ハイマツの道を進むと、一気に視界が開け、稜線歩きとなる。登山当日は、若干積雪が残っているものの、ほぼ影響はなかった。1時間経たないくらいアップダウンを繰り返すと、広河内岳山頂に到着。
広河内岳山頂は、狭いが、眺望あり。
左手には、常に富士山が見え、後ろを振り返ると農鳥岳を眺めることができ、その奥には、鳳凰三山、さらに奥には、八ヶ岳が見えた。右手には、塩見岳、蝙蝠岳、荒川岳を眺めることができた。
特に危険個所なし。取り付きだけは、視界不良や積雪時に、わかり辛い可能性あり。
大籠岳: 広河内岳山頂から、左手に見える稜線を目指して歩く。まずは、ほぼ直角に左にターンして、急降下。来た道と直線の尾根に進んでしまうと、登山道から外れてしまうので、注意。降下しきるまでに、ガレ場がある。降下が終わると、また稜線歩き。地味にアップダウンがある。黄色いペンキのマークが頻繁にあるので、道に間違うことなかったが、視界不良や積雪がある場合は、ルート取りが難しいかもしれない。
稜線を歩いていると、ホシガラスが近くの木に留まって、しばらく逃げなかった。
大籠岳山頂は、広く、眺望あり。
富士山、農鳥岳、鳳凰三山、塩見岳を眺めることができた。また、農鳥岳の後ろに隠れていた北岳が、見えるようになった。
白河内岳山頂からの下降は、来た道から90度左側。道間違い注意。視界不良や積雪時は、マークが分かり辛くなるので、道迷い注意。
白河内岳: 大籠山から、引き続き縦走。登山道が、大きめな石も転がっているザレ場になり、だんだんと歩きづらくなってくる。また、ハイマツ帯の部分も出てくるが、道はしっかりと判るようにマークが随所にあった。
白河内岳山頂は、広く、眺望あり。
富士山、北岳、農鳥岳、鳳凰三山、八ヶ岳、塩見岳からの蝙蝠尾根、荒川岳、笊ヶ岳方面を眺めることができた。
視界不良や積雪時は、マークが分かり辛くなるので、道迷い注意。
笹山: 白河内岳から、引き続き縦走。まずは、ほぼ平坦な、ガレ場をしばらく移動。その後、ハイマツ帯を経て、降下しながら樹林帯に入る。樹林帯をトラバースし、その後、登り上げると視界が開けて、笹山北峰が見える。ハイマツ帯をわずかに越えると、笹山北峰。
笹山北峰は、眺望あり。
富士山、北岳、農鳥岳、鳳凰三山、塩見岳、蝙蝠岳、荒川岳、上河内岳、大無間山を眺めることができた。
引き続き、笹山北峰から移動。
樹林帯へ一旦入って、登り上げると、すぐに笹山南峰。
笹山南峰は、一部眺望あり。
北岳と農鳥岳を眺めることができた。
また、笹山ダイレクト尾根の入り口付近から、富士山を眺めることができた。
視界不良や積雪時は、マークが分かり辛くなるので、道迷い注意。
奈良田第一駐車場まで: 笹山ダイレクト尾根を使って、奈良田まで下山。
笹山ダイレクト尾根は、平坦な箇所もあるが、その他は、かなりの傾斜。落ち葉もあり、スリップし易く、何度か転倒した。
ところどころに、ピンクテープがあるので、道に迷うことは無かったが、視界不良だった場合は、GPSが必要そうな広い尾根もあった。
登山当日は、笹山南峰から下山開始の時点で、1時間ほど予定時間を過ぎており、急いで下山。途中の水場入り口までで、コースタイムよりマイナス1時間。なんとか送水管上付近までヘッドライトなしで下山できたので、道に迷うことはなく、奈良田第一駐車場まで、たどり着くことができた。
視界不良時や、日の出前、日の入り後は、ピンクテープが分かり辛くなるので、道迷いの可能性大。GPS携帯推奨。
2日目は、高曇りであったものの、すべてのピークで視界が良く、景色を見ることができた。また、2日目は、ロングだったので、終盤、日没を迎えてしまい、暗くなってしまったが、なんとか無事に下山することができた。
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