笠ヶ岳 笠新道〜笠ヶ岳 【下山】クリヤ谷
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,990m
- 下り
- 2,135m
コースタイム
【27日】4:10幕営地〜4:50笠ヶ岳山頂〜9:00槍見館
天候 | 26日 晴れ時々曇り 27日 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
27日:中尾高原口からバス 新穂高まで160円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【笠新道登山口まで】 ・危険箇所無し 【笠新道】 ・聞きしに勝る急坂、というほどではなく、登りやすい道。ただし、ひたすら長い。 ・標高1800mを過ぎた辺りから岩ゴロが目立ち、歩きにくい。 ・標高1900mを過ぎた辺りから比較的景色が開ける。「ここが中間点」という標識があるが、ここからの方が時間的に30分長くかかった。やはり岩ゴロの道が歩きにくかったのが遅くなった原因だろう。 ・何度か大休憩をはさんだが、あまり休憩できるポイントが無い。 【笠ヶ岳・双六方面分岐まで】 ・杓子平からの素晴らしい、予想もしない景色のお陰で、楽しみながら歩ける。まさに別天地。 ・前半は傾斜が無いが、抜戸岳山腹の登りはやや傾斜がキツかった。 ・2カ所ほど地図に無い水場がある。とても冷たくてうまい。雪解け水なので、この時期だけかもしれない。 【笠ヶ岳まで】 ・とても気持ちのいい稜線。クリヤ谷方面の稜線と違い、折り返したりせずに稜線の真上を歩く。 ・多少のアップダウンはあるが、標高差にして25mほどのもの。 ・山荘から笠ヶ岳までは10分ほど。ここも岩ゴロの道。 【テント場】 ・思った以上に広く、穂高岳が目の前にあるので景色も最高。 ・水場はとても冷たく、水も豊富。ただし、少し下った所にあるため、急坂を降りたり下ったりしなければならない ・山小屋の一段下がった所にあるので、トイレが大変かも。往復15〜20分ほど 【クリヤ谷下山〜雷鳥岩?】 ・雨が降っていたので、岩場は滑りやすい ・全体的に危険箇所なし。稜線上の道も痩せ尾根箇所はほとんどない。 ・笠新道からの道に比べ、登山道は荒っぽい。整備はされてるが、岩が複雑に入り組んでたり、足場のポイントを見つけにくかったり、スイスイ歩けるような道が少なかった。 ・稜線を少し外しながら歩く箇所が多く。あまり眺望が良い、とはいえない。(この日は雨だったので尚更そう思う) ・そもそも雷鳥岩を見つけられなかった。 【雷鳥岩〜槍見館】 ・前半は、急な下りが続く。 ・樹林帯 ・道は刈り払いされてるが、倒木が何カ所かある。 ・沢沿いになると、傾斜は緩やかになり、所々、空が開ける場所がある。 樹林帯とはいえ、とても印象的な景色だった。 ・前日に雨が無かったため、徒渉ポイント(4カ所?)は難なく通過。 しかしながら、2カ所ほどは、ブーツの靴底まで潜ったので、少しの降雨で、簡単に渡れなくなるのは、実感した。が、いずれも浅瀬を通過するので、靴を脱いで、渡れば大丈夫だと思う |
写真
感想
現地について早々びっくりしたのが、3時半という早朝にもかかわらず、駐車場が満車だったこと。みなさん、かなり下の方(深山荘よりも1kmぐらい下方)に停めて、すでに歩き始めていた事です。
行程を考えると、あの場所からならもう歩き始めないとダメなのですが、余計な行程が発生したのは計算外だったのではないでしょうか?
私は運良く左股谷のゲート近くまで車を停められました。
近く、ブナ立尾根から裏銀座縦走を考えているので、その実地訓練をかねて同じく急登と例えられる笠新道を経由した笠ヶ岳に行ってみました。結果行って良かったです。今回の登山で、必要な装備や自信の体力を知る事ができました。
笠ヶ岳は百名山ということもあってか、あれだけの急坂にも拘らず、大勢の人が登ってました。
ただ、恐れていたほどではなく、いい具合につづら折れで、1時間半ぐらいで標高600m(1920m地点)ぐらいまで登れます。深い樹林は初めだけで、思ったより空が開けた場所を歩く事ができ、景色を楽しめたのも良かったと思います。暑かったですが・・
1920mからは、登山道が岩ゴロが多くて歩きにくいです。思えば今回の行程の7割ぐらいが岩ゴロの道でした。
杓子平に着くと、景色は一変。アルプスの景色が展開されます。
笠ヶ岳は色々な山から見え、山座同定しやすい山なのですが、イメージとしては、裾野のから登り上げる富士山のような単純な山だと思ってましたが、杓子平から見た景色は、カール状の裏庭を持った、非常に表情豊かな山容だったことです。
杓子平から先きの行程は、ここから一望できますが、やはりまだ笠ヶ岳まで遠い・・・標高差にして、まだ500mほど残っています。普通なら杓子平ぐらいで山頂、では下山するか、となるのですが、まだもう一山分の行程が残っています。
抜戸岳の山腹から山頂方面を目指す道で、うれしい事に水場があったこと。地図には無かったのですが、冷たくてうまかった。
傾斜は急だったのですが、ゴールは見えていたので、意外とすいすい登れました。しかし、ここから振り返ると実に多くの人が登ってきている。3、40パーティーぐらいはいたのではないでしょうか?
笠新道の分岐までくると、またしても景色が一変、薬師や黒部五郎の山並みがドーンと見えます。特に薬師岳の独特の白磁の色合いは異彩を放って、とくに北アルプスという岩山においては目立ちます。
体力はだいぶ無くなってきたのですが、もう一歩も歩けないという程ではなく、何とか無事にテント場までたどりつく事ができました。
テント場は少し山荘のした側にある上に、ちょっとした雪渓を渡らなければならないので、買い物は山頂に行くついでに全て済ませるようにしないと、大変です。
山荘経由で山頂に向かいますが、見た目以上に登りやすく、10分ほどで山頂に。
意外に広くてビックリしましたが、この日は天気がよくて、穂高の山並みをじつに間近に見る事ができます。
翌日。
クリヤ谷方面に下山。クリヤ谷といえば、徒渉が必要で、雨天後の増水時には難度の高いルートとして知られています。かつ標高差も笠新道以上で長丁場。
この日は、雨の予報があったので、4時にはテントを撤収して、行動を開始しました。もたもたして沢に水が溢れたら大変なので。
こちらも、前半は稜線歩きなのですが、ハイ松に覆われた岩道なのでかなり歩きづらいです。この山は岩道がかなり疲れました。
雷鳥岩を目指したのですが、どこが雷鳥岩だったのか分からず、またこの後の水場ポイントもどこか分からず通過しました。そんなに必死に下っていたという訳ではないのですが、思った以上に早く下山できました。
下山して槍見館に着いて時には、雨脚が強く、時々雷も鳴っていました。通常ペースでしかも出発が1時間でも遅かったら大変でした。この辺の判断は良かったなと思いました
私も、手前から歩いていた一人です^^;
ゲート手前にあんなに路駐できたんですね。もっと情報収集しておけば良かったと後悔してます。
が、私もクリヤ谷コースで周回し、そのまま歩いて車に戻ってこれたので、結果オーライでしょうか(o^^o)
何はともあれ、いい天気で本当に良かったです(^_−)−☆
あの日、本当に運がよかったです。停める所がないか、うろうろしてた所、ゲート近くでなんとか一台分のスペースを確保!車をねじ込みました。あそこは車でいっちゃダメですねw
もし停めれなかったら、最悪、中尾高原口に停めて、クリヤ谷を登る事も頭をよぎりました・・・
土曜日はいい天気でしたねー。眺めが最高でした。特に穂高の岩峰は迫力ありますね。
・・と、日帰りだったんですか!?すごい健脚ですね!すごい!僕は杓子平でバッテリー切れ。残りの行程はヘロヘロでした。。
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