高庵山でキノコ山行
- GPS
- 05:21
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 613m
- 下り
- 604m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:20
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス | 見館谷の上水道施設横の空き地に停めさせていただきました |
コース状況/ 危険箇所等 |
このコースには登山道はなく、マーキングは林業用のものだけです。 |
写真
感想
今日は昨年一度だけ行った頭巾山近くの高庵山にキノコ探しに行ってきました。ここもやっぱりナラタケは豊富でしたが、少し古かったのでスルー。ムラサキアブラシメジモドキの美しさが印象的でした。
下山中に偶然、古い防獣ネット角が絡まって身動き取れずに息絶えた鹿を見つけました。鹿は害獣扱いで時折駆除される存在ではありますが、こういうのを見つけると微妙な気持ちになります。
それは身動き取れず、仲間の鹿からも見放され、猛烈な喉の渇きと空腹で苦しみながら亡くなったであろう姿が、登山者が道迷いの末に滑落して骨折し、身動き取れずに亡くなる姿と重なるからだと思います。
今日のルートは道迷いという次元ではなくそもそも登山道はなく、沢筋か獣道を歩いているので、自力で歩ける場所を探さないといけません。もしキノコで欲ボケして滑落し、骨折などで身動きできなくなったとしても、誰も通りそうにもありませんし携帯の電波も通じません。唯一ココヘリか、アマチュア無線が通じるかどうかです。
自分もいつかあの鹿のように息絶え、他の獣や鳥に肉や内臓を食われ、黒ずんだ骨だけの姿になるかもしれないと想像するに難くありません。
その仲間の鹿たちも絡まったネットを外そうと努力したのかも知れませんが、鹿は案外薄情というか、しばらく頑張って無理なら黙って立ち去ります。その薄情さがあって仲間の他の鹿が生き延びているのが現実です。人間も遭難すれば警察消防の捜索は3日、その後しばらくはボランティアが捜索してくれることもありますが、どこかで諦めるしかないと割り切るのも、鹿と同じです。山で行方不明になって見つからないままの人の数は、無数にあるのです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する