天狗岳〜根石岳<グリーニング>
- GPS
- 05:42
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,097m
- 下り
- 1,084m
コースタイム
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 5:39
5:36 唐沢鉱泉
6:30 渋ノ湯・唐沢鉱泉分岐
6:58 黒百合ヒュッテ
7:18 天狗の奥庭
7:56 東天狗岳8:05
8:21 根石岳8:30
8:58 天狗岳9:20
9:41 第二展望台9:45
9:56 第一展望台
10:22 唐沢鉱泉分岐
11:02 唐沢のなめ滝
11:15 天狗岳登山口駐車場
天候 | 晴れ、極々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
唐沢鉱泉手前5,6キロからダート道、比較的コンディションの良い道なのでスリップに注意 |
コース状況/ 危険箇所等 |
唐沢鉱泉入り口に登山ポスト有 唐沢鉱泉〜黒百合ヒュッテ 朝方は晴れていても薄暗く感じるような樹林帯をひたすら登る。石が多く独特の苔むした環境の中なので、石という石が全て滑りやすいといっても大げさではない。 黒百合ヒュッテ〜天狗の奥庭〜東天狗 すぐに岩場の急登。傾斜が緩くなるとそのまま天狗の奥庭と呼ばれる岩跳びで進む登山道になるのでペンキマークを確認して進む。樹林帯と比べ滑りにくい岩ではあるが滑落・転倒による手首足首の怪我に注意。東天狗の取付きから岩場をかいくぐるような急登になり直下ではガレ場となるので滑落と特に落石に注意。 東天狗〜根石岳 ガレ気味の岩場を少し下るとザレ場の下り。白砂新道の分岐からはすぐに根石岳の取付きとなりザレ気味の登り。 東天狗〜西天狗 東天狗直下はガレ場、コルまで下りるとやさしい土道がほんのわずかののち、岩をかいくぐるようなザレ気味の急登。 西天狗〜唐沢鉱泉 岩跳びの下りがしばらく続きやがて樹林帯に。途中の展望台2か所前後は時折上が開け閉塞感はなくなるが直射日光が射すので暑さとUV対策要。 展望台以降はひたすら樹林帯。枯尾の峰分岐以降は苔が増す。 唐沢鉱泉〜唐沢のナメ滝 東天狗方面との分岐から沢沿いに進んでゆき砂防ダムを迂回するように道が作られており、急登とその後は水辺の崩れやすい道に注意。 先は沢沿いの踏み跡と赤テープをたどるように歩くと所々で「ナメ滝」の道標がある。 若干の渡渉と沢沿いの道での転落に注意 |
その他周辺情報 | 唐沢鉱泉 ¥700 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
今回も天気予報任せの山選び。
昨年、初の八ヶ岳登山でガス&雨の、どうしてかアウェイの洗礼を受けた山、天狗岳。
ガスった山頂からようやく見えた根石岳に次ぎ来たときは行ってみたい、という思いも残っており、いざ行こう。
前夜、唐沢鉱泉駐車場にて見上げる星空にあの名作、「2001年宇宙の旅」に出てくるボーマン船長が残した言葉と全く同じ感想、「すごい!降るような星だ!」と思わず漏らす。そういえばもう2014年だけど宇宙はおろか海外も行ってないや。
今日は計画通りに行けば午前中で終了できるお気楽コース。予定より10分遅れの5時半過ぎ、スタート前からお気楽な調子であった。
序盤の樹林帯は八ヶ岳ならではの苔むしたグリーンの深い世界。どこかの山で苔むしているとつい「八ヶ岳みたい」と知ったかぶりで言ってしまうことしばしばだが、やはり本物の苔むし具合は格別に良い。
その苔のおかげで石まで苔コーティング施されて居るせいか、コケる。いやコケる手前滑る。みどり豊かで滑りがいいのはアイススケートの伊藤みどりくらいでいいんであって、山行にはちょっと足手まとい、そしてネタが古いので笑いも滑る。
黒百合ヒュッテでトイレを借りてすぐに天狗の奥庭だ。前回は下った道を今回は登りに使い、急な岩場を越えると広がる岩跳びワールド。足首の調子がいまいちなのだが展望が良いことがこの上ないプラス材料となって楽しい。鼻歌交じりに跳んでゆくが、なんの歌を歌っていたのかすら忘れるほどに楽しんで、そして疲れつつ最後の急登を登り切り東天狗へ。
良かった、今回は晴れてた。遠望は雲が多いがそれでも御嶽山・乗鞍岳・穂高連峰・槍ヶ岳・後立山連峰がちょびっと・南アルプスが肉眼ではっきりと確認でき、大満足。最近山ではなく私生活でマイブームのバナナを頬張りエネチャージ。
でもって人がそこそこいるので長居はせずに根石岳へ。
アップダウンを足が嫌がるが、ぐずりだす前に到着。天狗と比べて不人気の根石岳から望遠レンズに切り替えて遠望の名峰を接写した。
再び東天狗の登り返しと西天狗の登り返しで流石に足がぐずりだしたが炎天下の西天狗には予定より1時間は早い到着。精神的なアドバンテージによりのんびりできた。
下山開始が9時半前というどうにも生き急いだようなお早い折り返しだが、山頂でジリジリ焼かれるだけでガスが徐々に広がりを見せていたので第2展望台、第1展望台と振り返るごとに隠れつつある景色を見て無理やり納得して下山を続けた。
下山も終盤に差し掛かると再び苔が美しいグリーンの森に変わり無事下山が見えてきた安堵と共に登るときに気になっていたナメ滝の道標を思い出し、お早いお着きを逆手にとってそのナメ滝見学へ。
思っていたよりアドベンチャーな登山道をそこそこ歩いた先に、それこそ思っていたより大きなスケールのナメ滝を鑑賞できた。
下山後そのまま唐沢鉱泉に入浴し、心も体もクリーニングが完了し贅沢だが帰路へ。
八ヶ岳PAに立ち寄り、清里カレーなるものを食べてやや雲に隠れがちな八ヶ岳を望み今日の感動を反芻する。
苔の広がるグリーニングな八ヶ岳で心身ともにクリーニング、そして時間も早いから山行回数と比例して膨らむ交通費の出費を抑えるべく早々と数個手前のインターを降り下道で家路に向かったのだが、渋滞やら工事やらで3時間ノンストップで運転する羽目に。
洗濯は成功したものの、選択を間違えてしまったようだ。
コメント
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bo-tyu-zaiさん、おはようございます。
上だけ紫の花、偶然見ていた他の方のレコでカンニングして来ました(笑)
おそらくミヤマコゴメグサという花らしくですよ~
去年と打って変わっての好天な天狗岳!
帰りの渋滞があっても早い時間のレコアップと合わせて、お疲れ様~
bo-tyu-zaiさん こんにちは。
天狗岳、晴れて良かったですね。我が隊も去年ガス暴風だったので2日前、硫黄岳から天狗岳のネコ耳を眺めながら「晴れたら登ってやる〜」とリベンジを誓っていたのでした。
根石岳もセット出来るのですね。今度は麦草峠からグリーンと回ってみたいと思います。
yuzupapa さんも最近八ヶ岳へ行ってきましたね。
アルプスと違って2500m以上の高山にさっと登れるアクセスの良さ、そしてコース取りによってたくさんの山歩きを楽しめる八ヶ岳、いざという時便利です(笑)
私も登山の日はガス率が高いのはご存知かと思いますがそれを覆い被せるように最近はひっきりなしに山行しています。八ヶ岳のグリーンはやはりいいです、何度も訪れたくなる。
もう五月みどりの「一週間に十日来い」状態の見れば見るほどいい山、どうせ登るならトコトン、トコトン。
GARNETさん、こんにちは。
よく名前がわかりましたね、と思ったらカンニングでしたか。正直でよろしいのではないでしょうか。
昔、尾崎豊が、歌の中で教えてもらった花の名前は忘れな草でしたが、正直返しで言うならば私はこの花の名前は忘れてしまうでしょう。
そういえば久しぶりに会った同級生(男)が
花の名前に詳しい男はモテるよな
なんて言ってましたが、これまた別の同級生(女)は
花の名前に詳しいなんておじいちゃんみたい、それよりそんなにモテたいの?
と一蹴していました。
花が咲く前に枯れてしまいそうなひとコマでした。
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