初めての南アルプスは快晴と大雨の狭間で・・・北沢峠をベースに甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳
- GPS
- 31:31
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 2,443m
- 下り
- 2,436m
コースタイム
- 山行
- 8:32
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 9:59
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 7:51
○甲斐駒ヶ岳
【長衛小屋 〜 仙水峠】
整備された登山道で、それほどの急登ない樹林帯のコース
仙水峠付近は荒涼とした岩の道となる
仙水峠付近から後ろを振り返ると仙丈ヶ岳の雄姿を拝める
【仙水峠 〜 駒津峰】
尾根筋の樹林帯をひたすらつづら折に登っていく、足元は整備されていて登りやすい
ところどころ、摩利支天や甲斐駒ヶ岳を望むことができて元気がでます
【駒津峰】
周囲の景色がバーンと広がるポイント
鳳凰三山、富士山、北岳、間ノ岳、仙丈ケ岳、中央アルプス、御嶽山、北アルプスが一望できる
この日は、白山まで見えました
【駒津峰 〜 摩利支天 〜 甲斐駒ヶ岳山頂】
駒津峰からは森林限界を超えて岩稜地帯の稜線をアップダウンする
途中で駒ヶ岳山頂への直登への分岐ルートあり
われわれは巻き道コースで、途中に摩利支天へのルートを歩く
全体的に花崗岩が砕けたザレた砂地を歩くコース
摩利支天へのルートから黒戸尾根の刀剣も見ることができる
駒ヶ岳山頂からは駒津峰から見えなかった長野中部から北部の山を眺めることができる
特に八ヶ岳の姿は見事
【駒津峰 〜 双子山 〜 北沢峠】
駒津峰〜双子山は森林限界上のハイマツ帯のガレたコースを歩く
この日はガスのために景色を楽しむことはできなかった
双子山 〜 北沢峠までは樹林帯の中をひたすらつづれ折を進む
【トイレ】
登山道入口の北沢峠と長衛山荘のみのため、事前の対応が必要
○仙丈ヶ岳
【仙丈ケ岳登山口 〜 五合目】
樹林帯の中をつづら折れで高度を上げていく
コースは整備されているので、足元には全く問題ない
分岐もなく、ひたすら登っていけばよい
【五合目 〜 小仙丈ヶ岳】
途中森林限界を超えてからの景色は素晴らしい
北側の甲斐駒ヶ岳をはじめ、東側の鳳凰三山や富士山と北岳・間ノ岳、西側は中央アルプスから北アルプスを望める
肝心の仙丈ケ岳山頂はまだみえない
【小仙丈ヶ岳 〜 仙丈ケ岳】
天空の稜線歩き
多少岩場もあるが、全体的に整っていて歩きやすい
遠くの素晴らしい山々と、多くの高山植物が登りの苦しさを癒してくれる
岩場とハイマツの中では雷鳥を見ることができる・・・らしい
【仙丈ケ岳 〜 仙丈小屋 〜 馬の背ヒュッテ 〜 五合目】
登山道は整備されていて歩きやすい
馬の背ヒュッテからは仙丈小屋と仙丈ケ岳山頂をみることができるので、仙丈ケ岳の雄大さを堪能することができる
また、高山植物も多くて、お花が好きなハイカーは楽しめる
馬の瀬ヒュッテから五合目まではトラバースコースのようで、多少ガレたところもあって注意が必要
【トイレ】
北沢峠と長衛小屋以外に、仙丈山荘と馬の瀬ヒュッテでもトイレを使用することは可能(協力金は必要)
天候 | 8月2日 晴れ後曇り後雨 8月3日 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
伊那市営バスは、定刻以外にも客数が定数(合計28名)になれば臨時便をだすもよう バスに乗る際は、リュックサックは膝上に乗せなければならない 運転手さんはフレンドリーで、上手にガイドもしてくれ、車内放送も楽しめる 北沢峠からの帰り便も同様の運行形態で、旅客数に見合って増便してくれる 出発地点で椅子に番号が振ってあって人数を管理しているので、いない人の分まで確保したり荷物を置いてふらふらするのはいかがなものか・・・? |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に整備されていて、特に問題はなかった 北沢峠のキャンプ地(長衛山荘前)は、バス亭から5分ほど下ったところにある (帰りはテント泊の場合は疲労もあるから10分は必要!) テント約100張と広く、湧き水も多くて自由に使わせてもらえる |
その他周辺情報 | 登山後の温泉は、高遠市街のさくらの湯を利用(600円/人) |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
futoが金曜日にお休みをとり三連休。
お天気も台風が近づいていてイマイチ分からない様子。
前日の夜まで悩みに悩み、今年は行ってみたかった南アルプスにしました。
2日で甲斐駒ヶ岳&仙丈ケ岳に登る予定でしたが、前日の準備も遅かったし、先週寝不足で登ったらすごく疲れが残ったので、1日目はテント泊にし、2、3日目で登りました。
金曜日のテン場は空いていて、にぎやかな人がいても気になりませんでした。
土曜日は予想通りの混み具合。
私たち初級者でもテントを運べるので、やはり山の中のテント場とは雰囲気が違うと思いました。
若いグループが多かったように感じました。
駒ヶ岳は下り、雨に降られて残念でしたが、早朝はものすごい眺望。
前泊にして大正解!
仙丈ケ岳も早朝は富士山ばっちり。こちらは、前日駒ヶ岳登山で出会った人もたくさんいました。
初級者にも登りやすいとは言え、やはり南アルプス。登りは苦しかったです。
反省することはたくさんありました。
最後の最後で関西のおばちゃん風に仕切ってしまい、嫌な思いをさせてしまった人もいたかもしれません。すんません。
だけど、バス停にグループの代表だけ並んで友達が割り込むのはやめようよ。
なんのための番号のイスやねん!文句言わせてもらったけどね!ソロさんは自分でちゃんと並んでいるんだからね!!
いえいえ、いろいろありましたが、すてきな南アルプスデビューでした。
今年の二番の目標だった南アルプスデビュー戦
テント泊と一度に二つの山を制覇!という素晴らしい経験ができました
仕事終わってから夜中車を走らせて、始発バスに飛び乗る1泊2日プランも考えたのですが、結果的にテントで前泊するプランで大正解でした
この時期の早朝登山は、天気が安定していて素晴らしい眺望を得られることと、それほど暑くない時間に登ってしまえることが大きいですね
甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳に登った2日間とも、朝は上空に雲があったものの朝イチは素晴らしい天気
雲海の上の稜線は、まさに雑誌でみるような素晴らしい世界が広がっていました
はじめて見る北岳の雄大さ
北岳から間ノ岳、さらに南側へとつながる山々
甲斐駒ケ岳の荒々しさ、仙丈ケ岳の美しさ
いくつも登ったことがある中央アルプスと北アルプスの山並み・・・
御嶽、白山、乗鞍、穂高、槍、立山も白馬も、もちろん八ヶ岳も
そして、富士山の美しいシルエット・・・
これだけでご飯三杯はいけそうです!(笑)
肝心の登山ですが、やはり夏山登山時期の百名山は、かなり多くのハイカーがいます
渋滞することもしばしばで、それなりの覚悟は必要です
われわれは、いつも通りのへっぴり登山で、大勢の健脚さんに抜かれていきました
それでも何とか頂上に立つことができ、そして多くの景色と高山植物を眺めることができて幸せでした
甲斐駒ケ岳は、頂上付近は花崗岩とその崩れた砂礫に覆われていて、岩場も多く黒戸尾根などのハードなコースもあるので、どちらかというと登ることを楽しむ山なように思います
仙丈ケ岳は、ゆるやかな稜線歩きや多種の高山植物を楽しめるので、色々楽しみながら登山する方向きのコースに感じました
十分に満喫した登山でしたが、第一目標であった「雷鳥を見る!」を達成できなかったことが心残りでした・・・
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