【大峰】勝負塚(1246m)山上ヶ岳(1719m)
- GPS
- 09:02
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,359m
- 下り
- 1,368m
コースタイム
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 9:05
●その後、念願かなって、厳冬期に山上ヶ岳を訪れた。雪に埋もれた山上の僧坊は幻想的であった。
●今回は、晩秋の山上ヶ岳の登山となった。
●吉野から五番関までは歩いているので、今回は奥駆道をつなぐ意味では、五番関から洞川茶屋までが未踏区間となっていた。
●最低鞍部1160mから1246mまで勝負塚へ登り返し/奥駈道1448mから最低鞍部まで288m下降、地味につらい。
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
五番関スタート。一本松茶屋へのショートカットは、沢の右岸にあった。急登だが、しっかりと踏まれた道だった。
お助け水をから洞川茶屋へ。トレランナーが追いついてきた。霜に白く凍りついた枯れ葉を踏んで、駆けていく。朝日に輝く大日山と稲村ヶ岳に背中を押され、私もスタートする。
鐘掛岩の上の展望岩へ。奥駆道にそびえる四寸岩山や大天井岳が見通せる。快晴の空、室生山地や高見山地、葛城山や金剛山までが、おおらかに広がっている。
登山道に戻ると、人の姿。「こちらは行き止まりですか?」と聞かれた。そういう問題じゃなくって(笑)「ここに寄り道しないと後悔しますよ」とアドバイス。
山上ヶ岳の大きな図体が迫る。西の覗へ。恐いもの見たさでのぞく。ボルトにつながれた鎖がある。煩悩多き私には、とても平常心で眺められない。
展望がデカい。稲村ヶ岳・バリゴヤの頭・八経ヶ岳・仏生ヶ岳・釈迦ヶ岳。日出ヶ岳は、さすが台高の盟主の顔。葛城山と金剛山の向こうは大阪か?それとも神戸?霞の中に六甲の山がある。
宿坊の裏手に回れば、崖縁の展望地。枯色の小笹と灌木の間に続く小径をたどって、日本岩に出る。そして、レンゲ辻への道を分ければ山頂だ。
山頂標の広場に登山者の姿。「ここが山頂ですか?」と問われる。目の前に小高い場所があるからだ。「三角点はすぐそこですよ」と答える。大峰山寺の間を、さまよい歩く。
洞川茶屋の辻から奥駈道へ。爽快な明るい尾根。池木屋山など台高の山並みが連綿と続く。
今宿跡(1448m)から最低鞍部(1160m)へと下る。勝負塚(1448m)までは、288m下って86m登るという、ドMなコース取り。
1390mの転換点にはうるさいほどのマーキングがあった。明るい二次林の尾根から、植林混じりの細尾根を下って勝負塚山へ。ひたすら自分の心の内と対峙するようなルートだ。そして、勝負塚に届いて、勝負を征した。
今宿跡へと戻り返す。たぬきの溜め糞。くまの糞まである。鉢合わせしないように願おう。
五番関に向かう。途中、重い荷物を背負った登山者が登って来る。吉野からだって。熊野を目指す意欲的な山行。「どこか泊まれるところはありますかね」と聞かれる。どうか、安全な山旅を!
五番関からトンネルに降りてフィニッシュ。秋晴れ。心穏やかな一日。
こんにちは
山上ヶ岳には行ったことはないですが、まるで、自分が歩いて登って下っているかのように思えてきました。
また、楽しいレコ読ませていただきたいです。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
奥駆道は魅力的ですね。大峰の山々のスケールの大きさと修験の道は人を惹きつけてやみません。今年の春には稲村ヶ岳を再訪してきました。
吉野葛もしっかり食べてグルメざんまい。
あ、それから高野豆腐の詰め放題もあって、童心に戻りました。
そうそう、柿の葉寿司という魅力もあります。
食べ物の話ばかりになってしまいましたね〜笑
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