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Yamareco

記録ID: 4890996
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

【大峰】勝負塚(1246m)山上ヶ岳(1719m)

2022年11月06日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:02
距離
16.2km
登り
1,359m
下り
1,368m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:22
休憩
1:43
合計
9:05
6:47
6:55
32
7:27
7:32
19
7:51
7:54
13
8:07
8:07
4
8:11
8:11
20
8:31
8:44
10
8:54
8:58
12
9:10
9:20
6
9:26
9:46
13
9:59
10:11
9
10:20
10:21
10
10:31
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1
10:32
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8
10:40
10:40
55
11:35
11:39
71
12:50
13:07
86
14:33
14:34
20
14:54
14:54
21
15:15
15:20
6
15:26
15:26
0
15:26
ゴール地点
●以前、上多古谷の支流、矢納谷から竜ヶ岳に登ったことがある。だが、その時には、沢を稜線まで詰め上げてから、小笹ノ宿避難小屋を経由して、阿古滝に下降した。その時は、山上ヶ岳の山頂を踏むことはなかった。

●その後、念願かなって、厳冬期に山上ヶ岳を訪れた。雪に埋もれた山上の僧坊は幻想的であった。

●今回は、晩秋の山上ヶ岳の登山となった。

●吉野から五番関までは歩いているので、今回は奥駆道をつなぐ意味では、五番関から洞川茶屋までが未踏区間となっていた。

●最低鞍部1160mから1246mまで勝負塚へ登り返し/奥駈道1448mから最低鞍部まで288m下降、地味につらい。
過去天気図(気象庁) 2022年11月の天気図
アクセス
五番関から
目星をつけていた沢へ
五番関から
目星をつけていた沢へ
踏み跡たどって
縦走路に合流
1
踏み跡たどって
縦走路に合流
洞川茶屋に届くと
後ろから元気な
トレランナー
1
洞川茶屋に届くと
後ろから元気な
トレランナー
霜を踏んで再出発
1
霜を踏んで再出発
異彩を放つは
大日山と稲村ヶ岳の
女人大峰だ
1
異彩を放つは
大日山と稲村ヶ岳の
女人大峰だ
鎖にすがれば
大展望
大天井に四寸岩
遙か彼方は吉野の里
1
鎖にすがれば
大展望
大天井に四寸岩
遙か彼方は吉野の里
神域だ
思わず
居住まいをただす
1
神域だ
思わず
居住まいをただす
引き寄せられるように
西の覗きへ
1
引き寄せられるように
西の覗きへ
心が解放されるひととき
1
心が解放されるひととき
けど
さすがに
股間がすーすーする
ぼ、ぼく、悪いことしてません
1
けど
さすがに
股間がすーすーする
ぼ、ぼく、悪いことしてません
足取りも軽く
心が浮き立つ
日本岩?
そのこころは
日本中が見渡せるってこと?
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日本岩?
そのこころは
日本中が見渡せるってこと?
稲村・八経・仏教・釈迦
勢揃い
2
稲村・八経・仏教・釈迦
勢揃い
レンゲ辻分岐を通り過ぎ
1
レンゲ辻分岐を通り過ぎ
山上ヶ岳の山頂をめざす
1
山上ヶ岳の山頂をめざす
大峰山寺の山門をくぐり
1
大峰山寺の山門をくぐり
宿坊群を抜け
苔むした階段を下れば
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苔むした階段を下れば
何とありがたい
簡素な造りの椅子でさえ
安堵と平穏を約束してくれるのだ
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簡素な造りの椅子でさえ
安堵と平穏を約束してくれるのだ
ささやかな願いが叶えられれば人は幸せなのだ
1
ささやかな願いが叶えられれば人は幸せなのだ
洞川茶屋の道標を見て
右に取る
1
洞川茶屋の道標を見て
右に取る
明るい山路をゆく
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明るい山路をゆく
時折
厳しい表情も見せるけど
2
時折
厳しい表情も見せるけど
再び静謐の尾根となる
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再び静謐の尾根となる
日出ヶ岳・池木屋山など
台高主稜線の山々
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日出ヶ岳・池木屋山など
台高主稜線の山々
今宿跡から
東尾根をたどって
1
今宿跡から
東尾根をたどって
鞍部へ下ったら
ひたすら
登り返す
1
鞍部へ下ったら
ひたすら
登り返す
この勝負
もらった
1
この勝負
もらった
修行は
立ったまま
座したまま
日がな心をただす
1
修行は
立ったまま
座したまま
日がな心をただす
奥駆道に復帰

行に終わりはないという
1
行に終わりはないという
いざ私も悟りを開かむ
1
いざ私も悟りを開かむ

感想

五番関スタート。一本松茶屋へのショートカットは、沢の右岸にあった。急登だが、しっかりと踏まれた道だった。

お助け水をから洞川茶屋へ。トレランナーが追いついてきた。霜に白く凍りついた枯れ葉を踏んで、駆けていく。朝日に輝く大日山と稲村ヶ岳に背中を押され、私もスタートする。

鐘掛岩の上の展望岩へ。奥駆道にそびえる四寸岩山や大天井岳が見通せる。快晴の空、室生山地や高見山地、葛城山や金剛山までが、おおらかに広がっている。

登山道に戻ると、人の姿。「こちらは行き止まりですか?」と聞かれた。そういう問題じゃなくって(笑)「ここに寄り道しないと後悔しますよ」とアドバイス。

山上ヶ岳の大きな図体が迫る。西の覗へ。恐いもの見たさでのぞく。ボルトにつながれた鎖がある。煩悩多き私には、とても平常心で眺められない。

展望がデカい。稲村ヶ岳・バリゴヤの頭・八経ヶ岳・仏生ヶ岳・釈迦ヶ岳。日出ヶ岳は、さすが台高の盟主の顔。葛城山と金剛山の向こうは大阪か?それとも神戸?霞の中に六甲の山がある。

宿坊の裏手に回れば、崖縁の展望地。枯色の小笹と灌木の間に続く小径をたどって、日本岩に出る。そして、レンゲ辻への道を分ければ山頂だ。

山頂標の広場に登山者の姿。「ここが山頂ですか?」と問われる。目の前に小高い場所があるからだ。「三角点はすぐそこですよ」と答える。大峰山寺の間を、さまよい歩く。

洞川茶屋の辻から奥駈道へ。爽快な明るい尾根。池木屋山など台高の山並みが連綿と続く。

今宿跡(1448m)から最低鞍部(1160m)へと下る。勝負塚(1448m)までは、288m下って86m登るという、ドMなコース取り。

1390mの転換点にはうるさいほどのマーキングがあった。明るい二次林の尾根から、植林混じりの細尾根を下って勝負塚山へ。ひたすら自分の心の内と対峙するようなルートだ。そして、勝負塚に届いて、勝負を征した。

今宿跡へと戻り返す。たぬきの溜め糞。くまの糞まである。鉢合わせしないように願おう。

五番関に向かう。途中、重い荷物を背負った登山者が登って来る。吉野からだって。熊野を目指す意欲的な山行。「どこか泊まれるところはありますかね」と聞かれる。どうか、安全な山旅を!

五番関からトンネルに降りてフィニッシュ。秋晴れ。心穏やかな一日。

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訪問者数:53人

コメント

ふらりさん
こんにちは

山上ヶ岳には行ったことはないですが、まるで、自分が歩いて登って下っているかのように思えてきました。
また、楽しいレコ読ませていただきたいです。
2023/8/26 9:49
みよの絵日記さん
こんにちは。
コメントありがとうございます。
奥駆道は魅力的ですね。大峰の山々のスケールの大きさと修験の道は人を惹きつけてやみません。今年の春には稲村ヶ岳を再訪してきました。
吉野葛もしっかり食べてグルメざんまい。
あ、それから高野豆腐の詰め放題もあって、童心に戻りました。
そうそう、柿の葉寿司という魅力もあります。
食べ物の話ばかりになってしまいましたね〜笑
2023/8/27 0:48
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