金峰山・瑞牆山(塩平〜乙女湖〜白檜平〜北奥千丈岳〜国師ヶ岳〜大弛峠〜金峰山〜瑞牆山〜自然公園)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 34.9km
- 登り
- 2,657m
- 下り
- 2,252m
コースタイム
6/8:大弛小屋(5:05)〜朝日岳(5:55-6:00)〜金峰山(6:45-7:00)〜大日岩(8:05)〜大日小屋(8:25)〜富士見平小屋(9:00)〜天鳥川徒渉点(9:30)〜瑞牆山(10:25-11:00)〜不動滝(11:55-12:00)〜瑞牆山自然公園(13:05)
過去天気図(気象庁) | 2008年06月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
窪平→塩平 バス みずがき山自然公園→塩川 バス 塩川→韮崎 バス |
写真
感想
百名山30座目。記念の30座目は3,000メートル峰で。なんて思っていたのですが、それをやっているといつまで経っても増えていかないような気がして、やっぱり瑞牆へ行くことにしました。それから、先月残雪のため無念のリタイアをした石楠花新道。組合せて縦走にするため思案投首。できるだけバスで奥へ進むとすれば、杣口か塩平しかありません。早く着けるほうはどっちと時刻表を見ると、塩平行きの方が7:01窪平発で早いようです。ところが窪平にそんなに早く行けるバスは塩山から出ていないのです。前夜塩山まで行って泊まり、7:01に間に合うように歩くというのも考えましたが、都合で前日夜塩山まで行くのは無理だったため、やむを得ず窪平まではタクシーで行くことにしました。
ということで土曜の朝。まずまずの天気の中自宅を4:00近くに出発。橋本のいつもの駐車場へ着いたのは4:20。始発電車に乗り、八王子駅でパンを買って朝食を済ませ、高尾行きの中央線へ。高尾では大月行きの始発に1分接続なのでこれまたあわてて電車へ乗り込んで塩山へ。結構降りる人います。またタクシーがたくさん待ってます。荷物が荷物だけに遠距離期待されてるのは間違いないなかで「窪平」と言うのは気がひけましたが、ともかく窪平へ。1,600円前後でした。2,000円覚悟していたので少し助かりました。窪平から市営バス(100円)に乗って塩平へ向かいます。
塩平についていよいよ出発。焼山峠までは工事中のため月曜〜土曜の昼間車両通行止めだそうです。てくてくと歩いて行きますが、なかなか着かない。30分歩いたあたりからジグザグに一気に高度を稼ぎます。その後しばらく緩く登ったら焼山峠へ。70分近くかかっていて、かかりすぎかな、と思ったのですが地図を見ると2:00と書いてありました。すっかり勘違いしてコースタイムが0:40だと思っていたので、ああ良かったというところです。峠を越えてしばらく下ると乙女湖が望まれます。道はいくつか分岐していますが、クリスタルラインに沿ってトンネルを通りました。トンネルを抜けると間もなく分校の前に到着。意外に近いですね。いよいよ川上牧丘林道へ入って行きます。それにしても車の多いこと。抜かれまくりです。タクシーも本当に多いですね。先月は閉鎖されていたゲートを通過し、北奥橋を渡って折り返して登っているときに、車が目の前に停まりました。「乗りませんか?」なんと親切なお言葉。喜んで乗せていただくことにしました。実は鶏冠山林道分岐はすぐ先で、乗せていただいたのは5分くらいだと思いますが。本当に助かりました。ありがたいことです。
さて、車から降りて再び鶏冠山林道へ入って行きます。さすがに先月よりも暑い。剣ヶ峰を過ぎてから、木々の隙間から五丈岩が望まれました。
期待は膨らみます。歩いて歩いて80分。白檜平へ到着しました。先月は真っ白だった周囲も、さすがに雪はなし。山中へ踏み込みます。リボンの間隔は長めですが、雪がなく登山道も分かりやすいです。順調に登って行くと雪がいよいよ現れました。ただ深さはせいぜいふくらはぎなので、思い切り踏み抜いてもそれほどダメージはありません。しばらく行くと道は尾根の西側をまいて行きます。やがて急坂を登って再び尾根へ戻り、シャクナゲが一気に増えて、そろそろ頂上だろというところをじりじり登って行きます。やっと北奥千丈岳山頂へ到着しました。他のレポでも書かれていると思いますが、明らかに山頂より高いところがあります。
金峰山側は一気にひらけて晴れてれば抜群の展望だろうというところですが、朝日岳は見えますが金峰のピークは見えず。あきらめて国師へ向かいました。国師への登山道も雪だらけ。ただしこちらは良く踏まれているので大分安心して歩くことが出来ます。
間もなく山頂へ。北奥千丈と10mも違わないのにこちらの山頂は森の中なんですね。しかし南だけ妙に開けているのは・・・何か不自然な感じがしました。
それにしても先月の無念を晴らして十分満足したので大弛へ下ります。夢の庭園から金峰のピークが望まれました。
小屋へ到着。この日は単独は自分しかいなかったみたいで、ご主人が2畳ほどの個室を準備してくれました。5時頃まで休んで夕食にし、少し本を読んで早めに寝ました。夕食のときのご主人の話を寝ながら聞いていたら、今年は残雪多いそうですね。GWまでは小屋が4mの雪で埋まっていたそうです。夜は寒さで目が覚めました。2000m越えると6月でも寒い。
4時過ぎにはもう明るくなっています。4時半から朝食にして、ご主人にお礼をして出発。最初は急登ですが間もなく終わり、だらだらとアップダウンを繰り返すと朝日峠。そこから朝日岳へはそれなりの登りです。朝日岳山頂東側は背後が開けて展望良さそうですが、ガスってましたが。山頂から大きく下って、鉄山はピークを通らず北側を巻いて行きます。緩やかに登っていると周りはハイマツとシャクナゲ、そして岩ゴロゴロに一変して、その後はルートが良く分からないのですがとりあえず上へ上へと登って行くと金峰山山頂へ到着しました。1年ぶり。
キバナシャクナゲが咲いてません。展望もないので休憩もそこそこに瑞牆山を目指します。千代ノ吹上の意外に歩きにくい岩の稜線を進み、砂払ノ頭へ到達し、そこから登山道は樹林帯の急降下となります。大日岩は五丈岩を遥かにしのぐ大岩で、晴れていたら最高の展望でしょうが今日はパス。八丁平の方へ下るのも頭をよぎりましたがやめました。さらに大日小屋へ下ります。
大日小屋からはじりじりと下って富士見平小屋へ。大失敗なのはここで昼食をしっかりとっておくべきでした。水もあるし。結構空腹感はあったんですけど。
さて、小屋から瑞牆山目指してコースを右に取ります。なんかルートが分かりにくい大斜面を下っていって、あれがルートだというところを歩いていったら、どうもさっき瑞牆山荘方面へ歩いて行ったような人たちが。おかしいな、と思っていながら歩いていたら「瑞牆山荘」という表示が。完全に間違えたようです。しかたなく登り返します。正しいコースは、富士見平小屋の左横をかなり登っていかないといけないんですね。大きくロスしました。
その後は順調に徒渉点へ。亀裂の入った大きな岩(桃太郎でしたっけ?)の横を通り、登りにかかります。いきなり階段とロープの急登。それを過ぎると少し軽くなったので、こんなもんかな、と思っていましたが甘かった。さらに傾斜が上がり、もう心臓バクバクです。休みたい体を鞭うち、1時間何とか歩きとおしてバテバテながらも山頂へ到着しました。狭い山頂にすごい人の数。
下りは小川山林道方面へ。少し狭いですが迷うようなとこはありません。ぐんぐん高度を下げます。疲れてるのとおなかが減ってしまってペースが上がりません。昼食にもってきたパンが喉渇いて食べられません。とぼとぼ歩いていると音が大きくなってきて、沢を渡ると見事な不動滝が現れました。見事なんですけどいい写真が撮れず。この後はもう一回沢を渡り、沢から離れると軽自動車が走れそうなくらいの道路になり、そして林道終点。「芝生広場」の標識に従っていくとバスの出る瑞牆山自然公園管理棟へ出ました。都合よくバスは30分ほどできて、塩川へ。どうせなら増富まで行ってくれればお風呂入れたんですけど。風呂は電車で石和温泉まで行ってかんぽの宿(500円)で入りました。
瑞牆山もいけたしリベンジできたし、最高に近い山行でした。反省は昼食でした。空腹を馬鹿にしてはいけません。
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