茂倉岳〜一ノ倉岳〜谷川岳〜オジカ沢ノ頭〜西黒尾根
- GPS
- 12:27
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 2,176m
- 下り
- 1,883m
コースタイム
- 山行
- 11:13
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 12:27
天候 | 晴れ時々ガス&強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
湯沢ICから茂倉新道登山口までは約10劼曚槓臣魁 土樽駅付近まで二車線。その後一車線。 街灯はない所もあるが月明かりや高速道路のライトが近くにあって視界は問題なし。 ・JR土合駅から水上方面 15:34(3時間に1本くらいなので注意) 切符は売ってないので乗車証明書を発券し後払い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・茂倉岳登山口〜茂倉岳 序盤から落ち葉の道の急登。登りでも何度か滑った。 中盤痩せ尾根で木の根っこが張っていて躓き注意。 中盤から眺めがいい。右に万太郎山や仙ノ倉山、苗場山、左に巻機山など。 矢場の頭からは笹原の稜線歩き。 茂倉避難小屋は新築らしく、寝泊まりに最適。10人はいけそう。 発泡スチロールのコンパネのようなものもあった。 トイレもあり。 ・茂倉岳〜一ノ倉岳 カヤトが綺麗な眺めの良い稜線。 アップダウンは少なめだった。 一ノ倉岳の避難小屋はシェルターのようで小さかった。 ・一ノ倉岳〜谷川岳 最初の下りが急。最後も奥の院付近で岩場あり。 岩がヌメヌメしてて滑りやすい。 ・谷川岳〜肩の小屋 階段とザレ場。 ・肩の小屋〜オジカ沢ノ頭 吊り尾根状になっている。1ヶ所急な鎖場あり。 ・肩の小屋〜西黒尾根登山口 滑りやすい蛇紋岩の鎖場が多い。 ザレ場は落石に注意。 ラクダの背以降は長い鎖場を抜けると樹林帯に入る。 落ち葉が多いが歩きやすい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
携帯
時計
タオル
|
---|---|
共同装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
携帯
時計
タオル
|
感想
紅葉シーズンが過ぎ、今季は諦めかけていた谷川岳に登ってきました。
前回登ったのは3連休の中日で、ロープウェイも登山道も渋滞の挙句、ガスガスで何も見えないという悪夢のような登山でした。
あれから4年。
どう考えても晴れそうな予報をあてにしてリベンジです。
計画には悩みました。
登山起点の土合駅は東京からだと始発でも8時半開始になってしまうが越後湯沢方面からなら始発が6時過ぎ。茂倉岳も絡められそう。
しかしその場合、越後湯沢に前泊は予算が足りないし、深夜バスは2時半過ぎに着いてしまう。
11月の新潟で3時間以上も野宿は凍え死にそうだし。。
色々考えた上で、深夜バスで湯沢に着いてから茂倉岳登山口まで歩いて行くことにしました。
長距離の車道歩きは先週の伊豆で経験済みだし、あれと同じならなんとかなるだろうと踏みました。
達成できるのか凄くドキドキしながらバスは予定通り湯沢ICに到着。
降りたのは自分一人でした。
新潟や長岡まで行く観光客が多いのでしょう。
停留所には二つのベンチがあり、待合室みたいになっていて、こんな時間なら誰もいないし寝ることもできそうです。
ただやはり寒い。
寝袋、マットを持ってきたとしても眠れるかどうか。
まぁ普通の人は寝れないでしょう。
計画通り歩いて行きます。
トイレの案内がありましたが、探しても見当たりませんでした。
舗装道は非常に整備されていて歩きやすいし、あまり入り組んでなくて分かりやすかったです。
2時間ちょっと歩いて登山口へ。
落ち葉が濡れていて滑る。
それに手をついてしまうほどの急登。
2時間歩いて汗ひとつかかなかったのに、登山開始10分で滝汗。
登山道恐るべしです。
道は急になったり緩くなったりを繰り返しながら2時間登ると矢場ノ頭というポイントに到着しました。
すでにちょっと前から稜線の景色は見えてましたが、ここに来るとまた鮮明に山々が見えます。
大ボス感が漂っていたのは万太郎山でしょうか。
モルゲンロートが輝いています。
右の仙ノ倉山も負けじと赤々と照っています。
そして目指す茂倉岳の姿も現れます。
やはり初めて見る稜線の景色は格別です。
雄大で荘厳で、ここに自分がいる事が夢か現実かよく分からなくなる感じがします。
稜線を歩いている間360度開けていて、疲れていることを忘れるくらい幸せな時間でした。
無茶なプランだったけど成功して良かった。(まだ終わってない)
頂上まであと少しの避難小屋で朝食休憩をしました。
新築でとても綺麗で、二重扉で防寒されていて、テントや小屋泊で寝れない自分でもここなら泊まっても良いと思える所でした。
誰かいたら気を使ってしまいそうですが。。
朝食を終えて、いよいよ茂倉岳、一ノ倉岳、谷川岳の縦走です。
これは気持ちよかった。
カヤトで黄色く染まった山肌が綺麗で何度も写真を撮りました。
おそらくすぐに雪山となり、このような姿はしばらく見納めになるはずです。
そう考えると登山てつくづく運に左右される趣味だと感じます。
そういえば、雪は稜線上に少しありましたが登山道には全くなく、雪解けのぬかるみがある程度でした。
この時期は日単位で状況が変化するので、行かれる方は最新の情報を確認することをお勧めします。
肩の小屋まで縦走して時間が余ったので、片道4〜50分のオジカ沢ノ頭というピークまで行きました。
平標山への縦走ルートで大変景色が良いところです。
ピーク同士で弧を描いた吊り尾根のような形状でそれぞれのピークが良い角度で見られるのはもちろん、万太郎山や俎グラがここでしか見えない角度で見られるのが魅力です。
途中はスリルのある岩場もあり、短いながらも登山の醍醐味の詰まった稜線歩きだなと思いました。
下山は日本三大急登の西黒尾根で。
ここは登りに使ってみたかったですが下りでも歯ごたえを感じました。
なんと言っても鎖場が多くて、ちょうど良いスリルである事が魅力的でした。
樹林帯の歩きは少々退屈ですが、歩きやすいのも良かったですね。
ユル登山も好きですが、
今回の達成できるかわからないドキドキ感はとても良い刺激になりました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する