小河内岳 あの日見逃した景色を見る為に(鳥倉ゲートピストン)


- GPS
- 06:59
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,784m
- 下り
- 1,666m
コースタイム
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 6:59
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
鳥倉林道ゲート〜登山口までは徒歩 三伏峠小屋が閉まると一気に利用者が減る 雪が降るとさらに利用者が減る 2022年11月12日ほぼ無雪の土曜日で駐車場は15台程度 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三伏峠小屋が閉まると必然的に大半が早朝出立の日帰り登山者となる 少ないながらも、土日の3時〜5時であれば人が歩いている可能性は高い 11月のコース状況は積雪状態に左右され、ひとたび雪が降れば別世界となる 積雪に関しては最新の情報を確認されたし 【鳥倉ルート】(鳥倉林道ゲート駐車場〜三伏峠) 林道は40分程度の登り基調 豊口山間のコルを過ぎると道幅の狭いトラバース路になる 傾斜が急な箇所、木製の階段や桟道が何か所もあり、特に後者は雨の直後や霜が降りて凍結する季節には滑りやすいため要注意 【稜線】(三伏峠〜小河内岳) 主に長野県側の斜面が崩落地になっており、対面が樹林に覆われている 場所によっては傾斜が急で切れ落ちたところもあるが、道幅自体は広いので注意して歩けば特に問題ない 天候の影響をダイレクトに受ける稜線なので、荒天時の歩行は注意 |
その他周辺情報 | 松川ICからアクセスする場合、天竜川を渡った先にコンビニなどは一切なし 鳥倉林道に入る前にある道の駅『歌舞伎の里大鹿』が最後の商業施設 トイレや飲料の補給はここで済ませておくことを推奨 ジビエ料理など変わったメニューもあるので、昼食利用にもおススメ https://kabukinosato.com/ 大鹿村温泉情報はこちら http://www.vill.ooshika.nagano.jp/2017/12/01/%E6%B8%A9%E6%B3%89%E6%83%85%E5%A0%B1/ コロナで営業形態が変わっている可能性もあるので事前の問い合わせ推奨 松川ICからアクセスする場合、最寄りの日帰り温泉は『清流苑』 https://www.seiryuen.jp/ |
写真
これからオゴチに登ります。オゴチって何?という方に説明しておきますと
以前キツ〜イ思い出を賜った小河内岳に対し、親しみと憎しみを込めて私たち夫婦は『オゴチ』という名で呼んでいるという話。
この山行記録は『小河内岳=オゴチ』で統一しておりますので悪しからず。
ズバリ日の出を狙いに来ていたそうで、あとから色々な人とお話しした結果、今丁度この山域がダイヤモンド富士の撮影適地なのだそう
(知らずに登った我々無知)
光の加減から、もう少し進んだ先でダイヤモンド富士が見れるのではないかと考え、先を急ぐ。
この後三伏峠小屋で、これからオゴチに行くという男女ペアの方たちと楽しくお話させていただきました。
余裕があれば塩見までとその時は言ったのですが、正直足の状態を鑑みるに難しそうな気がしており『とりあえず三伏山から塩見キレイに見えるから行ってみたら?』というお言葉をもらいとりあえず三伏山まで行くことにしました。
以前も膝引きずりながら下山したっけ…てか毎度膝痛になる時点で何か相性が悪いのかもしれん
感想
◆登山の背景
今年の8月10〜14日、私たちは南アルプスを縦走しました。
今年のお盆と言えば、突然何の前触れもなく出現した台風があっという間に直撃したことを覚えておられる方も多いかと思いますが、ズバリ当該期間中の山行です。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4585413.html
そしてその影響をモロに受け、寒い、キツい、何も見えないという三重苦の中、ただひたすら歩いた区間のひとつが、高山裏〜小河内岳〜三伏峠間だったのです。
そんなわけで縦走以降、私たちは親しみと憎しみを込めて小河内岳を『オゴチ』と呼んでいますが、本日の山行記録は『小河内岳=オゴチ』で統一しますのでよろしくお願いします。
(そんな山知らねぇよとか言わないでくださいw)
実際にこの区間を歩かれた方の多くが『最高の稜線』と仰いますが
私たちにとっては『最低の稜線』の記憶のまま時が止まっているのです。
皆様から高い評価を得ているオゴチの稜線が実際どんなものなのか
ずっと気になって夜も眠れないのです。
『一度この目で見てやろうじゃないか、あの日見逃した景色をな』
ということで始まったのが今回の山行でした。
ちなみに、当初体力に余裕があれば塩見にも足を運ぶという無謀な計画でしたが
当然の如く見事に頓挫しましたw
◆登山の詳細
計画段階ではオゴチ+塩見というふざけた内容だった為3時にスタートです。
林道でウォーミングアップを済ませ、登山道に入る頃には体は暖まっていました。
しかし何故だろう?一歩一歩がしっくりこないというか…
スピードは出ているのですが、全然快適に登れている気がしません。
このあたりの歯車の食い違いが、後半になって計画そのものを破綻させるのですが…とりあえず現時点では『あんま調子が上がらないな〜』程度の話でした。
ちなみにオゴチの稜線は噂に違わず『最高の稜線』でした。
細かい感想は写真の方につらつらと書いてありますのでそちらで。
私たちにとって『オゴチ』はある意味蔑称でしたが、今回の山行を境に『オゴチ』は愛称として今後も使い続けていくことでしょう(誰にも通じないかもしれんが)
さて、今回の山行における問題はオゴチではなく『+塩見』というオマケみたいにくっついている難題の方でした。
オゴチから三伏峠へ下り始める頃、どうも足の疲労がいつもと違う。
それほど難しい登山道でも、標高差でも、ペースでもないのに、何故か最近歩いた山の中で最も足が疲労し、膝に微妙な違和感を与えていたのです。
三伏峠小屋に折り返した時、それはより顕著となっていました。
計画ではこの後塩見を目指すことになっていますが…大丈夫コレ?
そして不安は的中し、三伏山の頂にていよいよ膝痛という形で顕現してしました。
『体力に余裕があれば塩見』どころの騒ぎではなく、痛む膝を引きずりながらの苦難の下山になったことは言うまでもありません。
◆登山の感想ほか
結果的に、膝痛により途中撤退という内容となりました。
まぁ当初目的としていたオゴチ登頂とオゴチ稜線を歩く目的は果たしたのでそれ自体は問題ないのですが、やはり問題は膝痛発症とそれに至るまでの過程でしょうか。
よくよく検証してみる必要がありそうですが
『スピードは出ているが、全然快適に登れている気がしない』というあたりにヒントが隠れていそうな気はしています。
世の中には自分のリズムと合う山、合わない山というのがありますが
もしかしたら鳥倉〜オゴチは微妙に私とリズムが合わないのかもしれません。
とはいえそれは山の魅力とは全く無関係ですので、私はオゴチ好きですよ。
(最後までオゴチで無理くり通しましたw)
どこまでも澄み渡る青空、そして富士山、素晴らしい景色です😄
山で落とし物すると小さな物、値段的に高くないものでも凹みます
何故って山用に気に入って使っている品だからです(私の場合)
先月の泊まり掛け山行でも雨具入れの袋を登山道に落としましたが勿論取りに戻れる距離ではなく諦めました
山で落とし物、忘れ物すると時に命取りだから気を付けているのに、その時は初参加登山ツアーで気が回りませんでした
次回こそ落とし物しないように考えて荷造りします
コメントありがとうございます!
ナイスオゴチです!オゴチと呼ぶのは自由です。まぁ誰にも通じませんがw
愛用品を落とすのはお気に入りがなくなったことに加えて、山を汚してしまった罪悪感も相まって凹みますよね…
袋系は悪天候や強風時思いもよらず飛んで行ってしまったりもするので私も気を付けています(以前テント場でビニールシートを2枚吹き飛ばしました)
実は今回他にも熊鈴も落としてきてしまったんですよね…根元から取付金具が折れていました。10年以上使った愛用品だったので凹みましたね。
どこに落としたか定かではないので流石に回収には行けず。仮に回収したところで壊れているので使えませんしね。
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