過ぎ行く夏の花園 源太ヶ岳

2014年08月09日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.6km
• 登り: 774m
• 下り: 767m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:00
• 休憩: 0:40
• 合計: 6:40

8:30 源太ヶ岳登山口
9:10 9:10 丸森川出合
10:10 10:10 源太ヶ岳東尾根分岐
10:40 10:40 源太ヶ岳
11:10 11:10 大深岳分岐
11:30 12:00 大深山荘
12:20 12:30 大深山荘水場
13:50 13:50 源太ヶ岳東尾根分岐
14:40 14:40 丸森川出合
15:10 15:10 源太ヶ岳登山口
15:10 ゴール地点

天候

曇り後小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

松川温泉　峡雲荘近くの駐車場を利用した。後で知ったが松川温泉の登山者用駐車場はもう少し下にあるらしい。そちらにトイレあり。

コース状況／危険箇所等

登山ポストは特に見えなかった。
登山道は最近、刈り払いされたようで全般に歩きやすい。雨が多かったのか、泥濘も多い。木道や岩も濡れて滑りやすいので、注意されたい。
大深山荘への分岐を過ぎてから、遅くまで雪渓の残る傾斜草原だが結構傾斜がきつい。源太ヶ岳からは快適な尾根歩き。
裏岩手縦走路は雨等で道が掘れている部分もある。
大深山荘下の湿原では一部木道が破損している。

その他周辺情報

峡雲荘にて日帰り入浴　大人1名500円　
乳白色で良く温まるお湯。露天風呂あり。シャワーなし。

写真

8/9 8:19

峡雲荘前に駐車。着いたとき二組の登山グループがスタートして行った。

8/9 8:20

駐車場前にあった案内板

8/9 8:30

樹海ラインへの曲がり角に登山道入り口がある。奥産道はゲートがしまっていた。

8/9 8:33

変電施設の脇を通っていく。

8/9 8:44

森の中に入ると最初は給水管に沿って歩く

8/9 9:18

エゾアイジサイ。ブルーがきれいだった。

8/9 9:01

森には行ってまもなく見つけたこれは何でしょう

8/9 9:02

？

8/9 9:07

ツクバネソウのツクバネになったところ

8/9 9:07

マイズルソウの実。繊細な模様です。

8/9 9:09

タケシマランの実かな。サクランボみたい。

8/9 9:15

良い感じの森。でも熊さんの棲家？

8/9 9:15

木道が続く。濡れると滑る。

8/9 9:16

キソチドリ

8/9 9:19

カラマツソウ。終わりかかりかな。

8/9 9:32

ツバメオモトの深い藍色の実。森の宝石。

8/9 9:34

上倉沼の見える開けた場所から。霧で上は見えない。

8/9 9:34

上倉沼は森に囲まれている

8/9 9:34

アップして湖面が少し見えた。青い水を湛えている。

8/9 9:44

水場。冷たくて美味しい水。帰りに晩酌用に汲んで帰りました。

8/9 10:12

モミジカラマツ。この先ずっと登山道沿いに。

8/9 10:13

クルマユリ

8/9 10:15

ガスって見えないが傾斜草原にかかる

8/9 10:17

ネバリノギラン

8/9 10:18

ミヤマダイモンジソウ。ちょっとくたびれ加減。

8/9 10:19

コバギボウシ

8/9 10:19

シロバナトウウチソウ

8/9 10:23

8/9 10:21

トウゲブキ。草原の主役。

8/9 10:24

ギボウシのすっくとした立ち姿

8/9 10:25

少し霧が晴れて草原と森が見えた

8/9 10:30

シロバナトウウチソウとトウゲブキの草原

8/9 10:31

シラネニンジン

8/9 10:32

ヨツバシオガマとツーショット

8/9 10:33

ヨツバシオガマ。まだ咲いてました。

8/9 10:34

ウサギギク

モミジカラマツ

8/9 10:37

ニッコウキスゲ。大深山荘への分岐の先にある草原にもかなり咲いていました。

8/9 10:43

源太ヶ岳山頂。

8/9 10:43

残念ながら視界はほとんどなし。

8/9 10:44

奇跡のように一瞬、雲の中に岩手山の姿が覗いた。

8/9 10:46

これは何でしょう？

8/9 10:48

8/9 10:51

先ほどの標柱から20mほど先に、この山名板。確かにこちらのほうが高そう。

8/9 10:51

コケモモの実かな？

8/9 10:58

晴れていれば展望を欲しいままの尾根道。でも涼しくて気持ち良い。

8/9 11:08

カクミノスノキというらしい

8/9 11:10

ミヤマアキノキリンソウ。この花を見るとそろそろ秋かな。

8/9 11:12

ウゴアザミでしょうか。せっせとハッチが大集合してお仕事。

8/9 11:12

こちらでも

8/9 11:13

裏岩手縦走路に合流。

8/9 11:15

ミヤマホツツジ

8/9 11:20

縦走路は一部に泥濘や掘れたところも

8/9 11:21

裏岩手らしい雰囲気

8/9 11:25

コケの森

8/9 11:32

大深山荘

8/9 12:02

きれいな山荘でした。ここでお昼。

8/9 12:08

こちらはオオバタケシマランの実。微妙に違うものだね。

8/9 12:11

クルマユリ

8/9 12:13

大深山荘したの草原に出た

8/9 12:14

針葉樹の森に囲まれてお花畑が広がっている

8/9 12:17

コバギボウシが一面、草原を紫に染めている。

8/9 12:19

ホソバノキソチドリ。

8/9 12:21

オオヤマサギソウ。ホソバノキソチドリとコバノトンボソウ、オオヤマサギソウと皆ツレサギソウ属

8/9 12:25

コバノトンボソウ

8/9 12:24

イワショウブ。花後の実の状態。

8/9 12:26

キンコウカ

8/9 12:26

まとまって咲いてます

8/9 12:32

後姿もしっとり

秋の主役、ウメバチソウ。二輪だけ見かけました。

8/9 12:36

イワショウブ。こちらはまだ咲いてます。上の方から実になってるね。

8/9 12:34

ミヤマダイモンジソウ。確かに大の字ですね。

8/9 12:39

こちらもダイモンジソウだと思うけど、大の字に見えないね。花弁多すぎ。

8/9 12:40

そろそろ晩夏を向かえる草原は黄色と紫。霧が趣を添える。

8/9 12:41

8/9 12:43

霧が草原を去来する

8/9 12:44

そこはかとない秋の気配は少しさびしい

8/9 12:47

こちらもオオヤマサギソウと思うけれど・・

8/9 12:50

この花が見たかったんですよ。ミヤマアケボノソウ。

8/9 12:51

シックなお姿

8/9 12:51

黒に近い濃い青紫を明け方の空の色に、花びらにある斑点を星に見立てたという

8/9 12:52

岩手県のレットデータブックに記載だそうです

8/9 12:53

大事にしましょうね

8/9 12:55

オニシモツケ

8/9 12:55

8/9 12:56

シラネニンジンかと思いますが、セリ科はアップすると皆同じに見えます。

8/9 13:08

モヤットボール。別名モミジカラマツの花後。

8/9 13:09

アオノツガザクラの花後

8/9 13:09

実がこんな風に立ち上がってくるんですね

8/9 13:11

エゾオヤマノリンドウは涼やかな青色。まだ開きません。

ハクサンフウロもまだ咲いてます

8/9 13:12

雨水を乗せて。この辺りから小雨になりました。

8/9 13:18

雨が降り出すとともに、ガスが切れて縦走路や八幡平が見え始めました。

8/9 13:22

エゾシオガマ

サンカヨウの実

8/9 13:43

岩手山も見えてきました。

8/9 13:46

結構近かったんですね

8/9 13:47

終わりの近いニッコウキスゲ

8/9 13:48

湿原の向こうは雲。下界は雨かな。

8/9 13:50

トウゲブキの鮮やかな黄色

8/9 13:56

ミヤマコウゾリナ

8/9 14:08

ツルアリドオシは少しピンボケ

8/9 14:08

こちらは蕾。キノコみたい。

8/9 14:09

三ツ石山でしょうか。次は縦走したいものです。

8/9 15:03

帰り着きました。最後は岩手山が見送り。

撮影機器：

EOS Kiss X6i CANON

感想

yonejiy

台風11号が四国に接近中で、各地に大雨の情報が出ていると言うこのタイミングで山へ行こうとは、結構、勇気のいる事で、案の定、家人には「馬鹿じゃないの」よばわりだったりする。
でもそこは仲間がいると言う事で、北東北の山ならそれほどの雨にもなるまいと、出かけて行った。
昔、裏岩手縦走路は歩いているがその時は源太ヶ岳などは少しも知らなかった。この山を知る事になったのはヤマレコのおかげである。
松川温泉について歩き出すと、確かに曇り空のせいで気温は低いが、湿度ためかやたらと汗が出る。それほどの急登でもないのにシャツはぐっしょりで、早くも帰りの温泉が気になる。
しかも約一月振りの山登りで何となく、調子が上がらない。
そんな思いをしてたどり着いた花園はすばらしかった。行く夏を惜しむようにトウゲブキ・ニッコウキスゲ・コバギボウシ・シラネニンジン・シロバナトウウチソウ・ヨツバシオガマ・モミジカラマツ・アキノキリンソウetcが風にゆれ、曇り空の下それぞれの美の競演をしている。
山頂に登りつけば、吹き上げる風が汗を吹き飛ばし、気持ち良い事この上ない。裏岩手縦走路で少しだけ昔を思い出し、新装なった大深山荘でゆったり休憩。待望のミヤマアケボノソウに時間がたつのを忘れ、水場の甘露で雨も気にならなくなった。
本当に良い山である。
これで風呂上りのビールがあれば言うことなしだが、そこは日帰りの悲しさ、次の宿題にしましょう。
家に帰ってさらっと「良い山だったよ」と言って、何となくにやりとする、そんな山旅でした。

コメント

ゲスト

源太ヶ岳
知らない山名があるとまず地図を広域にして・・・そうかぁ・・・ここなんだ
初心者の私はヤマレコに感謝・感謝です

お花も花期から移り行く過程も難しいですね
出会う回数が多くなれば覚えられるだろうか
ミヤマアケボノソウってクロユリとホトトギスの掛け合わせみたい
こんなんだから名前覚えられないのかな

思ったより天気が崩れず良かったですね

ゲスト

Re: 源太ヶ岳
八幡平にある源太森と混同しますよね。

yonejiy

Re: 源太ヶ岳
hana_ffさま
おはようございます。
知らない山はたくさんありますが、地図で調べてもどんな山かまではわかりませんね。ヤマレコでチェックすると、細かいところまでわかって、本当にありがたいですね
山で出会う花もとても覚え切れませんが、花が咲いているときだけでなく、その時々の表情で面白いなあ、と思うことが多々あります
ミヤマアケボノソウ、センブリの仲間のようですが、非常に複雑な形をしていて、しかもあの色合いと言うのはなかなか見られません
おかげさまで、歩くのには悪くない天気でした

yonejiy

Re[2]: 源太ヶ岳
1985JBOYさま
コメントありがとうございます。
確かに同じ山域で似た名前ですと、不案内ですと混同しそうですね
同じ名前の山は里山では大変多く、葉山なぞはそこらじゅうにあるので、どの山か注意深く読まないと、本当に間違えそうです
源太ヶ岳いい山でした

meiken

見たいお花がいっぱい✿
台風接近の中、お疲れ様でした
湿原にたくさんのお花〜オオヤマサギソウ、ミヤマアケボノソウじっくりと観察してみたいです。
紫と黄色が目立ってくるとやっぱり秋に季節は変わりつつあるというのを実感できます。
次は三ツ石山へトライアングル縦走お試しください

yonejiy

Re: 見たいお花がいっぱい✿
meikenさま
源太ヶ岳は花の種類が多いなと感じました
お花畑も一種類の花の大お花畑というよりは、多種の花の混じり合った変化にとんだ景色でした
おかげで引っかかってばかりで、時間がかかること夥しかったです
天気の良い日に旧遊の縦走路、歩くのも楽しそうですね

Spring

こんばんは☆
台風接近の不安定なお天気の中、お疲れ様でした☆
源太ヶ岳のコースは、なかなか良いところですよね
私は、ミヤマアケボノソウを見たいなぁ…と思ったのが去年だから、たぶん見るのは来年でしょう

昨年は、秋口にお花畑に行きましたが、コバイケイソウのなれの果てが乱立しており、雨模様の木道は異様な雰囲気でしたよ。
今年はそれはなさそうですね！
そういえば、昨年はこの時期の台風により、松川温泉が大きな被害を受けていました。
今年は何事もありませんように！！

追伸；サマニヨモギです。たぶん。

yonejiy

Re: こんばんは☆
Springさま

コメントに気づくのが遅れて、遅くなりました。
北海道へ行ってらしたんですね。阿寒はなかなか良かったようで

源太ヶ岳は結構いきなり決めて行ったのですが、天気にもほどほどに恵まれ、お花を堪能できてよかったです
ミヤマアケボノソウはなかなかに素敵でした
早池峰にもあるようですね。来年是非。

このところ予想もできない集中豪雨がおこるので、本当に油断できません 　　巻き込まれないように気を付けましょう

サマニヨモギでしたか。タカネヨモギに当てを付けたんですが、もっと勉強します