恵那山
- GPS
- 03:40
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,077m
- 下り
- 1,137m
コースタイム
- 山行
- 3:24
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 3:43
天候 | くもり、雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは笹が登山道に出ていて雨の後はびっしょりになります。 |
その他周辺情報 | 周辺には昼神温泉があります。 |
写真
感想
濃尾平野の広範囲の地域から、その大きな櫛形の山容を望むことができる美濃の最高峰である。山頂の標高2,191 mの最高点の南東には、一等三角点、展望台、恵那神社奥宮本社がある。山頂展望台は、周囲にトウヒやコメツガなどの背が高い針葉樹林があるため、展望はあまり良くない。中津川の支流である黒井沢からの登山道と主稜線の合流点には、恵那山頂避難小屋があり、その裏の岩場からは、北アルプス、中央アルプス、南アルプス、富士山などの展望が得られる。
北東には、山体を貫く形で中央自動車道の恵那山トンネルが通っている。北山麓には中山道の馬籠宿と妻籠宿がある。馬籠で生まれ育った島崎藤村が幼少時代に眺めていた山であり、『夜明け前』で描かれている。
山名の由来
古くは胞山、胞衣山とも書かれ、また角度により船を伏せたように見える事から舟覆伏山 (ふなふせやま) などとも呼ばれた。吉蘇志略で「天照大神がここで降誕され、その胞衣(えな)がこの山に埋められた」と記載されており、これが山名の由来とされている。信州側では「野熊山」とも呼ばれていた。
環境
山の上部はウラジロモミ、コメツガ、トウヒなどの針葉樹林帯である。江戸時代の初期までは西面がヒノキやモミなどの美林であったが、その後の乱伐により荒廃した。他の斜面では、林道が整備されスギやカラマツなどが植林されている。登山道では、イワウチワ、サラサドウダン、シャクナゲ、ショウジョウバカマ、ズダヤクシュ、バイカオウレンなどの花が見られる。
信仰対象としての恵那山
山頂部にある恵那神社奥宮
恵那山周辺地域ではこの山に天照大神が産まれた時の胞衣 (えな) を納めたという伝説が残っており、この山の名前の由来ともなっている。また古事記で日本武尊が科野峠 (神坂峠) で拝したのも恵那山の神である。
江戸時代中期には毎年修験道者が礼拝に訪れ、前夜に恵那神社で禊ぎをして登山を行っていた。また明治から大正時代にかけては道路や登山道が整備された事により恵那講が流行し、白装束を来た一般人が多く訪れるようになった。
現在、恵那山山頂の恵那神社奥宮には 7 つの社が置かれている (以下黒井沢ルートから見た順序)。麓の中津川市の川上には恵那神社がある。
葛城社 (一言主大神)
奥宮本社 (伊邪那岐命、伊邪那美命)
富士社 (木花咲耶姫大神)
熊野社 (速玉男命)
神明社 (天照大神、豊受姫大神)
剣社 (天目一箇命)
一宮社 (猿田彦大神)
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