記録ID: 494792
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無雪期ピークハント/縦走
剱・立山
折立から赤牛ピストンで新穂高 でも水晶岳を4回も登った大ボケ山行
2014年08月12日(火) ~
2014年08月15日(金)
![情報量の目安: B](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_B2.png)
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体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 30:20
- 距離
- 55.8km
- 登り
- 3,740m
- 下り
- 3,978m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 9:02
距離 16.4km
登り 1,775m
下り 577m
2日目
- 山行
- 9:26
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 10:07
距離 17.1km
登り 1,271m
下り 915m
3日目
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 6:55
距離 12.5km
登り 597m
下り 1,214m
4日目
- 山行
- 3:26
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 3:28
距離 9.8km
登り 124m
下り 1,306m
赤牛手前でザックをデポして、頂上アタック!
ところが、デポした場所を勘違いし、ザックが盗られたと勘違いした大ボケ山行です。ザックの中には財布が入っていた為、パニック状態でした。
水晶小屋のスタッフの方のおかげで、翌日、ザックと無事、ご対面。
水晶小屋から赤牛を二回もピストンした結果、水晶の頭を四回も踏む羽目になってしました。
貴重品は肌身離さずにですね。
以下、詳細、記録です。
尚、コースタイム、記録にはザック回収は記載していません。
時間は0400〜0830で距離は6舛阿蕕い任后
折立に着いた瞬間、雨が降り出した。前途多難なスタートである。ここから、太郎平まで5時間!長い登りだ。
半分ぐらい歩くと、尾根の稜線に出る。風雨が強くて寒い!道は半分川と化している。川の部分を避けながら、ひょいと歩く、なんて訳なく、既に靴はびしょびしょ(T_T)
雨が少し弱まった頃、太郎平に到着。
休憩する気にもなれず、薬師沢に向かって降りる。せっかく登ったところを下るのはもったいないが仕方ない。やがて、湿原のような感じのところを進むと河童伝説のカベッケが原。その先が薬師沢小屋だった。
本当はこの小屋で泊まるつもりだったが、時間的に余裕があるので、雲ノ平まで行くことにする。
吊り橋を渡って登る。急登と書いてあったが、その通り、半端じゃない急登だった。それに、道が半分、川と化している。
ようやく、登りが緩やかになり出して、雲ノ平に端っこに飛び出した。
ずっと、低く雲が垂れ込めていたが、雲ノ平に到着するに従い、だんだん雲が切れだした。雲ノ平山荘に近づくに従い、日も出て来た。
「日が出たから祖母岳に登ろう!」
祖母岳から雲ノ平全体を堪能して山荘に向かった。
次の日も朝から天気は晴れ。
ご来光を目指して祖父岳を目指すが、昨日の歩き過ぎの影響の性か、ピッチが上がらずタッチの差で間に合わす(T_T)
それでも、北アルプスの隅々まで堪能した。
さて、今日は赤牛に向かう予定。読売新道ではなく、水晶からピストンの予定。水晶小屋でザックカバーに余分な荷物をかぶせて水晶岳経由で赤牛岳に向かう。雲ノ平から見た時は快適な稜線に見えたが、歩くとやっぱり違う。先ず、水晶岳の登りでかなり疲れる。水晶を超えてもなかなか近づかない赤牛に業を煮やして、ザックを道の途中にデポしてウェストポーチだけで歩き出す。
ほぼ空身だが、依然としてペース上がらず、ヘトヘトでようやく赤牛到着。
到着の感よりも、途中でデポした荷物を早く回収したく、すぐに戻り始めた。
ところが荷物がない!この辺りに置いた記憶ははっきりあるのに全くない!もうパニクった。何故なら、ザックの中身に携帯電話とか貴重品が入っているのだ。
「誰かが盗ったんだ、でも、ひょっとしたら、小屋に拾って届けてくれたかも?」
そう思って、一縷の望みをかけて小屋に戻った(小屋の手前に置いたザックカバーと着替え等の荷物は無事回収)。
小屋のお姉さんからの回答は予想どおり、ザックは届いていないとの事だった。
「どうしよう!?」
お金やザック、水筒、雨具の下、へッデンがない。だから当然下山も出来ない。また、ここ水晶小屋は1日では下山出来ない場所にある。更に下山したもお金がないと家まで帰れない。
小屋の方に相談するしかなかった。
今、午後2時半である。「自分としてリュックと水筒を貸してもらい、もう一度探しに行きたい」という希望を伝えたが、「現場までは往復で6時間ぐらいかかるから無理」と言われる。そして「小屋に泊まって、明日の朝、探しに行ってはどうですか?」と優しい言葉。小屋代はお金は見つからなかった時、その時に考えましょうとの事。見つからなかった時の心配(山を降りる為の装備とか降りてからの交通費など)があり、いろいろ尋ねるとそれもその時に相談に乗りますとの事。何度もお礼を言って、その夜は水晶小屋の一夜を過ごした。多分、朝まで寝られないと思ったのに、何故かよく寝てしまった(恥)
夜が白み出すと小屋に借りたリュックや雨具ですぐ出発。水晶岳をまたひいひい言って超えて、置いた記憶のある現場に2時間ぐらいかけて到達。やっぱりない(T_T)
もう諦めて帰りかけた…
でも、もう数十メートルだけ先に行ってみようかと思って歩いた。
あった(*^o^*)
ザックが直立不動でご主人の帰りを待っていた(笑)。自分が置いた場所を少し勘違いしてたのだ(恥)
とにかく、嬉しくてザックを1日ぶりに担いで、小屋に向かった。
小屋の人以外には話さなかったのに、何故か話しが広がっていたようで、帰り道に「あれ!」とか声をかけられたのは嬉し恥ずかった。
小屋の方々にあった事を報告。喜んでもらえて嬉しかった。何度もお礼を言って、出発。
3日目は改めて9時に水晶小屋を出発した。
天気も下り坂になり出していて、自分の気持ちの中ではもう下山モードとなっていた。
黒部源流を経て、双六小屋を経て鏡平。鷲羽岳も双六岳も寄らずに。
最終日は鏡平から、新穂高に。天気はどんよりだが、気持ちは温泉♪に吸い寄せられていて関係ない(笑)。新穂高に着く頃、雨が本降りとなった。
こうして、水晶岳を4回も踏んだおおボケ山行は終了した。
ところが、デポした場所を勘違いし、ザックが盗られたと勘違いした大ボケ山行です。ザックの中には財布が入っていた為、パニック状態でした。
水晶小屋のスタッフの方のおかげで、翌日、ザックと無事、ご対面。
水晶小屋から赤牛を二回もピストンした結果、水晶の頭を四回も踏む羽目になってしました。
貴重品は肌身離さずにですね。
以下、詳細、記録です。
尚、コースタイム、記録にはザック回収は記載していません。
時間は0400〜0830で距離は6舛阿蕕い任后
折立に着いた瞬間、雨が降り出した。前途多難なスタートである。ここから、太郎平まで5時間!長い登りだ。
半分ぐらい歩くと、尾根の稜線に出る。風雨が強くて寒い!道は半分川と化している。川の部分を避けながら、ひょいと歩く、なんて訳なく、既に靴はびしょびしょ(T_T)
雨が少し弱まった頃、太郎平に到着。
休憩する気にもなれず、薬師沢に向かって降りる。せっかく登ったところを下るのはもったいないが仕方ない。やがて、湿原のような感じのところを進むと河童伝説のカベッケが原。その先が薬師沢小屋だった。
本当はこの小屋で泊まるつもりだったが、時間的に余裕があるので、雲ノ平まで行くことにする。
吊り橋を渡って登る。急登と書いてあったが、その通り、半端じゃない急登だった。それに、道が半分、川と化している。
ようやく、登りが緩やかになり出して、雲ノ平に端っこに飛び出した。
ずっと、低く雲が垂れ込めていたが、雲ノ平に到着するに従い、だんだん雲が切れだした。雲ノ平山荘に近づくに従い、日も出て来た。
「日が出たから祖母岳に登ろう!」
祖母岳から雲ノ平全体を堪能して山荘に向かった。
次の日も朝から天気は晴れ。
ご来光を目指して祖父岳を目指すが、昨日の歩き過ぎの影響の性か、ピッチが上がらずタッチの差で間に合わす(T_T)
それでも、北アルプスの隅々まで堪能した。
さて、今日は赤牛に向かう予定。読売新道ではなく、水晶からピストンの予定。水晶小屋でザックカバーに余分な荷物をかぶせて水晶岳経由で赤牛岳に向かう。雲ノ平から見た時は快適な稜線に見えたが、歩くとやっぱり違う。先ず、水晶岳の登りでかなり疲れる。水晶を超えてもなかなか近づかない赤牛に業を煮やして、ザックを道の途中にデポしてウェストポーチだけで歩き出す。
ほぼ空身だが、依然としてペース上がらず、ヘトヘトでようやく赤牛到着。
到着の感よりも、途中でデポした荷物を早く回収したく、すぐに戻り始めた。
ところが荷物がない!この辺りに置いた記憶ははっきりあるのに全くない!もうパニクった。何故なら、ザックの中身に携帯電話とか貴重品が入っているのだ。
「誰かが盗ったんだ、でも、ひょっとしたら、小屋に拾って届けてくれたかも?」
そう思って、一縷の望みをかけて小屋に戻った(小屋の手前に置いたザックカバーと着替え等の荷物は無事回収)。
小屋のお姉さんからの回答は予想どおり、ザックは届いていないとの事だった。
「どうしよう!?」
お金やザック、水筒、雨具の下、へッデンがない。だから当然下山も出来ない。また、ここ水晶小屋は1日では下山出来ない場所にある。更に下山したもお金がないと家まで帰れない。
小屋の方に相談するしかなかった。
今、午後2時半である。「自分としてリュックと水筒を貸してもらい、もう一度探しに行きたい」という希望を伝えたが、「現場までは往復で6時間ぐらいかかるから無理」と言われる。そして「小屋に泊まって、明日の朝、探しに行ってはどうですか?」と優しい言葉。小屋代はお金は見つからなかった時、その時に考えましょうとの事。見つからなかった時の心配(山を降りる為の装備とか降りてからの交通費など)があり、いろいろ尋ねるとそれもその時に相談に乗りますとの事。何度もお礼を言って、その夜は水晶小屋の一夜を過ごした。多分、朝まで寝られないと思ったのに、何故かよく寝てしまった(恥)
夜が白み出すと小屋に借りたリュックや雨具ですぐ出発。水晶岳をまたひいひい言って超えて、置いた記憶のある現場に2時間ぐらいかけて到達。やっぱりない(T_T)
もう諦めて帰りかけた…
でも、もう数十メートルだけ先に行ってみようかと思って歩いた。
あった(*^o^*)
ザックが直立不動でご主人の帰りを待っていた(笑)。自分が置いた場所を少し勘違いしてたのだ(恥)
とにかく、嬉しくてザックを1日ぶりに担いで、小屋に向かった。
小屋の人以外には話さなかったのに、何故か話しが広がっていたようで、帰り道に「あれ!」とか声をかけられたのは嬉し恥ずかった。
小屋の方々にあった事を報告。喜んでもらえて嬉しかった。何度もお礼を言って、出発。
3日目は改めて9時に水晶小屋を出発した。
天気も下り坂になり出していて、自分の気持ちの中ではもう下山モードとなっていた。
黒部源流を経て、双六小屋を経て鏡平。鷲羽岳も双六岳も寄らずに。
最終日は鏡平から、新穂高に。天気はどんよりだが、気持ちは温泉♪に吸い寄せられていて関係ない(笑)。新穂高に着く頃、雨が本降りとなった。
こうして、水晶岳を4回も踏んだおおボケ山行は終了した。
天候 | 8/13は晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [3日]
新穂高温泉から双六岳、三俣蓮華岳、鷲場岳、水晶岳、雲ノ平(2日間)。最終日は雲ノ平から新穂高まで。
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
![](https://yamareco.org/include/imgresize.php?maxsize=90&crop=1&fname=%2Fmodules%2Fyamainfo%2Fupimg%2Fpt%2fb9a02fb2606b0c88ace303641ffc6f3c.jpg)
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [4日]
北アルプスの北部、薬師・黒部五郎・三俣蓮華・鷲羽・水晶と雲の平に高天ヶ原温泉、贅沢な一周ルート
利用交通機関:
車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
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