池山吊尾根から北岳

2014年08月15日(金) ~ 2014年08月16日(土)

• GPS: 32:00
• 距離: 12.8km
• 登り: 1,995m
• 下り: 1,727m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:10
• 休憩: 0:20
• 合計: 2:30

12:30 アルキ沢橋BS
12:50 13:00 途中
14:00 14:10 途中
15:00 池山尾根小屋

2日目

• 山行: 7:20
• 休憩: 1:30
• 合計: 8:50

5:10 池山尾根小屋
8:00 8:10 ボーコン沢ノ頭
9:00 9:10 八本歯のコル
10:00 10:30 北岳
12:00 12:10 二俣
13:30 14:00 広河原インフォメーションセンター
14:00 ゴール地点

天候

曇りのち雨　

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

甲府駅発広河原行きは、夜叉神峠トンネル先の、大崩沢の崩壊の影響で、従来のスーパー林道は走行できず、身延奈良田経由、野呂川林道を使用する大迂回コースで運行中。詳しくは事前の調査をお願いいたします。

コース状況／危険箇所等

吊尾根コースは冬季の使用ばかりとなり、人通りが極端に少ないです。八本歯のコル前後の岩場は油断禁物です。森林限界から上はどこも尾根が広いので、濃霧の際は慎重に歩きましょう。

その他周辺情報

甲府駅前に吉野家あります。

写真

8/15 6:57

峠が塞がっているのを甲府駅前ではじめて知った。
「御館様如何いたしましょう。」
「山は動かぬぞ。」
「ははあぁー。」

8/15 7:46

コレが案内所でもらったチラシ。タクシーの運ちゃんの話では、「夜叉神トンネルの少し先、天皇陛下の野点の石碑から鷲住山展望台の間で土砂崩れ。人馬も歩くことままならない。」そうな

8/15 11:59

延々三時間、身延・奈良田経由でたどり着いた歩き沢橋。舗装の立派さに驚いた。甚左若かりし頃はひどい砂利道だったんです。

8/15 11:59

これまた立派にバス停のポスト。ちょうど昼時なので中食を使いました。

8/15 12:00

ついでに歩き沢の時刻表を載せておきます。

8/15 12:55

二十年以上前に、初めて北岳を登った時もこのコースでした。尾根に張り付いて登っていくとあまーい懐かしい木々の匂いがしました。

8/15 12:59

作業小屋跡のコンクリ。流しの残骸かな。

8/15 12:59

小屋場は草むらになっています。

8/15 13:16

倒木

8/15 13:22

こんなことするのも久しぶりです。

8/15 13:59

高度を上げていくと樹相も変わってきます。下草が柔らかい色合いです。吊尾根、または池山尾根と言われる往年のメインコースです。ふみ跡が枝分かれする場所が多いのも特徴です。よく山勘を効かせてください。

8/15 13:59

野呂川の谷を挟んで真向かいの早川尾根。アサヨ峰あたりでしょうか。

8/15 13:59

盆休みの最盛期なのに人っ子一人いません。静かな道です。

8/15 14:55

急なジグザグ道を終わると、緩やかで広い尾根の、深い森を行きます。実は来るたびに違う道筋を踏んでしまいます。以前は巻き気味のところを歩きました。

8/15 14:55

最後には同じ小屋に着くハズです。古い地図を見ると、荒川本谷からの道、深沢の真正面の尾根を直上する道、なども記載されています。比較的踏まれている現在の「義盛新道」が残ったようです。

8/15 14:56

倒木の上に地衣類の庭園ができていました。深い森は、長い時間を感じさせてくれます。

8/15 15:00

突然に飛び出したところが池山の地名の由来になった池。広河原の喧騒がうそのように感じます。

8/15 15:00

この時だけ晴れて明るかったんです。

8/15 15:01

森に引き下がって撮り直し。

8/15 15:03

右に回りこんで撮り直し。小鳥の声が響いています。

8/15 15:07

池の西側にひっそりと池山小屋が建っています。南アルプス市の管理する小屋です。ありがとうございます。何代目になるんでしょうか。歴史は古いです。

8/15 15:08

中はちょっと薄暗い。大雨の時、冬季など頼りになります。

8/15 15:32

水場は標高差100メートルくらい下った斜面に流水があります。急斜面ですので、水筒の運搬にはザックが有ったほうが良いです。

8/15 15:32

冷たくてビックリする名水です。汲むのにコップを持参すると良いでしょう。

8/15 15:59

指導標が新しくなっていました。

8/16 5:09

あくる朝、幻想的な池のたたずまい。

8/16 5:09

小屋のすぐ脇の踏み跡を登って行きます。草露で足袋がびっしょり。

8/16 5:27

森の向こうに夜明けの気配。朝焼け気味なので、本日も荒天が予想されます。

8/16 6:09

森

8/16 6:20

森が好きです。

8/16 6:21

一時間くらいで城峰に着きます

8/16 6:27

雲の行き急ぐ空

8/16 6:27

なんとココでもヒッチの山名表示がありました。なぜかひっちとひらがな表記。

8/16 6:56

今にも飛びそうなキノコでした。BB弾が出る前はエアガンの弾ってこんな形でした。

8/16 6:57

8/16 7:00

あうー荒天

8/16 7:40

森林限界を出ると草の緑が柔らかです

8/16 7:53

花、

8/16 7:57

花が、

8/16 7:57

多くなります。

8/16 8:01

ボーコンの頭。これから先、尾根が広くなります。

8/16 9:00

こちらは八本歯の頭、霧が深くて何にも見えない。

8/16 9:10

八本歯のコル前後は難所ですが、岩礫に花がいっぱい。

8/16 9:10

美しくて、ホールドとスタンスを忘れてしまいます。

8/16 9:11

いよいよ風当たりが強く、寒いです。

8/16 9:32

北岳の縦走路手前、ちょこまか走り回って迎えてくれたのはなんとオコジョ。好奇心旺盛で物怖じせずに近寄ってきます。地下足袋のつま先を嗅いでいました。動きが早すぎてうまく写真になりませんでしたが、岩の上にちょろっと写っています。

8/16 9:42

ほかにもお出迎えが、

8/16 9:43

いっぱいでした。

8/16 10:12

山頂の証拠写真

8/16 10:13

新潟の編笠も持参してました

8/16 11:28

下山は二股方向に下りました。

8/16 11:29

鹿も嫌がる（食べない）蕗群落

8/16 11:52

8/16 11:52

8/16 12:03

二股

8/16 12:03

親切にシーズン中トイレ開設

8/16 12:04

北岳の雪渓は初めて見ます。

8/16 13:09

もうすぐ広河原。バス停まで駆け足でした。

撮影機器：

GRATINA KDDI-KC

装備

個人装備

腰の物 編笠 作務衣

感想

jimzaemon

仕事の疲労で夏バテがひどかったけれども、山に呼ばれて我慢ができなかった訳です。何はともあれ山に入り、成り行きまかせ、いつもの歩き方でした。

山に泊ったのは久しぶり。一夜明ければ山が深まると思います。

コメント

hachi

池山吊尾根
お疲れ様でした
またまた渋いコース歩かれましたね
池山小屋までの途中の古い道はしっかりと踏み跡残っているようですが、こういう消えない道っていうのは味があります。

私も池山吊尾根は歩きたい道ですが、八本歯のコル前後の難所が怖そうなので行けません。
でもガスで見通り利かない場合は怖い下が見えなさそうなのでよさそうです

jimzaemon

Re: 池山吊尾根
こんにちは
渋めが好きですので 。池山吊尾根は途中で標高2000メートルの無人小屋で一泊できるので、広河原から一気に登るより楽なコースかも知れません。倒木多いですけど

八本歯の難所は、冬季のほうが楽かも。アイゼンぶち込んで行けますので。北アルプスの縦走路のほうがコワイんじゃないでしょうか

MerrycocoK

ご無沙汰です。
ご無沙汰です。
甲府駅前店の宣伝、ありがとうございます。

20数年前の厳冬期に師匠に拉致られた思い出が、
よぎるトレールですwww

jimzaemon

Re: ご無沙汰です。
お久しぶりです。夜叉神バス不通と聞いたとき、真っ先に吉野家の有無を確認しました。一杯ひっかけたい気分でしたが、バス停の順番取りがすでに始まっていました。

二十年前の思い出ですか、甘酸っぱくないですね

oota

お疲れ様でした
いつかは歩きたい池山吊尾根・・・ 。でも、八本歯のコル前後の難所が怖そですねぇ。。。写真のアップもないし。。。どのくらいこわいのか（自分の技量でしのげるのか。。。）っていうのが分からないので、いつも躊躇しています 。

甲府駅前の吉野家は毎回（ってたしか2回ですが）利用していますョ。

jimzaemon

携帯替えまして…
八本歯の写真が少なくてスミマセン 新しい携帯のカメラに慣れませんでして、それに当日は手がしびれるくらい寒かったもんですから、難易度の説明写真が足りませんでした。八ヶ岳や北アルプスの方がコワイくらいだと思います。

コルの苦労より、樹林帯の急登のほうがしんどいです。吉野家で特盛三杯くらいのボリュームです