薬師岳 -待ち侘びた晴天日に速攻日帰り-


- GPS
- 07:09
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,449m
- 下り
- 1,769m
コースタイム
- 山行
- 5:39
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 7:08
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨上がりで樹林帯内はぬかるみ多い。三角点より上はほぼ乾いていた。 |
写真
感想
当初8月16-18の三日間で雲の平、黒岳、赤牛岳、読売新道とテント泊で歩く計画だった。10日間予報では天気まずまずと思っていたのだが、実行日が近くなると予報はすこしずつ悪い方に変わって行った。それでも山行は可能だろうとayuhoさんも東京から富山にやってきたが、当日前より前線が停滞して雨続き、富山県内も含めてあちこちで水害も発生する荒天になってしまった。山でも北アルプスで6人遭難とニュースになり、僕らが行く予定だったコースの近くでも、赤木沢と薬師岳で3人が遭難した。結局僕らは16, 17日と富山市内で沈殿し、18日に漸く雨でないことが確実になったので、日帰り速攻の薬師岳へと大幅に予定縮小して山に出かけた。
有峰林道小見線ゲートの通行開始は朝の6時、その20分前にゲート前に着いたが既に10台ほどの車が並んでいた。6時丁度にゲートが開いて、消費税アップ後100円上がった通行料を払いながら順次通過。6時半に折立登山口に到着し、準備を整えて歩き出した。
僕らは二人とも日帰りの軽装、ayuhoさんは白馬岳-親不知の1泊行で証明された超健脚者。一応リーダーでコースを知っている僕が先行するが、僕が目一杯頑張ってもayuhoさんは引き離されないと分かっている。雨上がりのぬかるみもなんのその、重装備の登山者をごぼう抜きにして急登を突き進む。アラレちゃんには一挨拶で歩き続け、1870mの三角点のベンチで初めてまともに一服。薬師岳本峰と剱岳方面は曇って見えない。緩くなった山道をとっとと進んで、太郎平小屋には折立から2時間10分で到着。ここでもまだ本峰と北アルプス中心部方面はガスって見えないが、晴れてくる予感はしていた。
薬師峠からの沢筋の登りで水を補給、薬師平に抜け、やや急登の尾根道を上がる。森林限界を抜け、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、ハクサンフウロ等の花を眺め、ガスも晴れてルートが見渡せて気持ちの良い登りとなった。薬師岳山荘で一服し、今度は一気に山頂を目指す。避難小屋を過ぎる前から頂上の祠は見えて来て目標ははっきりしている。太郎小屋から90分で薬師岳山頂に着いた。僕は昨年11月以来の薬師岳で、ayuhoさんは初めての、そして百名山95番目となったそうだ。
山頂付近はガスが湧いては吹き飛ぶの繰り返し、近景の北薬師、金作谷カールなどの眺めは良いが、遠景はやはり曇ってほとんど見えなかった。登頂直前に目の前に2羽の雷鳥が飛び出す嬉しい遭遇があったが、写真を撮る間もなく逃げてしまい、その後は見つからなかった。25分ほど山頂に滞在して下山開始、時間に余裕があるので急ぐのでもないが、僕らなりにさっさと下りてしまおうということにした。
薬師峠前の水場までノンストップ、太郎平小屋で少しゆっくりし、次は三角点までノンストップ、日が照って暑くなって来たからか、三角点までは長く感じた。そして一気に折立へ、実時間7時間40分、休憩時間を除くと正味6時間の行動だった。
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