要害山〜深草観音〜棚山〜帯那山 縦走

2022年12月03日(土) [日帰り]

• GPS: 08:33
• 距離: 19.0km
• 登り: 1,543m
• 下り: 1,560m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:57
• 休憩: 1:33
• 合計: 8:30

8:02 要害山登山口(下部)
8:37 8:37 要害山
9:27 9:48 深草観音
10:01 10:01 岩堂峠
10:11 10:12 岩堂峠分岐
10:34 10:35 鞍掛峠
11:16 11:17 神峰
11:37 11:52 棚山
12:07 12:07 神峰
12:15 12:16 鷹山
12:21 12:22 一の平
12:38 12:42 太良峠(旧よしくぼ峠)
12:50 12:51 帯那山登山口
13:29 13:34 帯那山登山口
13:52 14:27 帯那山
14:35 14:38 見越山
14:54 14:54 穴口峠分岐
15:51 15:51 穴口峠
16:01 16:04 見越沢
16:26 16:27 積翠寺
16:31 16:31 要害山登山口(下部)
16:32 ゴール地点

天候

晴れ
朝気温4℃〜昼10℃あたり。
夕方にかけまた気温4℃くらいに下がる

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

甲府駅　7:40集合

コース状況／危険箇所等

・要害山登山口〜要害山〜深草観音
要害山は登山口から山頂まで30分ほど。
城跡遺構を見物しながら楽しんで登れる。
要害山から約1時間で深草観音。特に難所は無い

・深草観音〜岩堂峠〜岩堂峠分岐〜鷹山（棚山分岐）
岩壁を掘って建てられた深草観音は本山行の見所の一つ。長い鉄梯子を登らなくても脇から上がって行ける。
岩堂峠までの道は荒れ気味で歩く人は多く無い様に思える。
岩堂峠分岐から稜線への道は長い長い荒れた樹林の道で本山行一の標高差で辛い区間

・鷹山（棚山分岐）〜神峰〜棚山
やっと来た明るい気持ち良い稜線歩き区間。
途中神峰（かんぼう）で兜山との道を分ける。
棚山直下はかなりの急登。
山頂からは南アルプスや大菩薩嶺の眺望を得られる。

・鷹山（棚山分岐）〜太良ヶ峠〜帯那山登山口
林道や車道を経て帯那山登山口へ至る。
途中ドコモふれあいの森の看板あり。
難所無し。

・帯那山登山口〜帯那山
車道脇を入り林道や舗装路を1時間弱歩くと山頂。
あまり面白味のないルート。
帯那山山頂は富士山方面の大展望。
トイレやベンチもあり休憩に適す。

・帯那山〜見越山〜穴口峠〜要害山登山口
隣の見越山までは車道歩き。見越山の少し先には下界からも見える電波塔がある。
登山道か微妙な薄い踏み跡を尾根沿いに辿り降った。
途中車道や武田の杜遊歩道と交錯する。
熊のフンを2か所ほど見た。

その他周辺情報

紅椿の湯…奥湯村温泉郷の日帰り温泉。大人750円　21時まで

奥藤本店…甲府駅近くにある蕎麦屋

写真

12/3 7:42

今日は甲府駅で待ち合わせ。
よく晴れ南アルプスも見えていて期待が高まる

12/3 8:02

要害山登山口まで車で移動。
朝8時に登山開始した。
それにしても寒い！駐車場の気温4℃だよ

m）家出るとき-3℃だった、もう冬だな

12/3 8:03

要害山登山口

m）ようやく来れた要害山城、存在を知っていつか行こうと思ったのは20年以上前だったか。

12/3 8:09

道は歩き易くまだ目覚めていない身体でも普通に登れた。

12/3 8:10

やまなしの森林100の標識がここにも！
先週の小松山にもあったなあコレ。

「要害山のアカマツ林」

12/3 8:23

武田の詰めの山城だったので遺構が其処彼処にあった

12/3 8:23

竪堀や土塁、門の跡など。
この石垣も城跡遺構かな。

不動明王の碑のある辺りで本日初めてハイカーとすれ違った。

12/3 8:33

山頂までに5つくらい門跡があった

m）遺構がいっぱいあってたのしい〜

12/3 8:36

山頂着いた

なかなか広いな。
ここの城には何人くらい詰めてたのかな

m）詰城だし平時はそんなにいなかったんじゃない。

12/3 8:36

武田信玄公誕生之地、とあるがホントかな？

12/3 8:37

要害山登頂！
甲府名山＆山梨百名山

12/3 8:37

次の目的地、深草観音まで60分か

12/3 8:38

では先へ進みますか

12/3 8:39

堀切跡

m）畝堀があるって書いてあったけどウネウネしとらんね

12/3 8:43

暫くは明るい稜線上を進んだが…

m）その新しいトレールアクションパーカーいいね、俺もマイニューギアりたい。

12/3 8:52

要害山を過ぎると日陰の肌寒い登山道に。
うう…寒い
ここは右に折れる

12/3 8:58

陽が当たってても寒いな?

12/3 9:15

国鉄の看板…少なくとも35年以上前の標識か

m）民営化直後、車両に貼られた「JR」マークを見たときは衝撃だったなぁ。

12/3 9:23

足元の岩が歩きにくくなって来たなあと思っていたら巨岩が前方に現れた

12/3 9:25

水場がある、と近づいてみたら水場じゃ無くて手水舎だった。
という事はもう深草観音着いたのかな

12/3 9:27

深草観音到着。
かつて門があったという場所にある灯籠を抜け石段を先へ

12/3 9:28

17mあるという鉄梯子を登ると岩壁をくり抜いた奥の院がある。

m）この梯子17mもあったのか。

12/3 9:29

鉄梯子、昭和3年に作ったの？
94年前か…

12/3 9:32

梯子は長くて高くてちょっと怖かった

12/3 9:33

奥の院
ご本尊は下界の寺に移されてるらしい

12/3 9:32

この穴から出てきた

12/3 9:35

千葉県の鋸山みたいに岩が削られている

12/3 9:36

鉄梯子を使わなくてもこちら側から奥の院へ行ける

m）巻き道があったとは

12/3 9:37

岩を削った石段

12/3 9:37

12/3 9:39

この鉄梯子はかなりインパクトあるな。
ベンチで休憩していたら本日2人目のハイカーとすれ違った

12/3 9:50

深草観音から先は道が結構荒れてる感じだ。
立派な石垣跡がある。
寺の跡だろうか？

12/3 10:00

岩堂峠到着。
前に石和から兜山へ歩いた時通った区間に合流。

m）ここに繋げるための大回りだったのか

12/3 10:00

片山にもあったてるてる坊主がここにも！
同じ人が作ったんだろうな

12/3 10:10

たまに見かけるマツダランプの看板！
岩堂峠コースか

12/3 10:11

岩堂峠分岐到着。
ここを右に折れれば兜山方面

12/3 10:12

標識が壊れ過ぎて用を成していないw

ここを左に曲がり棚山分岐を目指す

12/3 11:06

分岐から1時間、地味で長い道が続き2人とも飽きてしまった。途中休憩も入れている。
樹林下の暗い道は写真無し。
登ってるうち暑くなり2人とも上着を脱いだ。
登りが長くて疲れたので2人ともmont-bellU.L.フォールディングポールを取り出す。
先々週買って今回初めて使ったが、コレ軽くて良いね〜

m）もう普通のポールなんて重くて持てないぜ

12/3 11:08

棚山分岐到着。
やっと稜線に出たか…
ここを正面に行けば帯那山方面、右に折れたら棚山だ。

12/3 11:16

やっと楽しそうな道になって来たな。
もう11時過ぎてるが気温はあまり上がって無いな

12/3 11:16

神峰到着。
右に行けば兜山方面

12/3 11:27

左に進めば棚山だ。
前方に棚山見えてるな

12/3 11:32

棚山は急登！気合いで登る

m）ここの登りはキツかった。甲府3大急登に認定しちゃろう

12/3 11:32

2人とも両脚のふくらはぎに疲労が蓄積。
加齢を感じるぜ…?

12/3 11:34

やっと山頂見えてきた

12/3 11:37

棚山分岐から30分、棚山到着

m）やっと着いた、もうヘロヘロだ

12/3 11:37

山頂はあまり広くは無いが眺望は中々のもの。
誰もおらず貸切状態だ。

12/3 11:38

東側の眺望。
小金沢連嶺と塩山の街並み。
手前にはほったらかし温泉や山梨フルーツ公園が見下ろせた。

ここにもてるてる坊主があった。

12/3 11:38

富士山も隙間から見えていた

12/3 11:38

この先を行けばフルーツ公園

12/3 11:40

西側の眺望。
南アルプスの眺めが良い

12/3 11:40

白峰三山！

12/3 11:42

悪沢岳や聖岳も見えた

m）この眺めはあの急登を登った甲斐があったな

12/3 11:44

疲れたのでしばし休憩
パンを齧りエネルギー補給だ。

12/3 11:50

棚山標高1,170m
この高さだともう紅葉も終わり完全に冬枯れの景色だな

12/3 11:53

さて、まだ先は長いので出発。
急な降りをかける様に進むmaruta27

12/3 12:06

15分ほどで神峰まで戻ってしまった

12/3 12:07

神峰は（かんぼう）と読むらしい

m）読めない・・・

12/3 12:22

棚山分岐も通過し一丁平（ドコモふれあいの森）まで来た。
コレは棚山（右奥）を振り返ったところ。

12/3 12:24

ドコモふれあいの森。
この上のピークに電波塔がある様だ。

12/3 12:25

ここから暫く林道歩き

12/3 12:39

15分ほどで太良ヶ峠到着。
帯那山登山口まで車道歩きとなる。

12/3 12:50

15分弱で帯那山登山口到着。
ハッキリ言って山頂までの道は詰まらなかった。
帯那山来るなら他の登山道の方がオススメだ。

12/3 13:09

沢沿いを歩く。
意外に水量があり、堰堤が幾つもあった。

12/3 13:26

一旦車道に合流

12/3 13:41

あれを登るのか

12/3 13:49

あんまり登山道っぽく無い道のまま山頂に着いてしまったな…

m）あまりにも退屈な道で飽きてしまった

12/3 13:50

山頂一帯はススキの原っぱになっていた

12/3 13:51

山頂付近からの富士山

12/3 13:52

雲海が綺麗らしい

12/3 13:52

帯那山山頂到着！
なんとか14時前に着けたか。

12/3 13:53

山梨百名山77座目

m）自分は28座だったかな

12/3 13:54

富士山方面はすっかり曇り空に…残念だな

m）でも眺めが良くて来てよかったな。

12/3 13:54

金峰山の五丈石が見えた

12/3 13:54

彼方は奥秩父最高峰、北奥千丈岳だ。
奥秩父方面は青空だなあ

12/3 13:56

遅い昼飯。カップ麺とおにぎり。
2人ともカレーヌードルで被ってしまった。
休憩中もう1人ソロハイカーがやって来たが、コレ以降は1人もすれ違わず。
今日のすれ違い人数は5人だけだった。

m）冬といえばカレー麺だからな

12/3 14:03

山頂には1組のハイカーが休憩していた。

時々晴れ間が差すが風は冷たく非常に寒い！
14時過ぎると気温が下がると言ったmaruta27の言う通りになったな

12/3 14:21

14時20分、休憩を終え下山開始

12/3 14:21

12/3 14:38

途中の見越山山にも立ち寄った

m）ここは無印か

12/3 14:41

この辺りは道がよく分からなくて適当に進んでいる。

12/3 14:42

防火帯沿いを進む。

12/3 14:42

地上からもよく見える電波塔が見えた。
この時点では展望台だと思っていたが…

m）どうみても自分には松本のアルプス公園の展望台にしか見えん、ここは松本か！？

12/3 14:46

登山道はここを降る様だが、電波塔に行きたくてそのまま真っ直ぐに進んだ

12/3 14:46

近づいてみたら電波塔で立ち入れないのが分かった

12/3 14:49

今日の大菩薩は快晴だな

12/3 14:50

眺めは良いが登山道では無いので足元は歩きにくい

12/3 14:51

まさかの熊フン

12/3 14:54

途中から古道らしき道に合流し、暫くしっかりした道を歩く。
石仏が2体

12/3 15:03

ここで車道に出たが、またすぐ先の尾根に入った。
入り口が分からなくて薔薇科の下草を強引に突破した為痛い思いをした

m）トゲトゲ草にツンツンやられた鋸岳がフラッシュバックしてた

12/3 15:15

防火帯を進む。
ここら辺ほ山と高原地図には薄いグレーの波線しか書かれていない

m）どおりで人に遭わないわけだ

12/3 15:29

防火帯がいつしか終わり樹林の踏み跡を辿る

12/3 15:33

幾つか車道を跨いでるうちに人里が近くなって来た

12/3 15:51

人家の脇の林を抜けると穴口峠の案内があった。
ここからは武田の杜遊歩道に合流する様だ。

12/3 15:51

甲府名山の淡雪山や興因寺山はこの先。
今回は行かないが近いうちに歩きたい道だ。

12/3 15:52

武田の杜遊歩道に入ってすぐにまたまた熊フン。
人家近いのに熊いるんだなぁ

m）さっき看板ところに「熊注意」もあったからね。

12/3 16:00

武田の杜遊歩道もちょっと荒れ気味

m）片山の下りの山百合の道っぽいな

12/3 16:04

標識は壊れてるのが多い

12/3 16:11

武田の杜遊歩道から逸れ、波線の道を進み沢に合流。
この橋は腐っていて通行禁止な為、左側を沢に降りて薮の中の踏み跡を辿った。

12/3 16:18

あとは駐車場まで車道歩きだ。

12/3 16:25

もう16時25分、危うく陽が暮れるところだった

12/3 16:25

甲府の街並み。
手前の堀は武田氏館の堀かな

12/3 16:32

要害山まで戻って来た

m）今日は城攻めに梯子ありルート探索ありでちょいアドベンチャーだったな。

12/3 18:33

温泉で汗を流した後、甲府駅近くの蕎麦屋で晩飯。
人気店らしく並んでいた

12/3 19:02

鳥もつ定食美味でした。

m）そばも美味かった

12/3 19:36

甲府駅でmaruta27と別れ中央道で神奈川に帰宅した。

m）お疲れさま

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

感想

kukaminn

夏山シーズンが終わって燃え尽き症候群気味になってしまい、ソロで比較的近場の山を登っていたが、先々週櫛形山に登った時山友のmaruta27も甲府盆地を挟んだ反対側の甲府名山4座を縦走しており、それを機に今度一緒に甲府の山を登ろうという事になった。
彼と一緒に登るのは約三ヶ月ぶりだ。
今回は城好きの彼が前から気になっていたという要害山を含む三座を縦走する。

欲張って三座縦走の計画を立てたら総距離が19kmになってしまい下山が16時を過ぎてしまったのは計画が甘かったかな。
（要害山、棚山、帯那山共に微妙に距離が遠く、二座なら良い時間だったかもだが、三座縦走はチト長かった）

無理やり繋げた為か、途中地味だったり歩きにくかったりあんまり面白く無い微妙な区間があったが、最後のピーク帯那山の眺望はかなりのもので満足感はあった。

下山後甲府駅近くの飯屋で打ち上げを出来たのも良かった。
最近下山後にのんびり飯とか無かったしなぁ

またこういうハイキングをしたいものだ。

まるた

前回に続いてまた甲府の低山に行ってきました。
今回のメインは要害山と帯那山のダブル山百と甲府名山。
計画はいつもどおりkukaminnくんに丸投げのお任せ。
要害山は武田の詰城ということで、前々から行ってみたかったところで、
「脳内いつか行くリスト」にアップしたのは20年以上前だったような。
そんな思いもあり、ようやく登城することができて良かったです。
帯那山は全然調べてなくて前知識無く行きましたが、
ほぼ林道の退屈な道に飽きたあとにご褒美展望が待っていたとは。
さすが山百に指定されるだけのことはあるな。
城攻めから始まって長梯子を上ったり下山ルート探したりとアドベンチャー要素もあって思っていた以上に楽しめました。
特に帰りに食べた蕎麦は美味かった、また次もここにしよう。
そんなんで次回も甲府に来てしまいそうな気がするのでした。