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Yamareco

記録ID: 5018285
全員に公開
雪山ハイキング
氷ノ山

氷ノ山でまさかの上りも下りもラッセルと恐怖のハマり

2022年12月20日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:38
距離
11.1km
登り
975m
下り
979m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:57
休憩
1:41
合計
9:38
距離 11.1km 登り 982m 下り 982m
7:59
24
スタート地点
8:23
8:31
4
8:35
8:36
21
8:57
9:09
38
9:47
9:48
19
10:07
10:30
77
11:47
11:54
8
12:02
12:38
43
13:21
8
13:29
12
13:41
13:48
18
14:06
14:07
8
14:15
44
14:59
46
15:45
15:46
47
16:33
16:36
20
16:56
16:57
7
17:37
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2022年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
まだ営業開始前のスキー場リフト前駐車場に駐車。
親水公園の登山ポストはトイレの建物が冬季閉鎖で出すことが出来なかった。
コース状況/
危険箇所等
まだ根雪が無くハマるところでは深くまでハマるし浅いところでは下の石や木の根に当たるので結構歩きにくくいずれにしても時間がかかる。
根雪になるまでは時間に十分ゆとりを持って入りたい。
営業開始は来週とかで、まだ無料で入れるリフト前駐車場の中段に駐車。
2022年12月20日 08:00撮影 by  iPhone 12, Apple
3
12/20 8:00
営業開始は来週とかで、まだ無料で入れるリフト前駐車場の中段に駐車。
轍があるけどスキー場関係かなと思ってたら登山口の親水公園に1台。
2022年12月20日 08:22撮影 by  iPhone 12, Apple
12/20 8:22
轍があるけどスキー場関係かなと思ってたら登山口の親水公園に1台。
親水公園の車の方と思われる踏み跡の幅が広くて強い人だなと思いながら28回だかジグザグに登ってきた曲がり坂ようやく終了。
2022年12月20日 09:38撮影 by  iPhone 12, Apple
12/20 9:38
親水公園の車の方と思われる踏み跡の幅が広くて強い人だなと思いながら28回だかジグザグに登ってきた曲がり坂ようやく終了。
地蔵堂にはこの先に滑りやすい鉄階段有りって書いてある。
スノーシュー使いたくて来たが、この階段のためにそこまではアイゼンで。
2022年12月20日 09:45撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/20 9:45
地蔵堂にはこの先に滑りやすい鉄階段有りって書いてある。
スノーシュー使いたくて来たが、この階段のためにそこまではアイゼンで。
地蔵堂過ぎたところでいきなり先行の方の踏み跡が左の植林の中に。
これはとうろう岩尾根だろうか。
歩幅からも感じてたけどやはり強い方だった。
2022年12月20日 09:49撮影 by  iPhone 12, Apple
3
12/20 9:49
地蔵堂過ぎたところでいきなり先行の方の踏み跡が左の植林の中に。
これはとうろう岩尾根だろうか。
歩幅からも感じてたけどやはり強い方だった。
風の関係か階段手前から吹き溜まりになってしまい、トレースも分からずアイゼンでは時に腿までのラッセルになってびっくり。
2022年12月20日 10:04撮影 by  iPhone 12, Apple
2
12/20 10:04
風の関係か階段手前から吹き溜まりになってしまい、トレースも分からずアイゼンでは時に腿までのラッセルになってびっくり。
階段。
段はまったく見えないけど踏み込むと当たるのでそれを探りながらにはやはりスノーシューでは面倒だったと思うので、ここまでアイゼンで正解。
2022年12月20日 10:11撮影 by  iPhone 12, Apple
2
12/20 10:11
階段。
段はまったく見えないけど踏み込むと当たるのでそれを探りながらにはやはりスノーシューでは面倒だったと思うので、ここまでアイゼンで正解。
階段上り終えたところで早々にスノーシューに履き替え。
2022年12月20日 10:21撮影 by  iPhone 12, Apple
4
12/20 10:21
階段上り終えたところで早々にスノーシューに履き替え。
土日に人は入ったようだけど、日月でだいぶ降ったのかトレース痕は微かに分かるか時々まったく分からないところもあり。
スノーシューでも常時膝くらいまでのラッセルが氷ノ山越直下まで続いて疲れた上に予定よりだいぶ時間食ってしまった。
2022年12月20日 10:24撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/20 10:24
土日に人は入ったようだけど、日月でだいぶ降ったのかトレース痕は微かに分かるか時々まったく分からないところもあり。
スノーシューでも常時膝くらいまでのラッセルが氷ノ山越直下まで続いて疲れた上に予定よりだいぶ時間食ってしまった。
微かに分かるトレース痕が三方に。
さてどれを辿ったものか。
2022年12月20日 10:44撮影 by  iPhone 12, Apple
12/20 10:44
微かに分かるトレース痕が三方に。
さてどれを辿ったものか。
いつ来ても分からないとうろう岩。
おそらく今あちらを登っている方がおられると思うと何か色が見えないか探してしまった。
2022年12月20日 11:09撮影 by  iPhone 12, Apple
12/20 11:09
いつ来ても分からないとうろう岩。
おそらく今あちらを登っている方がおられると思うと何か色が見えないか探してしまった。
これもやはり風の関係か、だいぶ上部まで上がってくるとやっとトレースがはっきり分かるように。
この感じだと何人もの方が通ったと思われ、ラッセル続けてきていきなり実は数日前にはだいぶ人が通ったと分かってびっくり。
2022年12月20日 11:35撮影 by  iPhone 12, Apple
3
12/20 11:35
これもやはり風の関係か、だいぶ上部まで上がってくるとやっとトレースがはっきり分かるように。
この感じだと何人もの方が通ったと思われ、ラッセル続けてきていきなり実は数日前にはだいぶ人が通ったと分かってびっくり。
やっと見えた氷ノ山越避難小屋。
途中ゆっくり食べれそうな場所も無かったので腹減ったまま登ってきてしまったからここで飯。
2022年12月20日 12:00撮影 by  iPhone 12, Apple
2
12/20 12:00
やっと見えた氷ノ山越避難小屋。
途中ゆっくり食べれそうな場所も無かったので腹減ったまま登ってきてしまったからここで飯。
鳥取県側からはしっかりトレースがあって、だいぶ時間押してしまった身としては一安心。
2022年12月20日 12:01撮影 by  iPhone 12, Apple
2
12/20 12:01
鳥取県側からはしっかりトレースがあって、だいぶ時間押してしまった身としては一安心。
飯食べて少し元気回復して再スタート。
やはり葉を落としたブナの霧氷姿はモンスターに比べて繊細に感じる。
2022年12月20日 12:41撮影 by  iPhone 12, Apple
2
12/20 12:41
飯食べて少し元気回復して再スタート。
やはり葉を落としたブナの霧氷姿はモンスターに比べて繊細に感じる。
このブナ林の霧氷は氷ノ山で一番好きな光景かも。
2022年12月20日 12:54撮影 by  iPhone 12, Apple
5
12/20 12:54
このブナ林の霧氷は氷ノ山で一番好きな光景かも。
ブナ林過ぎたらマンモスのような長い牙のあるモンスターの子供発見。
2022年12月20日 13:24撮影 by  iPhone 12, Apple
2
12/20 13:24
ブナ林過ぎたらマンモスのような長い牙のあるモンスターの子供発見。
この日も見通しはまったく無いが先週に比べて風は弱いし気温も少し高めで楽。
2022年12月20日 13:25撮影 by  iPhone 12, Apple
2
12/20 13:25
この日も見通しはまったく無いが先週に比べて風は弱いし気温も少し高めで楽。
仙谷分岐にはさすがにトレース無し。
2022年12月20日 13:29撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/20 13:29
仙谷分岐にはさすがにトレース無し。
先週に続き今回もモノクロのこしき岩。
2022年12月20日 13:34撮影 by  iPhone 12, Apple
3
12/20 13:34
先週に続き今回もモノクロのこしき岩。
氷ノ山への稜線を歩いてたらなぜか左から上がってきたとおぼしきトレースが合流。
こんな所に道は無かったはずと思いながら考えたら、踏み跡は新しいからもしかすると自分に先行して地蔵堂過ぎたところで左に、とうろう岩尾根に向かったと思われる方が山頂への直登が雪庇か何かで危なくてこちらにトラバース気味に上がってこられたのかと想像。
ただそのあと山頂避難小屋でもそれらしき方はおられなかったし、少なくとも東尾根方向への踏み跡も無かったから、自分がゆっくり上がってくる間にすでに山頂にも行ってピストンでここから下って行かれた後だったのかも。
そうだとするとほんと強い方だ。
2022年12月20日 13:43撮影 by  iPhone 12, Apple
3
12/20 13:43
氷ノ山への稜線を歩いてたらなぜか左から上がってきたとおぼしきトレースが合流。
こんな所に道は無かったはずと思いながら考えたら、踏み跡は新しいからもしかすると自分に先行して地蔵堂過ぎたところで左に、とうろう岩尾根に向かったと思われる方が山頂への直登が雪庇か何かで危なくてこちらにトラバース気味に上がってこられたのかと想像。
ただそのあと山頂避難小屋でもそれらしき方はおられなかったし、少なくとも東尾根方向への踏み跡も無かったから、自分がゆっくり上がってくる間にすでに山頂にも行ってピストンでここから下って行かれた後だったのかも。
そうだとするとほんと強い方だ。
最後の上りでやっとボンヤリ見えてきた頂上避難小屋。
2022年12月20日 14:01撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/20 14:01
最後の上りでやっとボンヤリ見えてきた頂上避難小屋。
先週より育って厳しい感じが出てきたエビの尻尾。
2022年12月20日 14:05撮影 by  iPhone 12, Apple
2
12/20 14:05
先週より育って厳しい感じが出てきたエビの尻尾。
もう時間も無かったし、氷ノ山越避難小屋で飯も食べたので素通りのつもりが、戸が少し開いてたので万が一人がいないのに開いてたらと思って声かけたら中には2人の方が。
上り最後に2人下ってこられる方とすれ違ったし、おそらくとうろう岩尾根に行かれた方と自分含めたらこの日氷ノ山の北側は少なくとも6人は入ったと思う。
2022年12月20日 14:05撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/20 14:05
もう時間も無かったし、氷ノ山越避難小屋で飯も食べたので素通りのつもりが、戸が少し開いてたので万が一人がいないのに開いてたらと思って声かけたら中には2人の方が。
上り最後に2人下ってこられる方とすれ違ったし、おそらくとうろう岩尾根に行かれた方と自分含めたらこの日氷ノ山の北側は少なくとも6人は入ったと思う。
まさかのトレース無し。
このルートも代表的一般ルートなのでまさかトレースが無いなんて思ってもいなかった。
親水公園からの上りでもラッセルになって時間食ってるのでどうしようか迷ったが、おそらくトレース無くても迷うことはないだろうと進むことに。
2022年12月20日 14:08撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/20 14:08
まさかのトレース無し。
このルートも代表的一般ルートなのでまさかトレースが無いなんて思ってもいなかった。
親水公園からの上りでもラッセルになって時間食ってるのでどうしようか迷ったが、おそらくトレース無くても迷うことはないだろうと進むことに。
こちらもやはりスノーシュー履いてても膝下くらいまで潜ってしまう。
下りていけばそのうち雪も浅くトレースも出てくるとは思うもののやはり時間が気になってくる。
しかしこの時点ではまだ16時くらいに東尾根避難小屋着いて飯食べようなどと楽観的に考えてた。
2022年12月20日 14:09撮影 by  iPhone 12, Apple
2
12/20 14:09
こちらもやはりスノーシュー履いてても膝下くらいまで潜ってしまう。
下りていけばそのうち雪も浅くトレースも出てくるとは思うもののやはり時間が気になってくる。
しかしこの時点ではまだ16時くらいに東尾根避難小屋着いて飯食べようなどと楽観的に考えてた。
みたらし団子にしか見えない。
2022年12月20日 14:17撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/20 14:17
みたらし団子にしか見えない。
昼過ぎには西から天気回復するような話だったのにいつまで経っても同じ。
やはり上の方は雲の中なのか。
2022年12月20日 14:19撮影 by  iPhone 12, Apple
2
12/20 14:19
昼過ぎには西から天気回復するような話だったのにいつまで経っても同じ。
やはり上の方は雲の中なのか。
古千本杉。
ここでは杉がモンスターになるわけだが、ボッテリしていてやはり繊細なブナの霧氷姿の方が好きかも。
2022年12月20日 14:21撮影 by  iPhone 12, Apple
12/20 14:21
古千本杉。
ここでは杉がモンスターになるわけだが、ボッテリしていてやはり繊細なブナの霧氷姿の方が好きかも。
見えないトレースを外れてしまったようでいきなり腰まで両足が落ちていく。
そして左足は先が枝か根っこの下に入ってしまったようで上げようとしてもまったく上がってこなくなってしまった。
ザックを外すことも出来ずにあがきまくって右足はなんとか救出。
トレースの無い状況と時間も考えて一瞬パニックになりかけたが、まずは右足の下を固めてこれ以上沈まないようにする。
左足を持ち上げようにも先は上げられないしましてや外すことなんて不可能。
スノーシューって後ろには進められない仕組みになってるから掘り起こす以外方法は無い。
しかし腰まで雪にハマってザックも下ろせず左足はまったく動かせず、掘り起こすってどうやればいいのかも分からない。
考えたあげく左手でスノーシューの後ろあたりを掘っていってスノーシューのテールを掴んで引きずり上げることに。
身体不自然にねじって必死に何度も雪をかき上げ、やっと掴んだのはヒールリフター。
こんなもの掴んだって雪の抵抗で本体は引っこ抜けないのが、場所は分かったので無理に身体ねじってもっと後ろを掘っていく。
もう腰もおかしくなりそうで半泣きになった頃についにテールを掴む。
一気に引き上げようにも身体が上手く固定出来ないので何度も勢いつけて引っ張ってやっと救出。
長く感じたが実際は10分くらいなのか。
この写真はそれからしばらく動けなくて放心した後立ち上がる前に撮ったものだが、左足は真下に埋まって見えない状態だった。
手袋テムレスでよかった。
2022年12月20日 14:35撮影 by  iPhone 12, Apple
5
12/20 14:35
見えないトレースを外れてしまったようでいきなり腰まで両足が落ちていく。
そして左足は先が枝か根っこの下に入ってしまったようで上げようとしてもまったく上がってこなくなってしまった。
ザックを外すことも出来ずにあがきまくって右足はなんとか救出。
トレースの無い状況と時間も考えて一瞬パニックになりかけたが、まずは右足の下を固めてこれ以上沈まないようにする。
左足を持ち上げようにも先は上げられないしましてや外すことなんて不可能。
スノーシューって後ろには進められない仕組みになってるから掘り起こす以外方法は無い。
しかし腰まで雪にハマってザックも下ろせず左足はまったく動かせず、掘り起こすってどうやればいいのかも分からない。
考えたあげく左手でスノーシューの後ろあたりを掘っていってスノーシューのテールを掴んで引きずり上げることに。
身体不自然にねじって必死に何度も雪をかき上げ、やっと掴んだのはヒールリフター。
こんなもの掴んだって雪の抵抗で本体は引っこ抜けないのが、場所は分かったので無理に身体ねじってもっと後ろを掘っていく。
もう腰もおかしくなりそうで半泣きになった頃についにテールを掴む。
一気に引き上げようにも身体が上手く固定出来ないので何度も勢いつけて引っ張ってやっと救出。
長く感じたが実際は10分くらいなのか。
この写真はそれからしばらく動けなくて放心した後立ち上がる前に撮ったものだが、左足は真下に埋まって見えない状態だった。
手袋テムレスでよかった。
トレースから外れてハマったこともあってもう怖くなってしまい、とにかく人の気配のあるところまで下りたくて急いで下ってきた神大ヒュッテ。
このあたりから明らかなトレース痕がずっと分かるようになってくる。
2022年12月20日 14:59撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/20 14:59
トレースから外れてハマったこともあってもう怖くなってしまい、とにかく人の気配のあるところまで下りたくて急いで下ってきた神大ヒュッテ。
このあたりから明らかなトレース痕がずっと分かるようになってくる。
水場。
雪が転がり落ちた跡なのか、それとも動物が水を飲みに来るのか。
2022年12月20日 15:34撮影 by  iPhone 12, Apple
12/20 15:34
水場。
雪が転がり落ちた跡なのか、それとも動物が水を飲みに来るのか。
なんか唐突に現れた細くクッキリした踏み跡。
柔らかく見えているおそらく数日前の人間のトレース痕とは何か違う。
2022年12月20日 15:43撮影 by  iPhone 12, Apple
12/20 15:43
なんか唐突に現れた細くクッキリした踏み跡。
柔らかく見えているおそらく数日前の人間のトレース痕とは何か違う。
やはり小動物だったようで人間のトレース痕とはまったく別に森の中に。
そういえば以前やはり雪の時にこのあたりでネズミみたいなのを見かけたことがある。
2022年12月20日 15:43撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/20 15:43
やはり小動物だったようで人間のトレース痕とはまったく別に森の中に。
そういえば以前やはり雪の時にこのあたりでネズミみたいなのを見かけたことがある。
今度は本当に人間のラッセル跡。
この日このルートを登ってきた人達がここで諦めた地点。
これでもう道は完全にハッキリしたとホッとした。
2022年12月20日 15:46撮影 by  iPhone 12, Apple
12/20 15:46
今度は本当に人間のラッセル跡。
この日このルートを登ってきた人達がここで諦めた地点。
これでもう道は完全にハッキリしたとホッとした。
稜線の隙間から見えたこれから下りていくスキー場。
こうして見るともうすぐそこなのに、あとどのくらいかかるかもう自信が無くなってた。
2022年12月20日 15:48撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/20 15:48
稜線の隙間から見えたこれから下りていくスキー場。
こうして見るともうすぐそこなのに、あとどのくらいかかるかもう自信が無くなってた。
履き替える時間が惜しくてここまでスノーシューで下りてきてしまったが、さすがにもう厳しいのでアイゼンに。
この雪の状態なら普通ならつぼ足かと思ったが、ここまで来たらもう慎重を期そうとアイゼン着けることに。
2022年12月20日 16:28撮影 by  iPhone 12, Apple
1
12/20 16:28
履き替える時間が惜しくてここまでスノーシューで下りてきてしまったが、さすがにもう厳しいのでアイゼンに。
この雪の状態なら普通ならつぼ足かと思ったが、ここまで来たらもう慎重を期そうとアイゼン着けることに。
ほんとはここで2回目の飯にしたかったが、この時点ですでに16時半。
この季節、山の中は17時には暗くなってしまうし、そのあとスキー場から駐車場までも歩いて下りなければならないのでとても食べてる余裕なんて無し。
中をのぞくことも無く素通りで下りるのを急ぐ。
2022年12月20日 16:32撮影 by  iPhone 12, Apple
2
12/20 16:32
ほんとはここで2回目の飯にしたかったが、この時点ですでに16時半。
この季節、山の中は17時には暗くなってしまうし、そのあとスキー場から駐車場までも歩いて下りなければならないのでとても食べてる余裕なんて無し。
中をのぞくことも無く素通りで下りるのを急ぐ。
ついに東尾根登山口まで下りてくる。
途中16時に東尾根避難小屋で飯が無理となってもなんとか17時までに登山口まで下りれればそのあたりにある炊事棟で飯食べれるかななどとも考えてたが、写真ではiPhoneが勝手に補正して明るいが実際はもう夕暮れ。
駐車場まであと1時間かかるかもと思うとここで食べてる余裕も無し。
2022年12月20日 16:55撮影 by  iPhone 12, Apple
3
12/20 16:55
ついに東尾根登山口まで下りてくる。
途中16時に東尾根避難小屋で飯が無理となってもなんとか17時までに登山口まで下りれればそのあたりにある炊事棟で飯食べれるかななどとも考えてたが、写真ではiPhoneが勝手に補正して明るいが実際はもう夕暮れ。
駐車場まであと1時間かかるかもと思うとここで食べてる余裕も無し。
営業開始直前の夕暮れ、誰もいないスキー場。
2022年12月20日 17:02撮影 by  iPhone 12, Apple
12/20 17:02
営業開始直前の夕暮れ、誰もいないスキー場。
スキー場滑走面の中にはっきりした踏み跡があったのでまだ営業開始前だしと思って通らせてもらった。
おかげで林道回るよりだいぶ早く下りることが出来た。
この滑走面の雪はまだあまり深くなく、せいぜい2〜30センチか。
そこらじゅう下草ものぞいてる状態だったので営業開始出来ないのも納得。
2022年12月20日 17:08撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/20 17:08
スキー場滑走面の中にはっきりした踏み跡があったのでまだ営業開始前だしと思って通らせてもらった。
おかげで林道回るよりだいぶ早く下りることが出来た。
この滑走面の雪はまだあまり深くなく、せいぜい2〜30センチか。
そこらじゅう下草ものぞいてる状態だったので営業開始出来ないのも納得。
最後はヘッ電点けて車にたどり着いたのが17時半くらいか。
もう疲れてしまって、まだ開業作業中の人達の車が数台駐まってるだけで誰もいないこの場所でお湯沸かして飯食べてから帰った。
2022年12月20日 17:38撮影 by  iPhone 12, Apple
5
12/20 17:38
最後はヘッ電点けて車にたどり着いたのが17時半くらいか。
もう疲れてしまって、まだ開業作業中の人達の車が数台駐まってるだけで誰もいないこの場所でお湯沸かして飯食べてから帰った。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 ザック アイゼン スノーシュー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック

感想

先週氷ノ山に登った後、また寒波が来て日本海側は一降りあったとのことなのでもう一度違うコースで氷ノ山周回に。
以前も雪の季節にこの逆回りで来たことがあったが、その時は東尾根の方は人沢山でトレースはっきり、その後氷ノ山越えからの下りもトレース痕ははっきり分かる状態の上途中で山頂小屋泊まりだという方とすれ違い、その後は踏み跡クッキリでほとんどラッセルらしきこともせずに済んだ。
なので今回も少なくとも東尾根にはトレースあるだろうなと楽観的に計画。
ところが予想は完全に外れ、親水公園からの上りでは最初は先行の踏み跡があったものの、一番吹溜まる区間はうっすらトレース痕が分かるか分からないところもあって、スノーシュー履いててもずっと膝前後のラッセル。
スノーシューが雪の中から浮き上がってこないために前に進むのにもろに抵抗受けてこの上りだけで疲れてしまった。
それでも氷ノ山越えまで来ると鳥取側から何人かの通ったトレースがあり、ここから先はもう楽なはずと安心してゆっくり飯にしてから山頂に。
まあ時間も押してるし飯も氷ノ山越えで食べたからと山頂避難小屋では休まず東尾根への道に入ったらまさかまさかのトレース無し。
踏み込んでみれば膝上くらいまで潜る。
それでも道はだいたい分かるし、古生沼あたりは緩い下りで楽なので、この部分は吹溜まっていてもその先まで下りてしまえばおそらくトレース痕も分かるようになるだろうと自分を励まして突入。
しかししばらく行ってこれはトレースの上を少し外したなと進路修正しているところに事件は起こる。
いきなり両足とも腰くらいまでストンと落ちていく。
一瞬焦りで時間をスローモーションのように感じ、左足先が何かの下にすっぽり入ってしまうのも感じたがどうしようもなかった。
状況は写真に書いたが、とにかく冷静を保つためによく考えた。
ザックが浮力や抵抗になってくれてるかもしれないから外さない方が良いかもしれない。
とにかくまだ自分で動かせる右足をこれ以上沈まないうちになんとか引き抜くためにはザックに寄りかかり反り返るしかない。
なんとか引っこ抜いた右足はまた沈まず左足を抜くための足場にするためにも下をよく踏み固める。
左足は先が枝か根っこみたいなものにスリッパ履くようにすっぽり入ってしまってるから後ろに引っ張り出すしかない。
スノーシューは後ろに進むようには出来てないから履いてる左足いくら後ろにやっても上がっては来ない。
左手でテールを掴んで引っこ抜くしかない。
とにかく腰捻って左手をテール当たりに突っ込んで雪を掻き出していくしかない。
スキーはこういう時自動的に外れるようになってるそうだが、スノーシューは外れないように出来てるので一番小さい22インチでもこんなに大変とは思ってもいなかったし、雪も降ったばかりのパウダーでサラサラに崩れるので足場固めるのも左手で掘るのも簡単ではなかった。
自分では2〜30分近く感じた時間も後でチェックすればなんと10分。
まだ根雪も無く積雪量も1メートルくらいというこの時期だからの事件だったし、クリア出来たのもまあ運がよかったというのが一番だろうが、パニックにならずに冷静に対処出来た自分を褒めてやりたい。

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コメント

こんにちは

去年の年末に武奈ヶ岳でご一緒した者です
もう楽しそうな雪の山行されてますね
氷ノ山行きたいと思っていたので参考にさせて頂きます
また何処かでご一緒したらまたラッセルしましょう
2022/12/22 21:37
kazu-miさん
kazu-miさん、ありがとうございます、お久しぶりです。
そうそう、あの時は自分もワカンしか持ってなくて御殿山から武奈までのラッセル躊躇してしまったのもあってしばらくしてついにスノーシュー買い、それ以降雪のあるところ目指して飛び回ってます。
関西では氷ノ山、武奈ヶ岳、大峰あたりが最も雪が多くて楽しめると思いますが、中でも氷ノ山はたいてい一番早く積もりますし、逆に大峰はつい最近冬眠し損なった熊に襲われた人が亡くなっていてちょっと躊躇してしまうところもありで、まずは氷ノ山に。
もうしばらくすれば武奈ヶ岳もラッセル楽しめるくらいになると思いますので、その頃には自分もまた何度かは通いたいものと。
こちらこそ、またお会いしましたらよろしくお願いします。
2022/12/22 22:32
takuro_nさん

僕も去年はアイゼンだけでしたがワカン 買ったので雪を楽しみたいです
2022/12/22 22:50
kazu-miさん、新しい道具手に入れるとテンション上がりますよね。
この冬も去年に続いて結構雪降りそうですので、アイゼンだけに比べてワカンがあれば行きたくなるところ倍増かと思います。
是非気を付けて楽しまれてください。
2022/12/22 23:17
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この記録に関連する登山ルート

ハイキング 氷ノ山 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 氷ノ山 [日帰り]
国際スキー場から氷ノ山周回
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

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