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Yamareco

記録ID: 501858
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

カムイエクウチカウシ山

2014年08月30日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:52
距離
21.4km
登り
1,648m
下り
1,896m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:47
休憩
1:05
合計
8:52
7:21
173
スタート地点
14:29
14:36
97
16:13
ゴール地点
札内川ヒュッテ5:11→6:00七の沢出合6:10→10:14カムイエクウチカウシ山11:14→15:40七の沢出合15:50→16:15札内川ヒュッテ
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
札内川ヒュッテから七の沢出合までは自転車(MTB)を使用。
コース状況/
危険箇所等
^貳姪仍各擦任呂覆い里派玄盈爐漏無。
1000m三股までは沢歩きですが、八の沢出合いまでは河畔林の踏み跡が大半、その先1000m三股までは河原歩きが多くなり、巻き道には赤テープを頼りに進みますが、大雨後は沢の流れが変わるので、川の流れや地形を観察しながら効率的なルートを選択します。
1000m三股からカールまでは何本かの急な小沢地形を左に左に渡り歩きながら進むイメージですが、特に最初の涸れた小沢地形がY字になるところでは直進して迷う方が多いようです。また、がれ沢では落石事故が多いようで昨日も手を骨折する事故があったとのこと。
ぅールから先では、稜線上の岩場での細尾根の通過やへつりに注意。ハイマツはそれほど濃くありません。
日の出の5時少し前の札内川ヒュッテ前の駐車場。
すでに10数台の車。その中に職場の同僚二人と知り合いのHIRO2525さんの姿が。HIROさんとはこの2年間で4回目。お互い北海道100名山を目指す同志とはいえ本当に縁があります。
2014年08月30日 04:44撮影 by  DSC-WX1, SONY
8/30 4:44
日の出の5時少し前の札内川ヒュッテ前の駐車場。
すでに10数台の車。その中に職場の同僚二人と知り合いのHIRO2525さんの姿が。HIROさんとはこの2年間で4回目。お互い北海道100名山を目指す同志とはいえ本当に縁があります。
七の沢出合までは同僚2人と共に自転車で時短。私はMTBですが2人は折り畳み式の小径車なのでちょっと辛そう。
2014年08月30日 05:22撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 5:22
七の沢出合までは同僚2人と共に自転車で時短。私はMTBですが2人は折り畳み式の小径車なのでちょっと辛そう。
林道は3か所ほど崩壊との情報でしたが、工事中で難なく通過できました。本当はヒュッテから先は徒歩も含め通行止めですが、帰路工事関係者にお会いしましたがお咎めはなかったです。ただこの後、事故などがあると状況は変わるのでしょうが・・・
2014年08月30日 05:46撮影 by  DSC-WX1, SONY
8/30 5:46
林道は3か所ほど崩壊との情報でしたが、工事中で難なく通過できました。本当はヒュッテから先は徒歩も含め通行止めですが、帰路工事関係者にお会いしましたがお咎めはなかったです。ただこの後、事故などがあると状況は変わるのでしょうが・・・
七の沢出合い。同僚2人が到着するのを待ち、日帰りの私は先行します。ちなみに私達以外にも7,8台デポしてありました。徒歩より確実に30分(往復1時間)くらい短縮になるでしょう。
2014年08月30日 05:56撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 5:56
七の沢出合い。同僚2人が到着するのを待ち、日帰りの私は先行します。ちなみに私達以外にも7,8台デポしてありました。徒歩より確実に30分(往復1時間)くらい短縮になるでしょう。
八の沢出合までの前半は右岸の河畔林が中心。
2014年08月30日 06:27撮影 by  DSC-WX1, SONY
8/30 6:27
八の沢出合までの前半は右岸の河畔林が中心。
後半は左岸の河畔林歩きが主体ですが、一部で笹被りが濃いところもあります。
2014年08月30日 06:37撮影 by  DSC-WX1, SONY
8/30 6:37
後半は左岸の河畔林歩きが主体ですが、一部で笹被りが濃いところもあります。
八の沢出合のテン場には5,6張。昨日登頂した道外の方が1000M三股から先のルートを10分位かけて丁寧に講習してくれました。ありがとうございました。
2014年08月30日 07:04撮影 by  DSC-WX1, SONY
8/30 7:04
八の沢出合のテン場には5,6張。昨日登頂した道外の方が1000M三股から先のルートを10分位かけて丁寧に講習してくれました。ありがとうございました。
倒木で荒れ放題の八の沢。巻き道をうまく探しながら進みますが、大雨により効率的なルートは変わるので、あまり固執するより自分なりに歩きやすいルートを模索した方が速いと思います。
2014年08月30日 07:38撮影 by  DSC-WX1, SONY
8/30 7:38
倒木で荒れ放題の八の沢。巻き道をうまく探しながら進みますが、大雨により効率的なルートは変わるので、あまり固執するより自分なりに歩きやすいルートを模索した方が速いと思います。
右岸側には沢屋さんが好きそうな魅力的な沢が何本も流れ込む。
2014年08月30日 07:28撮影 by  DSC-WX1, SONY
8/30 7:28
右岸側には沢屋さんが好きそうな魅力的な沢が何本も流れ込む。
八の沢カールを抱いたカムエクがだいぶ近くなってきました。
2014年08月30日 07:52撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 7:52
八の沢カールを抱いたカムエクがだいぶ近くなってきました。
1000M三股でウエーダーから登山口に履き替えます。
いよいよここからが核心部。
2014年08月30日 08:15撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 8:15
1000M三股でウエーダーから登山口に履き替えます。
いよいよここからが核心部。
1000M三股から来し方向を振り返る。正面の尖がった無名峰かっこいい。
2014年08月30日 08:25撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 8:25
1000M三股から来し方向を振り返る。正面の尖がった無名峰かっこいい。
最初の涸れ沢を進むと間違えやすいY字箇所。ここは左手です。直進してやがて進めなくなり戻る方が結構いるようです。
2014年08月30日 08:31撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 8:31
最初の涸れ沢を進むと間違えやすいY字箇所。ここは左手です。直進してやがて進めなくなり戻る方が結構いるようです。
いくつもの魅力的な滝が連続する。とっても涼やか
2014年08月30日 08:36撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 8:36
いくつもの魅力的な滝が連続する。とっても涼やか
八の沢カールまでの最後の沢筋。上部にカールからの流れ込みの窪みが確認できる。
2014年08月30日 08:56撮影 by  DSC-WX1, SONY
8/30 8:56
八の沢カールまでの最後の沢筋。上部にカールからの流れ込みの窪みが確認できる。
カール手前から八の沢全景を俯瞰。
2014年08月30日 09:09撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 9:09
カール手前から八の沢全景を俯瞰。
1000M三股からの難所をクリアーして八の沢カールに到着。熊がいないか探しますが何処かで昼寝しているようです。
今日は全般的に糞や掘り返しなど主の気配は無くラッキーでした。
2014年08月30日 09:17撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 9:17
1000M三股からの難所をクリアーして八の沢カールに到着。熊がいないか探しますが何処かで昼寝しているようです。
今日は全般的に糞や掘り返しなど主の気配は無くラッキーでした。
福岡大の3君の慰霊碑に合掌。約70年前の1945年の事故ですが、今でこそ登山ブームでたくさんの人がやって来るカールも当時は少数の精鋭のみが達することが出来る特別な場所だったんでしょう。
2014年08月30日 09:18撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 9:18
福岡大の3君の慰霊碑に合掌。約70年前の1945年の事故ですが、今でこそ登山ブームでたくさんの人がやって来るカールも当時は少数の精鋭のみが達することが出来る特別な場所だったんでしょう。
稜線までのルート上からカールを抱いたカムエク。
2014年08月30日 09:28撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 9:28
稜線までのルート上からカールを抱いたカムエク。
稜線に上がると360度の絶景。背後は通称ピラミッド峰。
2014年08月30日 09:36撮影 by  DSC-WX1, SONY
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稜線に上がると360度の絶景。背後は通称ピラミッド峰。
カムエクまで日高山脈の主稜線をもう一歩き
2014年08月30日 09:43撮影 by  DSC-WX1, SONY
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カムエクまで日高山脈の主稜線をもう一歩き
ナイフリッジや岩のへつりなどがあり慎重に通過
2014年08月30日 09:59撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 9:59
ナイフリッジや岩のへつりなどがあり慎重に通過
山頂手前はお花畑ルート。
2014年08月30日 10:05撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 10:05
山頂手前はお花畑ルート。
日高山脈主稜線ほぼ中央に鎮座する盟主カムエクの山頂。先客の夫婦、後から登って来た200名山を目指す茨城の方、トレラン風の千歳の若いお2人と情報交換しながら1時間ほど楽しく過ごしました。
2014年08月30日 10:31撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 10:31
日高山脈主稜線ほぼ中央に鎮座する盟主カムエクの山頂。先客の夫婦、後から登って来た200名山を目指す茨城の方、トレラン風の千歳の若いお2人と情報交換しながら1時間ほど楽しく過ごしました。
最近設置された山頂標。山名のアイヌ語に合わせカムイ・エクウチ・カウシと3色になってます。(熊(神)・転げ落ちる・山)
2014年08月30日 10:31撮影 by  DSC-WX1, SONY
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最近設置された山頂標。山名のアイヌ語に合わせカムイ・エクウチ・カウシと3色になってます。(熊(神)・転げ落ちる・山)
最高の天気に恵まれ360度の眺望。主稜線北側は1903、1917と続く主稜線のはるか向こうに最高峰・幌尻岳
2014年08月30日 10:22撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 10:22
最高の天気に恵まれ360度の眺望。主稜線北側は1903、1917と続く主稜線のはるか向こうに最高峰・幌尻岳
主稜線の南方向。1823峰の向こうにひときわ飛び出た1839峰。
2014年08月30日 09:42撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 9:42
主稜線の南方向。1823峰の向こうにひときわ飛び出た1839峰。
1839峰をズーム。来年待ってろよ〜
2014年08月30日 10:30撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 10:30
1839峰をズーム。来年待ってろよ〜
1903P向こうに札内岳。今年行けるか?
2014年08月30日 10:23撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 10:23
1903P向こうに札内岳。今年行けるか?
イドンナップ方向
2014年08月30日 10:23撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 10:23
イドンナップ方向
とっても端正な通称ピラミッド峰
2014年08月30日 11:35撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 11:35
とっても端正な通称ピラミッド峰
コイボクカール。
2014年08月30日 11:05撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 11:05
コイボクカール。
稜線から八の沢カールを見下ろす。
2014年08月30日 11:03撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 11:03
稜線から八の沢カールを見下ろす。
帰路は八の沢カールにテン泊の同僚と再会し、しばし情報交換。熊が現れなければいいのですが…
帰路は滑落や落石に注意しながらゆっくり目で下山。
七の沢からデポした自転車で快適に林道を下り約11時間の長旅は無事終了。
2014年08月30日 15:42撮影 by  DSC-WX1, SONY
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8/30 15:42
帰路は八の沢カールにテン泊の同僚と再会し、しばし情報交換。熊が現れなければいいのですが…
帰路は滑落や落石に注意しながらゆっくり目で下山。
七の沢からデポした自転車で快適に林道を下り約11時間の長旅は無事終了。
撮影機器:

感想

8月に入ってから晴天のカムエクをずっと狙ってましたが、無情にも振られ続け、ようやくその日がやって来ました。一般的には1,2泊の山行が多いですが、まだ日も13時間ほどあり自転車で時短すれば十分日帰りは可能と決行しました。
結果は予報通りの晴天で山頂からは日高の山々がくっきりと一望でき、はるか遠くまで続く山々の連なり、重なりが印象的でした。

懸念される沢の増水、道迷い、熊は何れも問題なく大きなトラブルなく無事登頂が果たせましたが、一線を画す難度の山である印象を受けました。山頂で一緒になった200名山制覇真近の本州客の方も200名山最難関とおっしゃってました。
自転車を使用したため距離的にはそうでもなかったですが、沢のごろた石や岩場歩きは一般道とは違ったダメージがありました。

見てよし登って良しのカムエクですが次回は北側からカムエクの姿を眺めてみたいものです。

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コメント

ありがとうございます!
またまたお会いできて嬉しいです!笑 ほんと最高の天気で登れてよかったです!話をきいていたのに三股上のY字を見事に右に行きロストしました。笑 しかしタカさんほんと早いですね〜凄すぎです! 今度はどこでお会いできますかね〜笑
2014/9/2 0:43
REありがとうございます!
HIROさん。Y字の僕の説明が悪かったのかも。何はともあれ素晴らしいご来光でしたね。カムエク最高すっ!今度はエサオマンから縦走とかいいですね。場所はわかりませんが絶対また会える予感プンプンします。笑
2014/9/2 18:32
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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