富士山 須走口から
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- GPS
- --:--
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,845m
- 下り
- 1,833m
天候 | 1日目 曇り 2日目 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | スパッツを持っていかなかったのは痛かった |
感想
たぶん今年、僕の力量で富士山を登れるのはこれが最後だろうと、いろんな仕事のスケジュールを無理やりずらして富士登山。
一昨年は富士宮、去年は御殿場口(途中で下山)と来ていたので、今年は須走口から登ることにしました。
高山病にならないようしっかり睡眠はとろうと思っていたのですが、残念ながら前日に終わらせなければならない仕事がなかなか片付かず、3時間しか睡眠とれず。
JRで新松田へ9:30に新松田を出発するバスに乗りこみます。
ぶっちゃけ富士急バスの運ちゃん横柄です。
10:40須走口到着。
ちゃんと高度順応してから登ろうとうどんを食べてストレッチしていざ出発。
うどんとバスで小銭を使い万札しかなかったので富士保全協力金は帰りに払うことにしました。
今まで森のない登山口から登ったことしかなかったので、樹林帯の続く須走口は新鮮でした。花もところどころに咲いていて、楽しい登山道です。
概ね霧がかかって遠くの景色はあまり楽しめなかったので須走ルートを選んで正解でした。
さて、山小屋に泊まるのは今回が2回目。夜は見晴館に泊まったのですが、そこで同郷の方に会い富士山の7合目で思いもよらない地元トークに花が咲きました。
前日3時間しか寝ていなかった僕は食事が済み、布団を割り当てられたら即就寝、その後熟睡。
実はこれがあまりよくなかった。
2日目完全に高山病です。軽い頭痛がし始めました。それでも深呼吸すれば痛みは引いたので、4時ごろ頂上に向けて出発します。
こんな時間に3200m以上の場所にいるのは生まれて初めてです。とにかく寒い!
寒さと頭痛と足の疲れでなんだかよくわからなくなってきたのですが、朝焼けの美しさにその苦痛は吹っ飛んでいきました。
5:12 後来光を目の当たりにしたときはもう、なんで涙が出てるのかわからないまま泣いていました。これは一生に一度でも見ることが出来た良かったと思います。写真や映像ではわからない感動がありました。
さて、まだまだ頂上は先なのですが、やはり頭痛がどんどんきつくなっていきます。何とか止めないで進めていた歩みも止まりがちになっていました。このままでは高山病がひどくなる頂上についたらすぐに引き返そうとおもっていました。
6:30富士山頂上に到着。
結論から言うとお鉢めぐっちゃいました。
頂上について平坦な道を歩くと頭痛もおさまっちゃうんですもの。
お鉢はめぐってみないとわからない景色がたくさんあって面白かったです。
お鉢めぐりも御来光同様一生に一度やってみる価値のあるものですね。
ただここでした無理のツケは下山時に訪れます。
今まで2回御殿場の大砂走りを経験しましたが、今回は初の須走砂走り。
これが大砂走りのように砂が深くないのでうまくいきません。
砂の浅いところや大きな石に足が躓くとその振動が脳に響いてイテー!!
さらに未明あんなに寒かったのに暑い暑い!
3リットルほど持ってきていた水も尽き、休み休み下った結果、普通の人が3時間で下る道を4時間半かけて下山。
しみじみと感じました、無理はいけませんね。
最後は富士保全協力金を払い。バスで帰りました(やっぱり帰りのバスでも運ちゃん横柄でした。おじさんが怒ってました)。
痛い、寒い、眠い、熱い、いろんな苦しみも、あの御来光とお鉢を見るための対価だと思えば納得がいくほど美しいものでした。
また登りたい度 ☆☆☆☆(でもあと10年ぐらいは登らなくてもいいと感じた)
きつかった度 ☆☆☆☆☆
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