夏から秋へ涸沢テント2泊でのんびり奥穂高岳へ

2014年09月02日(火) ~ 2014年09月04日(木)

• GPS: 56:00
• 距離: 34.1km
• 登り: 1,709m
• 下り: 1,704m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:40
• 休憩: 0:50
• 合計: 6:30

7:30 スタート地点
7:40 7:40 河童橋
8:30 8:30 明神
9:30 9:40 徳沢
10:30 11:00 横尾
12:00 12:10 本谷橋
14:00 涸沢テント場

2日目

• 山行: 5:10
• 休憩: 1:00
• 合計: 6:10

6:00 涸沢テント場
7:10 7:10 ザイテングラート取り付き
8:10 8:20 穂高岳山荘
9:10 9:30 奥穂高岳
10:00 10:30 穂高岳山荘
12:10 涸沢テント場

3日目

• 山行: 4:50
• 休憩: 0:30
• 合計: 5:20

6:50 涸沢テント場
8:20 8:30 本谷橋
9:20 9:20 横尾
10:20 10:40 徳沢
11:20 11:20 明神
12:10 上高地バスターミナル

天候

1日目快晴2日目晴れのち曇り3日目曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

平湯あかんだな駐車場から上高地へアルピコ交通の定期バスで入山

コース状況／危険箇所等

1日目：上高地から明神、徳沢、横尾はハイキング気分で。横尾大橋を渡り登山道へ入ります。本谷橋までは傾斜も緩く屏風岩を眺めながらの登山道です。本谷橋以降は登山道らしくなりますが危険個所もなく涸沢まで快適に進めます。
2日目：涸沢からパノラマコースで夏から秋への移り変わりを楽しみながらザイテングラート取り付けまで一部残雪を横切りながらの登山道を進みます。ストックをしまっていよいよザイテングラートを三点支持で慎重に登っていきます。途中で県警のヘリコプターが目の前に！！隊員が降下し滑落者を担ぎ上げて救助活動です。年配のツアー客が滑落し足か肩を痛め救助要請したようです。眼前でのレスキユー作業に遭遇し気を引き締めての登山再会です。穂高岳山荘からは梯子、鎖がありますが特に問題なく乗り越えられます。振り返ると笠ヶ岳から双六、三俣蓮華、黒部五郎に鷲羽、水晶その奥に薬師岳まで北アルプスが一望です。槍もガスの合い間から顔を覗かせてくれました。そして西穂高岳への分岐を過ぎ頂上です。ジャンダルムへの稜線がくっきり望めますが私達夫婦には無縁の領域です。頂上からは同じルートで涸沢に下山です。
3日目：涸沢から本谷橋、横尾、徳沢、明神、河童橋と問題なく下山できます。

その他周辺情報

下山後の平湯温泉は平湯の森がお薦めです。神の湯は道路の崩壊で現在通行止めです。
高山では甚五郎ラーメンがお薦めです。15時まではライスが無料で付いてきます。

写真

9/2 7:33

バスターミナルから出発します。

9/2 7:42

河童橋から奥穂高岳を見上げます。快晴です。

9/2 8:26

明神岳もクッキリです。

9/5 11:46

明神通過。

9/2 8:39

徳本峠分岐通過。

9/2 9:31

徳沢が見えてきました。

9/5 11:46

新村橋です。

9/2 10:32

横尾大橋にラーメン屋台？ではありません！！
珍しい軽自動車の消防自動車です。

9/2 10:57

横尾大橋を渡ります。

9/2 11:21

屏風岩を眺めながら登山が続きます。

9/2 11:58

ソバナでしょうか。

9/2 12:06

本谷橋を渡ります。

9/2 12:07

トリカブトです。

9/2 13:10

お猿さんがのんびり昼食を摂っています。逃げる気配なしでした。

9/2 13:13

涸沢が見えてきました。

9/2 13:50

フウロがひっそりと。

9/2 13:56

ここを右折しテント場へ。

9/2 14:03

涸沢のテント場到着。

9/2 15:33

我が家を完成させホッと一息です。

9/2 15:34

至福の時かな？

9/2 17:18

我が家の定番の酒の肴です。野菜たっぷりの日清焼そばに豪華なハムステーキを4枚！！

9/2 18:16

テント場も静かなものでした。

9/2 18:23

半月の照らされた涸沢が素敵です。

9/2 18:38

それではおやすみなさい。

9/3 5:08

朝から快晴の涸沢です。

9/3 5:54

パノラマコースで奥穂へスタート。
いつものように女房は空身です。

9/3 6:08

アオノツガザクラ。

9/3 6:11

ミヤマダイコンソウ。

9/3 6:20

イワツメグサ。

9/3 6:25

オンタデが色付き始めました。

9/3 6:26

タカネヤハズハハコ。

9/3 6:27

涸沢槍が牙をむいています。

9/3 6:31

まだまだお花畑ですよ。

9/3 6:31

前穂側にもびっしりのお花畑ですよ。

9/3 6:34

残雪を横切ります。その先には北穂がくっきり。

9/3 6:47

イワオトギリ？

9/3 6:49

ヨツバシオガマ。

9/3 6:49

涸沢槍の前は獅子岩です。

9/3 6:55

オンタデのお花畑・・・秋ですねえ。

9/3 7:06

振り向けば常念岳がオハヨウと挨拶してくれました。

9/3 7:12

いよいよザイテングラートのスタートです。

9/5 11:52

もうクタバッタ?

9/3 7:31

核心部を慎重に通過します。

9/3 7:34

クサリ場も慎重に。

9/3 7:40

ウサギギク。

9/3 7:46

ヘリの音が・・・

9/3 7:46

ヘリが近づきます。

9/3 7:48

ヘリから救助隊員が降りてきます。

9/3 7:49

滑落者を隊員が抱えて救出しました。
ツアー客が滑落し足か腰を打ちガイドが県警ヘリに救助要請したようです。

9/3 7:54

小屋まで20分。

9/3 8:07

イワギキョウ。

9/3 8:16

穂高岳山荘到着。
奥穂高岳山頂が手に取るように。

9/3 8:24

山荘裏から笠ヶ岳を撮影しました。

9/3 8:29

涸沢岳と山荘のテント場です。

9/5 11:43

最初の梯子を慎重に。
2段続きます。

9/3 8:46

トウヤクリンドウ。

9/3 8:55

北アルプス最深部、左から笠、双六、三俣蓮華、鷲羽、水晶、左奥が黒部五郎で一番奥には薬師岳。

9/3 9:02

山頂まで200m。

9/3 9:06

槍の穂先が一瞬！！

9/3 9:09

私達夫婦には無縁のジャンダルム。

9/3 9:16

奥穂高岳山頂です。
夫婦での百名山86座目登頂です。

9/3 9:29

我々のレベルではこちら側には入れない領域です。

9/3 9:54

イワツメグサ。

9/3 10:01

最後の梯子を慎重に。

9/3 10:04

振り返って見ると。

9/3 10:33

イワギキョウ。

9/3 10:50

アザミもまだまだ元気でした。

9/3 10:53

ウサギギク。

9/3 11:43

ハクサンイチゲ。

9/3 11:44

ハクサンイチゲのお花畑も最後の今年の見納め。

9/3 11:58

ウラジロナナカマドの花…ここはまだ夏。

9/3 12:37

ウラジロナナカマドの実…ここは秋の気配。

9/3 12:46

ヒュッテに戻りおなじみの生ビールにおでん。

9/3 12:51

極楽極楽！！

9/3 14:52

このヘリは救助でなく荷上げです…良かった。

9/4 6:53

テント撤収です。

9/4 7:07

ヒュッテともお別れ。

9/4 7:10

ガスっているのでパノラマは諦め同じルートで下山です。

9/4 7:10

涸沢ともお別れです。

9/4 7:26

ミヤマセンキョウ？

9/4 7:27

解りません。

9/4 8:02

秋ですねえ。

9/4 8:23

本谷橋まで戻りました。

9/4 8:38

オンタデ。

9/4 9:10

ゴゼンタチバナも秋の実を。

9/4 9:26

横尾山荘まで戻りました。

9/4 9:39

ヤマホタルブクロ。

9/4 9:46

カワラナデシコ？

9/4 10:43

サラシラシヨウマ。

9/4 11:26

明神通過。

9/4 12:08

河童橋とさようなら。

9/4 12:26

バスであかんだな駐車場へ戻ります。
お疲れ様でした。

撮影機器：

COOLPIX S210 ニコン

感想

shige138

8月は天候に恵まれず奥穂高岳の計画が実行できずにいましたが9月に入り2日3日とまずまずの天気予報となり2日早朝から高速を飛ばし平湯のあかんだな駐車場へ。6時50分のバスで上高地に入り7時30分頃から登山開始。河童橋は快晴で絶好の登山日和となりました。
涸沢に着いてもまずまずの天候でテントを張ってから持参のビールとワインで夕刻までのんびりと過ごしました。夕食後は涸沢ヒュッテで月を見ながら前穂から北穂の壮大な景色を満喫です。
翌朝も朝から晴天でアタックザックで気ままに奥穂高岳へ。
ザイテングラートでは県警のヘリの救助活動にまさかの遭遇となり気を引き締めて奥穂高岳山頂を目指しました。
山頂直下での景色は最高で笠ヶ岳から双六、三俣蓮華、黒部五郎に鷲羽に水晶そして奥には薬師岳までクッキリでした。それなのに近くの槍はガスの中でしたが一瞬、穂先を覗かせてくれました。
夏の高山植物も最後の力を絞って咲き誇り秋の花々へとバトンタッチです。ウラジロナナカマドの夏の花もあれば既に実を付けたナナカマドと季節は秋に向かっていました。
2日間の貴重な晴天に恵まれ夫婦での百名山も86座完登し無事に自宅へ戻ることができました。

コメント

peco1978

こんにちは！
はじめまして。
本谷橋〜涸沢の間ですれ違ってますね！

僕たちの下山後も大きく天気が崩れることもなく、無事の登頂おめでとうございます。
百名山86座はすごいですね
あと残り少し、ご安全に頑張ってください！

shige138

Re: こんにちは！
peco1978さん
コメントありがとうございます。
peco1978さんの9月2日のヤマレコ拝見しました。
最高の天候の中のクライミング、どの写真もかっこいいですよ。
私達夫婦は還暦過ぎたロートル登山なので好天での安全第一登山を心がけています。9月10日に南アルプスの悪沢岳、赤石岳に登頂し百名山も88座となりました。残り12座を登り終えたら好きなテント場でのんびり滞在しながら登山を続けようと考えています。今度はすれ違いでなく、お目にかかれることを楽しみにこれからも登山を続けようと思っています。ありがとうございました。