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Yamareco

記録ID: 504567
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

遭難事故多発GW涸沢岳西尾根

2014年05月03日(土) ~ 2014年05月05日(月)
 - 拍手
GPS
112:00
距離
38.4km
登り
4,362m
下り
4,337m

コースタイム

3日 12:40新穂高P⇒穂高岳山荘14:23⇒白出沢BCテント15:55
4日 02:20BCテント⇒蒲田富士8:12⇒涸沢岳10:29⇒蒲田富士12:28⇒BC17:12
5日 06:31BCテント⇒穂高岳山荘7:14⇒新穂高P08:09
天候 晴れ 後半霙・雨 風強し
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高無料登山者用駐車場 比較的空いていました。(天候不順から?)
コース状況/
危険箇所等
蒲田富士下岩稜線登攀  蒲田富士ナイフリッジ  Fコルからのルンゼ登攀  雪が緩みクライムダウンするも ピッケル制動が効きません。
非常に緊張した下山を強いられました。(蒲田山頂下あたりで滑落…しました)  
頻繁に地震が続き、ロープウェイも止まりました。かなりの揺れが続いています。落石音もあちらこちらから聞こえます。
2014年05月03日 12:52撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/3 12:52
頻繁に地震が続き、ロープウェイも止まりました。かなりの揺れが続いています。落石音もあちらこちらから聞こえます。
ホテルの玄関にて激写(笑)
2014年05月03日 12:58撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/3 12:58
ホテルの玄関にて激写(笑)
お天気がイマイチです。涸沢岳西尾根が見えました。年始には蒲田富士までしか到達できませんでしたので、涸沢岳(3110m)を狙います。
2014年05月03日 13:32撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/3 13:32
お天気がイマイチです。涸沢岳西尾根が見えました。年始には蒲田富士までしか到達できませんでしたので、涸沢岳(3110m)を狙います。
ザックの重さを32.5kgに抑えました。水は途中の沢で補給します。
2014年05月03日 13:58撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/3 13:58
ザックの重さを32.5kgに抑えました。水は途中の沢で補給します。
穂高岳山荘前です。誰も居ません。
2014年05月03日 14:23撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/3 14:23
穂高岳山荘前です。誰も居ません。
白樺林の向こうに蒲田富士が垣間見られます。
2014年05月03日 14:26撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/3 14:26
白樺林の向こうに蒲田富士が垣間見られます。
地震で落石です。一人のお兄さんが降りてきました。西穂沢で大きな雪崩が発生し、怖くて下山してきたとの情報を頂きました。
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地震で落石です。一人のお兄さんが降りてきました。西穂沢で大きな雪崩が発生し、怖くて下山してきたとの情報を頂きました。
雪崩・落石の無いだろう場所にてBCを設置。本日はわざわざ重たいツーリング用クロノスドーム1です。山岳用ステラリッジは軽くていいのですが、どうも寒い(笑)
2014年05月03日 17:00撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/3 17:00
雪崩・落石の無いだろう場所にてBCを設置。本日はわざわざ重たいツーリング用クロノスドーム1です。山岳用ステラリッジは軽くていいのですが、どうも寒い(笑)
こればっかりだと、体に変調をきたしますので・・・
2014年05月03日 18:13撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/3 18:13
こればっかりだと、体に変調をきたしますので・・・
ジップ袋にキャベツを沢山持ってきました。はい、イイですよー。ウサギになった気持ちです。ばりばりむしゃむしゃ(^_-)-☆
2014年05月03日 18:39撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/3 18:39
ジップ袋にキャベツを沢山持ってきました。はい、イイですよー。ウサギになった気持ちです。ばりばりむしゃむしゃ(^_-)-☆
行ってきまーす!
2014年05月04日 02:20撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 2:20
行ってきまーす!
この笹で覆われたブッシュが、涸沢岳西尾根の入口です。テープが有りますので、迷わないです。
2014年05月04日 03:23撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 3:23
この笹で覆われたブッシュが、涸沢岳西尾根の入口です。テープが有りますので、迷わないです。
かなりの急登です。はぁはぁひぃひぃ。
2014年05月04日 04:47撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 4:47
かなりの急登です。はぁはぁひぃひぃ。
笠ヶ岳のモルゲンです。
2014年05月04日 05:31撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 5:31
笠ヶ岳のモルゲンです。
まだまだいっぱいの積雪量です。
2014年05月04日 05:42撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 5:42
まだまだいっぱいの積雪量です。
2400mテン場していたクライマー3人さんです。完全装備で奥穂まで行かれるようです。
2014年05月04日 06:25撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 6:25
2400mテン場していたクライマー3人さんです。完全装備で奥穂まで行かれるようです。
スノバー(雪に突き刺してアンカーとするモノ)もあります。ロープは50mを二本です。ピッケルとアイゼン以外は何も無い私はちょいと不安に・・・
2014年05月04日 06:26撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 6:26
スノバー(雪に突き刺してアンカーとするモノ)もあります。ロープは50mを二本です。ピッケルとアイゼン以外は何も無い私はちょいと不安に・・・
来年は大喰岳西尾根から槍に行けたらなぁ。
2014年05月04日 06:52撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 6:52
来年は大喰岳西尾根から槍に行けたらなぁ。
白山です。
2014年05月04日 07:23撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 7:23
白山です。
さて、第一の核心部?がご来光と共にやってきました。
2014年05月04日 07:28撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 7:28
さて、第一の核心部?がご来光と共にやってきました。
B大学山岳部のツインテントです。
2014年05月04日 07:32撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 7:32
B大学山岳部のツインテントです。
おっ、さっそく登っていますね!
2014年05月04日 07:39撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 7:39
おっ、さっそく登っていますね!
斜度が半端ではありません。堕ちると止まらない角度です。
2014年05月04日 07:43撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 7:43
斜度が半端ではありません。堕ちると止まらない角度です。
フィックスロープを利用します。
2014年05月04日 07:51撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 7:51
フィックスロープを利用します。
ロープが無いので涸沢岳をあきらめて、下山するお二人です。あー、やっぱり丸腰では無理ですね。この蒲田富士で諦めるしかないかな?
2014年05月04日 08:12撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 8:12
ロープが無いので涸沢岳をあきらめて、下山するお二人です。あー、やっぱり丸腰では無理ですね。この蒲田富士で諦めるしかないかな?
せめて、ナイフリッジを渡りましょう(^_-)-☆
2014年05月04日 08:14撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 8:14
せめて、ナイフリッジを渡りましょう(^_-)-☆
???よく見ると、先行者さんが雪壁でルート工作を行っているのが見えました。
ううう。私も行く! いくでぇ(^^)/ 
2014年05月04日 08:14撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 8:14
???よく見ると、先行者さんが雪壁でルート工作を行っているのが見えました。
ううう。私も行く! いくでぇ(^^)/ 
雪が不安定なので岩稜を狙おうと思います。
2014年05月04日 08:26撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 8:26
雪が不安定なので岩稜を狙おうと思います。
先ずはFコルまで クライムダウンです。
2014年05月04日 08:26撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 8:26
先ずはFコルまで クライムダウンです。
まだ、雪が締まっていますので大丈夫。
2014年05月04日 08:39撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 8:39
まだ、雪が締まっていますので大丈夫。
ササっと降りることができました。さて、このルンゼを登攀します。
2014年05月04日 08:39撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 8:39
ササっと降りることができました。さて、このルンゼを登攀します。
ほっ、ルンゼを上がり切りました。
2014年05月04日 08:52撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 8:52
ほっ、ルンゼを上がり切りました。
一発ピッケルを打っては、一歩アイゼンを蹴って尺取虫のようにゆっくり進みます。
2014年05月04日 08:59撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 8:59
一発ピッケルを打っては、一歩アイゼンを蹴って尺取虫のようにゆっくり進みます。
面倒な雪の斜面はクリアしました。
2014年05月04日 09:02撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 9:02
面倒な雪の斜面はクリアしました。
ここからは、岩稜にルートを変更します。雪の斜面を選ぶかは、個人の選択です。
2014年05月04日 09:05撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 9:05
ここからは、岩稜にルートを変更します。雪の斜面を選ぶかは、個人の選択です。
岩稜を登り終えたら、お空に続く雪壁が現れます。私が雪壁を登っているのを確認していながらも、なんと、ある大人数のパーティのトップが強引に雪片や雪塊を落としながら降りてきたのです。ああー・・・それだけはご勘弁を…死ぬかと思いました。
この為に左に移動して、いつ崩れるかわからない壁を登りました・・・・やったらアカン行為ですよぉー"(-""-)" ぷんぷん!
2014年05月04日 10:03撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 10:03
岩稜を登り終えたら、お空に続く雪壁が現れます。私が雪壁を登っているのを確認していながらも、なんと、ある大人数のパーティのトップが強引に雪片や雪塊を落としながら降りてきたのです。ああー・・・それだけはご勘弁を…死ぬかと思いました。
この為に左に移動して、いつ崩れるかわからない壁を登りました・・・・やったらアカン行為ですよぉー"(-""-)" ぷんぷん!
西穂高岳です。
2014年05月04日 10:03撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 10:03
西穂高岳です。
蒲田富士が小さくなりました。
2014年05月04日 10:03撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 10:03
蒲田富士が小さくなりました。
最後の稜線です。雪庇は思ったほど発達していなくてギリギリ岩稜に沿って進めました。
2014年05月04日 10:14撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 10:14
最後の稜線です。雪庇は思ったほど発達していなくてギリギリ岩稜に沿って進めました。
???ラジコンの飛行機が辺りを飛んでます。誰が何処で操作しているのかなぁ?
2014年05月04日 10:16撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 10:16
???ラジコンの飛行機が辺りを飛んでます。誰が何処で操作しているのかなぁ?
涸沢岳(3110m)山頂です。
2014年05月04日 10:33撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 10:33
涸沢岳(3110m)山頂です。
おおっ!懐かしの富士山が見えています(^_-)-☆
2014年05月04日 10:34撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 10:34
おおっ!懐かしの富士山が見えています(^_-)-☆
槍の穂先がちょこんと見えています。
2014年05月04日 10:36撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 10:36
槍の穂先がちょこんと見えています。
奥穂に行こうと思いましたが、わぁー、大量の登山者さんで、渋滞が起こっています。これは時間がかかります。 諦めて下山することにしました。
2014年05月04日 10:37撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 10:37
奥穂に行こうと思いましたが、わぁー、大量の登山者さんで、渋滞が起こっています。これは時間がかかります。 諦めて下山することにしました。
北尾根の5.6のコルが見えてます。コレも懐かしいです。
2014年05月04日 10:40撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 10:40
北尾根の5.6のコルが見えてます。コレも懐かしいです。
富士山のアップです。今日はたくさん登っているでしょうね。
2014年05月04日 10:41撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 10:41
富士山のアップです。今日はたくさん登っているでしょうね。
さてと、降ります。雪が腐って来ていますのでクライムダウンが心配です。
2014年05月04日 10:42撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 10:42
さてと、降ります。雪が腐って来ていますのでクライムダウンが心配です。
結構な斜度ですので、神経を尖らせます。
2014年05月04日 10:47撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 10:47
結構な斜度ですので、神経を尖らせます。
ダブルアックスのお兄さんが登ってきました。「待つ」のが常識です。
2014年05月04日 11:03撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 11:03
ダブルアックスのお兄さんが登ってきました。「待つ」のが常識です。
ココから見たら、富士山の様にも見える蒲田富士!
2014年05月04日 11:39撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 11:39
ココから見たら、富士山の様にも見える蒲田富士!
重装備のソロクライマーさんがダブルアックスで登って来ました。このザックではココは本当に辛いと思います。装備からして前穂北尾根狙いですかね。ソロで凄いです。
2014年05月04日 11:39撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 11:39
重装備のソロクライマーさんがダブルアックスで登って来ました。このザックではココは本当に辛いと思います。装備からして前穂北尾根狙いですかね。ソロで凄いです。
雪が腐って、アイゼンを蹴りこんでも不安定になってきました。
2014年05月04日 11:47撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 11:47
雪が腐って、アイゼンを蹴りこんでも不安定になってきました。
Fコルの上で、ランチタイム。本日は「ジャムパンの気持ち」です。
ココで休んでいるとソロクライマーさんが降りてきました。後で判ったのですが西穂から縦走してきたお兄さんでしたっ!凄いです。若さっていいなぁ…。
2014年05月04日 11:57撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 11:57
Fコルの上で、ランチタイム。本日は「ジャムパンの気持ち」です。
ココで休んでいるとソロクライマーさんが降りてきました。後で判ったのですが西穂から縦走してきたお兄さんでしたっ!凄いです。若さっていいなぁ…。
ゆるゆるになった蒲田富士のナイフリッジです。先行者さんが慎重に渡り終えました。
2014年05月04日 12:28撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 12:28
ゆるゆるになった蒲田富士のナイフリッジです。先行者さんが慎重に渡り終えました。
写真では余り斜度を感じられませんが、ここで堕ちるとブドウ沢を一気に滑り、止められません。
2014年05月04日 12:30撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 12:30
写真では余り斜度を感じられませんが、ここで堕ちるとブドウ沢を一気に滑り、止められません。
雪が腐り始めました。これでは、年始の厳冬期の方が安全に思えます。ガッチリと雪が締まってました。
2014年05月04日 12:30撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 12:30
雪が腐り始めました。これでは、年始の厳冬期の方が安全に思えます。ガッチリと雪が締まってました。
緊張するトラバースです。
2014年05月04日 12:33撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 12:33
緊張するトラバースです。
ほっ・・・セーフ。
2014年05月04日 12:51撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 12:51
ほっ・・・セーフ。
右が雪庇の切れ目で、左の足跡がコースです。こんな所でガスのホワイトにでもなれば本当に怖いです。
2014年05月04日 12:59撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 12:59
右が雪庇の切れ目で、左の足跡がコースです。こんな所でガスのホワイトにでもなれば本当に怖いです。
ゆるゆるなのでピッケルの制動が効きません。フィックスロープと蹴りこむアイゼンが頼りです。
2014年05月04日 13:14撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 13:14
ゆるゆるなのでピッケルの制動が効きません。フィックスロープと蹴りこむアイゼンが頼りです。
実はこの後…気を許して滑落しました。鉱石沢へ一直線に堕ちるかと思いましたが、ピッケルを手放して両手の掌とアイゼンを思い切り蹴りこみ斜めになりながらも停止しました。雪が腐っていますので、ピッケル刺しても無意味だと感じていましたから、とっさに両腕を使って正解でした。斜めから体制を整えるときは心臓が張り裂けそうに鼓動を打ちました。
2014年05月04日 13:14撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 13:14
実はこの後…気を許して滑落しました。鉱石沢へ一直線に堕ちるかと思いましたが、ピッケルを手放して両手の掌とアイゼンを思い切り蹴りこみ斜めになりながらも停止しました。雪が腐っていますので、ピッケル刺しても無意味だと感じていましたから、とっさに両腕を使って正解でした。斜めから体制を整えるときは心臓が張り裂けそうに鼓動を打ちました。
標高2200m。明朝、ガスとみぞれ交じりの悪天候を下山中に、この辺りで事故が起こったのです。
2014年05月04日 15:03撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 15:03
標高2200m。明朝、ガスとみぞれ交じりの悪天候を下山中に、この辺りで事故が起こったのです。
ほっ、無事テントに着きました。念願の涸沢岳西尾根を制覇できました(^_-)-☆
2014年05月04日 17:13撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/4 17:13
ほっ、無事テントに着きました。念願の涸沢岳西尾根を制覇できました(^_-)-☆
翌朝です。早朝から霙で風もきつかったです。槍に登らずに下山します。
2014年05月05日 06:47撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/5 6:47
翌朝です。早朝から霙で風もきつかったです。槍に登らずに下山します。
振り返ると、かなりお山は荒れている感じです。
2014年05月05日 07:18撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/5 7:18
振り返ると、かなりお山は荒れている感じです。
ヘリコプターが行き来しています…何かあったかなぁ…
2014年05月05日 07:55撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/5 7:55
ヘリコプターが行き来しています…何かあったかなぁ…
はい、たっち。
2014年05月05日 08:09撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/5 8:09
はい、たっち。
おまけ・・・綺麗な芝桜?
2014年05月05日 09:11撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
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5/5 9:11
おまけ・・・綺麗な芝桜?

装備

備考 ノーロープ ノー登攀具・・・丸腰だったので、クライムダウンに焦りました。 

感想

今年のGWも悪天候で、遭難事故が多発しました。
5日は標高1550m辺りのBCでも霙交じりの雨。3000m付近の稜線はガスと吹雪で大変だったと思います。
4日に涸沢西尾根でおしゃべりを交わした10人位のクライマーさんが、5日の朝に5人が遭難し、4人の尊い命が奪われました。
悪天候の中、奥穂に進んだ3人パーティさんは低体温症、B大山岳部は涸沢岳西尾根で2人が滑落…雪が更に緩んだのでしょうね…

やはり、5日の天候でその他の山岳地域でも多くの遭難事故が発生しました。
GWは、お天気を選ばずに日程が優先になります。
その為に昨年も一昨年も悪天候をついて、無理した方々の遭難事故が数多く起こりました。
仕事が始まるギリギリまで山に居ますと、どんな悪天候でも降りるしかありません。
GW…来年こそは、帯状高気圧に覆われてお天気続きにになりますように。

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積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
槍ヶ岳/飛騨沢ルート/新穂高温泉起点槍平経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
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奥穂高岳/白出沢ルート/新穂高温泉起点白出沢穂高岳山荘経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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